CV:村瀬歩
データ
役職 | 薬師 |
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住居 | カルネ村バレアレ家 |
職業レベル | ウィザード3lv、アルケミスト(ジーニアス)4lv、ファーマシスト(ジーニアス)4lv、ドクター2lv |
誕生日 | 中風月18日 |
趣味 | 錬金術の実験(新しい知識を得ること) |
二つ名 | 天才錬金薬師 |
概要
エ・ランテルで有名な薬師リイジー・バレアレの孫にして、祖母譲りの優秀な薬師。両親は幼い頃に亡くなっており、祖母と2人暮らし。愛称は「ンフィー」。
類い稀なる錬金術の才能や、驚く様な『生まれながらの異能(タレント)』を持つ(詳細は後述)。
人物像
普段は温厚で大人しく、シャイな性格。だがその場の空気や会話の流れを読む事が巧く、上手に人間関係を構築する事が出来る。また冷静な状況分析も得意で、時には残酷とも言える判断を下す事が出来る。
その反面恋愛には奥手であり、幼馴染みのエンリへの片想いを長年拗らせていた。
データの項目の趣味の欄に『錬金術の実験』と書かれている事からも窺える様に、一度実験を始めると寝食を忘れる程に没頭し、周りが見えなくなってしまう研究者肌の持ち主。
普段は少し頼りない風に思われるが、書籍版8巻ではエンリを守るために1人でトロールを相手に時間稼ぎを行うなど、いつになく「男」を見せていた(なおその際に、「好きな人ぐらい守らせてよ」と告白した)。
後述の赤いポーションを持っていた事から、アインズとモモンが同一人物である事に気付いている数少ない現地人(彼以外でそれを知るのは、現時点ではバハルス帝国の主席宮廷魔法使いフールーダ・パラダインのみ)。
だが本人にその秘密をバラす気は無く、赤いポーションの秘密を探ろうという下心を持って近付いた事を許してくれたアインズに対しては、その度量の広さと何よりエンリの命を救ってくれた事に対する強い尊敬と感謝の念、そしてンフィーレア自身の複雑な男心から来るほんの僅かばかりの嫉妬心を抱いている。
容姿
顔の半分を隠すほど長く伸びた金髪が特徴。ボロボロの作業着には、所々に潰した植物の汁が付いて酷く臭う。しかし普段隠されてはいるものの、素顔はそれなりに整っている(右側画像参照)。
整った顔立ちや後述の才能については8巻のキャラクター紹介文で、「天が二物も三物も与える時があるという事を証明するかのような存在」だと書かれている。
作中の動向
ブリタがリイジーの元へ持ち込んだ赤いポーションが、普通の方法では作る事が不可能な代物だったため、それの生成方法を探るべく元の持ち主であるモモン(アインズ)に接触してくる。
その直後に、自身の持つタレントを狙ってきたクレマンティーヌによって拉致されるが、冒険者モモンとしてリイジーから依頼を受けたアインズによって助けられた(ちなみにその際、逃げ出せない様にするためか失明させられてしまっていたのだが、アインズによって治療された)。
以降はリイジーと共にカルネ村へ移り住み、アインズ(モモン)への報酬として彼から与えられた薬草や溶液を用いての、《ユグドラシル》産の物に匹敵する未知のポーション作成に勤しんでいる(完成した物は、ルプスレギナを通してアインズへ献上される)。
エンリとは8巻にて結ばれ、後の11巻では結婚に至っている。ちなみに、夫婦の営みでンフィーレアを喜ばせようと勉強熱心なエンリによって搾りカス寸前にまで追い込まれてしまい、それをアインズに相談したところ「お、おう。……無理しないで良いから。リイジーに頑張ってもらうから」とやや引き気味に返されたらしく、現在はポーションの製造をリイジーに任せ夫婦生活に専念している(11巻作者雑感より)。
精力剤用に滋養強壮のポーションを作ったのが功を奏したのか、16巻でのアインズの独自によるとエンリとの間に子供が出来た様である。
強さ
