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マジンガーZERO

まじんがーぜろ

漫画『真マジンガーZERO』に登場する、チートとか反則とかそういう次元を超えたマジンガー。単体のマジンガーとしては文句なしに最強の存在である。
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な  ん  だ  と  思  う  ?

概要

個体進化を行うマジンガーZの最終進化形態にして、本作のキーパーソンと呼べる存在。
暗黒大将軍率いる戦闘獣軍団にズタボロにされたマジンガーZが、救援に来たグレートマジンガーを「自らの存在を脅かす脅威である」と勝手に判断し、7つの魔神パワーを全て開放、パイロットの兜甲児をも取り込んで変異した姿。
(ミケーネに関しては「いつでも叩き潰せる」と判断し、一切眼中に入れていなかった)
自我に目覚めており、自らが世界最強の存在である事を証明するため、世界を破壊し始める。

マジンガーZをベースにしつつも、各部が鋭角化、アイアンカッターを常時展開、口部は牙のようになり開閉可、「0」の字を模したスクランダーと、EX合金版マジンガーZに似たかなり凶悪な外見をしている。

平行世界では幾度となく覚醒し、その都度世界を滅ぼしてきた「終焉の魔神」である。
さらには甲児の支えとなっていた「差異次元の自分自身に干渉する力」が、このマジンガーZEROにも影響を及ぼしていた事まで判明。魔神パワーが搭載されていない世界のマジンガーZにも、じわじわと影響を与え、覚醒を誘発するようになっている。

あらゆる世界に君臨できるようになった「最強」のスーパーロボットは、ついに「神」に等しい領域へと到達。
時間・空間の概念を超越して、全能に近い存在へと進化し、物語の全てを掌の上で操っていた事が発覚した(後述にもあるが登場人物の行動も決めていたと思われる)。
最終的には宇宙やすべての平行世界そのもの=真マジンガーZEROという作品そのものと化し「完結」する。

今さら言うまでもないが敢えて言おう。
真マジンガーZERO』のラスボスは、Dr.ヘルでも暗黒大将軍でも闇の帝王でもなく、マジンガーZEROなのである(Dr.ヘルに関してはZEROと一体化したためラスボスでも間違いはないが)。

ちなみに甲児は、上記の行動原理について、それまでの世界で取り込んだ無数の兜甲児達の、「マジンガーZは無敵のスーパーロボットである」という意識が影響を及ぼしているのかもしれないと考えている。

こいつに一番近い存在を他の永井豪作品で例えると漫画版ゴッドマジンガーの中の人(造物主)」とかだろうか。
『マジンサーガ』のマジンガーZも間接的にだが世界を滅ぼしかけており、7大魔神パワーならぬ7つのチャクラや敵の攻撃を吸収するなどオマージュと思われる点も多い。
(こちらのマジンガーZもその能力から作中で「まるで神だ」と言われた)

武装

いずれも基本的にマジンガーZと同一だが、その威力はケタ違いに強化されており、ルストハリケーンは富士山と街を跡形もなく消し飛ばすと同時に世界崩壊を招く天変地異を発生させ、光子力ビームは雨の如く降り注ぎ一発一発が地球を貫通し、アイアンカッターは超合金ニューZを容易く切断し、サザンクロスナイフは魔術のように出現させグレートブースターとドッキングしたグレートマジンガーに追いつくほどの追尾性を持ち、ブレストファイヤーは超合金ニューZαすら一瞬で溶解した挙句地球にも大穴を開ける有り様。ダイナミックファイヤーは初期ループの魔人化初期段階で放っても一発で地球を火の玉へと変貌させる程

その上、魔神化によって強大化した魔神パワーも際限なく使えるので、「自己再生」によるダメージの瞬時回復、「吸収」によるあらゆるエネルギーや武器の取り込み(更に敵を食らい取り込むことも可能)、「強化」による性能や他の魔神パワーの飛躍的かつ恒久的な向上(重ねがけも可能)、「高次予測」による未来予知や平行世界の観測、「変態」による物理法則を無視した形状変化、「因果律兵器」による因果律への干渉なんて事もやってのける。
因果を紡ぐ事さえできれば、オリジナルのマジンカイザーと同等以上の強さとなったグレートマジンカイザーですらも一蹴するなど、インチキじみた強さを誇る。
マジンカイザーをマジンガーにおける真ゲッターロボとするならば、このマジンガーZEROはゲッターエンペラーもかくやという暴れっぷりである。

また、覚醒後は「変態」の力も相まってか、大きさも自由自在のようであり、最終決戦ではマジンガーZを一飲みにしてしまえる程の巨体に描かれている。

マジンガーZERO 地獄(ヘル)モード

CBマジンガーZERO地獄モード


差異次元のひとつ(『真マジンガーZERO VS 暗黒大将軍』単行本5巻~7巻途中に相当)にて、戦闘獣・地獄大元帥を撃破された闇の帝王=Dr.ヘルが第6の魔神パワーまでを発動したマジンガーZにパイルダーオンし、第7の魔神パワーを発動して変貌した形態。
Zの中のZEROの意思がDr.ヘルに共鳴したからこそ生まれた姿で、Dr.ヘルはZEROに取り込まれずに操縦できる。
この形態に移行する際、第5の魔神パワー「変態」により大幅にビジュアルが変わっており、特に胸部放熱板は「地獄」とも「HELL」とも見れる形状に変化している。
ZEROの武装に加え、Dr.ヘルの機械道空手も使用可能。作中ではヘルカッター(手刀)で地球を月ごと叩き切っている

結末

※最終話までのネタバレを含みます!























