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「フッフッフッ…地球はいいねェ…あっちこっちで戦争の匂い、貧しさの匂い、最高のギャーソリンの匂いさね!お前も耳澄まして聞いてみな? 星中の悲鳴、堪んねェわ!!!」

ブンの字に伝えな!『アンタの大事なものは全部壊してやる。最高のギャーソリンを聞かせろや!』ってね。お前らの夢、何もかも…アタシが買ったよ!!フッ…アハハハ…!」 (バクアゲ39)


データ編集

全高196cm
重量216kg
エンジン宇宙中の悲鳴
スピード侵略最速
カスタムシャイシャイ・サルカー、メガマックスティック
ナンバー-
ファーストラウンドコース:宇宙~I.S.A
セカンドラウンドコース:結婚式場
ファイナルラウンドコース:草原
CV遊佐浩二
スーツアクター清家利一

概要編集

大宇宙侵略大走力団ハシリヤンを率いる走大将宇宙中の悲鳴を己がエンジンとし、宇宙全土にその名を轟かす宇宙一の極悪人。『FINAL LAP』及び本作のラスボス。


大銀河警察に逮捕され、現在は監獄惑星服役しており、ハシリヤンの運営は最高幹部の「大番頭」グランツ・リスクが取り仕切っている状態だが、それはあくまでも表向きの話。「服役」は形だけで、実務はグランツに任せつつもしっかり裏から指示を出し、自身の影響力を維持している。


独房も超高級ホテルか宮殿の一室を思わせる様な専用ルームで、豪華な食事を普通に与えられ部下を自由に出入りさせており、その有り様はどこぞの海外ギャングの如く自らの城の様に悠然と過ごしている。

 

幹部の一人であるマッドレックス「宇宙よりデカい器のお方」と評しており、彼を含めた隊長達や本家側近の強い忠誠心と畏怖の対象であり、末端が姿を見れば感動のあまり失神してしまう全宇宙のワル界隈におけるカリスマその者である。


何故ハシリヤンを率いて宇宙の星々を侵略し、ギャーソリンを集めているかは長らく不明だったが、バクアゲ36にてI.S.Aに呼ばれて事情聴取を受けた焔先斗の証言から「人々の悲鳴を糧にして際限無く強くなり、尚かつ永遠に生きられるから」、要するに己の力の源だからだと判明。


過去ドルネロアブレラ同様、出自自体はありふれた宇宙人の一人に過ぎず、生まれ育った母星は「地球に似た掃きだめ」と語る劣悪な治安だった模様。

その後、自らの交渉力とブンドリオから得た成果を足掛かりにのし上がり続けた結果、現在は“悲鳴”を通し人々を支配して搾取、それを糧としてあらゆる分野の先頭を走り続ける絶対王者として宇宙に君臨している。


外見編集

バイクのマフラー等のパーツが複雑に組み合わさった様な金髪に薄紫の肌、サングラスのような目付きが特徴的な壮年の男といった風貌。身長もブンドリオより頭一つ小さいくらい。


服装は後ろ側にリアウィングがついた赤い中折れハットと、赤と黒を基調としたジャケットとズボンを一式にした『スリルスタイル』を着こなす、スタイリッシュな出で立ちで、ややメカニカルながら、他の幹部達と比べても幾分人間に近い外見をしている。


また、左腕にはマッドレックスのハシリ犬ディスレースのフランク同様、鋭い牙をむいたオレンジのシャイシャイ・サルカーがいるが、エサを与えているので生命体の模様。なおサルカーはスピンドーと別行動する事も多い。


更に固有品として、先端に赤い宝玉が埋め込まれた長大な王笏『メガマックスティック』を持ち、貴公子然とした高貴で煌びやかな印象を見る者に与える。この杖は部下への粛清の他、通信機能も内蔵された多機能装備。

ただし、これは組織のボスとしての威厳を表す為に持っている物で、自身の踊る様な動きの戦闘スタイルには合わない大振りな形状の為か武器としては使わず、サルカーと比べ手放している事の方が多い。


バクアゲ44でブンドリオを徹底的に追い込んだ末で始末、その瞬間に彼が発生させた極上品質のギャーソリンを直接吸収した事でハットとジャケットが白と金のカラーリングの『キャプテンスタイル』に変化。より誰も追い付けないと思わせる至高の極みを感じさせる外見となった。


性格編集

一人称は「アタシ」。後述のようにブンドリオを「ブンの字」と呼び、語尾に「~さね」とつける等、落語家か粋な江戸っ子の様な洒落っ気を利かせた口調で話す。立居振舞もキング・オブ・ポップじみた容姿に違わず、キレのいい所作を見せつつ、落ち着きと余裕も併せ持つ飄々とした性格。


しかし感情が高ぶるとやや荒っぽい口調になるというお約束の二面性も持ち、嫌いなのは「(自分が)追い抜かれる事」。また、かつて伸し上がる以前は「俺」という一人称で落語家口調は強者の余裕を持つ為後から意識的に喋り出した可能性もある。

また愉悦に浸る時に「ゾクゾクする」と言う台詞や時折スタイリッシュにポーズを決めて「ポウッ!」と叫ぶ口癖がある。


自分の代わりに本家を守ってきたグランツを何よりもまず抱擁と称賛で出迎えるなど部下から「宇宙よりデカい器のお方」と呼ばれるに相応しい人望の持ち主で、かつて全てを失ったブンドリオを言葉巧みに引き入れ、「ブンの字」と呼ぶ程に気に入り、自身の側に開発のスペシャリストかつ中枢メンバーとして置いていた事もあった。間違いなく〈宇宙マフィアをシメるボス〉としての風格・カリスマ性の持ち主でもある。


一方で侵略先の星の権力者相手には一見友好的ながらも駆け引きのイニシアチブは譲らず、失態を犯した追跡隊長は弁明を許さず粛清し、一度倒されたディスレースを地球人扇動の捨て石の為だけに復活させ、役目を終わると用済みとして簡単に切り捨てるなど、容易には隙を見せず、自身に踏み込ませない。

腹心のグランツ以外は幹部達さえ真の意味で信用していない節があり、その冷酷さや用心深さによってハシリヤンのトップの座に長年君臨し続けている。


ブンブンジャーを分断する為に常槍鋭一郎内藤雷汰ら人類側の内通者を巧みに利用して、鳴田射士郎を離反させる、ブンブンカーに細工を仕掛けカージャックが容易になる様プログラミングを施す、範道大也の資産と権利を根こそぎ奪い取る、ニュースで「ブンブンジャーは悪の組織」と報道する事で世間からブンブンジャーを孤立させる等謀略を駆使して相手をじわじわと追い詰める侵略方法を得意としている

実際、玄蕃が出身の「惑星ブレキの時もそうだった。侵略は小さいところから始まっていた」と評するほどだった。


だがこれも裏返すと、かつて弱者であった経験から、敵対者を切り崩す急所を熟知しているとも取れ、本質的には泥臭いタイプの強さといえる。


戦闘能力編集

元は一介の宇宙人である為か、種族に寄らない策謀・支配のセンスと、ギャーソリン吸収による自己強化以外に目立って特別な力はない。


その代わり、ギャーリソンで底上げされた純粋な戦闘力が恐ろしく高いという、相手にするには一番厄介なタイプで、座ったまま追跡隊長を一瞬の内にバラバラにして処刑するなど底知れぬ実力を持つ。


