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オーバーロード(アニメ)

おーばーろーど

ここでは丸山くがね作のライトノベル及び、それを原作としたテレビアニメについて記載する。
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※当記事及びタグでは、同名の作品タイトルやキャラ名の区別をするため便宜上、『(アニメ)』を付記している。書籍・アニメ版以外でのデザインも区別の為、内包している点を留意したい。詳細は後述の説明を参照。

なおWEB版に関してはオーバーロード(WEB)、アプリゲーム版に関してはMASS FOR THE DEADとして単独記事が存在する。

概要

作者・丸山くがね氏が“むちむちぷりりん”名義で小説投稿サイト、『Arcadia』で連載したWEB小説(後に小説家になろうでも掲載。その後はこちらのサイトをメインにしている)であり、後にKADOKAWAエンターブレインの書籍版も刊行されている。

この2つはWEB小説そのままの物を書籍化したものではなく、それぞれ根幹はあれど別のストーリーになる様に執筆されているため、WEB小説連載の物も維持されている。後者書籍版は、漫画版及びアニメが制作されている。
各四種でのキャラデザや展開の違いも、見ものとなっている。

評価

当初書籍版の売り上げは数10万部単位と知る人ぞ知る佳作であったが、後述のアニメ版が予想外の大ヒットを繰り出した事で、当時は電子書籍化がまだなされてなかった事により幾つもの書店から書籍版の姿が消えてしまい数多くの難民が続出し、気が付いてみれば書籍版の売り上げ部数が10倍に跳ね上がっており、その結果カドカワは2015年当時の4~6月期に2億円にも及ぶ赤字を出して頭を抱えていた所を、アニメ一期が放送された7~9月期で利益を回収して、連結決算は最終損益が19億円の黒字に転換するにまで至った。

作者も驚きを吐露したこの思わぬヒットを受けて、当初は想定されていなかった後述の劇場版総集編、極秘裏にアニメ二期以降の制作が執り行われる事になり、そしてアニメ二期の終了後には書籍版の売り上げが700万部に達するまでに至った。

アニメ版

テレビアニメ版は2015年夏アニメとして、7月から9月までTOKYOMXKBS京都サンテレビAT-XBS11テレビ愛知で全13話が放送された。アニメーション制作はマッドハウス

2017年に公開された劇場版総集編『漆黒の英雄』の上映後の告知で、テレビアニメ版第2期制作決定の発表が行われた。なおこれに伴い、同年10月から12月まで第一期の再放送が行われた。

後に、テレビアニメ版二期こと『Ⅱ』が2018年冬アニメとして全13話が放送。
『Ⅱ』の最終回放送後の速報で『Ⅲ』が2018年夏アニメとして放送予定である事も発表され、7月から10月まで全13話が放送された。

2021年5年8日にはテレビアニメ版四期と完全新作劇場版の制作が決定し、『Ⅳ』が2022年夏アニメとして7月から9月まで全13話が放送された。劇場版は『聖王国編』を描くとされる。

地上波放送に関しては『Ⅱ』と『Ⅲ』(及び一期の再放送)に関して、放送局が変更になった地域が存在する。
また2020年4月から6月にかけて、TOKYOMXとKBS京都(ほか)で実施されたイベント放送・KADOKAWA『春の異世界×ファンタジーまつり』のトップバッターに、本アニメ1期第1話が抜擢された。

本放送には若干遅れているものの、JCOMの『アニおび』枠でも放送されており、こちらでは一挙放送で放送された事もある。

その後書籍版の売り上げが760万部に達した頃に、『Ⅲ』の先行上映イベントで1話が先駆けて公開されるのと同時に、7月から正式放送開始のアナウンスがなされ、これまで行われてきたコラボ展開ではないオーバーロード初のスマホゲームMASS FOR THE DEADが発表された。

更に『Ⅲ』の放送が開始されてしばらく経った後、公式がRPGツクールMVを用いて作成されたフリーゲーム版が配布され、その後にもアクションゲームツクールMV用いて作成されたフリーゲーム『DUNGEON OF NAZARICK』も配布された。