あまりにも強大でもはや誰も勝てないのか?と思われたZEROであるが、最終盤にたった二つだけ弱点が判明する。
それは差異次元への干渉能力の性質上、「マジンガーZが存在しない、全く別の世界」を観測する事はできないという本来ならば、弱点と認識される事すらない点だった。
このため、そうした世界の存在に対しては、因果律兵器の発動条件を満たせず、因果を紡ぐまでの間、すぐには勝利する未来を現出できないのである(しかし、素でも強すぎる為、これだけでは弱点にすら成り得ない)。
そして、「マジンガーZのみが唯一最強のスーパーロボットとして勝利し続ける世界」における全知全能の神として自らを完成させたZEROは、そこで可能性を閉ざしたが為に、それ以外の可能性を認識する事も想像する事も出来なくなっていた。
勿論、そんなものはそもそも存在しないし出来ないので、これもまた本来であれば弱点と呼べるものですらない。

だが最終決戦において、ZEROの前に立ちはだかったのは、そうした「ZEROの認識できない」者達だった。
ZEROの内的世界に閉じ込められた甲児が脱出のために取った行動と、マジンガーZに積まれた最後の光子力エンジンが相互作用し、奇跡的な現象が発生。
マジンガーZを超えるために想像されたマジンガーZの知り得ない世界から、無限無窮のスーパーロボット軍団がZEROの中にある朽ち果てた無数のマジンガーZの光子力を媒体に、可能性の光となって出現したのである。

想像を止めたZEROには認識できない、ZEROを超えるために生まれた軍団は、あまねく必殺の嵐によって、ZEROを打ち破る。
最初は自身の敗北という現実に抗おうとしたものの、「この光は全てZEROの中から生まれたものだ。だからお前は負けたんじゃない。勝ったんだ。」という甲児の言葉を聞き届けたZEROは、自らを打ち破る幾多の輝きこそが自身そのものだと知り、その力の大きさ、無限の多様性に穏やかな喜びを抱きながら、再び想像の可能性を開いた。そして、幾多のロボット達が生まれ、時に集う世界へとZEROは旅立って行くのであった。

この時登場したロボット達は、曖昧な光の塊として描かれてはいるものの、全て実在する作品のロボット達の姿で描かれている。
(約一名、海外から駆けつけた権利的にヤバそうな特別ゲストの姿もあったが、単行本にも無事収録された)
これはマジンガーZの後に制作された、全てのロボットとロボット作品が、『原初の魔神』マジンガーZに何かしら影響を受けて生まれた事を示すメタネタである。
それは逆に、もし仮にマジンガーZが『終焉の魔神』となり、その時点で歴史を止めていたならば、彼らは一機たりとも生まれてくる事はなかったという事でもあり、このテーマはしっかりと物語の中で語られている。

「全てのロボット作品はこの作品から生まれた子供である」という論理は、それこそマジンガーZか鉄人28号でもなければ許されない。逆にそれが、この一見突拍子もなく見える展開を、マジンガーZに相応しい結末たらしめているのである。

ちなみにこのロボット達の中には、元々マジンガーシリーズに登場しているはずの、一体の魔神も混ざっている。
しかし、この魔神は劇中で言及されている通り、マジンガーZと顔を合わせた事が一度もない。そのためZEROはこの魔神を認識できなかったのである。
逆に甲児はこの魔神を「知っていた」ため、その姿を見て「待っていたよ、共に戦える日を……」と呟いた。
この理屈だともう一体、地獄の魔神がいても良さそうなものだが、目に見える限りでは戦列には姿を現していない。
通常の魔神皇帝らしきロボットはちらっと描かれているので、もしかしたらそちらに統合されたのかもしれない。


