CV:三宅健太
データ
基本レベル | 100(種族レベル30+職業レベル70) |
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役職 | ナザリック地下大墳墓 第五階層守護者 |
住居 | 第五階層大白球(スノーボールアース) |
属性 | 中立(カルマ値:50) |
種族レベル | 昆虫の戦士(インセクトファイター)10lv、蟲王(ヴァーミンロード)10lvほか |
職業レベル | ケンセイ10lv、アスラ5lv、ナイト・オブ・ニブルヘイム5lvなど |
二つ名 | 凍河の支配者 |
創造主 | 武人建御雷 |
概要
ナザリック地下大墳墓、第五階層『氷河』の守護を任された階層守護者。
武人建御雷によって創造されたNPCであり、2.5m程の巨大な二足歩行の昆虫を思わせる外見をしている。
常に周囲に冷気を放っており、その異形の姿故か発せられる言葉も、漢字以外は全てカタカナで表記されるという歪んだ硬質な声となっている(作中では、「音の塊を無理やり声の形にしている」と表記されている)。
人物像
その外見からは想像出来ないがセバスやペストーニャ、ユリやシズに次いでカルマ値は高く、性格・コンセプトデザイン共に『武人』という設定であり他の守護者達を始め人間種を見下している者が多い中、格下であっても一端の戦士には敬意を払う好漢である。
こうした気質のお陰で、後に蜥蜴人(リザードマン)達の集落を統治する事になった際に、彼らの信頼を勝ち得る事が出来た。
書籍版14巻における王国への侵攻でブレインと対峙した際は彼を覚悟を決めた戦士として扱い、ブレインを倒した後は彼に敬意を表する形で、遺体を氷漬けにする様に配下に命じ、更に敢えてブレインが守っていた道を通らず別の道を選んで城へと向かった。
ただ、他の階層守護者の例に漏れず残念な一面も無い訳でなく、「アインズ様の御世継ぎに仕える爺」となる事を夢見ており、そのため最も強くアインズの世継ぎを望んでいる。
それを妄想し始めると周りが見えなくなる悪癖は、アインズの正妻の座を巡っては頻繁に醜い争いを繰り広げるアルベドとシャルティア達ヒドインズの事を、とやかく言えない所がある。
創造主譲りでネーミングセンスに優れているという意外な一面を持ち、ナザリックを1つの国として建国した後のアインズの呼び名を決める事になった際、「魔を導く王で“魔導王”」が良いと提案し他の皆からの賛同を得た。
ちなみに、己とは正反対の気質の持ち主の筈のデミウルゴスとは、何故か非常に仲が良い。
容姿
カマキリとアリを融合させた様な、直立歩行するライトブルーの2.5mの巨大な蟲で、背中には氷柱の様な鋭いスパイクが無数に飛び出している。
口に該当する場所には、虫特有の大きな下顎がある。
強さ
守護者特色は序列三位「武器戦闘最強」。
ナザリック階層守護者においての戦闘力はアルベドとセバスに並び、武器の使い手という区分では第一位の攻撃能力保有者、一撃で決定打を与えるスキル以外にも冷気ダメージを持つスキルや魔法も使いこなし、戦術眼においては同じ戦士職のアルベドに勝る。
武器への造詣も深く、至高の四十一人の装備品を全て把握しており、自身も21個の武器を所有しているが戦闘では創造主である武人建御雷から受け継いだ神話級(ゴッズ)アイテム『斬神刀皇』を始め、常備している白銀のハルバード『断頭牙』、ブロードソードとメイスを四本の腕それぞれに装備する。
近接戦闘における攻撃力に突出した反面、MPや魔法攻撃力は低い水準で、何より最大の弱点は自身の甲殻そのものが外装扱いのため鎧は装備出来ず、いくら突き詰めてもシャルティアやアルベドが装備する鎧ほどの耐久性を得られない事である。
このため、同格のアルベドやセバスと比べて防御力がやや弱く、特にセバスの様なヒット・アンド・アウェイを得意とする肉弾戦に特化した相手は天敵に等しい。
加えて戦術眼においては慧眼を誇るが戦略眼には乏しく、そのせいで蜥蜴人達との初戦で手痛い敗北に喫するも、それを教訓に戦略の重要性を痛感した事を始め、大きく成長を遂げた事でアインズを満足させた。
13巻ではその卓越した武器の扱いを買われ、アインズに武器を利用した戦闘技術と近接戦を教える役割を担っている事が判明しており、更に15巻ではパンドラズ・アクターやナーベラルにも戦闘指南を行っているとの記述がある他、魔導国ではアンデッドを主力として亜人や人間でも構成された魔導国軍の運営管理や訓練指揮を担っている。
主な使用魔法・スキル
- 氷柱(アイス・ピラー)
位階不明。魔法の発動1回につき、1本の氷柱を地面から突き出させる。
- 風斬
ドラマCD『封印の魔樹』で使用。魔樹ザイトルクワエの触手を2本切り飛ばしたが、詳細は不明。
- 倶利伽羅剣
ドラマCD『封印の魔樹』で使用。《不動明王撃(アチャラナータ)》の二種類の攻撃手段の1つ。敵のカルマ値がマイナスになればなる程、破壊力を増す。
劇中でコキュートスは、防御スキルを使用したアルベドの腕を潰した。
- 攻撃無効(仮称)
弱い魔力の武器での攻撃を、一定時間無効化する事が出来るスキル。
- 他者から向けられた意識(感情?)を察知するスキル(仮称)
他人から向けられた意識を察知する事が出来る。作中では、アルベドから向けられた憤怒の感情を察知した。
- 穿つ氷弾(ピラーシング・アイシクル)
位階不明。人間の腕程の数十本の鋭い氷柱を、手から撃ち出す。なおWEB版では、『穿つ氷柱』と表記されている。
- フロスト・オーラ
『ナイト・オブ・ニブルヘイム』のクラススキル。冷気オーラによるダメージを与え、相手の動きを若干低下させる。効果範囲、威力は調整可能。
- マカブル・スマイト・フロストバーン
ドラマCD『封印の魔樹』で使用。魔樹ザイトルクワエの触手を2本切り飛ばしたが、詳細は不明。
- 羅刹
ドラマCD『封印の魔樹』で使用。複数を標的に出来る攻撃スキルだと思われる。
装備
- 斬神刀皇
神器級アイテム。刃渡り180cmを超える刀。元は武人武御雷が所有していたが、引退時に譲られ、コキュートスも愛用している。
- 断頭牙
白銀のハルバード。なお見栄えが良いからか、アニメでは常にこの武器を装備している。
- ブロードソード
詳細不明。
- メイス
詳細不明。
配下
- 雪女郎(フロストヴァージン)
CV:日向未南
82レベルの氷属性のモンスター。白ずくめの全身に肌は青白く、黒く長い髪をしている。第五階層の『大白球(スノーボールアース)』を守護する役目を担っており、普段はその周囲を囲む巨大な水晶の内部に待機している。なお原作に挿し絵は無く、アニメで初めてビジュアルが明かされたのだが、髪の色が黒ではなく灰色に近い色となっていた。
アインズの使う高位の不可視化を見破る程の、極めて高い感知・看破能力を持つ模様。