2019年春2020年冬には本作、『この素晴らしい世界に祝福を!』、『Re:ゼロから始める異世界生活』、『幼女戦記』をクロスオーバーさせたぷちアニメが放送された。詳細は異世界かるてっとを参照。


漫画版

『オーバーロード』

コンプエース誌上で、作画担当の深山フギン氏・シナリオ担当の大塩哲史氏によるコミカライズが隔月で連載中。
初期はダイジェスト形式の様な駆け足ペースで進行し不評だったが、一般的な形式に改めて以降は持ち直した模様。概ね原作の流れを踏襲しているものの、省略されたキャラや描写も存在する。現在17巻まで刊行中。

『オーバーロード 不死者のOh!』

アインズ様


スピンオフ作品。生き生きとした筆致で描かれる、濃厚なテイストのギャグ漫画。
ネタは作者のじゅうあみ氏が原作者との打ち合わせの上で執筆しているため、掲載情報も半公式と言って良いファン必読とも言える作品(しかしそれでも、原作との差異は幾つか存在する)。現在10巻まで刊行中。

あらすじ

時は2138年。一大ブームを巻き起こした仮想実体感型オンラインゲーム《ユグドラシル》は、サービス終了を迎えようとしていた。
プレイヤーであるモモンガも仲間と栄華を誇ったギルドで、一人静かにその時を待っていた。しかし、終了時間を過ぎてもログアウトしないゲーム。突如として意思を持ち始めたNPC達。ギルドの外には見た事もない異世界が広がっていた。

現実世界ではゲーム好きの孤独で冴えない青年が、骸骨の姿をした最強の大魔法使いとなる!
世界を掌中におさめる死の支配者、ここに光臨!!(公式ホームページより引用)

特徴

本作最大の特徴は異世界転移した人間による世界征服』という、この手のファンタジーにおける定番である『異世界転移した人間が世界を救う勇者になる』と言う話を反転させた点にある。

それも主人公側を徹底的に『悪の魔物軍団』として描き、現地に存在する英雄的・勇者的な人間がなす術も無く、ただ一方的かつ絶対的な力の前に情け容赦なく踏み潰されるという、救いようのない展開を見せる事である。

更に作者も過去に明言している通り、作風及びメインテーマは『弱肉強食』
基本的には、絶対強者である主人公陣営が現地の弱者を圧倒する事が作品のメイン描写であり、または主人公陣営以外の『強者』が無力な『弱者』を蹂躙するという展開も、往々にして見られる(運良く主人公の庇護下、または傘下に入れた事で、滅亡を免れた集団や国家も幾つか存在する)。

この手の「絶対的な悪意になす術も無く踏み躙られ続ける」という話は、クトゥルフ神話と言う前例があるものの、日本の漫画・ラノベ的な文脈、引いては主人公側が加害者として描かれる事は珍しい(実際のところ、クトゥルフ神話をリスペクトしている節があり、登場人物の設定や魔法の名前に、クトゥルフ神話の要素が見受けられる事がある)。

もっとも作者は悪逆を描きたい訳では無く、主人公達は主人公達なりの善で行動しているため、いわゆる悪役では無いとの事。これは他の悪人と言えるキャラクター達も同じである。

登場人物

オーバーロードの登場人物および所属一覧を参照。

主な国家

人間種

リ・エスティーゼ王国

最初の主な舞台となる王国にして、人間種の国家の中でも最大の版図と人口を有する大国。
しかし政治の腐敗と犯罪組織八本指の暗躍、スレイン法国による工作、バハルス帝国との戦争など、多種多様な内憂外患に悩まされている。

バハルス帝国

リ・エスティーゼ王国とアゼルリシア山脈を隔てて東側に位置する、人間種の国。当代皇帝ジルクニフ・ルーン・ファーロード・エル=ニクスの改革と統治によって、目覚ましい発展を遂げて屈指の大国に成長しており、その軍勢は数は少ないながらも精強無比。
王国とは戦争状態にあり、カッツェ平野で毎年戦争を繰り広げている。

スレイン法国

リ・エスティーゼ王国の南側に位置する、人間種の宗教国家。600年前に降臨した伝説の六大神によって造られた国で、六大神信仰を頂く強固な政治体制を築き上げ、特殊工作部隊六色聖典を筆頭とする非常に強大な軍事力を有する。
人類至上主義を掲げ、人類以外の人間種や亜人、異形種の排除を徹底している。