バクアゲ44では、半ば遊び感覚な状態でも踊る様な動きでチャンピオンブンブンジャー3人を含む多勢の猛攻を余裕でいなし、逆に排気ガスの渦を思わせる黒い竜巻を巻き起こすビートの効いた高速スピン技で吹き飛ばす等、圧倒的な技量も披露。また、ギャーソリンに黒い渦を纏わせたエネルギーボールを放つ技も持つ。

ブンブンキラーロボの操縦もお手の物で、カージャックにより乗っ取って装備したブンブンカーの武装も難無く扱えるなど、総合的な戦闘能力の水準は非常に高い。

バクアゲ45では、肉体の一部を媒介に帽子を被せ、シャイシャイ・サルカーを通して、走大将パワーを送る事で復活させる事を可能とする。


ギャーソリンを吸収して際限なく強くなるスピンドーだが、裏を返せば戦闘力の大半をギャーソリンに依存しているのが何よりの弱点。

ペットであるサルカーは、スピンドーが吸収したギャーソリンを蓄えておくエネルギータンクの役割を持っており、何らかの要因でサルカーが破壊された場合、スピンドーの肉体からは多くのギャーソリンが失われ、著しく弱体化する急所にもなる。


万が一サルカーを失っても、惑星ヤルカーのヤルカー族を丸ごと使ったギャーソリン運搬システムに直接接続してエネルギーの供給を補う体制も整えているが、運搬システム自体はヤルカー族の物理的な移動を挟む大掛かりかつ取り回しに難がある代物で、何かしらのトラブルが発生して到着が困難になればすぐ頓挫するリスクを抱えている。その為サルカーを失った代替案としては不適当な面が多く、あくまでその場しのぎ止まりの緊急措置に過ぎない。


また実は、スピンドーの肉体自体が既に本来の寿命を過ぎてしまっているらしく、作中の時点でギャーソリンの供給を完全に止めれば、肉体が急速に風化、塵と化して滅んでしまう状態であった。

つまりは、ギャーソリン=他者の悲鳴に依存して自分の命をこの世に繋ぎ留めているのがスピンドーの実情であって、逆にこの世への未練を無くせば自らの意志で滅ぶ事も選べる状態であった。


ブレーキの効かない支配編集

ワルイド・スピンドーという男の恐ろしい所は、純粋な戦闘能力以上に、権力者欲望を煽り堕落させ篭絡する、或いは反抗勢力を内部工作で弱体化させ排除し易くする、謀略の才能(センス)にも非常に長けている点にある。


結果、現在に至るまで数多の組織へ介入しその権限を事実上掌握しており、本来ならハシリヤンを制止すべき立場の組織すら無力化し、むしろ甘い汁を吸おうと自ら取り込まれるのを率先して望むほど強大な影響力を持つに至っている。まさに巨悪と呼ぶに相応しい手腕と言えるだろう。


地球外編集

振騎玄蕃/ブンオレンジこと、宇宙通販の若旦那・ゲンバード・デ・リバリー二世の故郷。

どんな場所でも即日速達で品を届け、宇宙全土の通販を請け負っていると過言ではない力がある星だったが、ディスレースのコスパ重視作戦と内通者による内部崩壊によって、統治していた玄蕃の父親に濡れ衣を着せ失脚・投獄させる形で乗っ取り、「ハシリヤン通販」として組織の活動を柔軟に進める為のバックアップとして悪用されている。

またバクアゲ43にて先斗とビュンディーの始末屋仲間の情報から、報復として投獄中の玄蕃の父親に新たな刑罰が課せられ、更に解放困難な状態に陥っている事が判明している。


上述の通り、ブンブンの手引きで彼を逮捕した宇宙警察

ところがスピンドーと癒着して彼の悪事を黙認しており、収監した監獄惑星内部は実質スピンドーの執務室、地球に向かう際には何処からともなくタイヤ等々が飛んできてドッキング、自動車型宇宙船としても機能するなど檻としてはまったく機能していない。

スピンドーに懐柔されたのか、それ以前から腐っていたのかは不明だが、どちらにせよハシリヤンは弱体化どころか更に勢力を増大させている為全く抑止力になっていない。


なんと大也とブンドリオの夢であるビッグバングランプリも買収・掌握済みである。

レースという勝ち負けのある世界ならば誰かしらの悲鳴がある=ギャーソリンの安定した供給源になると目をつけられてしまったらしく、彼の手により今では八百長の温床となってしまった。

この事態は大也とブンドリオの二人からすれば単なる平和の為ではなく、己らの夢に手を伸ばす為には避けて通れぬ道となっている。

また、大也に対してブンドリオとの夢を「買った」と言い放つ姿は、奇しくも「惚れた」「買った」が口癖の彼に対する見事な当て付けである。


こちらは宇宙で人気のサッカー競技、パルス・エースはそれの名門チーム。

ビッグバングランプリ同様に八百長試合を仕掛けて掌握済みで、スピンドーはその会長を兼任していた。

それ故に地球のサッカー協会が裏取引でビッグバンカップを地球で開催するのを引き換えに、傘下に入ろうとするのをブンブンジャーがサッカー対決で食い止める事になった


地球内編集

本来は地球を外敵から守る為の組織であり、厳戒態勢を敷くべきなのだが、邪悪な思想を抱いていた本部長の常槍鋭一郎は、宇宙由来の技術と資源といった「ハシリヤン利権」を目当てに結託。その為、スピンドーの来訪にあたってはレーダーを故意に解除したり情報操作で隠匿したりした上で、秘密裏に歓迎の会談の席を設ける程であり、ブンブンジャーの妨害工作も積極的に行う様にもなった。


そしてスピンドーが地球から見出し提示した交換条件は「現状維持」、つまりイノベーションをもたらし得る宇宙由来のオーバーテクノロジーの有効利用を含めて、貧困・戦争・飢餓といった80億の地球人が抱える問題を一切「解決しない」密約を締結する事で、地球をギャーソリン工場の永久機関とすることであった。

しかし細武調の様に、この売星行為に反対する者も当然居る。


I.S.Aから社長を紹介された事で新たに密約が結ばれた地球の大手企業。

当初は秘密裏にブンブンキラーロボを量産していたのだが、のちにハシリヤンから正式に許可を得て量産を行っている。


地球、並びに惑星文明の世論・民意編集

スピンドーが最も得意とする侵略の対象にして、彼を絶対王者足らしめる最大の後ろ盾。

「自分達ハシリヤンはその文明に利益を齎す存在」という聞こえの良いパフォーマンスで惑星の住民を油断させて誑かし、それに根拠に「ハシリヤンと対立する勢力は“悪”である」というデマも蔓延させネガティブキャンペーンを敢行。敵対者を社会的・精神的に疲弊させて追い詰めた末で自分達側が有利になる要求を飲ませる様持ち掛け、それが拒絶されたら掌握した惑星文明の世論と民意を背に「正義」の錦旗を翳しつつ、悠々と敵対者へトドメを刺す。

