概要
「もしも○○がこうだったら」等、現実の世界を希望通りの世界に改変する能力を指す。
歴史改変とは違い、元からそうだった、今そうなったという既成事実を作り出すのが特徴。また、他人の認識だけではなく物質やそれを形成する宇宙の法則そのものを改変出来るので常識改変とも大きく異なる。
欲しいものがあればなんの努力もせず手に入り、恋愛や人間関係も自由自在。たとえ敵が現れても瞬殺どころか最初から居なかったことに出来る。それどころか自分にとって都合のいい世界や宇宙を一から作り出す事すら可能。文字通り神やチートの如き能力であり、いわゆる超能力の中でも万能かつ最強の能力と言える。
一方、あまりにも万能過ぎて物語や世界観を破綻させかねない面があり、作中に登場する際には何らかの制約が設けられることが多い(使用者が能力を自覚していない、能力者が意識している部分しか改変できない、能力の発動範囲などに限界があるなど)。あるいは主人公の敵対者や中立的存在しか所持していない事も多い。
例えば『SCP Foundation』では「スクラントン現実錨」などの現実改変を阻害する装備が存在し、現実改変者に対する対抗策も確立しているので、並の現実改変能力者は作中に登場する前に抹殺されている(これは先述の「現実改変能力によって物語や世界観が破綻する」事を阻止する為の設定と言える)。一方、それらの対策が通用しない強力な現実改変能力者、あるいは現実改変能力が通用しないSCPオブジェクトも脅威として存在している。
アダルト系の作品に本タグが使用されている事もあるが、流石に上記のような万能の力が登場する事は少なく、「常識改変」の意味で使用されている事が多い。
一例
- 涼宮ハルヒ(涼宮ハルヒシリーズ)
- SCP-239(SCP Foundation)
- SCP-240-JP(SCP Foundation)
- SCP-280-JP(SCP Foundation)
- 崇高なるカルキスト・イオン(SCP Foundation)
- 他多数(SCP Foundation)
- 世界変換マシン(ドラえもん)
- UMA(アンデッドアンラック)
- チェンソーマン(チェンソーマン)
- スカーレットウィッチ(X-MEN)
- なお、MARVELコミックには彼女以外にも現実改変能力を持つ者が少なからず存在する。
- ラムダ・ドライバ(フルメタル・パニック)
- 常磐ソウゴ/仮面ライダージオウ (仮面ライダージオウ)
- 創世の女神(仮面ライダーギーツ)
- 浮世英寿/仮面ライダーギーツ(仮面ライダーギーツ)
- 新条アカネ(SSSS.GRIDMAN)
- ただし、改変には怪獣を介する必要があり、かなり制限が多い。
- 髙羽史彦(呪術廻戦)
- ザ・ワールド・オーバーヘブン(ジョジョの奇妙な冒険アイズオブヘブン)
- スタープラチナ・オーバーヘブン(ジョジョの奇妙な冒険アイズオブヘブン)
- シオン(転生したらスライムだった件)
- ミスター・VTR(キン肉マン)
関連タグ
メタフィクション:一部の現実改変はこの要素を持つ。