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ナザリック地下大墳墓

なざりっくちかだいふんぼ

ナザリック地下大墳墓とは、丸山くがね著のライトノベル『オーバーロード』に登場する伝説の異形種ギルド、《アインズ・ウール・ゴウン》の拠点。
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概要

ナザリック地下大墳墓とは、ユグドラシルの悪名高きギルド《アインズ・ウール・ゴウン》のギルド拠点にして、転移後の世界におけるアインズ達の活動拠点である。

地上部分の陵墓に加え地下一〜十階層で構成されており、さらに転移しないと行けない隠し部屋たる《宝物殿》なども存在する。

かつて1500人の討伐隊を退けた事もある難攻不落の要塞で、ユグドラシルのサービス終了日まで誰一人として九階層より先を見た挑戦者はいなかった。

ユグドラシル時代は《ヘルヘイム》の辺境にある湿地帯の奥に存在し、『グレンデラ沼地』という毒沼で覆われていたが、転移後は草原の中に出現している。

住人

ナザリック地下大墳墓には、かつてのギルドメンバー達が製作したNPC達を筆頭に、召喚モンスターなど多くの異形種達が住んでいる。
そのほぼ全てがアインズに対して尋常ではない忠誠心を抱いており、アインズやナザリックのために働き、その命令をこなす事を存在意義としそれ自体を至上の喜びとしている。
そのためアインズが彼らの事を慮って休息を許しても、「働けない」からという事で不満が出てしまい、「休息する」事を直に命令しなければならない程

なおNPC達の属性は大半が『悪』に偏っている上に、ユグドラシルのプレイヤーなのが関係しているのかどうかは不明だが、カルマ値(※)による属性の作用が働いていないアインズとは違い彼等の方は忠実に作用しているため、結果として人間を『下等生物』『餌』『面白い玩具』としか捉えていない者達ばかりで構成されてしまっている。
それ故に転移後の世界では、必要であっても下手に人間の前にやれないという弊害が発生している。

なお、個々の設定云々に関わらず、NPCの女性キャラは全員が処女


※…カルマ値とは、キャラクターの性質を表す数値を意味する。
この数値次第で『極善』『善』『中立』『悪』『凶悪』『邪悪』『極悪』のいずれかの属性に決まるが、中には『中立~悪』『邪悪~極悪』といった様に示されているキャラクターもいる。

そうして決められた属性は、キャラクターの性格や行動指針に深く影響する。
簡単に言うと、プラス側の者は温厚で性格が良い場合が多く、マイナス側の者は残忍で性格が悪い場合が多い

各々の属性

極善セバス・チャン
ユリ・アルファ、ペストーニャ・S・ワンコ
中立~善シズ・デルタ
中立コキュートス、パンドラズ・アクター、ヴィクティム、恐怖公
中立~悪アウラ・ベラ・フィオーラ、マーレ・ベロ・フィオーレ、エントマ・ヴァシリッサ・ゼータ
凶悪ルプスレギナ・ベータ
邪悪ナーベラル・ガンマ、ソリュシャン・イプシロン、ニューロニスト・ペインキル
邪悪~極悪シャルティア・ブラッドフォールン
極悪アインズ・ウール・ゴウン、アルベド、デミウルゴス

構造

第一~三階層 墳墓

シャルティア・ブラッドフォールンの守護領域。
入り組んだ迷路の様になっており、デストラップが多数仕掛けられている。
外見は元は煌びやかだったが今は朽ち果てた(という風に作られた)地下聖堂。
第四階層への転移門(ゲート)とピンからキリまで無数のアンデッドが配置されており、手っ取り早く雑兵で軍勢を編成する場合には、大抵ここのPOPモンスターが使われる。

五大最悪の一人、『住居最悪』恐怖公もこの領域の一部を賜っている。

第四階層 地底湖

ガルガンチュアの守護領域。
巨大な地底湖が広がっており、その底にガルガンチュアが沈んでいる。

第五階層 氷河

コキュートスの守護領域。
多数の氷山で埋められたエリアであり、冷気ダメージと行動阻害のエリアエフェクトに本来は覆われているが、維持コスト削減のために転移後の世界ではカットされている。

