概要
マジンガーZ胸部の放熱板から発射される、摂氏3万度の超強力熱線。
マジンガーZの武器の中でも最大級の破壊力を持ち(ただし真マジンガーではこれより破壊力のある武器が幾つかある)、続編での強化改造前の段階でも機械獣はおろか、当たりさえすれば戦闘獣や円盤獣でも倒せる程の威力がある。マジンガーZの必殺技としては最も多くの敵を撃破した。
初登場は第5話で、このとき初めて武器の名前を叫んで使用するというスーパーロボットものの基本的なお約束が披露されたという意外な事実もあったりする。しかもマジンガーZの光子力エネルギーが尽きかけて動けないという絶体絶命の中で敵をギリギリまで引き付けて反撃した。なお、ブレストファイヤーでさえ本当に撃てるのかも危うい事態だった。
命中すれば爆発するビームの類とは異なり、命中すると相手は真っ赤になってドロドロに融解してしまう。漫画版では照射した瞬間、焼夷弾が誘爆していた程。
この現象は空想科学読本でお馴染み、マジンガーZを神と崇める程の大ファンである柳田理科雄氏も「科学的に正しい現象」とのお墨付き。
ただし、融解していたのはオープニング映像と幾らかの戦闘のみで、作中では爆発する事が多い(柳田氏も後述の事情も踏まえてツッコんでいる)。これは、溶ける描写は作画の手間がかかるからという切実な理由だったりする。
派生武器
ロケットパンチと並ぶスーパーロボットの代名詞『胸部からの飛び道具』として、以降の作品にも似た武器が採用されている事が多い。例こそ少ないがロボットもの以外でも採用例あり。
呼称 | 使用者 | 解説 |
---|---|---|
ブレストファイヤー | ミネルバX | マジンガーZのものと同様 |
ブレストファイヤー | ダイオンγ3 | マジンガーZのものと同様 |
ブレストバーン | グレートマジンガー | ブレストファイヤーを上回る4万度の熱線 |
ファイヤーブラスター | マジンカイザー | 並の機械獣なら直撃せずとも融解させる威力 |
インフェルノブラスター | マジンカイザーSKL | ウイングクロスによって解禁される最強武器 |
反重力ストーム | グレンダイザー | 発射方法はよく似ているが全く別の武装 |
ブレストビーム | ゲッター剴 | 同上 |
ダブルバーニングファイヤー | マジンガーZ+グレートマジンガー | スーパーロボット大戦シリーズに登場する合体技 |
ダイナミックファイヤー | マジンガーZ(魔神化) | 漫画『真マジンガーZERO』に登場。地球を火の玉にする威力 |
ブレストファイヤー | マジンガーZERO | 同上。超合金NZαをも蒸発させ更に地球を貫通する威力 |
ファイナルブレストノヴァ | マジンガーZERO | スーパーロボット大戦オリジナル技 |
チェストウォーマー | 炎竜 | 『勇者王ガオガイガー』から。結構モロな名前だが要手動でハッチ解放。ちなみに相方の長男のチェストスリラーは逆に冷気。 |
ファイナルビーム | グルンガスト | スーパーロボット大戦シリーズに登場 |
アルティメットビーム | グルンガスト改 | スーパーロボット大戦シリーズに登場 |
ハイパー・ブラスター | グルンガスト零式 | スーパーロボット大戦シリーズに登場 |
マキシ・ブラスター | グルンガスト弐式 | スーパーロボット大戦シリーズに登場 |
オメガ・ブラスター | グルンガスト参式 | スーパーロボット大戦シリーズに登場 |
ゼネラル・ブラスター | ダイゼンガー | スーパーロボット大戦シリーズに登場。肩から放つがコンセプトはブレストファイヤーと同じである |
ヒートブレイザー | キカイオー | 超鋼戦記キカイオーに登場 |
ゼロツインシュート | ウルトラマンゼロ | ゼロスラッガーをカラータイマーに装着して発射 |
ダブル・バイセップス | 高田厚志 | 魔法少女プリティ☆ベルに登場。発射部位は上腕二頭筋だが、ポーズはブレストファイヤー。殺傷能力は無い |
ラブリーブラスター | キュアラブリー | ハピネスチャージプリキュア!に登場。技の質はブレストファイヤーと同じ |