おそらくこれまでに挙げた組織は、この必勝パターンを応用・アレンジした方法やそれで得られた成果の力等で篭絡、もしくは乗っ取られて来た物と推測される。


誰かを助ける為に力を付けても、それで守ろうとした民衆に悪と判断され拒絶されれば自分達の存在意義を失ってしまう。そして民衆は基本弱く無力な故に、自分達が安心出来そうなものへ思わず縋ってしまう面も持っている。

こうした人々の危うさと矛盾へスピンドーは付け込み、自分が幸せを導く者だと偽って惑星の民衆を抱き込み、敵対者を圧倒的優位から潰すのへ利用。そして支配した惑星が本当に無抵抗となった所で本性を現して搾取し、より力を得て更に侵略の手を広げる循環を繰り返した結果、ハシリヤンは誰も手出しが出来ない勢力へと成長を遂げたのである。

ただしこれも実態としては、社会的に不利になったと対抗勢力に見せ付け、その心を折る為のパフォーマンスに過ぎない。故に対抗勢力がスピンドーから距離を置いて対峙しようとすれば世論と民意は彼の強固な後ろ盾となるも、逆に相手がスピンドーの懐へ飛び込めば人々はただの傍観者に戻ってしまう盲点も存在している。


お気に入りとして引き入れながらも離反したブンドリオの生存を知るや狂喜のままに「お前のギャーソリン(=悲鳴)、聞きたくってたまんねェ!」「アンタの大事なものは全部壊してやる…最高のギャーソリンを聞かせろや!」と宣言する等、彼に対して尋常ならざる執着心を抱いている模様。

これは恐らく、「一度自分に靡いた者が裏切った事を許せず憎悪する」「裏切って縁を断ち切った者が自分の及ばない所で相手なりの幸せな世界を築いているのが我慢ならない」との思考感情から来ていると考えられ、更に「そうした相手の幸せな世界を壊せば反動で極上のギャーソリンを絞り出せる」との発想も持っている様子。


また、失敗した身内に対しても「自分の名前の元走っていながら自分以外に『追い抜かれる』者を許せない」との価値観や「どうせ粛清するのなら徹底的に追い込みできる限りギャーソリンを搾り取るべき」との考えからか一切容赦は無く、上述したディスレースの復活・粛清にしてもわざわざ彼がマッドレックスにした仕打ちをそっくり味わわせて絶望の中で退場させる(詳細は後述)という、単なる切り捨てにしては対象の精神を過剰に追い込む方法を用いている。

無論、こうした恐怖支配とも言うべきスタンスは同時に配下への見せしめにもなる為、必然的に組織崩壊を防ぐ事にも繋がる訳で、上述した彼ならではの理由を抜きにしても悪の組織のトップとしては充分に合理的と言えてしまうのが恐ろしい所である。


要するに“悲鳴”を基準に他者と繋がろうとする根本の価値観を有しており、それを成し続けるべく誰よりも力を蓄え優位に立とうと暗躍と策謀、そして努力等を重ねた結果、味方も敵も纏めて跪かせる絶対王者になった経歴が示唆される。


その生き様に心酔したり利用価値を見出したりした悪党共、或いは自分の居場所を求めた有象無象の者たちなどが、続々とスピンドーの傘下に加わってハシリヤンのメンバーとなった一方で、スピンドーより悲鳴を上げさせられる側になる≒悲鳴を上げる途上で此方が有しているものを全部壊されてしまう事を恐れて彼に平伏し癒着する保身に走る(=自らの安全(悲鳴を上げる側へなるのを先延ばしにする)と引き換えにハシリヤンの裏協力者へ成り下がる)という後ろ向きの選択へ正義側の組織が堕ちてしまう。


そうした関係性を結べるまでにスピンドーが力を付けてハシリヤンを大きくした結果、もはや卵が先か鶏が先かの状態で組織の影響力は拡大の一途を続け、それらは全てスピンドーの手の内へと還元される。

こうして“悲鳴”を基準にスピンドーは宇宙の人々を支配して隷従させ、跪かせる存在となったのだ。


これらの覇道には、彼が劣悪な母星で味わった絶望、その末に培った「宇宙の本質は悲鳴の絶えない救い様のないもの」という心情が軸となっており、それ故に悲鳴を上げさせる側である悪の頂点を目指し、実現へ至った経歴や実績等がある。

まただからこそ、自分に対し悲鳴を上げない=心酔でも平伏でもなく敵対の意志を見せる者を許容する事が出来ないかつ、それを徹底的に叩きのめし悲鳴を上げさせる事でマウントを取り優越感に浸ることへのこの上ない快楽を覚え、その虜になってしまった模様。


これらの言動は言うまでも無く彼の恐ろしさを示すと同時に、自分の影響下に無いものを認められない=手当たりしだいに他者のハンドルを握ろうとせずにはいられない、スピンドーの内面の卑しさも表している。

またこれ故に、自分による悲鳴をあげない存在を無くすべく際限無くナワバリを拡大しようとする=飽くなき征服欲へも憑り付かれている様で、実際ハシリヤンは並行世界の一つであるマシンワールドへ侵略の魔の手を広げている。


だがしかし、前述の様に“悲鳴を上げる側から這い上がるも二度とそこへ落ちたくない”という根本の恐怖が全く解消されていないのも窺い知れ、結局ブレーキの効かない支配を広げても他者を自身に踏み込ませず従属させ、そこから得られる悲鳴を延命のエネルギーとしてこの世にしがみ付き続ける現状維持が続くばかりだった。

いわばもはや他人のハンドルを握らずには自分のハンドルを握れない状態から自らの真意に反して抜け出せなくなっていたとも解釈でき、その在り方は「自分のハンドルは自分で握る」として個々の主体性を大事にするブンブンジャーとは対照的な物とも評せるだろう。

そう考えると、お気に入りだったが裏切られたブンドリオに向けた感情は実の所、「自分と対等に繋がれる関係=自らの意思で自分と並んで走ってくれる仲間が欲しい」というスピンドーの純粋な欲求が捻くれた物だったのだろうか。


各話の動向編集

過去編集

ブンドリオの回想にて、彼に違法改造のパーツを送りBBGライセンス剥奪の原因を作った舎弟である宇宙人を締め上げ、彼のファンとしてハシリヤンに勧誘。


「アタシゃね…アンタには、"負けの美学"を感じるんだよ」

ブンドリオ「褒めてんのか貶してんのかどっちなんだよ?」


「アタシと一緒に走らねェか? 走りてェのに走れねェってのは辛いもんさね」 

 「アタシの見立てじゃ、アンタのメカニックの腕……誰にも負けやしねェ」


ブンドリオ「……誰だ、お前?」

「これからの男、ワルイド・スピンドー……。まだまだ小さいが、ハシリヤンって組織を旗揚げしたところさ」


孤立し心身共に弱りきっていたブンドリオは、彼の甘言に誘われるがままにハシリヤンに加わった。しかし後に自らの技術力を悪事に利用された上、上記の悲劇も全ては自分を「悪の道」に引きずり込まんが為に仕組んだ茶番だったと知った彼によって、自らは大銀河警察に引き渡され、宇宙の何処かの監獄惑星へと収監された。


だが、スピンドーと裏で繋がっていた大銀河警察は彼の悪行を黙認し、服役の身ながら誰の邪魔も入らない監獄惑星で悠々自適に過ごし、数多に宇宙に散らばる配下に指示を出し、現在に至るまでどんどん組織を拡大・強大化させていった。


