概要
かつて、虐げられた異形種達を保護・鼓舞する事が目的で設立された組織《ナインズ・オウン・ゴール》を母体とする、《アインズ・ウール・ゴウン》の支配者達。
現在の《ナザリック地下大墳墓》を創造した絶対者にして、各階層守護者・領域守護者を含む《ナザリック地下大墳墓》に存在する全ての僕達の創造主。
彼らにとっては神にも等しき存在であり絶対の忠誠を誓っているのだが、ある時期から彼らの殆どが何処かへ消え、今やモモンガ1人が残るのみ。
実際のところ
《ユグドラシル》でモモンガがギルド長をしていた異形種ギルド、《アインズ・ウール・ゴウン》のメンバー達。
総数41人という少数ギルドでありながら、全ギルドランキング9位の座にあった。
ギルドメンバーに入る条件として
- アバターが異形種であること
- プレイヤーが社会人であること
の2つがあり、特に後者の関係から『何処かへ消えた』と言うのは、ゲームよりリアルを優先したというだけである。
モモンガにとって何よりも代え難い友人達であり、再会を果たす事が彼の最大の望み。その為にはいかなる手段を問わないと誓っている。
ちなみに、全員が最低1人はNPCを作っているとの事。
なお『至高の四十一人』という名称は、ナザリックのNPC達が考えたものである(それ以外にも『至高の御方(々)』などがある)。
書籍版とWEB版の違い
WEB版・書籍版では詳細の違うメンバーがいる他、書籍にしか出ていないメンバー、創ったNPCの創造主が違うメンバーなどが居る。
これはWEB版・書籍版はプロットが同じだが、発表後は別物扱い…いわば並行次元物という立ち位置にある事に起因する。
基本路線は変わらないものの、WEB版・書籍版では活動内容が微妙に異なったりする為、ここでは投稿数及び一般認知度が高い書籍版の設定を中心としつつ、オリジナルであるWEB版による誤差を、追記・別記等の形にて記載する。
なお最終的に42項目が出来上がる為、個別記事が作成された場合、そちらの方に情報が移動する。
個別記事が出来ていないメンバーは、記事が出来るまでテーブル表記をしない。
メンバー
ギルドメンバーは加入時期によって大きく三分割され、①最初の九人、②クラン・後続参加メンバー、③ギルド・後続参加メンバーと分かれている。
2020年3月までに容姿が解っているのは、14人。内訳は①が5人、➁が8人、③が1人。
《最初の九人》
《ナインズ・オウン・ゴール》創設メンバー。書籍版でモモン(アインズ)がややぼかして語っていたメンバーの職業は、聖騎士・刀使い・暗殺者・二刀盗賊・鍛冶師・神官・妖術師・料理人。うち、5人の職業が判明している。
なおギルド名の由来は、当時は異形種を狩れば就く事が出来る職業(クラス)目当てで異形種狩りが流行っていたため、『異形種狩りのプレイヤーの得点となった』という自虐的な意味を込めて《ナインズ・オウン・ゴール(九人の自殺点)》と名付けられている。
名前 | 二つ名 | 職業 | 基本種族 | 創造したNPC |
---|---|---|---|---|
たっち・みー | 純銀の聖騎士 | 『ワールド・チャンピオン』 | 虫系 | セバス・チャン |
モモンガ | 骸骨の見た目を持つ最強の魔法詠唱者 | 『死の支配者(オーバーロード)』 | スケルトン | パンドラズ・アクター |
武人建御雷 | ザ・サムライ! | 『ケンセイ』 | 半魔巨人(ネフィリム) | コキュートス |
弐式炎雷 | ザ・ニンジャ! | 『忍者』 | ゴーレム | ナーベラル・ガンマ |
あまのまひとつ | グルメ鍛冶師 | 『鍛冶師』 | 蟹系 | シホウツ・トキツ(らしい)、鍛冶長(らしい) |
- ウィッシュⅢ
WEB版には登場しない。