ローブル聖王国

スレイン法国とアベリオン丘陵を隔てて、西側に位置する人間種の半島国家。ここでの国王は『聖王』と呼ばれている。四大神信仰を頂く宗教国家でもあり、神殿勢力の意向や影響力が非常に強い。
隣接するアベリオン丘陵から侵攻してくる亜人達に悩まされてきた歴史があり、聖王から認められた『九色』と呼ばれる精鋭達を筆頭に加え、長い戦いの歴史と神殿勢力の影響力の中で発達した聖騎士団や神官団、比較的練度の高い正規軍など強力な軍事力を有している。

竜王国

スレイン法国とカッツェ平野を隔てて東側に位置する、人間種の国家。人間と交わって子を成した“七彩の竜王(ブライトネス・ドラゴンロード)”の子孫が統治する国で、竜人でもある国王は、『始原の魔法(ワイルド・マジック)』を行使できる能力を有している。
しかし、近年では隣国のビーストマン達から侵攻を受け、滅亡の危機に瀕している。

カルサナス都市国家連合

バハルス帝国の北東に位置する国家。その名の通り、複数の都市国家で構成された連合国家であり、住民の主体は人間種だが亜人種が治める都市も含まれ、冒険者組合も存在している。

山小人の国

アゼルリシア山脈に位置する、山小人(ドワーフ)達の王制国家。非常に高い鍛冶技術を有しており、ルーン技術による武具のマジックアイテム化が人類種の国家で重用されていたが、近年では人類の魔化技術に押され廃れている。
また、土掘獣人(クアゴア)との抗争で国土の大半を失陥し、滅亡の危機に瀕している。

森妖精の王国

スレイン法国南方のエイヴァーシャー大森林にある、森妖精(エルフ)達の王制国家。
スレイン法国とは戦争状態にあり、現在では国土深く浸食され劣勢にある。それ故に、強者の子供による軍隊を作らんと企む国王が、日々子作りに励んでいる。

インベリア王国

外伝『亡国の吸血姫(ヴァンパイアプリンセス)』に登場した国。ヒロイン・キーノの父であるファスリス王が統治していた国で、人口は約500万程度。首都の名は『インベルン』。宝珠を持つ太陽の男神“ベ・ニアラ”と、宝杖を持つ月の女神“ル・キニス”の二神を主に信仰する、『ナ・ベール』を国教としている。
七色に輝く瞳が特徴の、四大系統の魔法を強化する能力を持つ魔法職に秀でた“虹瞳人(アルコバーナ)”という種族が、人口の九割以上を占めていた。
作中(本編含む)では竜王(ドラゴンロード)の1体である、キュアイーリム=ロスマルヴァーによって滅ぼされている。

亜人種

アーグランド評議国

リ・エスティーゼ王国の北西に位置する亜人種の国家(人間もいる事はいるが、10%にも満たないらしい)。
強大な力を持つ竜王の評議達によって治められており、その中には転移後の世界では最強と目される、白金の竜王(プラチナム・ドラゴンロード)も居る。

ビーストマンの国

竜王国に隣接する亜人種・ビーストマン達の国家。竜王国に苛烈な侵攻作戦を展開しており、竜王国の民らを食料として食い荒らしている。

西方六大国

人間種の国家群の西方、大陸中央部で覇を競い合っているとされる亜人種の大国群。人間種が転移後の世界で、如何に弱い立場にあるかを物語っている。
トロールの国、ビーストマン連邦、ミノタウロスの国などが該当するとされる。

