CV:松山鷹志
概要
トブの大森林の東側を支配しているトロール。“東の巨人”の異名で呼ばれている。
人物像
血気盛んで好戦的、かつ頭が悪く短慮。自尊心が強く、プライドを傷つけられるといきり立つ。
トロールの間では名前が短い者を強き者と見なす慣習がある事から、自分の名と力に自信を持っており、同時に名前が長い者を臆病者と蔑んでいる。
容姿
マウンテン・トロールより小さいが、トロールの中でも戦闘に特化している珍しい亜種のため、その筋肉量は他のトロールの追随を許さない。
強さ
戦士として覚醒しており、殴打武器ではなく斬撃武器を天性の才能で扱える。素手での一撃も巨大なハンマーの様な威力を持ち、普通の人間程度であれば致命的なダメージを与える。
あとは種族特有の能力として、高い再生能力を持つ(炎や酸などのダメージは再生不可)。
装備
- 革鎧(バンデット・アーマー)
動物の皮を何枚も集めて製作されたらしい革鎧。
- 魔法効果のある3m近いグレートソード
正式名称は不明。なおこの剣は刀身中央の溝から常に毒が刃に流れているのだが、効果は『相手の筋力を低下させる』という大したものではなく、ジュゲムからは「格下にしか通用しない微妙な能力」と評された。
作中の動向
トブの大森林に突如現れた『滅びの建物』こと、アウラが建設中の偽ナザリックに対抗するため、“西の魔蛇”リュラリュースと手を組んで兵力集めを開始する。
アウラの配下の魔獣が発見した自らの拠点に交渉をしに現れたアインズを「長い名を持つ弱者」と嘲笑するが、アインズが『滅びの建物』の主人と知るや強い敵意を露わにし、リュラリュースの忠告や提案にも聞く耳を持たず攻撃を仕掛ける。
しかし爆撃の様な連打を以てしても、アインズには全く通用しない事でようやく恐怖を覚えるも既に遅く、アインズのスキル《絶望のオーラⅤ(即死)》を受け、配下と共に死亡した。
その後は配下共々トロール・ゾンビにされ、アインズの命でルプスレギナのテスト(報・連・相が出来るか否か)を兼ねてカルネ村を襲撃し、再び倒された。
ちなみにジュゲムからは戦いの折に、死んでいる肉体が動いているかの様な妙な違和感を覚えられていたが、流石にアインズの差し金だとは気付かれていない。気付いていたらナザリック陣営に口封じとして始末されていた可能性も考えられるため、僥倖である。
関連タグ
同作品のキャラ。アゼルリシア山脈に生息する、“霜の竜(フロスト・ドラゴン)”の長。
群れのリーダーという立場や傲慢な性格、強さに関してはドラゴンとトロールでは比べ物にならないが、両者共アインズをただのスケルトンだと侮って不興を買い、呆気なく殺された最期を迎えているため、短慮さではいい勝負と言えなくもない。