- エンシェント・ワン
WEB版には登場しない。
- フラットフット
暗殺者。愛用の武器に『つるりんぺたん』と名付ける程の貧乳好きだが、ロリコンのペロロンチーノとは違って大人の女性が好みであった。WEB版には登場しない。
- 辞めた男(仮名)
ある時期、彼に対したっち・みーが行った事が原因で引退した。それが何なのか分からないが、ウルベルトと特に仲の良かった親友であった事から、この件で元々仲の悪かったたっち・みーとウルベルトの仲が、ますます悪化した。
クラン・後続参加メンバー
《ナインズ・オウン・ゴール》発足後に参加したメンバー。クランの最大加入人数に迫った事が、ギルド設立のきっかけとなる。
作者は過去に「名前だけが出ているギルメンの中の1人がニューロニスト・ペインキルの創造主」、「職業は暗黒騎士」、「性別は男」であるとコメントしている。
『暗黒騎士』は《最初の九人》におらず、後述の《ギルド・後続参加メンバー》で名前だけが出ている男性メンバーで職業が不明なのはク・ドゥ・グラースだけだが、名前以外にも色々な情報が出ているので、この中に『職業が暗黒騎士で、尿道結石で苦しんだ』至高なる御方がいる可能性が高い。
名前 | 二つ名 | 職業 | 基本種族 | 創造したNPC |
---|---|---|---|---|
タブラ・スマラグディナ | 大錬金術士 | 不明 | 脳食い(ブレイン・イーター) | アルベド、ニグレド、ルベド(WEB版ではシズ・デルタ) |
ウルベルト・アレイン・オードル | 大災厄の魔 | 『ワールド・ディザスター』 | 山羊系悪魔 | デミウルゴス |
ぶくぶく茶釜 | 粘液盾 | 不明 | スライム系 | アウラ・ベラ・フィオーラ、マーレ・ベロ・フィオーレ |
ペロロンチーノ | 爆撃の翼王 | 不明 | バードマン | シャルティア・ブラッドフォールン |
ぷにっと萌え | PK&PKK担当軍師 | 不明 | ヴァイン・デス | 不明 |
ヘロヘロ | 古き漆黒の粘体 | モンク系 | 古き漆黒の粘体(エルダー・ブラック・ウーズ) | ソリュシャン・イプシロン、一般メイド約13人 |
ベルリバー | 大喰らい | 魔法剣士系 | 不明 | 不明 |
やまいこ | 脳筋先生 | 不明 | 半魔巨人 | ユリ・アルファ |
ばりあぶる・たりすまん | 鎧を脱ぐな | 盗賊系 | 百足群(センチピストルム) | 不明 |
- ブルー・プラネット
職業は森祭司(ドルイド)。自然破壊により見れなくなった光景を見る為、ゲームプレイヤーになった。第六階層の夜空は、彼の理想の最高傑作。
アニメ四期と同時に配信されていたミニアニメ『ぷれふぷれぷれあです4』最終話にて、副料理長ことクラヴゥの創造主である事や、彼が働いているバーは「1人や少人数でゆっくりする場があればいい」という思いでブルー・プラネットが作った事が判明した。
WEB版では“ブルー・プラネス”名義で、登場しない武人建御雷に代わりコキュートスの創造主となっている。
- 源次郎
エントマ・ヴァシリッサ・ゼータの創造主。金貨を除いて宝物殿の整理を担当していたが、彼曰く別に整頓好きという訳ではないらしく、自分の部屋の事を「汚部屋」と呼んでいた。
- テンパランス
暗闇とも言える外見をしており、五大最悪の一角であるチャックモールの前で“暗闇の調べ”と自称していた(どうやらチャックモールの創造主らしい)。ちなみに、この事はチャックモールの配下『エーリッヒ擦弦楽団』経由で、アインズにも伝わる事となる。WEB版には登場しない。
- ガーネット
WEB版には登場しない。アニメのⅡ・Ⅲの設定資料集で、シズ・デルタの創造主の『博士』という事が判明した。