──ソウカ…コノ輝キハ私ソノモノカ… …ソウカ…

「フ…そう思っとけよ。夢の様な、良い眺めだろ」

──アァ

──確カニ

──素晴ラシイ……

余談

あまりに強すぎるが故に、「参戦させる事ができない」と名指しで否定された事もあったマジンガーZEROだが、本編が完結した事もあってか、2017年発売の『スーパーロボット大戦V』にて衝撃のスパロボ参戦を果たす事が報じられた。
しかし機体のみの参戦であるためPV中ではクレジットされている『真マジンガーZERO』の兜甲児ではなく『衝撃!Z編』の甲児が操縦しており、その上「やるぞZERO!」と完全に乗りこなしているため、参戦に向けた何らかの設定改変があるだろう事が予想される。
(実際過去作において、漫画版『ゲッターロボ號』に出てくる真ゲッターロボをTV版『ゲッターロボG』のゲッターチームが操縦する、といった前例はあった)
PVでは格闘、ブレストファイヤー、ルストハリケーンを披露しているが、ブレストファイヤーは地表を抉り、ルストハリケーンは相手を一瞬で塵と化すほどの威力である。また、オリジナル技としてグレートマジンカイザーを破壊した場面の一部を再現した「ファイナルブレストノヴァ」なる技をもつ。

ちなみに『スパロボV』は参戦作品が思いっきりリアル系に傾いており、スーパー系はマジンガーを入れて5・6作品程度となっている。
その上、前述の通り地球を簡単に破壊できるどころか、世界そのものを滅ぼすことすら容易なマジンガーZEROに単独で対抗できそうなのが、よりにもよってマジンガーと関係深いゲッターロボの皇帝だけという始末……まさに地球終了のお知らせ待ったなし状態である

本作のZEROは差異次元である原作の記憶を持ち、最期に再び可能性を開いた正真正銘のZERO=原作終了後のZEROである。どうやら可能性の光をもう一度見る為に来た模様。そのために、スパロボ時空に因果を紡いで干渉するというとんでもない事をしている。
もっとも、数多のロボットが存在できているという事実そのものが、すでにZEROが他のロボットを消し去る理由を失っている=ZEROが世界を滅ぼし、可能性を閉ざすような事態にはならないという何よりの証明でもある。実際、作中では「ZEROこそ最強」という根本的な思考は変わらないものの、甲児の意思を尊重したり他のロボットと共闘したりと原作よりマイルドな性格になっている。
なお、本作におけるマジンガーZは光子力に秘められた魔神パワー=ZEROの力を扱う器として開発された経緯がある。

ゲーム中では覚醒時に一度暴走して甲児を取り込み、自軍の前に敵として立ちはだかる事になってしまったが、これはDr.ヘルの言葉で疑念を抱いてしまった甲児のネガティブな感情に機体が呼応してしまったからで、ZEROの意志でそうなった訳ではない。
むしろ甲児に発破をかけて自身を制御するように促したりと、嘗て「自分から生まれ、自分を打ち破った光達」の様に「人の意志で力を振るうスーパーロボット」としてのあり方を重視している。
尤も、覚醒以前から甲児に「マジンガーは最強である」と言う認識を強く刷り込むなどの不穏な干渉を行い、自軍のメンバーに復帰後も尾を引く程の不信感を抱かれたりしているが、嘗てのZEROの強引を思えばご愛敬と言った所か。

ちなみに本作のマジンガー系の最終ボスは、おなじみミケーネ帝国闇の帝王であるが、彼が最期に垣間見た因果の果てに待つものが、『ゲッターエンペラーとタッグを組んだZERO』というどうあがいても(敵が)絶望な絵面だった。

スパロボVのネタバレを含んでおりますよ


結局彼はこの光景を見て完全に心が折れ、自ら復活を放棄すると言う、傍から見ればまさかの、しかし事情を知れば当然の結末を迎える事となった。

なお、スパロボVの後日談で仮にヤマトの敵であるガトランティス暗黒星団帝国ボラー連邦ディンギル帝国が攻めてきたらZEROが迎え撃つことは間違いないため彼らが死んだ方がマシと思うような目に遭うのはほぼ確定事項である。

関連タグ

真マジンガーZERO ぼくのかんがえたさいきょうの
マジンエンペラーG:Zの系譜に属さないマジンガーで、ZEROに対抗する為にスーパーロボット大戦世界で造られし新マジンガー。あの傲慢不遜なZEROが唯一、ダブルマジンガーを認め、共闘したマジンガー。
鹿目まどか:ZEROと同じく因果を塗り替えて神となった者。
∀ガンダム(黒歴史):ガンダムシリーズにおける似たような存在。ただし、こちらは地球環境の再生のために文明の破壊を行うが、ZEROは唯々、地球及び世界そのものを破壊する厄災である。
イデケイサル・エフェスシュウイチロウ・ユキムラダイモン・タングラムペルフェクティオアンチスパイラルアドヴェントナイアカリ・ユガジスペル大神龍ノイヴォルフスパロボにおけるよく似た存在。ZEROはこれらラスボスと同格である。
なおイデ(イデオン)は『真マジンガーZERO VS 暗黒大将軍』の最終決戦に助っ人として来ているが、これはその時点での利害が一致しただけに過ぎず、場合によってはZEROと平気で手を組むと思われる。
デウス・エクス・マキナ

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