バクアゲ34編集

直接の登場はこの回が最初。

名前だけはバクアゲ8にて出ていたが、ブンブンの秘密が明かされると共に、遂に物語の表舞台にその姿を現した。


「アタシはね、よーく覚えてるんだ…お前さ、ブンドリオを処刑したって言ったよな? よーく覚えてる。生きてたんだってさァ、ブンの字……不思議だよねェ? おかしいよねェ…!!?」

追跡隊長 「待って下さい、スピンドー様!? そんなはずは……」 


服役している監獄惑星で食事しながら、ディスレースを通じて処刑されたはずのブンドリオが生きてたと知り、実際に処刑したと伝えていた配下の追跡隊長を一瞬でバラバラにして粛清・始末した。

その後、共に気分を高揚させるままに、スピンドーは「ブンドリオのギャーソリン=悲鳴を聞きたくなった」と狂喜するのだった。


「アタシゃゾックゾクしてきたよ……。ブンの字……お前のギャーソリン、聞きたくって堪んねェ!!」 


バクアゲ35編集

「よっくもアタシをダマし通してくれたモンだよ、ブンの字さァ…もう、逃がさないんだなァ? グラーンツ!!」


ブンドリオが自分を騙して永らえていたと知って執念を燃やすと共に、通信機を通して自身の代わりに本家を率いる大番頭にして右腕・グランツ・リスクと会話。


グランツ『ご機嫌麗しゅう、スピンドー様。 本家より、グランツ・リスクがお答え致します』

「裏切り者が生きてるの知っちゃあ、麗しくはねェな?」


グランツ『御尤もに御座います。して、この後は如何に?』

「決まってる。マッド、キャノン、ディスが送って来た地球のデータを全部見せろ。話はそれからだ」


そうグランツに命じ、今後の動き方を考えていくことにした。


バクアゲ36編集

「フン…ディス如きに楽しみ奪われちゃァかなわないからねェ…。

ブンの字には、アタシが行くまで、まだまだ頑張ってもらおうか…おぅグランツ!!」

グランツ『はい スピンドー様のグランツは此処に』

「地球に向かう。……さァ、ゾクゾクできる星だぞ、アレも……フッフッフッフ……」

グランツ『御意に御座います。されば、私も御供を……』


これまでの隊長達のデータを見終わった後、投獄前の恰好に戻ってグランツとともに地球へ向かう事を決意。

監獄惑星をそのまま車に変え、地球へと向かった。


ブンブンとの因縁の再会の時が訪れようとしていた。


バクアゲ39編集

「来たぞ…ブンの字……」


I.S.Aの情報操作によって誰にも悟られる事なく、グランツとI.S.A本部長・常槍鋭一郎に出迎えられる形で、遂に地球へ来訪。

久しい再会であるグランツには「グランツよォ!! よくぞ、長ェこと本家を守ってくれた。お前は最高の大番頭よ!!」と最大級の称賛で出迎える一方、常槍には拒絶と歓待を絶妙に織り交ぜて翻弄するなど、「イチ惑星の権力者ごときとは格が違う」とばかりの駆け引きを披露した。


そして、「野暮用がある」とグランツと用意させた車に乗り込むと、スポンジグルマーの能力で一人残された大也と対面。


「範道大也、礼を言いにきたんだわ」 

「ブンの字を拾ってくれてありがとよ。奴は達者か?」


地球の事も「戦争や貧しさに苦しむ者達の悲鳴で溢れている」として気に入っていると趣旨を伝えつつ、彼らの夢であるビッグバングランプリは既に自分が乗っ取ったことを暴露(どうやらハシリヤンも知らなかったブンブンジャーの夢であるビッグバングランプリに関しては調からそれを聞いた常槍より聞き知った模様)。自身のギャーソリンを集める為に八百長を仕掛けて公正なレースをできないようにしていた。


「ブンの字と言やあよォ、ビッグバングランプリよなァ? でもアレ、今じゃアタシの仕切りなんだわ。勝った負けたの悲鳴はいいギャーソリンになる……レースの勝ち負けも、ハシリヤンの思いのままさね」


悲鳴に喜びに見出すためにブンブンの夢の舞台を汚した事に怒りを爆発させた大也は変身しようとするも難なく返り討ち。大也はブンブンチェンジャーが破損して変身不能に陥ったばかりかグランツに痛めつけられるという追い討ちで敗北し取り逃がしてしまった。

なお大也のチェンジャーは調の決死の行動により大也の元に予備が手渡された。


その後は応接室にてI.S.Aや訪れた内藤雷汰と面会、応接室の一角に用意されていた地球のメシ(寿司)を理由にイニシアチブを取り続け、怪しげな対談を開始する。


バクアゲ40編集

サンシーターの働きぶりを評価し、彼らを右腕に取り立てる……」という三人の妄想の中に登場した以外、本編に大した出番は無しかと思いきや、ラストでI.S.Aが製造していたブンブンキラーロボの視察にグランツと共に赴いていた。


「ほォ…コイツに、例の“アレ”が載ってンのかい…?」

内藤「高濃度エネルギー体を使用した新兵器、

  『ゲキトツバスター』を搭載したキラーロボです。ようやく、実用化に漕ぎ着けました」

「地球が極上の悲鳴で埋め尽くされる瞬間が、楽しみさね!!

         ……なァ……ブンの字……?」


バクアゲ41編集

「アタシゃねェ…平和的にシロクロ付けるにゃ、ビッグバンサッカーが一番だと思うんだよ」


BWCFA会長「おっしゃる通りです、ビッグバンサッカー連盟会長・スピンドー様。どうか我が地球も、連盟への加入を」

BWCFA副会長「次のビッグバンカップの開催は是非、地球で!!!」


今回は大世界複合サッカー協会「BWCFA」と密談。自身が会長を務める「ビッグバンサッカー」の地球開催を条件に100万人分のギャーソリンを加盟料として献上させる形で引き込もうとしていたが、シャーシロの尽力で情報を掴んだブンブンジャーが乗り込んできたため取引は一時中断。

サッカーの話はサッカーでケリをつけろとばかりに、送り込んだサッカーボールグルマー率いる「ハシリヤンユナイテッド」とのビッグバンサッカーでブンブンジャーに勝負を仕掛けた。


最初のうちはチームがゴールを決める瞬間に悠々と見ていたが、徐々にブンブンジャーが巻き返すようになると「アンタ…分かってんだろうねェ…!? アタシゃ追い抜かれるのが大ッ嫌いだって!!!」と言っては小型の立体映像越しで威圧していたが、最終的にサッカーボールグルマーら「ハシリヤンユナイテッド」は敗戦。

元に戻ったサッカーボールは立体映像を介してスピンドーに逸れて壁にめり込まれたが、その様子を見て満足したのか、また、勝利したブンブンジャーに賞賛するように、「フッ……ナイスゲーム……」とどこか不敵に笑うのであった………。


結局のところBWCFA会長と副会長の2人はブンブンジャーと和解した為ビッグバンサッカーの地球開催は未遂に終わったものの、スピンドーにとっては今回の件は地球を傘下に引き込むための商談の一つでしかなく、ビッグバンサッカーの利権を握っているのもあって成立すればよし、ダメでも別に損はしないためか、特に勝敗に拘る様子はなく、どちらかと言えばサッカーボールグルマーを煽り、右往左往するのを面白がっていた模様。