用語

《ユグドラシル》関連

  • ユグドラシル

2126年にリリースされたDMMORPG。その名の通り北欧神話をベースにした9つの広大なマップや、700種類にも及ぶ種族と2000を超える職業に加え、別売りのクリエイトツールを使えばキャラクター・アイテム・住居を思うままにデザイン出来る圧倒的な自由性から、一大ブームを巻き起こした。
『未知を楽しむ』がコンセプトなのだが、マップやダンジョンの難易度に関する情報もロクに教えられないばかりか、鉱石の発掘方法及び加工の仕方、ポーションの材料、食材、飼える魔獣などとにかく様々なものが不親切な程未知であり、全て手探りで調べていく必要があった(それ故にプレイヤーの間では「製作元まじ狂ってる」「糞運営」「限度という言葉をどこかに忘れてきたのだろう」とも言われていた)。
選べる種族は、大別すると人間・山小人(ドワーフ)・森妖精(エルフ)などに代表される基本的な人間種、小鬼(ゴブリン)・豚鬼(オーク)・人喰い大鬼(オーガ)といった、外見は醜悪だが性能面で人間よりも優遇される亜人種、そしてモンスター能力を保有し、能力値も他種族より高いが様々な面でデメリットも多い異形種の3つに分けられる。なお前述の700種類という数は、上位種族まで合わせた場合の数である。
バックグラウンドストーリーは、『ユグドラシルという世界樹には無数の葉が生えていたのだが、ある日、その葉を食い荒らす巨大な魔物が出現した。それによって一枚一枚と葉が落ち、最後に残ったのは九枚の葉であった。それこそが、アースガルズ、アルフヘイム、ヴァナヘイム、ニダヴェリール、ミズガルズ、ヨトゥンヘイム、ニヴルヘイム、ヘルヘイム、ムスペルヘイム。九つの世界の元になった葉である。しかし、その魔物の影は最後に残った九つの葉にも迫りつつあった。プレイヤーは自らの世界を守る為に未知の世界を旅する』というものとなっている。

  • 種族レベル&職業レベル
《ユグドラシル》のプレイヤーやNPC(後述を参照)の基本レベルは、この『種族レベル』『職業(クラス)レベル』の総合値となっている。モンスターを倒して得た経験値がレベルアップに必要な数値に到達した時に、任意の職業や種族に振り分ける事でそのレベルが上昇する。
種族レベルは亜人種や異形種が持つ種族としてのレベルだが、人間種は種族レベルが存在しない。しかも職業はどれも最大で15レベルまでしか無いため、人間種で総合レベルの限界値である100レベルに到達するには、少なくとも7つ以上の職業を重ねる必要がある。ちなみに1つの職業を最大まで成長させずとも、1レベルの職業を100種類習得して100レベルに到達する事も可能である(ただしレベルは最低であるため、当然弱い)。

  • プレイヤー
ここではモモンガの様に異世界へ転移して来た、上述の《ユグドラシル》のプレイヤーを指す。ゲーム内で設定したアバターは元より、ステータスや所持しているアイテム等もそのまま引き継がれている。また、アバターとして設定した種族の特性もそのまま反映される。
物語開始以前、転移先の世界の時間では数百年前にも及ぶ頃に転移して来たプレイヤーが、多数存在していた事が判明している。彼等は総じて現地の住人達の殆どが敵わない程の圧倒的な戦闘力を有し、十三英雄八欲王『六大神』口だけの賢者といった名で呼ばれ、いずれも伝説的な存在として後世に伝えられている(もっとも八欲王に関しては、世界を滅ぼしかけた悪としてだが)。
しかし、それならば現実世界で行方不明事件として騒ぎになっていそうなものだが、《ユグドラシル》がサービス終了の12年後まで普通に運営されていた事から事件として取沙汰されていないどころか、『《ユグドラシル》のプレイヤーが次々と行方不明になっている』といった様な噂すらも存在しないと思われる。
原理及び目的は不明だが、プレイヤーの転移には『竜帝』と呼ばれる存在が深く関わっている模様。

  • NPC
《ユグドラシル》では、城以上の本拠地を所持したギルドに与えられる幾つかの特典の中に、そこを防衛する警備兵としてNPCを完全に一から創造出来るというものがある(例えば城程度の弱いギルド拠点だと、最低ポイントの700レベルを好きな様に割り振ってNPCを創る権利を与えられ、この場合は100レベルを5人と50レベルを4人といった具合になる)。
転移後の世界ではステータスや所持しているアイテムがそのまま引き継がれ、更に種族の特性も反映されているのはプレイヤーと同様だが、最大の特徴はゲーム内ではそれこそAIで動くただのNPC(ノンプレイヤーキャラクター)に過ぎなかったのが、転移後は自我を得たのみならずプレイヤーによって「そうあれかし」と決められた設定すらも忠実に再現されている所である。
六大神に従っていたという『従属神』や、八欲王の作り出した浮遊都市を守り続けているという『三十人の都市守護者』が、恐らくこれに該当すると思われる。