薬師という仕事柄、魔法詠唱者(マジック・キャスター)としても優れた力を有し既に第二位階に到達している腕前の持ち主だが、本人に戦闘経験が無いため冒険者としてやっていける程の力はない。
しかしカルネ村に移り住んでからは、有事の際には錬金術師や魔法詠唱者としての腕を活かし後方支援を行う、エンリと同じ位になくてはならない存在となっている。
『あらゆるマジックアイテムを発動制限を無視して使用可能』という、極めて強力かつ珍しいタレントを所持している(王家の血を引く者にしか使えないアイテムや、本来ならばギルド長しか使えないギルド武器の《スタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウン》でさえも使用可能)。
ただしマジックアイテム自体が高価かつ希少な上、ンフィーレアのタレントが役立つ様な発動制限が付いた物は更に希少性が高いため、一般人に過ぎないンフィーレアには全く使いどころが無かった。
物語開始以前から、エ・ランテルでも有名人の1人としてタレントの内容が周知の事実となっていた事からも分かる様に、本人や周囲もその能力の危険性の大きさを自覚しておらず、初登場となった2巻ではそれが災いして事件に巻き込まれてしまった。
ズーラーノーンの事件以降にカルネ村へと移住したのも、クレマンティーヌの様なンフィーレアのタレントを狙う輩がまた現れないとも限らないため、アインズの庇護下にありなおかつゴブリン軍団が警護しているカルネ村の方が、エ・ランテルよりも余程安全なためだと思われる。
主な使用魔法
- 酸の矢(アシッドアロー)
第二位階。酸で出来た矢を放つ単体攻撃魔法。
- 不死の軍勢(アンデス・アーミー)
第七位階。低位のアンデッドを大量に召喚する。クレマンティーヌによって攫われた際に、装着者の自我を封殺する『叡者の額冠』を装備させられた状態で使用した。
作中では少なくとも1000体以上はいたらしく、アインズでもこれ程の数のアンデッドを一度に召喚し使役するのは、不可能との事。
- 催眠(ヒプノティズム)
位階不明。トロールに対して使用したが、効かなかったため詳細は不明。
- 鎧強化(リーンフォースアーマー)
位階不明。対象者の防御力を上げる魔法と思われる。
WEB版
WEB版におけるンフィーレアに該当するキャラは、“フェイ・バレアレ”という女性キャラとなっている。
こちらは物語にほぼ絡まない脇役であり、更にはエンリとの接点も存在しないなど、書籍版とは完全に別人である。
MASS FOR THE DEAD
想い人のエンリが無惨な最期を遂げてしまった事で、その元凶である《罅》・混沌獣・汚染獣の全てを撲滅するという目的のために執念と怨念を燃やす、復讐鬼へと変貌した。
現在はズーラーノーンの拠点を改造した『エ・ランテル魔導研究所』の所長を務めており、普段はそこに籠りきりで研究に没頭している。
目的のためなら手段を選ばないその鬼気迫る姿に、同僚のゾフィからは興味を抱かれている。
「死亡しても構わない検体が欲しい」とゾフィに頼んだり、主人公達との初対面時にはネムをカツアゲしようとしていたゴロツキを、「目障りだから消えてくれ」と言い放った上でタレントを駆使して顔色ひとつ変えずに追い払うなど、もはや書籍版とは別人と言っても過言では無い。また、台詞の間に挟まれるボイスも冷淡そのもの。
唯一の肉親であるリイジーとエンリの妹であるネムの存在が、辛うじて彼をギリギリのラインで踏み留まらせているのが現状といった所である。
更にビジュアルにも変化が出ていて、髪の色はエンリを喪ったショックからか白髪に変わり、時折前髪の隙間から覗く目は暗く冷たい。
また、マジックアイテムと思しき杖とネックレスを常に装備している。
ゲーム内ではエンリと同様に書籍版の方の設定で実装されていて、『バレアレ特製治癒水薬』などで味方を回復するヒーラーとして活躍してくれる。
関連タグ
祖母で唯一の肉親。
想いを寄せる相手であり、後の妻。
エンリの妹。後の義妹。
自分とエンリの命の恩人。尊敬しているが、色々凄過ぎて時折よく分からなくなる。