ここにはナザリックに敵対した者を幽閉する(という設定で作られた)『氷結牢獄』がある。
転移後は実際に、その設定に忠実に従って利用されている。
この牢獄の一部に『真実の部屋』と呼ばれる部屋が存在し、五大最悪の一人『役職最悪』ニューロニスト・ペインキルがいる。
また、アルべドの姉であるニグレドもこの場所にいる。

第六階層 ジャングル

アウラ・ベラ・フィオーラマーレ・ベロ・フィオーレの守護領域。
高さ200mの天井に昼夜を再現した空が広がり、屋外にしか見えないジャングルが広がっている。特に夜空の作り込みはブルー・プラネットが自身の理想を体現したもので、高い完成度を誇る。
ただし天気は変わらないので、マーレが定期的に雨を降らしている。

この階層に張られている巨大な蜘蛛の巣を中心に、複数の階層に跨がって守護する領域守護者グラント『蟲毒の大穴』に五大最悪の一人餓食狐蟲王がいる。
ローマのコロッセオを真似て作られた円形闘技場が、存在感を示している。
最近になってトレントや一部の蜥蜴人(リザードマン)達といったナザリック外から移住してきた者達が住む仮集が作られ、畑や果樹園も備え付けられている。

RPGアツマール版では、円形闘技場で勝ち抜き方式の練習試合が行われており、銀貨やアイテム等が報酬となっている。

第七階層 溶岩

デミウルゴスの守護領域。
崩壊した古代ギリシャ風の神殿といった様相を呈しており、一見すると何も無い廃墟にしか見えないが、実はウルベルトがデミウルゴスの為に様々な物を隠して配置している。
溶岩の川の中に潜んでいる、超巨大奈落(アビサル)スライムの領域守護者である紅蓮は、己のテリトリー内においては上司のデミウルゴスを上回る戦闘力を発揮する

第八階層 荒野

ヴィクティムの守護領域。
ナザリックの最終防衛ラインであり、ここを突破されることは事実上、ギルドの崩壊を意味する
かつてのプレイヤー1500人による侵攻時はここまでの侵攻を許してしまうものの、WEB版では第八階層の守護者が圧倒的な力で、書籍版ではヴィクティムが能力で足止めをしている間に、ギルドメンバーが一掃する形で難を逃れた。

『あれら』と称される、ナザリックの最強戦力が封印された非常に危険なエリアとなっており、守護者であってもアインズの許可なく立ち入りする事は許されていない。
また、プレイアデス七姉妹の末妹にしてリーダーのオーレオール・オメガが守護する『桜花聖域』と呼ばれる場所が存在し、そこには本物の《スタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウン》が保管されている。

第九階層 ロイヤルスイート

ギルドメンバーのリビングスペース。 大浴場・バー・ラウンジ・雑貨店・ブティック・ネイルアートショップなどなど様々な設備が存在する。これらの設備は、あくまでもユグドラシル時代は雰囲気を出すための小道具にすぎなかったが、世界の転移後は実際にその役目を果たすために稼働している。
使用人や一般メイドら戦闘力を持たないNPC達の主な仕事場でもあり、彼らの取り纏め役であるセバス・チャンがある意味階層守護者的な地位を占めている。

また、ギルド《アインズ・ウール・ゴウン》のメンバーのPOP地点である、巨大な黒曜石の円卓に41の椅子が並べられた部屋。
《スタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウン》は作られて以来、一度もこの部屋から動かされずにユグドラシルのサービス終了日を迎えた。

RPGアツマール版では、このフロアで階層守護者達との会話イベントが発生する。

第十階層 玉座

玉座の手前には大広間が存在し、レメゲトン七十二の悪魔を象った超希少金属のゴーレム(ただし制作者が途中で飽きたので、67体しかいない)に囲まれ、天井では四色のクリスタル型モンスターが光を放っている。
クリスタルは戦闘時にはエレメントの召喚と魔法爆撃を行い、ゴーレムと合わせたその戦闘力は100レベルパーティー二つを壊滅させられるほど強力である。

そして玉座の間は、アインズがユグドラシルで最後の時を迎えるにあたって選んだ場所。至高の四十一人の旗が掲げられ、ナザリックの全てを管理する部屋でもある。
ナザリックの外からの転移はこの部屋へしか行えず、階層守護者の統括たるアルベドがユグドラシル時代は常駐していた(と言うか創造主のタブラ・スマラグディナが、アルベドの個室を作らずここに置きっぱなしにしていた)。
最奥には世界級(ワールド)アイテムの一つが設置されており、三階程度の高さの壁にはアルベドの荷物が隠されていた。