  • アイテム
《ユグドラシル》におけるアイテムは、店売りなどのアーティファクトを除けばモンスターを倒した際にドロップするデータクリスタルと素材、そしてプレイヤーが作成した外装と名称を決定する事で作成出来る。種類は主に以下の通り。

    • ギルド武器
1つのギルドに1つしか作成出来ない、ギルドの象徴と言える武器。《アインズ・ウール・ゴウン》における、《スタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウン》が該当する。
強力な性能を誇るが破壊されるとギルドが崩壊するため、最も安全な場所で保管されたままになる事が多い。また、ギルド長しか使う事が出来ない

    • 世界級(ワールド)アイテム
《ユグドラシル》に存在するアイテムの中でも、最上級に位置するアイテム。総数は200種類で、1つ1つがゲームバランスを崩壊させかねない程の破格の効果を持つ。それ故に、1つでも所有していれば強豪ギルドの証であった。

    • 神器級(ゴッズ)アイテム
製作するにはモンスターがドロップするクリスタルの中でも最上位のハイレアドロップ品を複数個と、超が付く程の希少金属が使用された器が必要とされるため、一般的なプレイヤーでは1つ入手するのがやっとという難易度を誇る。
あまりの製作難易度の高さに1個も持っていない100レベルプレイヤーも珍しくない程で、《アインズ・ウール・ゴウン》においてもNPCには1個か2個を持たせるのが限界だった。

    • 伝説級(レジェンド)アイテム
神器級には劣るものの、非常に高い性能を持つ。

    • 聖遺物級(レリック)アイテム
上位アイテムに比べれば製作も容易だが、その分性能はかなり落ちる。

    • 遺産級(レガシー)アイテム
詳細は不明だが、こちらもかなり低位のアイテムと思われる。

    • 最上級アイテム
『最上級』と銘打ってはいるが、100レベルプレイヤーにとっては低位のアイテム。

    • 上級アイテム
込められたデータ量は微量な低位のアイテム。

    • 中級、下級、最下級アイテム
詳細は不明だが、恐らく初心者用のアイテム。

    • アーティファクト
書籍版では上述の製作可能なアイテム群とは異なり、組み込み不可能な固定データとしてドロップされる、または店で購入出来るアイテム。レア度もそれぞれ違う模様。
WEB版では、《ユグドラシル》や転移後の世界でも最高位のマジックアイテムとなっている。


転移後の世界関連

  • 位階魔法

《ユグドラシル》のゲームシステムで設定された魔法で、魔法を習得できる職業(クラス)やモンスターが使用可能。転移後の世界に元々位階魔法は無かったが、500年前に現れた八欲王が広めたとされている。
第一位階~十位階及び、十位階を超越する最高位の超位魔法に分類されるが、第三位階までが人間が到達できる限界と言われており、英雄の領域に到達した者や人間の域を逸脱した者でも第五、六位階までしか使えず、それより上の魔法はもはやおとぎ話や神話の領域と言っても過言では無いレベルである。そのため、第八位階からは存在しないと見なしている者が殆どで、そこから先を知る者は稀となっている。
魔法の種類は大雑把に分類すると、発動能力値に魔力が重要な『魔力系』、発動能力値に信仰心が重要な『信仰系』、発動能力値に精神力が重要な『精神系』、発動能力値にその他の能力値が重要な『その他系』となる。もう少し詳しく書くと、『魔力系』はいわゆる西洋の魔法使い、『信仰系』は神官などの聖職者、『精神系』は札を使った“符術”などを使う東洋の魔法使いを指す。
この世界における魔法使いは『魔法詠唱者(マジック・キャスター)』と呼ばれ、前述の系統と合わせて『○○系魔法詠唱者』と分類される。

