CV:上坂すみれ
データ
基本レベル | 100(種族レベル20+職業レベル80) |
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役職 | ナザリック地下大墳墓 第一階層~第三階層守護者 |
住居 | 第二階層死蝋玄室 |
属性 | 邪悪~極悪(カルマ値:-450) |
種族レベル | 吸血鬼(ヴァンパイア)10lv、真祖(トゥルー・ヴァンパイア)10lv |
職業レベル | ワルキューレ/ランス5lv、カースドナイト5lv、クレリック10lvなど |
二つ名 | 鮮血の戦乙女 |
創造主 | ペロロンチーノ |
概要
ナザリック地下大墳墓、第一~第三階層『墳墓』の守護を任された階層守護者。
種族は真祖の吸血鬼『トゥルーヴァンパイア』であり、エロゲーをこよなく愛し「エロゲーイズマイライフ」を自身のテーマとする駄目人間、ペロロンチーノによって創造されたNPCである。
戦闘能力はガルガンチュアを除けば守護者の中で最強であるのだが、血を浴びると特殊能力『血の狂乱』が発動して、暴走してしまう(詳細は後述)。
人物像
創造主の趣味もあってか、彼女にはエロゲーにありがちな設定をてんこ盛りにされており、死体愛好家・両刀使い・嗜虐趣味(ただし好きな相手には被虐趣味)・語尾に「~でありんす」と付ける(微妙に間違った)廓言葉を使う、などが挙げられる。
普段の一人称は「わたし(私)」であるが、一日に一度、ここぞという場面では「わらわ(妾)」を使うようにしている。激昂したり取り乱したりすると前述の廓言葉も崩れる(恐らくはそちらの方が素なのだと思われる)。また機嫌が悪い時や切羽詰まった場面では、チンピラの様な言動も飛び出す。
前述の性癖の1つであるネクロフィリアの関係もあってか、アインズの事を心の底から美しいと思っており、魔導国建国にあたっては“美貌王”という尊称を提案している。
また、この性癖の影響もありアインズの事を深く愛していて、書籍版ではアルベドと正妻の座を巡るなどして度々衝突している(もっとも、アインズの催した親睦会的な試みなどが功を奏したのもあってか、アインズの寵愛に関する事を除けばそこまで仲は悪くない)。
更に前述の通りの両刀使いなので、アンデッドの巨乳美女というストライクゾーンど真ん中のユリを好ましく思っている。
アウラとは彼女の創造主のぶくぶく茶釜がペロロンチーノとよく姉弟喧嘩を繰り返していたのと、そのペロロンチーノに『アウラと仲が悪い』と設定されたらしい事が反映されて、よく喧嘩する悪友または姉妹の様な関係となっている。ちなみに、そのアウラの事は「ちび助」と呼んでいる。
書籍版3巻でセバスから「アウラと仲が悪いのか」と訊かれた際は、「本気では悪くないと思う」、「ペロロンチーノ様が仲が悪いと決められたから適当にからかってるだけ」だと返していた。
WEB版ではアルシェから「山の天気よりも変わりやすい」と揶揄された程気性の激しい気分屋でもあり、ナザリックに関する事以外はとにかく熱しやすく冷めやすい。
このため、侍女として側仕えしている部下の『吸血鬼の花嫁(ヴァンパイア・ブライド)』達も、シャルティアの目まぐるしく変わる機嫌とテンションに苦労させられている。
上述の通り階層守護者の中でも最強の戦闘力を誇るが、それ故に己の圧倒的な強さを過信して後先考えず突っ走ってしまうのが最大の弱点でもあり、はっきり言ってしまうと戦闘以外は基本的に不得手な典型的脳筋だったりする。
例として作中では、アウラやデミウルゴス等から「頭脳面では役に立たない」「戦術面では扱いにくい」と侮られている上に、アインズには「シャルティアの考えなら、まず間違っている」とまで思われてしまっている。
更にパンドラズ・アクターからは14巻にて、「まるで頭を働かせている様子がない」などと心の中で思われていたり、あとこちらは頭脳面とは関係ないが己より階級が下のルプスレギナからは、陰で「男胸」だの「ペタン血鬼」(詳細は後述)だのと言われている事から面白がられている節があったりと、様々なキャラから結構散々な事を言われて(思われて)たりする。