- 獣王メコン川
WEB版には登場しない。スマホゲーム『MASS FOR THE DEAD』にて、ルプスレギナ・ベータの創造主と判明した。
- スーラータン
WEB版には登場しない。
- チグリス・ユーフラテス
WEB版には登場しない。
- ぬーぼー
“ナインズ・オウン・ゴールの目”という異名を持つ探知特化のビルダーで、索敵や探索能力においては、フラットフットや弐式炎雷を上回る。WEB版には登場しない。
- 音改(ねあらた)
商人職のメンバーで、『エクスチェンジボックスに入るアイテムの査定額を増加させる』という便利スキルを習得している事から、パンドラズ・アクターがよく変身している。
- ホワイトブリム
一般メイドの3分の1の創造主。「メイド服最強」、「メイド服は俺の全て(ジャスティス)」と豪語するメイド愛好家。他の一般メイドの名前の由来を鑑みるに、フォス、フィース、シクススらの創造主である模様。
在籍時はイラストレーターで、引退後は培った画力を用いて漫画家に転身しており、ヒロインがメイドの漫画を月刊連載している。その漫画には、シクススら《アインズ・ウール・ゴウン》時代に作成したメイド達をゲストとして登場させているなど、引退後も被造物の一般メイド達への愛着は持ち続けている。
ギルド・後続参加メンバー
《アインズ・ウール・ゴウン》発足後の、追加メンバー大選抜大会を乗り切った面々。
追加人員を受け付けるにあたり、前述した①異形種である事・②社会人である事に加え、③ギルドメンバーの半数が、加入して良いと判断するがある。
これはギルド加入を隠れ蓑にする幽霊メンバーを排除する意味合いがある。加入理由は、いかにナザリックの為になるかなど。
原作13巻時点で31人しかメンバーが発表されておらず、残る10名はここに含まれる。
名前 | 二つ名 | 職業 | 基本種族 | 創造したNPC |
---|---|---|---|---|
るし★ふぁー | 天使人形、ナザリックの困ったちゃん | 不明 | 不明 | 不明 |
餡ころもっちもち | 不明 | 不明 | 不明 | ペストーニャ・S・ワンコ、エクレア・エクレール・エイクレアー |
死獣天朱雀 | 妖怪博士 | 『オンミョウジ』 | 不明 | 不明 |
- ク・ドゥ・グラース
一般メイドの3分の1の創造主。他の一般メイドの名前の由来を鑑みるに、フォアイル、リュミエール、エトワルの創造主である模様。WEB版には登場しない。
42人目?
モモンガは異世界に転移した時に、ギルドメンバー全員に連絡を取ろうと試みていた。
41人全員に連絡を飛ばしたと書かれているが、普通に考えると、連絡を取ろうとしているモモンガの数が入っている訳がないので、41+1で実は42人目のギルドメンバーにあたるような人物がいる(いた?)のではないかという一部ファンの説がある。
もっとも、エルフ(人間種)でプレイしていたために異形種しか入れないアインズ・ウール・ゴウンには入団できなかった、やまいこの妹であるあけみにも連絡しようと試みただけの可能性もあるが。
アニメ化に伴う最大の問題
2015年にアニメ第1話が放送された。この時点で一期全13話は、全て収録・作成済み。小説巻末には、登場キャラクターの全身イラスト付き紹介欄があり、第一巻にモモンガが紹介されている。
そして、他の至高の四十一人について説明が記載されたのは、2015年1月7日発売の第8巻から。この時紹介されたのは、たっち・みーとタブラ・スマラグディナ。
アニメ第1話が放送されたのが2015年7月7日。
一期は書籍版3巻までの内容であり、過去回想録含め登場する至高の四十一人はモモンガ、ペロロンチーノ、るし★ふぁー、武人建御雷、ぶくぶく茶釜、ウルベルト・アレイン・オードル、タブラ・スマラグディナ、ヘロヘロ、たっち・みーの9人。