バクアゲ42編集

今日は地球で年に一度のクリスマスの日。I.S.Aからローストチキンやシャケを丸々1匹使った焼き鮭といったクリスマス料理が振る舞われる中、立体映像越しでギャーソリンを出す気配が無いほどクリスマス一色に染まる地球を傍観。

するとサンタクロースの姿が入り、舞美から「クリスマスを取り仕切っていて、戦争が停戦する程多大な影響力を持つ存在」と教えられると、ギャーソリンを集めるための邪魔になると判断しサンタクロースを連行するようグランツに命令した。

この命令も、失敗しても何の損も無い余興感覚で出した物だった様だが、同時に「自分に対し悲鳴を上げない環境を認められない」価値観を窺わせてもいる。


グランツから任務を受けたサンシーターはゴミバコグルマーを納車し、サンタクロースを拉致しようとするも、サンタの格好をしたイターシャをサンタと認識したゴミバコグルマーが彼女を取り込み、ゴミまみれのグチャグチャにすると言うアクシデントが発生、結果的にブンブンジャーとクリスマスを汚す行為をした事に怒るイターシャによってゴミバコグルマーは撃破された。


その後、本物のサンタクロースと共にクリスマスプレゼントを送り届けるブンブンの姿を見て「粋な事」と納得した様子を見せる反面、「浮かれてられんのも今の内さね…」と本格的に行動に移す事を匂わせる一言を口にするのだった。


バクアゲ43編集

応接室にて一人チーズフォンデュに嗜んでいた所、ハシリヤン利権を手中に収めようとしている常槍の面従腹背な態度に勘付いたグランツがそれについて進言。


「ふん…どの星の偉〜い人達もさァ…

最初はみ〜んな、おんなじコト考えるんだわ。

…ま、気がついた時にゃ、アタシに踊らされてんだけどねェ…?」

グランツ「御意」

「…その踊りに!乗っかってやろうじゃないのさ…」


これまで侵略した惑星の上層部の傾向から、常槍が何かしら画策している事はスピンドーも百も承知であり、しばらくは常槍の行動を黙認、様子見する事にした。


そして射士郎の突然の背信に、衝撃と動揺が大也達を襲う一方で

「ポゥ…裏切りってェのは…ゾックゾクするねェ…」

そんな事はどこ吹く風とばかりに、ワイン片手に独りごちていた。


バクアゲ44編集

とうとう地球とハシリヤンの正式な契約を結ぶべく、常槍と本格的な会談を実施。宇宙由来の技術と資源といった「ハシリヤン利権」を地球側の見返りにする代わり、地球が抱える数々の社会問題を一切解決せず、無限に稼働するギャーソリン工場にし続けると言う条件を結んだ。

そして、ブンブンジャーが世界の敵だと言うデマを流す、裏操作で失職させると言った方法でI.S.Aが実行している「ブンブンジャー無力化作戦」もいよいよ最終フェーズに進んだと常槍から告げられると、ブンブンに手を下し取引を強固なものとすべく自ら出陣する。


「ブンの字もそろそろ、あったまっただろ?……楽しみだわ」


そして、大也の資産を無理矢理奪い、「悲鳴が人の幸せを作る」と言う歪んだ考えのもとハシリヤンと結託し本性を現した内藤と対話する大也の前にドス黒い竜巻をまといながら出現。


「よう。アタシと踊れや、範道大也」


首根っこを掴んで投げ飛ばし、そのままブンブンチェンジを果たした大也/レッドと交戦するも、連続で繰り出す攻撃を「キレが足りねェ、アタシが見たい踊りじゃねェわ」とひらりと捌いた上で一蹴。チャンピオンブンレッドにチェンジしても全く攻撃を受け付けず、邪悪なエネルギーを帯びたキックから地面に叩きつけ、思い切り蹴り飛ばし瞬く間に変身解除に追い込んだ。


醜悪な本性を見せつける相手の言いなりにならないと諦めずに立ち上がる大也を重力で押さえつけトドメを刺そうとするも、ブンブンを守るべく射士郎を欠いたブンブンジャー4人が駆けつけるが、数の差もものともせず変身解除に追い込み、ブンブンを誘き出すべく見せしめとしてブンブンジャーからギャーソリンを絞り上げようと生かさず殺さず甚振り続けようとする。


「聞けェッ!ブンの字! アタシゃお前の仲間は誰一人殺さねえ。苦しめて、泣かせて、ぐっちゃぐちゃのササラモサラにしてやるわ。これがお前が望んだ未来だ…!」


極悪非道の所業にとうとう堪忍袋の緒が切れ、ブンブンジャーロボとなり怒りの叫びを上げるブンブンが参上。大也を乱雑に蹴り飛ばしながら、とうとう再会を果たした。


「あ〜…わかりやすいわ……会いたかったよ、ブンの字!お前の事を考え過ぎてさァ、アタシゃ頭がおかしくなっちまいそうだったよ……聞かせろや、お前のギャーソリン!」

ブンブン「お前の狙いは俺だけだろ!俺はどうなっても良い…俺の仲間に手を出すな!!」

「や〜だね。ブンの字よ、お前の仲間にはこの先もず〜っと、悲鳴!悲鳴!!悲鳴!!!

フフフ…あとな、お前らを踊らせてんのはアタシじゃない。お前達の青い仲間さね」

ブンブン「シャーシロ……。お前……お前がそうさせたんだ!スピンドーッ!!」


そしてブンブンジャーが今のような状態に陥ったのは全て射士郎の仕業だと告げるも、スピンドーにそう操作されたと聞く耳を持たないブンブンジャーロボが突っ込んで来ると、「アタシがどんな男か……お前、一番よく分かってるだろうが」ブンブンデンジャーを使いライトニング・テックが開発したゲキトツバスターを搭載したキラーロボを召喚・搭乗、抜群のドラテクで反撃の隙を与えず、更にブンドリオが召喚した増援のブンブンカーもバクアゲ34にて内藤が密かに細工を施していたことでデンジャーで主導権を奪い武装、ブンブンジャーロボを追い詰めていく。


内藤に泣く泣く脅される形で自らの資産を開け渡し、再度ブンレッドにチェンジした大也がブンブンの元へと駆けつけようとするも、それを遮るかのように「ゲキトツバスター」の一撃でブンブンジャーロボの胸部を貫き抹殺。

ブンブンジャーに一筋の希望すら与えず、とうとう待ち焦がれたブンブンから溢れ出た極上のギャーソリンを吸収し白いスーツを模した新たな姿へと変貌を遂げた。


「ハハハハハ……堪んねェ!裏切り者のギャーソリンは……美味ェ!!」


スピンドーと共に私腹を肥やそうとする者達の手もあり、地球は最大の障壁を片付け最早敵なしとなったスピンドーの手中に収められようとしていた…。



バクアゲ45編集


「ゾックゾクしただろ?…愛弟子の苦しむ顔…」

内藤「私は、大人の厳しさを教えたに過ぎません…」

「悪党だねェ……アンタも、本部長もさァ…」

舞美「本部長は、まさかこうもあっさりとブンドリオを倒すとはと驚いておりました。

   もっと大事に扱うモノかと」

「大事さね!だから、アタシが殺りたい時に殺る。スカッとしたねェ…まだ、余韻でゾックゾクしてるよ」


内藤と会食中にまだブンドリオをこの手で屠り、ギャーソリンを取り込んで愉悦に未だに浸っていると発言。このようなツーカーの仲であるにも拘らず報道用にお互い最近知り合った風を装い、現在交渉中であるという演技をした。また部下たちの地球侵略行為を「地球の生命体に対する理解不足が原因でしてしまったこと」として表面上の謝罪をした。