ただし純粋な戦闘センスそのものは非常に高く、調子に乗っていたり冷静さを失っている状態からでも、思いも寄らないタイミングで的確な行動を取る勘の鋭さを見せた。
事実、世界級(ワールド)アイテム『傾城傾国(ケイ・セケ・コゥク)』でシャルティアを操ろうとした漆黒聖典との戦いでは、『血の狂乱』と焦りから完全に冷静さを失っていたにも拘わらず、殆ど本能と勘によるとっさの反撃で使用者を的確に狙って致命傷を与え、不完全発動に終わらせている。
またその後のアインズとの戦いでも、アインズに度々冷や汗をかかせている。
3巻以降スポットが当たる機会には恵まれなかったものの、11巻では自身の欠点を踏まえた立ち回りを身に付けるなど、大きな精神的成長を遂げた。
容姿
平時
銀髪と白磁の肌を持ち、赤と紫を基調としたボールガウンとヘッドドレス(ボンネット帽やZUN帽と呼ばれるものに近い形状)を身に着けた美少女。
フリルとリボンの付いたボレロカーディガンを羽織り、レース付きのフィンガーレスグローブを付けているため、肌の露出は殆ど無い。
それ以外の外見的な特徴として、まだ幼さが完全に抜け切れていない少女のものには不釣り合いな程大きく盛り上がった胸があるが、これは胸パッドであり、ある守護者からは「偽乳」と呼ばれている。
そのせいで、走るだけでも胸パッドが紛失されてしまう事から、本人にとって悩みのタネの1つとなっている。
そうなった背景は、貧乳派のロリコンであったペロロンチーノが“貧乳吸血鬼”という注文でイラストをギルメンの1人に依頼したが、残念ながらそのギルメンは巨乳派だったが為に、出来上がったイラストが巨乳としてデザインされてしまい、そこでペロロンチーノから苦肉の策として『貧乳を恥じてパッドを何枚も入れている』という設定が加えられた為である。
中間形態
『死を撒く剣団』拠点襲撃時、深部へ逃走するブレインを追う最中に発露した『真祖(トゥルー・ヴァンパイア)』の体型に平時のシャルティアのテクスチャを貼り付けた様な姿。猫背で首が長い。
真の姿
「耳の上まで裂けた口」、「突き出した犬歯」、「枯れ木の様な手足」といった特徴を備えた姿。本文中に言及のある通り、普段の姿がある意味偽りの姿である。
アニメ及び漫画版では、概ね書籍版での『真の姿』を踏襲していると思われるが、着ている物は襤褸布に口はヤツメウナギの様な状態にアレンジされた。
なお書籍版の記述によれば、口は「耳の上まで裂け」「2本の犬歯」「サメのような歯列」とあるため、アニメ版でのヤツメウナギの様な口腔は、アルベドの発言を馬鹿正直に捉えた描写ミスの可能性がある。
この姿については、後述の『血の狂乱』の項目を参照。
ゲヘナ作戦での変装姿
『魔皇ヤルダバオトの協力者』という名目で、作戦に参加した際の変装姿。
同じく、仲間としてヤルダバオトに同行したプレアデスが仮面を被ったのみだったのに対し、シャルティア自身は『死を撒く剣団』の騒動に関連しエ・ランテルの冒険者を襲撃した件で、「銀髪で大口」の吸血鬼像が関係者に広く認知されている事から、印象を大きく変える変装を行っている。
作戦の本筋には関わらず、外部からの動きを監視・警戒するための遊軍として行動していたが、遭遇したブレインには気配で正体を見破られてしまった(シャルティア自身は、一度死んで蘇生させられた影響によりその時の記憶が無くなっているため、ブレインの事を覚えていない)。
強さ
守護者特色は序列一位「総合力最強」。
これまでの記述の通り、階層守護者最強の名は伊達ではなく、クラス構成は戦闘力を追求した屈指のガチビルド。
ステータス面でもガルガンチュアを除く他の守護者を総合力で上回っており、フル装備ともなればたっち・みーの様な上の上のプレイヤーには及ばぬものの、下手な100レベルプレイヤーを凌ぐ。
特に、死霊系魔法職のロールプレイに沿ったビルドが構成されているアインズにとっては天敵と言える存在であり、アンデッドであるためにアインズの得意な死霊系魔法が殆ど通用せず、逆にシャルティアはアンデッドに効果的な信仰系魔法を幾つも持っているのに加え肉弾戦にも長けるため、後衛職であるアインズにとってはあまりにも相性が悪く対策無しの正面戦闘では太刀打ち出来ない程。