そう、第1話時点で姿が分かっているのが3人だけなのである。
アニメ制作側は資料提供を受けていたのか、販売されている第一期分の美術設定資料集には、たっち・みーの背後含む細部描写及び色彩と紹介イラスト、タブラ・スマラグディナは紹介イラストの線画が掲載されている(両者とも後述)。
第1話から3日後の2015年7月10日発売の9巻で、ペロロンチーノとぶくぶく茶釜の掲載があったからか、清書前で基礎配色状態のペロロンチーノが掲載されている。
資料提供を受けていたとしても、次のメンバーの正式な容姿が判明するのは早くてもほぼ一年先であり、一期時点の容姿不明者についてはシルエット、もしくは『スキルの無いモモンガが作るアヴァラータ(ゴーレム)は不格好』という公式設定を受けて、ふわっとした表記。
が、
ここで一番問題になっていたのがヘロヘロ。何しろ本人が第1話に登場する為、誤魔化しが通用しない。その為、彼だけがアニメオリジナルとなっている。
結果、Blu-ray第4巻特典小説で判明した彼の容姿とは、「いっそ開き直ったぞコンチクショウ!!」というレベルの開きが出た。
次に問題となったのがウルベルト・アレイン・オードル。第1話のシルエット状態ではどう見てもスーツを着ている。
アヴァラータは帽子とマスクとマントのみだった事。2015年12月25日発売のBlu-ray第4巻の初回特典小説での集合イラストで、ウルベルト・アレイン・オードル、武人建御雷、弐式炎雷、やまいこのイラストが先行発表された際、ここで映っていたのが上半身のみ、そして毛の色が白系統だった事から、長らく彼は『スーツを着た白山羊頭の異形種』だと思われ、ファンイラストが描かれていた(原作では毛並みの色、そして山羊系である事以外の容姿説明はほぼ無し)。
なお、同イラストに映っていたぶくぶく茶釜については、「初見だとそれがぶくぶく茶釜だとは気が付かなかった」という感想が上がっている。
2016年5月30日販売第10巻で、武人建御雷と弐式炎雷のイラストが発表。
2016年9月30日発売第11巻で、ウルベルト・アレイン・オードル、やまいこのイラストが発表。
ウルベルトの下半身は山羊だった。
何も履いていない。山羊特有のモコモコで、足の関節構造も山羊使用。上半身は服を着ているが、スーツと言うよりローブ。山羊頭と言うより、山羊がモコモコ毛並みのまま獣人化したという容姿をしている。
そして黒山羊。
逆に奮闘したのがペロロンチーノ。彼は容姿が分かっているという点で使い勝手が良く、アヴァラータ登場の際には容姿から判別する各種武器を着用。他と比べ書き込みが強い。
そして、本来台詞だけだったシャルティアがペロロンチーノの話をするシーンでは、回想として登場(本来の話し相手である弐式炎雷とるし★ふぁーは、流石に資料が無いのでモモンガに変更されている)。
書籍版11巻特典、『ぷれぷれぷれあです』にも出ている。探してみよう。
アニメで最も容姿の作り込みが必要となったのが、たっち・みー。
モモンガ改めアインズは、終盤でシャルティアと戦う際ギルドメンバーの武具を装備するのだが、この時に防具として選んだのが、たっち・みーの鎧。おかげで顔は兎も角、首から下の容姿および稼働構造をアニメ仕様に設定せねばならず、設定資料集では同時使用する武器との対比や、裏面だけ映っていた盾の表面などが掲載。
タブラ・スマラグディナは初登場で正面を見ている以外は、ほぼ紹介イラストと同じ角度で作画。ぶくぶく茶釜に至っては二期回想シーンで、紹介イラストの上半分を反転した姿がワンカットだけ登場するに留まっている。
ちなみにぶくぶく茶釜は、腕時計に収録された音声が登場。
