『次に奇妙な世界の扉を開けてしまうのは
あなたかも知れません……』
概要
1991年放送開始。
10分〜40分程度の短編映像作品を放送するオムニバス構成の番組。
現在は年に2回、番組改編期のスペシャル番組として継続。
『奇妙』というタイトルの通り、低予算ながらも実験的な試みが為された作品が多く、そのジャンルもホラーからギャグ、感動系からシュールまで、多種多様である。
OPの影響もあってか、一般的にはホラー系番組としての印象が強く、事実、長編映画化された「急患」をはじめとして、短編ながら優れたホラー作品が多く、中には人気のあまり一人歩きしすぎて都市伝説化した作品もある。
大抵はオリジナル短編が多いが、中には原作付きの話もあり、星新一や小松左京、筒井康隆といった小説界隈の巨匠から、永井豪や藤子・F・不二雄、手塚治虫作品といった漫画、果ては電撃文庫といったラノベが原作であったりする事も。少年ジャンプ系誌からもいくつか読み切り作品がドラマ化された。
ストーリーテラーを務めるタモリの不気味なキャラクターも、奇妙な世界を演出するのに一役買っている。これはヒッチコック劇場でのストーリーテラーであったヒッチコックがモチーフらしい。
また、配島邦明によるメインテーマ『ガラモン・ソング』も、わざと不協和音を多用することで、夜中に1人では絶対に聞きたくない不気味な曲となっている。(後述)
が、あくまでこの番組のテーマは『奇妙』であり、ホラー系に限らず傑作短編がいくつも存在する。
この番組は若手脚本家の登竜門ともされており、中には『奇妙』の解釈や番組の(主にOP)のイメージでホラー系のシナリオばっかりが集まってしまい、多種多様さを持つ奇妙を演出したいのに困った事になった時期もあったらしい。
また、意外なキャストがゲスト出演する事があり、1991年には「覆面」で獣神サンダー・ライガーが、「'18春の特別編」にはガチャピンとムック、「'21夏の特別編」にはゲーム実況者のもこうが出演している。
制作の都合上、タレントの肖像権や制作会社の著作権が複雑に絡むため、大半の作品が事実上お蔵入りになっている。過去にはVHSやDVDも発売されたが、収録された作品は全体のほんのわずかで、FODで配信されている放送回も非常に少ない。アーカイブ化されていない作品を合法的に視聴する方法は皆無に等しいので、地上波やCSで再放送された際には録画することをお勧めする。
使用曲
『ガラモン・ソング』配島邦明(コーラス 音羽ゆりかご会)
『ストーリーテラー』配島邦明
発売はSonyMusicから。
放送回およびタイトルの一覧
詳しくは個別記事(世にも奇妙な物語のエピソード一覧)へ
余談
pop'n music12 いろはでは版権として『ガラモン・ソング』が収録されていた。
ジャンル | キミョウ |
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該当キャラ | ミミ |
アーティスト | ♪♪♪♪♪ |
曲コメントを見る限り、収録を(無理やり)成功させたのはwac。
本人曰く、「結構昔(それこそポップン7くらい)から入れたい」と思っていた。
しかしAC16にて削除。現在、この曲がプレイ出来るのはCS10のみとなっている。
また、AC12ではタモリ繋がりで「笑っていいとも」テーマも一緒に収録されていた。
なお、このガラモン・ソングであるが意外な事をする事で不気味な印象が薄れるのである。
それは「手拍子を不協和音部分に入れる」事である。これによって不協和音が打ち消される為だという。なお、不協和音を多用しているこの楽曲だからこそ成り立つものである事も判明。
これは同じフジテレビの番組トリビアの泉で判明したものである。
関連項目
フジテレビ みんなのトラウマ 犬時間 闇芝居 ほんとにあった怖い話 どんでん返し