フル装備では、伝説級(レジェンド)アイテムである翼付きの真紅の全身鎧(フル・プレート)を身に纏い、攻撃した相手のHPを与えたダメージ分吸収する神器級(ゴッズ)アイテム『スポイトランス』で武装した、戦乙女の様な容姿になる(二つ名の由来はここから来ている)。
有り体に言えばその戦闘スタイルは近接寄りの魔法戦士であり、平時のドレス姿では種族特性を活かした圧倒的身体能力による爪攻撃などの肉弾戦を中心に、魔法攻撃・魔眼による魅了・眷属の召喚など近~遠距離に搦め手まで、豊富な攻め手とスキルでオールラウンドに立ち回る。
更に『クレリック』の職業(クラス)を修めているため、アンデッドでありながら自らが最大の弱点とする高位階の神聖属性魔法を使いこなせるが、アンデッドなので自身に回復魔法を使用する事は不可能。
また、吸血鬼なので血液を自身の魔力補給や回復手段として転用する事が可能。
ただし、血をまともに浴びると『血の狂乱』が発動してしまうため、普段は血を浴びないよう魔法で倒した相手の血を自らの近くに集積・停滞させている。
他は『カースドナイト』のクラススキルによって、上位の回復魔法でなければ治癒出来ない傷を負わせる効果を攻撃に付加する事が可能だが、ペナルティによって40レベル以下の低位アイテムを装備すると破壊されてしまうという問題点がある。
血の狂乱
『真祖(トゥルー・ヴァンパイア)』のクラスペナルティとも言える固有スキル。一定量の血を直接浴びると発動するスキルで、上述の『真祖』本来の姿へと戻り攻撃力が飛躍的に向上する反面、吸血鬼としての本能にひたすら忠実な暴走状態に陥る。
3巻では逃亡したブレインを追跡中に段階的に発動。そこに至るまでの殺傷数は僅か2名のみであったため、血の量というよりは『血』と『精神的高揚』が関わっているのかもしれない。
この状態でも、戦闘中のみはある程度冷静に立ち回ったり敵味方の判別は可能であるものの、記憶力や判断力は大きく低下し獲物を残忍に殺傷するなど、本能に忠実な行動をとる。
シャルティアが判断力を要求される作戦の本筋から外されがちになっているのも、これが一番の大きな理由。
《ユグドラシル》時代では血の狂乱+フル装備の攻撃力最大コンボが、ガチ装備の100レベルプレイヤーを為す術なく葬り去る大火力を発揮し、防衛戦で猛威を振るった。
主な使用魔法・スキル
- 物品破壊(アイテム・デストロイ)
WEB版で使用。位階不明。その名の通り、アイテムを破壊出来る。
- 内部爆発(インプロージョン)
第十位階。対象を風船の様に膨らませて爆発させる(複数にも使用可能)。
作中では『死を撒く剣団』構成員の殺害に使用し、『鮮血の貯蔵庫(ブラッドプール)』に蓄えた魔力を消費し発動させた。またその際に、《魔法抵抗難度強化(ペネトレートマジック》も併用している。
- 朱の新星(ヴァーミリオン・ノヴァ)
第九位階。相手を紅蓮の炎で包み込み、炎属性のダメージを与える。超位魔法を除けば、炎系の対個人攻撃魔法としては最高位の魔法。
- 石壁(ウォール・オブ・ストーン)
位階不明。地面から巨大な石壁を作り出す。主に防御に使用される。
- 死せる勇者の魂(エインヘリヤル)
『ワルキューレ』のクラススキル。魔法行使能力やスキルの一部は使えないが、武装や能力値や耐性は同等という、全身白色の本人と瓜二つの人造物を生み出す。
なお『死せる勇者の魂』という名前は、漫画版で追加された。
- 吸血
血を吸った対象を自分の眷属、“下位吸血鬼(レッサー・ヴァンパイア)”に変えるスキル。シャルティアは最大で10体まで吸血鬼にする事が可能。
- 上位転移(グレーター・テレポーテーション)
第七位階。《転移(テレポーテーション)》の上位互換。使用者以外も転移出来るが、抵抗する意思のある者は転移させられない。なお、転移失敗は無いらしい。
- 大致死(グレーター・リーサル)
位階不明。信仰系魔法。対象者または自身に膨大な負のエネルギーを与える。対象が生者であればダメージを受けるが、アンデッドの場合は回復するという、アンデッドにとっては最大の回復魔法。