2018年1月9日。オーバーロード二期放送開始。
この時点で容姿が解っているのは、
①モモンガ(書籍版1巻・2012年7月30日)
➁たっち・みー・タブラ・スマラグディナ(書籍版8巻・2014年12月26日)
③ぶくぶく茶釜・ペロロンチーノ(書籍版9巻・2015年6月29日)
④ヘロヘロ・ぷにっと萌え(第一期BD&DVD特典小説・同年12月25日)
⑤武人建御雷・弐式炎雷(書籍版10巻・2016年5月30日)
⑥ウルベルト・アレイン・オードル・やまいこ(書籍版11巻・同年9月30日)
⑦あまのまひとつ(書籍版12巻・2017年9月30日)
二期は、書籍版4巻・5巻・6巻の内容となっている。4巻分でぶくぶく茶釜の音声が入った腕時計、5巻分でセバスの心にたっちの幻聴が聞こえる以外は、6巻の回想録3ページ+3行に固まっているのだが、該当シーンには名前が解っているだけで
モモンガ・たっち・ウルベルト・やまいこ・ペロロンチーノ・ぶくぶく茶釜・ぬーぼー
が登場。ぶくぶく茶釜の台詞から、もう少し人数がいる。
アニメ該当シーンでは、言い争うたっちとウルベルトをオロオロと諌めるモモンガと、それを黙って見ているぶくぶく茶釜とペロロンチーノが登場。他の面々は省略された。
ここでウルベルトの担当声優が判明。一期第1話から変更され、黒山羊スタイルになっている。
2018年7月10日、オーバーロード三期放送開始。
この時点で容姿が判明しているのは(上記の続きで)
⑧ベルリバー(書籍版13巻・2018年4月27日)
三期は、書籍版7巻・8巻・9巻の流れになる。該当巻でギルメンが登場する回想録は無く、話題が出てくるのは8巻末の一ページ。ライオン型ゴーレムの件である。
「マナー知らずに風呂に入る資格はない!これは天誅である!!!」
この一言の為だけに、容姿不明(当時)のるし★ふぁーに担当声優が付いた。
2019年11月22日。翌年に発売予定の14巻で、作者が
「14巻の巻末に紹介される至高の四十一人は誰が良いですか?」と火炎球を投げ付け、アンケートを取る(詳細はこちら)。
対象者は4人。大自然愛好家のブルー・プラネット、情報不明の獣王メコン川、全てのメイドのメイド服のデザインを考えたメイド愛溢れるホワイトブリム、至高なる問題児るし★ふぁー。
結果、2位と大差をつけてるし★ふぁーに決定。容姿が判明する。
2021年5月8日、アニメ四期と劇場版の製作が決定。そして翌年の2022年7月5日、オーバーロード四期放送開始。
四期は書籍版10巻・11巻・14巻の内容が描かれ、劇場版は12巻・13巻の内容となる事が公表済み。第7話では僅かな間で台詞は無かったが、アインズの回想でやまいこが登場した。なおOPの冒頭にシルエットの状態でだが、アインズを始めとするメンバーが並んでいる(アニメ未登場の面子に限れば、左からばりあぶる・たりすまん、あまのまひとつ、弐式炎雷、武人健御雷、るし★ふぁー、ベルリバーが確認出来る)。
そして2024年9月、映画『聖王国編』公開を記念して東京ソラマチで開催された『オーバーロード展』における『至高の41人』の紹介スペースにて、名前だけ判明していてビジュアルは未だ不明だったギルドメンバーの幾人かが作者の描き下ろしイラストとして公開された。
MASS FOR THE DEAD
2020年時点で序章に登場したヘロヘロ以外、誰も台詞だけで顔出ししていない。
そして2021年、『守護者達が創造主のコスプレをする』特別衣装が発表。正確には創造主の装備を着用するのだが、7月発表の第一弾・アウラは創造主の盾と同モチーフの衣装を着用。
8月発表の第二弾・シャルティアは、仮面以外のペロロンチーノの装備を装着した結果、水着の次に露出が多い。