これによって地球人がブンブンジャーが敵だと言う認識に傾きつつある状況に、後押しとしてグランツに回収させていたディスレースのオカルトツール・フランクを媒体に走大将パワーでディスレース改めディスレース2000を蘇生。復活祝いの餞別としてディスマスク2000を与え、事実無根で出鱈目なプレゼンで地球人の敵意を煽る扇動の任務を依頼した。


作戦がうまくいったこと確認したが、ディスレースとブンバイオレットの交戦中に「お前はブンブンジャーごと逝ってくれるよな?」と最初から用が済んだら捨て石にするために復活させたことを告げ、シャルカーにディスマスク2000に内蔵された時限爆弾を起動。バイオレット諸共爆散させようとするも、ディスレースが一足早く撃破された為失敗に終わった。


バクアゲ46編集

グランツがコントロールするエリートヤルカーの第一陣を地球に向けて送り込むと言う作戦を遂行。そんな事は寝耳に水だと内藤から対話を求められた。


内藤「さながら総攻撃だ。聞いていませんがね?」

「アタシゃギャーソリンが無いと生きていけない身体なんでね」

内藤「ギャーソリンならば、地球でいくらでも……」

「地球以外のギャーソリンの味が恋しいのさ。“味変”って地球人もするんだろ?」


これ以上ギャーソリンは集める必要はないと進言されるが、未だに別の惑星からもギャーソリンを集める腹づもりであり、飽くなきスピンドーのギャーソリンの欲望に内藤は少しばかし訝しんだ顔をしており…。


最終的に前話のディスレースや、ヤルカー族を使い捨てにすると言うスピンドーの所業にハシリヤンとは袂を分つ決意を固めたサンシーターの玉砕により、ヤルカー族をエンジンにしたクルマジュウグルマーを撃破され失敗。

そこに常槍から「戦争をせずとも立場を優位にしつつ和睦を進められる手段」として、あることを提案される。それは……


射士郎「常槍本部長からの通達だ。ブンブンジャーとハシリヤンが、和睦を結ぶための提案がある。《スピンドーとブンピンクの婚姻》だ」 

玄蕃「つまりは『政略結婚』ということだねぇ」 

「結婚!?」 

未来「私がぁ!?絶対やだ!!!!!!」


バクアゲ47編集

この政略結婚は、ブンブンジャーにとって非常に厄介なものであり、地球の敵となっているブンブンジャーに対して地球の人々に受け入れられ始めているハシリヤン。この政略結婚は表向きは両者の和解ということで「世界が平和になった」というアピールになるが、その実態は「実質的なブンブンジャーの全面降伏」に他ならず、結婚を断ったとしても、結局はテロリストとして扱われ、ハシリヤンやI.S.Aが潰しに来るという圧倒的不利を押し付けられることになる。

人質としての政略結婚に不満を募らせる未来だったが、苦悩の末に結婚に応じる事を決めた。そしてそれを機に、ブンブンジャーはバラバラとなってしまう。


スピンドーのアジトに未来に迎え、結婚式の準備を早急に整え始めようとするが、気に食わなそうな表情の未来はスピンドーにある要求をする。


「本部長。地球人に発表しな。盛り上がっている内に、結婚式あげようや」


未来「その前に、結婚祝いちょうだい」

「…言ってみな」

未来「ビッグバングランプリ」


「アゥッ!!フフフ……いいねェ、アタシの花嫁になるだけのことはある。グラーンツ!オーナーに連絡しな。BBGの裏の主は……ブンピンクだ」


その要求を快く受け入れ、BBGを未来に渡すことを約束したスピンドー。しかし……


グランツ「よろしいのですか?あの花嫁、今後も無礼な要求をしてきますぞ?」

「ありゃあ、ハシリヤンを乗っ取るつもりで乗り込んできたねぇ。健気だよねェ……そうはならないのにさ」

グランツ「や…?それは、『心を操る指輪』……」

「コイツをはめたら、ブンピンクはアタシの人形。……踊らせるさ」


未来の考えを読んでいたスピンドーは『心を操る指輪』をはめる事で未来を洗脳し、思うがままにする事を画策していた為、二つ返事で了承したのだ。


「ブンピンク、アタシの勝ちさね。踊りな……」


そして来る結婚式当日。未来に件の指輪がはめられそうになり、ハシリヤンの勝利が成就されそうになった瞬間……何者かに手をつかまれ、結婚式を妨害される。


「お前は……!」

大也「届け屋さ!!」


そこにいたのは大也だった。スピンドーは不意をつかれ、未来の蹴りを喰らい、サルカーを蹴飛ばされる。そしてそれと同時に大也は射士郎にチェンジャーをパスし、射士郎はすかさずブンブンマリンを召喚。サルカーをマリンに噛み砕かれ、ギャーソリンを失ったスピンドーは弱体化し、遂に地面に膝をつく。


射士郎「あのサルはお前の弱点、ギャーソリンタンク。奪ってしまえばお前は力を失う」

未来「だからあんたの一番近くに来るために、結婚に乗ったってわけ」 

射士郎「俺たちがバラバラになれば、お前たちは勝利を確信し、油断が生まれる。この時を待っていたんだ!」


グランツ「ブンブンカーはI.S.Aがコントロールしていたはず……」

射士郎「フッ、そんなものはとっくにはずしてある」 


「フフフフ…ハハハハ……!ゾックゾクするねェ……。このアタシを相手に大芝居を打つとは……地球人は、本当に悪党だ…!!」 


そう、全てはブンブンジャーの作戦の内であり、射士郎はブンブンジャーを裏切ったフリをして油断を誘っており、一番勝利を確信する絶好のタイミングである「ブンブンジャーがバラバラになった時」を見計らって、結婚式でスピンドーの奇襲作戦を実行したのだった。

グランツは、スピンドーにギャーソリンを供給すべく手配していたヤルカー第2陣を呼ぼうとするも……


玄蕃「残念、彼等は来ないよ。私が調達したバリケードは、どんなに押しても壊れない特別仕様。私が乗ってきた宇宙船の有効活用だ」


玄蕃が宇宙船を解体し調達したバリケードで行く手を阻まれて、ヤルカー第2陣も足止めされ、ギャーソリンの供給を完全に絶たれる。

今度はネジレッタ軍団にブンブンジャーを包囲させるも、駆けつけた錠に瞬く間に全滅させられる。


「街の人々も、地球も!俺達を悪と呼ぶ人たちだって!命をかけて守り抜く!!」 

大也「どうだ、これが……ブンブンジャーだ!!」 


この状況に不利を感じた常槍はすぐにキラーロボを手配させるよう、内藤に出動要請を出すが……


ビュンディー「ブンブンキラーロボは全て始末した!」 

バイオレット「スカッとしたぜぇー!!」 


世界各地にいたキラーロボは始末屋の手によって全て破壊され、急激に敗色が見え始めたスピンドーに見切りをつけた常槍達はその場から逃亡。

これによって、かつてブンドリオを誘き出した時とは真逆にスピンドーは追い込まれてしまい、彼の目前には「わざわざ打ち合わせずとも各々が仲間を信じ出来る事を貫徹した」結果、この反撃の一手を見事に決めたブンブンジャーが集結した。