- 転移門(ゲート)
位階不明。一定時間任意の場所と行き来出来る、半球体の闇の扉を作り出す。失敗なし・距離無制限・維持中は何人でも転移させられるという、転移魔法としては最上位に当たる。
シャルティア単独でも1000人位までなら送り込む事ができ、ペストーニャ(とルプスレギナ)のMP支援を受けた時は6000人を送り込んだ。
- 眷属招来
モンスターを呼び出す事が出来るスキル。また、複数の種類から選んで呼ぶ事が可能。
作中では“吸血鬼の狼(ヴァンパイア・ウルフ)”、“古種吸血蝙蝠(エルダー・ヴァンパイア・バット)”、“吸血蝙蝠(ヴァンパイア・バット)”、他にネズミや狼などを呼び出した。
- 静寂(サイレンス)
位階不明。神官の使える隠密用の補助魔法。範囲内の全ての音を無差別に消す事が出来る。
- 第10位階怪物召喚(サモン・モンスター・10th)
第十位階。対アインズ戦で使用したが、《上位排除(グレーター・リジェクション)》でかき消されたため不明。
- 時間逆行
自身の時間を逆行させて、ダメージを回復させるスキル。1日3回まで使用可能。
- 清浄投擲槍
神聖属性の魔法ダメージを与えるスキル。高密度の聖なる魔力が凝縮されている、3mを超える白銀の戦神槍を作り出す。更にMPを消費する事で、必中効果を加える事が出来る。
- 退散・従属・消滅
アンデッドや悪魔、天使といった存在を退散・従属・消滅させる神官系のスキル。
ただし、それは自らの力量よりも格段に下位の存在のみに有効な手段。圧倒的な力の開きがある場合、消滅させる事が可能。
- 自己時間加速(タイム・アクセラレーター)
位階不明。時間の流れを遅くする効果があり、術者はその世界で自由に動き回る事が出来る。ただし、攻撃は出来ない。
- 血の武装
ドラマCD『封印の魔樹』で使用。劇中では魔樹ザイトルクワエの触手を殴って弾き返している。
- 全種族魅了(チャームスピーシーズ)
第四位階。精神支配の魔法。人間種にしか効かない《人間種魅了(チャームパーソン)》の全種族版。
対象者は魔法の使用者を『信頼できる非常に親しい友人』と認識する様になる。ただし友人に言えない事、出来ない事は受け付けない。
- 完全不可知化(パーフェクト・アンノウアブル)
位階不明。姿だけでなく、音・気配までも全て消す事が出来る魔法。攻撃を行うと効果が消える。なお、他人には掛けられない。
- 麻痺(パラライズ)
位階不明。相手に麻痺の状態異常を与える魔法。ただし、意識を失う訳では無い。
- 力場爆裂(フォース・エクスプロージョン)
位階不明。術者を中心に荒れ狂う不可視の衝撃波を発生させる。後述の《不浄衝撃盾》に似ている模様。
作中では対アインズ戦で使用し、《骸骨壁(ウォール・オブ・スケルトン)》を破壊した。
- 力の聖域(フォース・サンクチュアリ)
位階不明。防御魔法。術者の周囲に白色の光による、自身の攻撃も相手の攻撃も完全に遮断する魔力障壁を作り出す。耐久力があるらしく、攻撃で破壊可能。
- 不浄衝撃盾
自分の周囲に赤黒い衝撃波を発生させるスキル。更に吹き飛ばし効果があり、相手の攻撃魔法もかき消す事が出来る。1日2回まで使用可能。
- 鮮血の貯蔵庫(ブラッドプール)
『ブラッドドリンカー』のクラススキル。殺害した相手の血を貯蔵し、貯蔵した血を代価にして様々な用途に使う事が出来る。
作中では魔法強化のスキルを使うために、消費MPの代わりにこれを消費。また心臓のカリカチュアを作り、ゾンビに与えて下位吸血鬼を作り出したりもした。
- 輝光(ブリリアントレイディアンス)
位階不明。恐らく信仰系魔法。相手を光で包み、神聖属性のダメージを与える。
- 魔法解体(マジックディストラクション)
位階不明。相手の魔法を消し去る事が出来るが、相手の術者の力が自分を上回る場合は完全には消し去れない。
作中では対アインズ戦で使用し、《黒曜石の剣(オブシダント・ソード)》を消去した。
- 集団全種族捕縛(マス・ホールド・スピーシーズ)
位階不明。移動阻害魔法。全種族を対象にして複数の個体を同時に拘束出来る。
- 魔力の精髄(マナ・エッセンス)