10月発表の第三弾・マーレは、アウラと同じく創造主の盾と同モチーフの衣装を着用。こちらは甘ロリ風のデザインとなっている。
11月発表の第四弾・デミウルゴスは、ほぼウルベルトと同じ衣装を着用。顔半分を覆う仮面や片眼鏡、そして山羊の角も装着されており、蹄はブーツのヒール部分で再現されている。
12月発表の第五弾・ナーベラルは、仮面以外は弐式炎雷とほぼ同じ。仮面は全面装着ではなく、顔の上部分に着けられている形となっている。この時をもって、アニメ未登場御身の前身アニメ化デザインの発表が決定した。
翌年の2022年3月発表の第六弾・ユリは、ほぼやまいこと同じ衣装を着用し装備も再現されている。しかしよく見ると、上半身裸に衣装を纏っている模様。
このままでいくとパンドラズ・アクター→モモンガ、セバス・チャン→たっち・みー、そして…
コキュートス→武人建御雷、アルベド→タブラ、ソリュシャン→ヘロヘロの流れになる(あるいは、配信時点で容姿とNPC発表済みの誰か)。
コキュートスは衣服を必要としないので武器以外はほぼ装備できず、タブラの鎧はほぼ裸のボンデージなのでそのままの再現が出来ず、ヘロヘロはモンクなので武器と防具が無い上に鎧も無い。
ギルドメンバーが登場するならモーションとして流用可能なのかもしれないが、後半3人の再現度がどの様な物なのか、色んな期待が寄せられている。
更に2022年、期間限定の『ナザリック祭召喚』にて新たに追加された『ユグドラシルフェス召喚』で、何とたっち・みーが実装。
以降も他の至高の四十一人が少しずつ実装されており、心待ちにしているファンは多い(現時点ではペロロンチーノ、ウルベルト、ぶくぶく茶釜が実装済み)。
最終登録メンバー
アインズがアルベド達を連れて宝物殿に行き、その過程で霊廟に訪れた際、彼はこう言った。
「私は仲間が去る度、一人ずつ像を作った。残り四つの空白の席があり、そのうち一つに私の像が立つ予定だ」と。
像が立つ=アインズが去るというやりとりがあったがそこは置いといて、問題はこの《四つの空白席》である。
至高の方々は41人なので、元々この通路にるし★ふぁー辺りが何らかの像を置いていた場合、ビジュアル的にも像は左右一対の可能性が高く、これの総数は42である。しかし、アインズは後からメンバーの像を作ったとあるので、41番目の向かい側の像は、元からあった像が置かれていると思われる。あるいは、前の項目であった《42人目?》の可能性も無いわけでは無い。
ここまで来て何が言いたいのかと言うと、アインズは『仲間が去るたびに一体ずつ作った』と言った為、VRMMORPG《ユグドラシル》のサービス終了までに、ギルド《アインズ・ウール・ゴウン》に所属していたメンバーが、アインズ=モモンガ・ヘロヘロ以外にあと二人いるという事実である。
つまり《ユグドラシル》のシステム的に表現すれば、『ナザリックから去らなかった=ゲームを引退しなかった至高の四十一人は4人』いて、その内『正式サービス終了時点でナザリック内部に居たのがアインズ一人』という事になる。
彼らは《ユグドラシル》内部にゲームデータが存在している状態である為、これが転移と関係すると仮定した場合、今後登場する至高の四十一人の中に、この『残りの3人』が登場する可能性がある(無論、作者の解釈次第ではあるが)。
そして『ギルドメンバー全員に連絡をとろうと試みていた』とあるので、やはりシステム的にも至高の四十一人全員のゲームデータも(ログインする為に)残されていると見て、おかしくは無い。
果たして、アインズの言った「残り四つの空席」が意味するフラグとは……?
まあもっとも空白席の総数については、転移後にヘロヘロの像を作った上での残数かもしれないが。