「ブンの字よォ…お前の仲間は……最高の悪党さね……。グラァンツッ!!」 

グランツ「承知!!」 


まだ身体が自由に動かないスピンドーは、皮肉交じりの悪態を吐きながらグランツに護衛を命じ、それに対してブンブンジャーもチャンピオンブンブンジャーへとチェンジ。

こうして、悪のカリスマとして先頭を走り続けた絶対王者の盤石にとうとう亀裂が走り、ブンブンジャー相手に勝つか負けるかのデッドヒートへとスピンドーは突入。ファイナルラップ(最終決戦)の幕が上がった。


Cレッド「ここからが、ファイナルラップだ!!」 


『ヒトの醜さ』を痛感しすぎた男の終点(バクアゲFINAL編集


「地球はいいねェ…。あっちこっちで戦争の匂い、貧しさの匂い、ギャーソリンの永久機関さね。アタシが生まれた掃き溜めの故郷(ほし)とおんなじさ」 


ハシリヤンのNo.2たるグランツを撃破したブンブンジャーだったが、グランツが自らの命を賭してまで仕込んだ切り札として地球中のギャーソリンが遺されたガーディアンブレラへと集まっていく。


「グランツ…最期にいい仕事したもんさね。お前の悲鳴がこの星の悲鳴を集めてくれる……美味いギャーソリンがアタシを呼び戻したよ!悲鳴が上がり続ける限り…アタシゃ、不死身なのさ!」 


なんとか歩けるまでには回復したスピンドーはギャーソリンを捻出・収集したグランツの忠誠心に応じるべく、それを取り込み完全に復調。グランツの散った式場近くの草原で、黒い竜巻を伴うスピン技でブンブンジャーに先制攻撃を繰り出すと、これまで以上に強大な力を見せつけ次々と変身解除に追い込む。


「悲鳴だらけの掃き溜めでアタシゃ思ったねェ。宇宙全部、アタシが悲鳴を上げさせてやるってね。永遠を生きて、ず〜っと悲鳴を聞いていたいのさ。アタシが支配する世界で!!」 


その際に自らの半生を語る形で「この世に尽きない悲鳴(=不条理)があるのならば、この世の全ての悲鳴を聞く」 とした〈『この世には必然的な無情がある』真理〉を断言するように説くスピンドー。


大也「だったら……世界を変える!悲鳴のない世界へ!!」 


「フッフッフッ……そりゃあ、負け犬の言葉さね」 


射士郎「負け犬じゃない…。俺達は信じているからな」 

未来「悲鳴がある所には…必ず誰かが駆けつける!」 

「そうやって助けられたら、同じことをしたくなる!」 

玄蕃「宇宙ではそれを…“愛”と呼ぶんだよねぇ」 

先斗「面白え。それなら変わるかもな……悲鳴のない世界に!!」 


……だが、大也の「悲鳴を上げる人には絶対に駆け寄りその手を握る」不退転の覚悟を知り、それに皆が応じる決意をして集ったブンブンジャーからは一斉に反論を受けたばかりか、逆にスピンドーが説いた真理を『彼の悲鳴』と察し「一緒に走らないか?俺たちの世界へ!」と彼に手を差し延べた。


「走るのはアタシ1人さね。お前達は……こうだ」 


己のアイデンティティを否定されたスピンドーは、静かに怒りを示しブンブンジャーに止めを刺そうとしたが、その一撃が何者かに遮られてしまった。


ブンブン「バクアゲ!復活〜!!」


「ブンの字……!仕留めたはずだ!アタシのこの手で!」 


それは、かつて自ら手を下した筈のブンドリオ・ブンデラス。

ジョーから手渡されたニコーラのペンダントを媒介に、地球中の人々の応援と希望で奇跡の復活を果たしたのだった。


倒したブンドリオの復活に加えてサンシーターによる配信も合わさり、「悲鳴が、足りねェ……」と自身を満たすギャーソリンが尽きつつあるのを察するも、目の前の現実を否定すべく悪あがきの一撃を放つ。しかし仲間達から思いを託されたブンレッドとブンドリオ渾身の一撃『バクアゲチャンピオンブンブンドライブ』を受け、遂に膝を地に着く。


トドメを刺さない事に動揺するスピンドーだったがブンブンジャーから、これまで支配して来た惑星から手を引き、公正な裁判を受けて「生きて罪を償って欲しい」と温情のある処遇を言い渡され、ブンブンからも証言に立つと共に出向に付き添うと手を差し伸べられるが、スピンドーはその手を振り払い、


「アタシのハンドル、他人に握らせないよ。今はバクアガっても……アタシが消えりゃあ、地球は元に戻る。また、争いと悲鳴の星よ」


と自身が掲げた真理を説きつつ、落とした帽子を拾いブンドリオに背を向ける。


「あばよ。ブンの字……」


そして、自らの敗北と最期を認め、ケジメとして一切のギャーリソンを止め自死を選び、すでに限界を迎えていた彼の肉体は即塵と化し、燃える帽子と共に空高く霧散して逝くのだった。


こうして、弱肉強食を謳い悪の頂点を遮二無二走り続けた男は、かつて『真の仲間』と見込んで引き入れるも切り捨てたはずのブンの字=ブンドリオと、彼の夢が引き寄せた仲間であるブンブンジャーの活躍により、ハシリヤンの壊滅というフィニッシュと共に自分の全てを覆された最期を迎えた。

だが、元々は「普通ヒト」に過ぎなかったスピンドー自身、内心では終わりのない蹂躙と悲鳴の無限ループに疲れ果てていたらしく、それを「悲鳴を上げている」との言葉でブンブンジャーに汲み取ってもらえたのはある意味救いだったのだろう。


故にギャーソリン=悲鳴を求めるのを止め風化して消え去るのを選ぶ形で、最後に自分のハンドルを握った散り様の姿は、どこか憑き物が落ちた様な爽やかさを纏っていた。


彼の主張を多少は裏付ける様に、スピンドーの死後も崩壊したハシリヤンの残党他支配者がいなくなった宇宙中の悪党共は、「スピンドーなど最初からいなかった」様な振る舞いで悪事を続け、悲鳴を生み出し続けている。

だからこそ、ブンブンジャーはこれからも悲鳴を聞き逃さず悪と戦い続ける。それが誰よりも悲鳴を嫌っていた男であるスピンドーに対する回答であり、彼に誓った「悲鳴の無い世界=バクアゲな歓声溢れる世界」へと続く唯一の道である故に。


声優について編集

遊佐は仮面ライダーシリーズでは『仮面ライダー電王』のウラタロスでお馴染みだが、スーパー戦隊シリーズは『魔法戦隊マジレンジャー』の冥獣人イエティのズィー以来実に19年ぶりの出演であり、敵組織の首領を演じるのは今回が初となる。


