CV:小若和郁那
概要
トブの大森林で暮らしていたゴブリンの部族、『ギーグ部族』の族長アーの四男。
実は彼に関してはゴブリンではなく、ゴブリンより知性の高いホブゴブリンであり、ンフィーレアやカルネ村のゴブリン達は「取り替え子ではないか?」との推測を立てている。
なおアーグ本人は自分だけが知性が高く流暢に話せるので、「他の部族の出身なのではないか?」と真剣に悩んでいた時期がある。
ちなみに、他の部族の仲間達は単語をメインとした口調で話すので、部族内では時々言葉が通じず困っていた模様。
人物像
元は族長の息子として生まれたのもあってか、性格は基本的に真面目。また、多少ではあるが堅さを含んだ口調で話す。
エンリ達と出会った当初は、屈強なゴブリン軍団が何故人間の下についているのかが分からず反抗的な態度を取っていたが、エンリが一喝のみでオーガ達を従えたのを見て考えを改めた。
また義理堅い一面も持ち、後述のカルネ村の襲撃の際は助けられた恩を返すのも兼ねて、ンフィーレアから与えられた役目を完璧にこなそうと張り切っていた。
容姿
子供のホブゴブリン。基本的に人間よりゴブリンは小柄だが、アーグはそれよりも小さい。
ホブゴブリンは肉体や知性がゴブリンより優れているので、将来は人間の大人サイズまで成長する可能性がある。
作中の動向
大森林の南を支配していたハムスケが去った事に加え、『滅びの建物』ことアウラが建設中の偽ナザリックが現れた事で森の勢力図が大きく狂い、ハムスケと並んで三大と呼ばれている“東の巨人”と“西の魔蛇”が手を組み、滅びの建物に攻め込むための兵力集めを開始した。
アーグ達ギーグ部族は、彼等から使い捨ての駒同然の扱いを要求されたため逃走し、アーグ自身は仲間とはぐれ東の巨人の手下の悪霊犬(バーゲスト)に追われていた所を、偶然森の中で薬草の採取を行っていたエンリ達に助けられた。
以降は大森林内で発見された部族の生き残り達と共に、カルネ村に攻めいって来た東の巨人(正確に言うと、アインズに逆らったためゾンビ化させられていたトロール・ゾンビ)とその手下達を自警団やゴブリン軍団と共に迎え撃ち、事件解決後はカルネ村の一員として暮らしている。
数ヶ月後のバルブロ率いる王国軍の襲来の際は、トブの大森林に避難する村人達の先導を任されていた。