解説
CV:五十嵐裕美
ナザリックにおいて戦闘能力を持つ6人のメイド、チーム『プレアデス』の1人。
プレアデスの副リーダーであり、まとめ役を担っている。
家事技能を度外視した戦闘メイドの中で、数少ない料理技能を取得している存在。
データ
基本レベル | 51(種族レベル11+職業レベル40) |
---|---|
役職 | ナザリック地下大墳墓 第九階層戦闘メイド |
住居 | 第九階層の使用人室のひとつ |
属性 | 善(カルマ値:150) |
種族レベル | 動死体(ゾンビ)10lv、首無し騎士(デュラハン)1lv |
職業レベル | ストライカー10lv、シングルブロウ5lv、コック1lvなど |
二つ名 | 戦闘メイドたちのお姉さん |
創造主 | やまいこ |
人物像
プレアデスは本来明確な序列を持たないが、他のメンバーからは「ユリ姉」や「ユリ姉さん」などと呼ばれ、更に一般メイドからも「ユリお姉さま」と呼ばれるなどして、姉の様に慕われている。
理知的な外見に見合うだけの、生真面目かつ公私の別を弁えた少々お堅い性格。またナザリックでは珍しく、属性が『善』側に寄っている貴重な存在。
それ故に妹達の属性が、ほぼ全員『悪』側に偏ってしまっている事には頭を悩ませている様で、カルネ村の滅亡を心待ちにしているルプスレギナの姿を見た際には、「……なんでこんな妹しかいないのかしら。私の救いはシズ位ね、まったく」と嘆いていた。
普段は前述の通り生真面目かつ冷静沈着だが、創造主であるやまいこの『(強さが分からない)敵はとりあえず殴ってみる』という脳筋な性格を受け継いでいるため、時折そういった面を覗かせる(本人は無自覚)。
また、癖で意地悪な教師の様に棒状のムチで机などに叩き付け、『ピジピシ』と音を立てる一面もある。
なお素の一人称は「ボク」であり(これもやまいこ譲り)、普段は「私」と言う様に心掛けているが、時折ポロッと出てくる(短編ミニアニメの『ぷれぷれぷれあです』の連作『くれくれくれまんてぃーぬ』ではルプスレギナと共にクレマンティーヌと遭遇、飲み勝負をしている2人(ルプスレギナは毒解除スキルでインチキをしていたがクレマンティーヌは気付いていなかった)を観戦していたが酔った勢いで本当の一人称を暴露され、パニクったせいでそのまま「ボク」と言ってしまい、2人して「「ボクって言った〜」」等と揶揄われた後に照れ隠しでクレマンティーヌを突き飛ばし気絶させてしまい慌てて逃げ去った)。
上述の通りプレアデスの中で唯一家事技能を取得しているが、基本的に有事の際以外はツアレへの教育しか仕事が無く、かと言って一般メイド達から仕事を奪う訳にもいかず、結果として魔導国建国後にアインズから孤児院の設立と運営を任されるまでは暇をもて余していた事が、特典小説『プレイアデスな日』で明かされた。
アウラとマーレ、ペストーニャとエクレアとは、創造主同士が親しかった関係で仲が良く、プライベートでは互いにあだ名で呼び合っていたりする(例・ペストーニャ→「ペス」など)。
容姿
鋭さと怜悧さを感じさせる面立ちをしており、見る者に『知的な美女』という印象を与える。髪型は結い上げて夜会巻きにしている。なお、眼鏡は伊達。
常にチョーカーを身に着けているが、これは種族が首なし騎士(デュラハン)であるが故に、首を固定させる目的で着けていると思われる。
なおWEB版では「スイカ」と形容される程の豊満な胸を有しており、書籍版でも容姿に大きな変化はないため、スタイルはプレアデス随一。
…ただし、種族がデュラハン故に『死体』であり(実際の伝承におけるデュラハンは妖精の一種だが、ここではアンデッド扱いとなっている)、更に『巨乳』であるため、ネクロフィリアで両刀使いのシャルティアのストライクゾーンど真ん中である。
そのため彼女からは飢えた獣の様な目で見られており、そっちの気の無いユリは彼女を苦手としている。
強さ
棘付きのガントレットを装備し、格闘系の職業(クラス)を取得している。
肉弾戦、特に近接戦闘においては姉妹の中でも抜きん出ており、ゲヘナ作戦の際は発勁を使った掌底で、イビルアイの《水晶防壁(クリスタル・ウォール)》すら難なく粉砕している。
更に同上の戦いでは、《転移(テレポーテーション)》を使ったかの様な驚異的な素早さをも披露している。
なお『首無し騎士』の方の種族レベルは最低の1である事から、ナーベラルと同様に種族能力を活かした行動や戦い方は、恐らく不得手としていると思われる。
主な使用スキル
- 気探知
WEB版で使用。モンク系の職業『キ・マスター』のスキル。生命体の数と自らとの力の差を感じ取る能力なのだが、力の差は漠然としか分からない上、アンデッドや人造生物(コンストラクト)の様なものの探知は出来ない。その一方で不可視の存在も看破できる等、使い勝手はまあまあ良い。
- 気爆掌
接触状態では個人攻撃、接触していなければ拡散する衝撃波を放つ範囲攻撃に変わる技(ただし、範囲攻撃は攻撃力が非常に弱い)。モンクの数少ない範囲攻撃の1つ。
六連星と七姉妹
なお、彼女を長姉とする6名の『六連星(プレアデス)』メンバーとは別に区別される意味で、末妹にしてナザリック唯一の人間でもあるオーレオール・オメガが存在し、彼女を含め『七姉妹(プレイアデス)』と呼ぶ括りが語られている。
オーレオールは通常は第八階層の『桜花聖域』を守護しており、彼女が動きプレイアデスに移行した際はリーダー権がセバスからオーレオールに移る。
とは言え、オーレオールは普段はナザリック内における転移門(ゲート)と本物の《スタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウン》の管理を任されているため、持ち場から中々離れられない事から普段はユリがプレイアデスのリーダー代行を務めている。
関連イラスト
関連タグ
ルプスレギナ・ベータ ナーベラル・ガンマ ソリュシャン・イプシロン シズ・デルタ エントマ・ヴァシリッサ・ゼータ セバス・チャン