  • 冒険者
文字通り『冒険する者』として遺跡や秘境を探索する場合もあるが、基本的にはモンスター退治を主な仕事とする『対モンスター用の傭兵』である。
冒険者になるためには、冒険者を管理する『冒険者組合』に登録する必要があり、登録した者はプレートと呼ばれる認識票(ドッグタグ)を支給される。プレートの素材は冒険者ランクによって異なり、まずは最下級の“銅(カッパー)”から始まる。そこから“鉄(アイアン)”“銀(シルバー)”“金(ゴールド)”“白金(プラチナ)”“ミスリル”“オリハルコン”“アダマンタイト”と変化していき、よりランクの高い冒険者ほど難易度の高いミッションを受注できる様になる(なおこれは、冒険者が実力に見合わないミッションを受注して命を落とす事の無いよう、組合側が考案したシステムである)。
ランクの高い冒険者はそれなりの収入を得られるが、収入の多寡に関わらず人々の尊敬を集める事は少ない。もちろん依頼の遂行によって感謝される事もあるが、それは冒険者というより個人が評価されているに過ぎない模様。更に、バハルス帝国の様に自国の兵力のみでモンスターを撃退できる国においては、冒険者の地位はより一層低いものとなっている

  • 生まれながらの異能(タレント)
およそ200人に1人の割合で発現する、生まれ持った能力の事。明日の天気を7割程度の確率で当てる能力や、イネ科穀物の収穫時期を数日ほど早める能力この世界にかつて存在した竜(ドラゴン)の魔法を使う能力など、種類や力は多岐に渡る。
能力の種類は生まれた時に決まっており、後天的に選択したり変えたりする事は出来ない。そのため、生まれ持った能力と本人の資質が噛み合わない事もある(例えば、魔法の破壊力を増す能力を持って生まれてきたとしても、魔法詠唱者になれる資質、才能や肉体が無ければタレントを活かす事は出来ない)。
タレントを持つか持たないかの見極めだけなら、精神系統第三位階の魔法で可能。どういったものか調べるには、より高位階の魔法が必要になる。なお、転移後の世界で効果が強大になった超位魔法《星に願いを(ウィッシュ・アポン・ア・スター)》なら、タレントを奪う事が出来るという旨が書籍版3巻にて記述されている。
ちなみにタレントを持つ者は現在は人間種にのみ確認されているが、出て来ていないだけで亜人にもいる事が、作者のTwitterの質疑応答で判明している。
以下はオーバーロードの10周年記念特別サイトで作者が公開した、限界レベル・出身・能力値・特殊アイテム・タレント・コネクションを決めて自分の分身のキャラクターを作るゲームにおいて表記された、タレントの等級(ただし「別に書籍などを書くのに使っているものではない」「遊びで作ったもの」と前置きされてはいる)となる。

    • Sランク
作者曰く『やばい』もの。特定の属性に対する100%耐性第六位階魔法を日常的に使用可能1日に1回だけ第八位階魔法の1つを行使可能一週間に1回だけ第十位階魔法の1つを発動可能などが該当する。

    • Aランク
作者曰く『凄い』もの。特定の属性に対する50%耐性1日1回だけ第六位階魔法を使用可能一週間に一度だけ第八位階魔法の1つを発動可能などが該当する。

    • Bランク
作者曰く『有益』もの。筋力が常人より25%程強い特別な目を持つ(魔力系統を見抜ける)などが該当する。

    • Cランク
作者曰く『無益ではないが、さほど有益でもない』もの。水面を五歩だけ沈まずに進める的中率70%で明日の天気を予報出来る0位階魔法じみた奇術の様な事が出来るなどが該当する。

ちなみにブレインBンフィーレアS寄りのAイビルアイEXに該当するとの事(EXランクについての説明は無かったが、恐らくSランクに当てはまらない超級のタレントを指していると思われる)。

現実世界の情勢

前置きしておくと、こちらの設定は転移後の世界を舞台に展開する本編では殆ど関わってこないため、『裏設定的なもの』という扱いとなっている。

映像化された『ブレード・ランナー』や『ジャッジ・ドレッド』、『ニンジャスレイヤー』などに描写される様な人間が住むに適しているとは言い難い程に環境破壊が進み、社会構造も特権階級の様な層とそれ以外の層とに分かたれ自然環境も社会情勢も最悪な状況にあった事が、モモンガ(鈴木悟)の回想から垣間見える。