余談編集

  • 名前の由来はを主題とした洋画ワイルド・スピード』と、『スピン』。
    • 武装品の「メガマックスティック」は2011年に公開された『ワイルド・スピード MEGAMAX』が由来と思われる。
  • デザインのモチーフはマイケル・ジャクソンと思われる。
    • 当初着ていた「スリルスタイル」は、「スリラー」にてマイケルが身に付けていた赤と黒のジャケット、通称「スリラー・ジャケット」、帽子はマイケルが身に付けていた中折れハット、そして双眸はサングラスのようにも見える。
    • また、マイケルは『バブルス君』の愛称で知られるチンパンジーを飼っていた時分があり、シャイシャイ・サルカーは彼をモチーフにしたものであると思われる。鳴き声「ポウポ〜ウ」もマイケルの掛け声「ポゥ!」から来ていると思われる。
    • 東映公式HP『バクアゲタイムズ』には「決してキングオブポップではございません」と記述されているが、「ポゥ!」の掛け声、地球降臨後の最初の食事が寿司、姿を見たサンシーターが気絶するといったオマージュ要素(マイケルは寿司好きで有名であり、気絶もマイケルのコンサート中に観客が実際に失神していた事例がある)からしてどう見ても言い逃れできていない。
    • バクアゲ44に至ってはマイケルがよく着用していた印象的な白スーツを模した姿へと進化したため、もはや開き直ってるとも思えるオマージュっぷりである。因みに、この白スーツ時代のマイケルの代表曲が「スムーズ・クリミナル(意訳:鮮やかな犯罪者)」である。名前の「キャプテンスタイル」の由来はマイケルが出演していた東京ディズニーランドに存在したアトラクション「キャプテンEO」から。
    • また若い頃のマイケルはスピード違反で何度も違反切符を切られる程にスピード狂だった上、一度拘置所に入れられた事もあり、自身の曲の一つである「Speed Demon」もそうした経験から作詞作曲したらしい。こうした点も、ハシリヤンの走大将のイメージに結び付いて現在のデザインに収まったのだろう。
    • さらに、「負けを認めた後に砂と化して風と共に消え去る」という最期の姿も、マイケルの短編映画「Ghosts」のラストシーンに見られる物であり、恐らくこちらがオマージュ元と思われる。

  • 上記ジャケットの左右に突き出た襟の形状は、某有名スーパーロボット胸部放熱板を彷彿とさせる。
  • 公式曰く“監獄内の悠々自適な様子は海外マフィアが刑務所内に帝国を築き、何不自由なく生活しているのを参考にした”模様。
    • 実例を挙げると、1980~90年代で台頭したコロンビア麻薬カルテルメデジン・カルテル』のボス、パブロ・エスコバルは1991年に一度ガビリア政権との取引に応じて収監されるも、その収監先は私設刑務所とは名ばかりの娯楽施設を備えた豪邸『ラ・カテドラール(大聖堂)』であった(※しかも勾留中に犯罪歴が明らかにされてまともな刑務所に移されそうになるや、豪邸より脱獄して潜伏したオチまで付いている)。
    • しかし、豪邸からの脱獄を強制捜査の名目にされてアメリカをバックに付けたコロンビア警察の全力介入を許してしまい、その流れで発生した自警団『ロス・ペペス』(和訳で『パブロ・エスコバルに苦しめられた人々』の略称)との闘争に負けメデジン・カルテルは瓦解。エスコバル当人も脱獄から1年と4ヶ月を経て、警察が送り込んだ特殊部隊によって銃殺される最後を辿った。
  • 登場からしばらくは直接的な戦闘描写こそ少なかった物の、その悪行の数々に現実の事件も目を通している多くの視聴者すら戦慄する程。
    • 『ブンドリオの手に違法パーツが渡る様に段取りBBGから追放される様に仕向け、行き場を失った所を勧誘。パーツをドラッグ、BBGをプロリーグに置き換えると、犯罪組織がプロスポーツ選手を麻薬で溺れさせ抱き込む手口』『I.S.Aや大銀河警察等々、司法組織に該当する公的機関との癒着で咎められない展開を作り出す』『BBGの掌握、やってる事はブンブンジャーへの嫌がらせというよりも公的スポーツの裏側が市民の知らない所で反社シノギの場へとなってしまう』…等々、分かっているだけでも事欠かない悪事の数々である。もしかすると実際にあったマフィアや暴力団(ヤクザ)が起こした事件もキャラ設定作りに参考にしているのかもしれない。
    • 実際、バクアゲ44では「無茶苦茶」を意味する広島弁「ささらもさら」を使用している。これはヤクザ映画『仁義なき戦い』で松方弘樹演じる坂井鉄也が発していた物である。

関連タグ編集

爆上戦隊ブンブンジャー ハシリヤン


マイケル・ジャクソン ワイルド・スピード:スピンドーの元ネタとなったアーティストと映画作品。


純粋悪 悪のカリスマ 狂人


環境が生んだバケモノ/同情出来ない被害者:恐らくスピンドーの本質的には前者が該当する物の、その所業に擁護できる点がなく後者にも該当する。


細武調:スピンドーと同じくブンドリオにお熱な劇中の登場人物だが、ブンドリオを『自分の娯楽や快楽の為の愛玩動物や玩具、そして不要になれば始末してもいい存在』という歪な目で見るスピンドーに対し、調のブンドリオを見る目は『尊重すべき目上の推しにして自分にできる範囲で守りたい救いたいと思う存在』と完全に真逆である。


範道大也:スピンドーがボスである組織ハシリヤンと敵対するチーム『ブンブンジャー』のリーダーを務める男。『赤色の衣装を身に纏う』『他者を動かせる莫大な力の持ち主(スピンドーは権力、大也は財力)』という点でこそ共通するが、『他者の悲鳴を己の快楽や糧とする』『本編開始前にブンドリオを絶望に突き落とした』スピンドーに対し、大也は『他者の悲鳴は自分の苦痛に等しく決して無視できない』『本編開始前にブンドリオを絶望から救い出して立ち直らせた』と、スピンドーのアンチテーゼにして、決して相容れる事のない対極に位置する存在である。


ジニス/ヨドン皇帝:行動指針や理念、今の地位に就く以前のポジションなどが近似している、歴代のスーパー戦隊シリーズのラスボス達。尚、後述のダグデドも五十歩百歩だったりする。


ドグラニオ・ヤーブン:共通点の非常に多い(帽子を被った赤基調の服装、右腕格の幹部と確かな信頼関係を持つ、体内に収納したお宝のパワーで自己強化している等)、犯罪組織の戦隊首領。一方こちらは警察に敗北しての逮捕から拘禁刑による無期懲役を下され、余生を牢獄で過ごす屈辱の末路を迎えた。


ダグデド・ドゥジャルダン:前作のラスボス。スタンスは正反対でダグデドが「力を持っただけの子供」「神にも相応しい生命体」ならスピンドーは「悪い大人が力も持っている」「神を気取っただけのただの人」と言った感じである。


ゼイハブ船長:自身を実施不死身に近い状態にしているアイテムを持つラスボスで、彼の持つ「星の命」はサルカー同様切り離す事は可能な一方で、破壊が困難な代物と正反対。


スーパー戦隊歴代ラスボス

ダグデド・ドゥジャルダンワルイド・スピンドー

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