宝物殿

ナザリック唯一の、階層守護者の管理下に置かれない場所。詳しくは該当記事を参照。

用語など

至高の四十一人

ギルド《アインズ・ウール・ゴウン》のメンバーにして、ナザリック最高最強の支配者達。
転移後の世界ではアインズしか残っていないため、唯一の支配者として君臨している。

階層守護者

ナザリック各階層の守護・管理、同守衛モンスター及び、NPCの指揮を統括する最高責任者。

領域守護者

各階層に存在する特定領域の守護・管理を任された階層守護者の下位互換。
各階層守護者の直属の部下でもあるが、場合によっては階層を跨って複数の領域を任されている、特殊な領域守護者も存在している。

ただし、アインズの直轄である宝物殿のみ、唯一階層守護者を上司に持たない。

プレアデス

アインズ直轄の多目的遊撃隊とも言うべき、戦闘力を持ったメイドチーム。
元々は使用人統括のセバスと共に、最終防衛ラインである第八階層が突破された際の時間稼ぎ要員兼、第九階層の雰囲気作りのために配置された存在。

一般メイド、男性使用人

第九階層の管理・維持業務を中心に行っている、雑用の召使達。
戦闘力はなく、ユグドラシルでも第九階層の雰囲気作り(一部のギルメンの趣味)で配置された存在に過ぎなかったが、転移後の世界では召使としてちゃんと機能している。

男性使用人は皆、ショッカーの戦闘員を思わせる覆面に執事服という奇怪な出で立ちをしている。
41人の一般メイドは、『至高の四十一人全員の身の回りのお世話を担当する』という設定が与えられていたため、ユグドラシルではそれぞれの私室に常に配置されていた。
メイド達はプレアデス程では無いものの、全員が整った美しい容姿を持つ。また、自身の仕事に「偉大なる至高の御方より与えられた尊き職務」と壮絶な自負を以て臨み、守護者やプレアデス達に負けず劣らずの狂信者の集団でもある。
アインズを含む至高の四十一人に支配される事を至上の喜びとし、どの様な命令であっても心底から喜んで遂行するが、休まされる事に関してだけは他のシモベ達以上に不満を露わにしており、アインズが対一般メイド限定の「休ませ作戦」を立案して実行した程。
ローテーションは昼勤30名・夜勤10名・休息1名で、この休息はアインズ専用の部屋付きメイドとして務める役『アインズ様当番』の担当となった者がその前日に行うもので、「至高の御方に直接お仕えするにあたり、粗相のないよう万全に体調を整えるべし」との名目で、アインズ様当番の一環として義務化された休養となっている。

彼等彼女等の属性は不明だが、少なくともメイド達に関しては多少の個人差はあれど、ナザリック外部や人間に対してあまり良い感情は抱いていない模様(ただし、エンリ達の様なアインズの客人として招かれた存在には、ちゃんと礼儀を以て接している)。
その一例として、上位のシモベらが行っている対外任務に対しては恐怖感を抱いている者も多い(所属NPCの死亡を極度に忌避するアインズの方針で、戦闘力を持たないNPCがナザリック外に出される事はまず有り得ないのだが…)他、後輩メイドで転移後世界の住人であるツアレの事は、「仕事を奪う忌々しい部外者」と内心疎んじている。

特記戦力

ナザリックには、普段は封印されている規格外戦力が存在する。

ルベド

アルベドとニグレドの妹で、同様にタブラ・スマラグディナを創造主とするNPC。
名実共にナザリック最強の戦闘力を誇るNPCで、階層守護者が束になっても敵わないギルド最強プレイヤーのたっち・みーより更に上という、訳の分からない強さを有している。
転移後の世界において規格外なナザリック勢の更なる規格外という事もあり、姉のニグレドからは「いずれナザリックに災いをもたらす存在」だとして、危険視されている。
ずっと封印されたままだったが後に起動され、アルベド率いる『至高の四十一人捜索部隊』に高レベルモンスターやパンドラズ・アクターと共に加わって、外征している。