モモンガこと鈴木悟が生活していた2138年の未来は、深刻な環境汚染が進み、空はスモッグで覆われ有毒ガスを含んだ濃霧が立ち込めているため、外出にはガスマスクが不可欠となっている。

美しい自然は失われ、河川は醜く濁り浄水場も機能不全に陥っているせいで、水道水は浄化フィルターを通さなければ飲む事は出来ない。
新鮮な肉や野菜といった食材は、貧困層には手の届かない高級食材となり、彼等の主食は栄養補給を目的とした加工食品サプリメントしかなくなった(いわゆるディストピア飯)。

22世紀初頭、環境破壊が原因で農産物が枯渇した際に各地で暴動・クーデターが勃発し、当時の政治家は失脚。その混乱の隙間を縫い、巨大複合企業が行政・立法・司法の三権を掌握し、国政を牛耳った。
そして、その巨大複合企業に属する面々を始めとする富裕層のみがアーコロジーに住み、外界から隔絶された裕福な暮らしを約束されている。

富裕層を狙ったテロや、富裕層同士の対立で戦争が起きる事もあるが、戦争に赴くのは貧困層の人間である。
アーコロジーの住人達にとっては、テロも戦争も遠い世界で起こる架空の出来事でしかない

更に義務教育が撤廃されているために、小学校へ通うのにも高い学費が必要とされ、モモンガ(鈴木悟)は小卒となっている。
学校に通えずまともな教育を受けられなかった者や職場を解雇された者などは、自給自足が不可能な世界のため、犯罪に手を染めなければ生きていけない。なお、そういった浮浪児(ストリートチルドレン)は、主に地下下水道などを住処としている。

こうなった原因は、2138年の世界を支配している富裕層の『自分達に楯突くだけの知識を持たない、馬鹿で従順な働き蜂でいて欲しい』という思想にあり、貧困層の人間達から教育の機会を奪い、何も考えず命じられるままに働くしかない社会の歯車となって貰うのを目的としている。
モモンガ(鈴木悟)の様な小卒であっても、貧困層においてはまだ恵まれている方である。

外でのレクリエーションなどは当然ながらほぼ不可能であり、限りなくリアルで自由な世界が堪能出来る《ユグドラシル》が爆発的なヒットを果たしたのも、こういった時代背景が大きく関わっている。
絶望的な世界から逃れたい人々の心の拠り所となった《ユグドラシル》であったが、その《ユグドラシル》を制作・開発したのも、上述の巨大複合企業の傘下企業となっている。果たしてこれもまた巨大複合企業の陰謀の一環なのか、それとも…。

なおWEB版での現実世界に関する描写はほぼ皆無だが(せいぜいヘロヘロが、書籍版と同様にブラック企業に務めている事ぐらい)、モモンガ(鈴木悟)が高卒である事などから、ディストピアでは無い普通の世界なのだと思われる。

外部リンク

Arcadia版
小説家になろう版:前編
小説家になろう版:後編
TVアニメ第一期&劇場版公式サイト
TVアニメⅡ&Ⅲ公式サイト
TVアニメⅣ公式サイト
アニメ公式Twitter
Youtube公式チャンネル
Youtube公式チャンネルTwitter
Wikipedia
ニコニコ大百科

関連動画









関連項目

Arcadia 小説家になろう
2015年夏アニメ 2018年冬アニメ 2018年夏アニメ
オーバーロード(WEB)
異世界かるてっと 2019年春アニメ

類似作品

2017年3月に合同展示イベントを開催した繋がり。
掲載していたサイトダークファンタジーである事書籍版の出版がエンターブレインアニメでの主人公のCVクレマンティーヌ同じサウンドドラマ版の主人公のCVがユリ同じという共通点もある。
また2話の駅の看板が、本作品の宣伝になっている。

ログアウトできないゲーム内でストーリーが進むコミック出版元がエンターブレイン本作と同じ声優のキャラがいる日野聡アイザック役、原由実マリエール役、加藤英美里アカツキ役)繋がり。

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