CV:佐藤拓也
概要
ナザリック地下大墳墓で働くNPCの一員で、副料理長を務めている。
料理長のシホウツ・トキツと合わせて、2人しかいない料理人の内の1人。
作中では専ら役職名か後述のあだ名で呼ばれていた為、本名は長らく不明だったが、書籍版16巻の三方背ケース付特装版の裏側にてようやく本名が判明した。
普段は食堂で仕事をしているが、曜日と時間によっては第九階層にあるバーのマスターとして腕をふるっており、主にデミウルゴスやエクレアが常連客としてやって来る。
アニメ四期と同時に配信されていたミニアニメ『ぷれふぷれぷれあです4』最終話にて、ブルー・プラネットが創造主である事や、職場であるバーは「1人や少人数でゆっくりする場があればいい」という思いでそのブルー・プラネットが作った事が判明した。
WEB版では記述のみで、登場はしていない。
人物像
普段はバーのマスターとして落ち着いた振る舞いをし、訪れた者が楽しく酒が飲める様に話題を提供したりしている。嘴のエクレアにはストローを忘れないなど、気遣いも細やか。
しかし内心では割と口が悪く、バーの雰囲気を乱す相手を強く嫌がったりと、自分の仕事に独自の美学を持つ。
初登場時は、洗脳された上にアインズを抹殺しようとしたという大失態を犯してしまい意気消沈するシャルティアを気遣い、バーに誘う優しさを見せた。
しかし、そのシャルティアのあまりにも酷い飲んだくれ様に内心では悪態を吐き、「女性出入り禁止にできないものか」と一瞬検討している。
上述の『ぷれぷれぷれあです4』では、なんとメインキャラに抜擢。バイトとしてやって来たプレアデス達の教育を担当する事になるが、案の定グラスを割られたり、あろうことか店内にゴキブリを持ち込まれるなど、ひたすら翻弄される苦労人ポジションとなっている。
しかしペストーニャとエクレアがバーに訪れた第5話では、2人の友情を祝して『漁師に降り注ぐ稲妻』という名のカクテルを作るなど、今までに比べればかなり平穏な時間を過ごしていた(ちなみにカクテル名については、ペストーニャのWEB版における初期案時点での名前“ペスカトーレ(イタリア語で『漁師』の意)”と、“エクレア”のフランス語訳『稲妻』に由来している)。
容姿
“茸生物(マイコニド)”という種族の異形種で、その名の通り手足が生えたキノコの様な姿を持つ(頭部の形状がHydnellum_peckiiに似ているため、「ピッキー」というあだ名が付けられている)。
顔を歪めたりして感情表現をする事が出来るが、何分キノコであるために顔のパーツが存在せず、読み取る事が難しい。
肩や腕はあるが体型は寸胴で、腰に該当する部分は無い。しかし腰を折る様な動作は出来る。
両手には触手の様な形状の長い指が3本ずつあり、これで器用にグラスを磨いたり、カクテルを作ったりしている。
能力
副料理長という立ち位置だが、料理はドリンク系しか作れない。
WEB版ではポーション作成という役目も担っており、マイナーヒーリングポーションなら日産464本、最高位ポーションなら日産20本を作る事が出来る。
ただしこれは6時間の休憩を取り、MP全快の状態から、作成に時間の経過を必要としない事が前提となっている。