概要
3人しかいない女性メンバーの1人。同じ女性メンバーである、ぶくぶく茶釜と餡ころもっちもちとは親友同士。二つ名は“脳筋先生”。
現実世界では、アーコロジー内の小学校で教師を務めている。本名は“山瀬舞子”。
“あけみ”という名の妹がおり、彼女も《ユグドラシル》をプレイしていたが使用していたアバターがエルフであったため、異形種限定の《アインズ・ウール・ゴウン》には加入できなかった(それでもギルドにはよく遊びに来ていた模様)。
所属NPCユリ・アルファの創造主。
人物像
秀才肌である自分とは対照的な天才肌である妹のあけみと常に比較されていたが、妹が姉を尊敬している事もあり、今では比較される程度では動じなくなる樹齢万年の様な精神を身に付けた。
ただ一人称は「ボク」である事や、「相手のデータを覚えていないから取り敢えず殴ってみよう」という良く言えば勇ましい、悪く言えば脳筋という男気溢れる一面があり、そのせいか少女時代に後輩の女子から本気で告白された事がある。
だがやまいこ本人はれっきとした異性愛者である事に加え、その告白が原因で後輩と妹の仲が拗れてしまった為に、そういった女同士の恋愛は勘弁して欲しいと思っている。
モモンガが悔しさや羨ましさのあまり転げ回った事がある程のメンバーの中で屈指のクジ運の持ち主で、彼がボーナスの全てをつぎ込んでようやく入手した非常に希少な課金アイテム『流れ星の指輪(シューティングスター)』を、たった1回同じ課金くじ(500円)を引いただけで手に入れている。
容姿
種族は“半魔巨人(ネフィリム)”。外見は巨大な腕を持つ醜い巨体である。
以前「別の異形種に変えるかも」と言っていたそうだが、変わっていない所を見ると案外気に入っているらしい。
強さ
防御と回復に特化したビルドを構成をしており、能力値の中で2つが非常に高く3つが非常に低いという種族特性において、精神力と耐久力を上昇しやすい設定にしている防御ヒーラー。
装備も防御力を重視した物であり、ぶくぶく茶釜やばりあぶる・たりすまんといった本職のタンク役に代わって、盾役を務められる程。
しかしそれ故に攻撃力を犠牲にしているので、主装備のガントレットである『女教師怒りの鉄拳』による直接ダメージは殆ど無い事から、敵を吹っ飛ばし距離を取る効果を強める事で補っている。
最大MPも回復役としては申し分ないものの、補助魔法等を併用するとなると心許無いと言わざるを得ず、特に攻撃魔法は非常に貧弱である。
そんな彼女は言わば“最終防衛ライン”であり、パーティが壊滅しかかった時に盾となり、傷を癒し、瀕死の仲間を復活させる役割を担っている。
主な使用魔法
- 大致死(グレーター・リーサル)
特典小説『プロローグ 下』で使用。信仰系魔法。対象者、または自身に膨大な負のエネルギーを与える。
対象が生者であればダメージを受けるがアンデッドの場合は回復するという、アンデッドにとっては最大の回復魔法。
- 全体回復(仮称)
特典小説『プロローグ 下』で使用。パーティー全体を高速回復させる大技。
- 力の場(フィールド・オブ・フォース)
特典小説『プロローグ 下』で使用。防御魔法だが、詳細は不明。
- オシリスの裁き(ペレト・エム・ヘルゥ)
特典小説『プロローグ 下』で使用。超位魔法。一時的にカルマ値がプラスの者はよりプラスに、マイナスの者はよりマイナスになる効果がある。
なお魔法を使用した際、エリア内全員の頭上に心臓と羽の乗った天秤が浮かび、その後カルマ値がプラスの者は羽側が、カルマ値がマイナスの者は心臓側が傾く描写がある。
余談
TYPE-MOONが同人サークル時代に販売した月姫のファンディスク、『歌月十夜』に収録された短編の1つである『黎明』に登場する“山瀬舞子”が元ネタ。
なお『黎明』は、作者の丸山くがねが小説家デビューする前に執筆した一般公募作品。
妹のあけみも同じく、『黎明』の登場人物にして舞子の妹である“山瀬明美”が元ネタになっている。