位階不明。情報系魔法。一時的に相手の残りMPを見る事が出来る様になる。
- 魔法無効化
相手の能力やレベルに左右される魔法耐性。弱い魔法詠唱者(マジック・キャスター)のものであれば第十位階でも無効化出来るが、アインズなどの強大な魔法詠唱者が相手であれば、第一位階が限度となる。
- ミストフォーム
肉体を霧に変えて移動するスキル。非実体の星幽界体(アストラル)になるため現実世界の攻撃は効かなくなるが、若干防御力が落ちる。
- 魅了の魔眼
視線を合わせた相手に魅惑効果をかけるスキル。恐らく《人間種魅了(チャームパーソン)》と同じ効果と思われる。なお、精神操作の効果中に起こった事は覚えているらしい。
- 生命の精髄(ライフ・エッセンス)
位階不明。情報系魔法。一時的に相手の残りHPを見る事が出来る様になる。
- 生命力持続回復(リジェネート)
位階不明。補助魔法。効果時間中、徐々に体力を回復する事が出来る。アンデッドも回復可能であり、シャルティアはアンデッドであるため治癒魔法は使えないが、この魔法で回復を行える。
装備
- 真紅の全身鎧
伝説級(レジェンド)アイテム。防御力では、破壊できるのは神器級アイテムでも一握りしかないと評される。書籍版におけるアインズとの戦いでは、アインズが使った神器級の武器で防具が破壊された。
- スポイトランス
神器級アイテム。与えたダメージの数%を吸収し、装備者を回復するデータクリスタルばかりで作成されている。
このアイテムで対象の血を吸い付くす様な戦い方をすれば、『血の狂乱』による暴走は防げるらしい。
配下
主にアンデッドの指揮を担当すると思われる。世界級アイテムによる洗脳を受ける以前は愛人でもある『吸血鬼の花嫁』達を従えていたが、洗脳事件以降はナザリックの方針が変わったため、外出時には高レベルのアンデッドを随伴させている。11巻では名称不明の人型アンデッド複数を、アウラの魔獣に騎乗させて運用した。
霜の竜(フロスト・ドラゴン)服従後はこれも配下に加え、14巻においては魂喰らい(ソウルイーター)を戦術核兵器の様に投下する作戦を立案・実行するなど活用している。
WEB版
こちらではヒロイン枠のアルベドが登場しないため、彼女がアインズの秘書官的な立場に収まっている。
かと言って書籍版の方よりも頭が良いという訳では無く、むしろ何も変わっていない。
職業に関しても『クレリック』では無く、魔力に長けた『プリーステス』になっている。
また『カースド・キャスター』を修めており、こちらもレベル40以下の低位アイテムを装備すると、破壊されてしまうペナルティがある。
戦闘力も守護者最強ではなく、本気のセバスやアウラに劣る序列4位。書籍版と比べると大幅に弱体化している。それでも漆黒聖典の隊長並には強いらしい。
余談
復活後はしばらくの間第一線から遠ざけられ、主に輸送や運搬の業務に従事していた事から、ファンの間で「ありんすマークの引越し社」との渾名で呼ばれていた事もあった。
当時話題を集めていた超絶ブラック企業の社名をもじった渾名で、パワハラが横行する職場環境を作っていたシャルティアとは妙に一致する所もある。
関連イラスト
関連タグ
ペロロンチーノ アインズ・ウール・ゴウン アルベド(オーバーロード) アウラ・ベラ・フィオーラ
WEB版での僕またはペット枠。
吸血鬼百合ジャンルの開祖。WEB版では“ホニョペニョコ”ではなく、こちらの偽名を宛てられた。
なおホニョペニョコという名は、ユグドラシルプレイヤーがいた場合プレイヤーとの関連を気付かれるのを警戒し、それを阻止する為に付けた名である。
吸血鬼キャラの高速機動解釈の原点。シャルティアが《自己時間加速》を修得している事の元ネタ的作品。
他作品の類似キャラ
『銀髪の美少女吸血鬼』、『尊大な性格』、『作中屈指の実力者』、『百合趣味の持ち主』などの共通点がある。
アプリゲーム『魔王と竜の建国譚』のコラボイベントでは共演を果たしており、シャルティアが自身と同じ吸血鬼という事で興味を抱き(もちろん、例の如く百合っ気を発揮したのもある)、彼女を連れて帰ろうと考える場面がある。