第八階層のあれら

第八階層に封印されたナザリックの最強戦力
アインズが課金に次ぐ課金の果てに作り上げたバケモノの中のバケモノ達であり、一体一体が階層守護者達を遥かに凌ぐ凄まじい戦闘力を有している
その強さたるや、世界級アイテムを併用した場合には、一体でも上記のルベドを凌ぐとされる。
至高の四十一人以外では、ごく一握りの最高幹部しか存在を知らされていないとされるナザリック地下大墳墓最大の機密でもある様で、とにかく謎が多い。
ユグドラシル時代に1500人ものプレイヤーによる大侵攻があった際、モモンガによる指揮の下第八階層にて殺戮の限りを尽くしたらしく、防衛の勝利に多大な貢献を果たした。

正体は不明だが、『大虐殺』の際にその一角と思しき謎の発光体が密かに出陣していた。

保有世界級アイテム

ユグドラシル内に存在した最大最強の効果を持つ、200種類のアイテム。
一個でも所持していれば強豪ギルドの証であったが、《アインズ・ウール・ゴウン》はこれを計11個も所持しており、転移後世界でも受け継がれて宝物殿に保管されている。
転移後世界では、シャルティアが現地の世界級アイテムで洗脳された一件から、幾つかが対抗手段として対外任務に従事する守護者達に預けられている。

幾億の刃、ヒュギエイアの杯

現在のところ効果は不明。
デミウルゴスやコキュートスに預けられている。

真なる無(ギンヌンガガプ)

対物体破壊特性の範囲攻撃を放つ事が出来る、攻撃用世界級アイテム。
また、形態変化で武器化すると神器級(ゴッズ)アイテムに相当する性能と『破壊不能』の特性を持つ強力な武器としても運用できるが、攻撃に特化された神器級武器には及ばない。
タブラ・スマラグディナが勝手に持ち出してアルベドに装備させており、アインズが見逃した事もあり、転移後世界でもそのまま彼女のメイン武器となった。

強欲と無欲

禍々しく攻撃的な意匠の漆黒の小手『強欲』と華美で滑らかな意匠の白銀の小手『無欲』で構成された、一対一組の防具型世界級アイテム。
これらを装備した状態で敵を倒して得た経験値を『強欲』が吸収・ストックし、それを『無欲』が変換・消費する事で、発動者の経験値の消費を代償とする効果(超位魔法《星に願いを(ウィッシュ・アポン・ア・スター)》の発動など)に転用する事が可能となる。
マーレ・ベロ・フィオーレに預けられている。

山河社稷図

人間の子供ぐらいの大きさがある、巨大な巻物型の世界級アイテム。
巻物を開く事で発動し、所有者とその周辺エリアの生物を丸ごと形成した異空間に取り込んで隔離し、閉じ込めてしまうという効果を持つ。
所有者は隔離用異空間の環境や内部の生物に影響を与える妨害エフェクトの効果を、決められた内容の中から自由に選んで設定する事が可能。
ただし、閉じ込められた者はランダムに指定される条件を満たす事で脱出が可能で、その手段で脱出されると山河社稷図の所有権を奪われてしまうという欠点がある。
アウラ・ベラ・フィオーラに預けられている。

諸王の玉座

玉座の間にあるアインズの玉座。
現在のところ効果は不明。

〇〇〇〇・オブ・モモンガ

アインズの腹部にある赤い宝玉。通称『モモンガ玉』
ギルドメンバーからも常時所持が公認された、完全なるアインズ専用の世界級アイテム。
詳細は不明だが様々な効果を有しているらしく、その中にはアインズ本人の経験値の消費を代償とする計り知れない力を発揮するものもある模様。
かつてナザリックを襲った1500人ものプレイヤーによる侵攻において、ヴィクティムや『あれら』と共に、侵攻軍を壊滅させた主要因の一つとされている。

その他

正式名称・効果共に不明ながら、オーレオールが所持していたワールドアイテムが言及されており、こちらは現在シャルティアに預けられている。
また、ワールドアイテムの中でも特に凶悪な効果を持つ使い捨て式の『二十』の内二つが《アインズ・ウール・ゴウン》の所有下にあるが、こちらも詳細は不明。

余談

WEB版では名称がナザリック地下大墳墓ではなく、『ナザリック大地下墳墓』という名称になっている。

関連タグ

オーバーロード(アニメ)
階層守護者 領域守護者 至高の四十一人 プレアデス(オーバーロード) 宝物殿(オーバーロード)

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