CV:真堂圭
データ
基本レベル | 51(種族レベル12+職業レベル39) |
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役職 | ナザリック地下大墳墓 戦闘メイド |
住居 | 第九階層の使用人室のひとつ |
属性 | 中立~悪(カルマ値:-100) |
種族レベル | 蜘蛛人(アラクノイド)10lvなど |
職業レベル | フジュツシ10lv、フゲキシ7lv、ムシツカイ7lv、ウェポンマスター3lvなど |
二つ名 | 蟲愛でるメイド |
創造主 | 源次郎 |
概要
ナザリックにおいて戦闘能力を持つ6人のメイド、チーム『プレアデス』の1人。
人物像
アインズの前ではかしこまっているものの、語尾を始め全体的に幼く甘ったるい喋り方をする。
ソリュシャンと同じく人間を食材として好むプレアデスメンバーであるが、嗜虐して楽しむ一面も持つ彼女とは違い、単純な食料と捉える傾向が強い。そのため満腹であればあまり興味は示さず、見逃す事もある。
一応『中立』属性でもあるためか、これでもプレアデスの中では比較的まともな方で、ユリからは「そんなに悪い子じゃない」と評されている。
能力的にも優秀で、人間への態度を度々注意されても一向に直らないナーベラルや、仕事の意味を理解できないルプスレギナとは違い、仕事はキチンと真面目にこなしている。
好物は人肉で、作中では「女性や子供の肉より、筋肉質な男の肉の方が脂肪が少なくダイエット向き」と話している。
当人も蟲系の異形種でありながら、恐怖公の部屋を訪れる度に彼の眷属達をスナック感覚でつまみ食いしていくので(「あんまり美味しくない」そうだが)、恐怖公からは内心恐れられている。
ユリを始めとする姉達とは基本的に仲は良いが、双子という設定のシズとはどちらが姉で妹なのか明確に決められなかった事で、事あるごとに「自分の方が姉である」と口論になったりするなど、あまり仲は良くない。
また作者監修のアプリゲーム『MASS FOR THE DEAD』では主人公との会話の中で、「至高の存在以外で他人を認めた事は無い」という旨の発言をしている。
言葉通りに受け取るならば、他の多くのナザリックのNPCの事も認めていないという事になる。
もしかすると同じ組織の仲間であったとしても、他人に対する評価は厳しいのかもしれない。
容姿
通常は声同様に幼げで整った姿であり、和服調のメイド服を纏っているが、他の姉妹達と同様にその本性は異形。
真の姿は昆虫そのものの顔で、背中から4本の巨大な蜘蛛の脚が生えて、体がぶら下がっている様な姿になる(上部右側画像参照)。
顔は仮面状の蟲であり、その蟲の無数にある足が本来の顔に貼り付いているため表情は一切変わらず(しかし、アニメ第1話やミニアニメ『ぷれぷれぷれあです』では、目を閉じていたり笑顔を浮かべているシーンがある)、言葉を発していても口元は開かない。また、シニヨンにした髪も偽毛とされている。
声は“口唇蟲(こうしんちゅう)”という、人間の声帯を食べる事でその声を出せる様になるモンスターを装備して発している。本当の声はコキュートスと同じく硬質で聞き取りにくく彼女自身も嫌っている事から、口唇蟲抜きの時は止むを得ない時以外は話そうとしない。
王都での戦いで擬態した声を失ってしまうが、書籍版7巻にて帝国のワーカーであるアルシェの声を与えられた。
『ぷれぷれぷれあです』では、顔を外して素顔をさらけ出したシーンがあり、彼女の素顔を見たアインズも思わずドン引きした。
身内であっても本性を見せたくないのか、普段から素肌を見せる様な事は一切無く(手は萌え袖の様にして外に出さない)、他のプレアデスの面々と共に様々な衣装を披露している『MASS FOR THE DEAD』でもそれは変わらない。
強さ
精神系魔法詠唱者(マジック・キャスター)の符術師と、蟲使いを修める魔法戦士タイプ。
召喚主とは独立して行動する蟲を使役し、武器・防具として装備する事も可能な蟲で接近戦を行える他、符術による支援・自己強化・魔法攻撃も駆使する。
また、種族特性を活かして己の肉体に備わった蟲の器官による行動・攻撃能力も高い。
この様に攻撃から支援まで幅広くこなせるオールラウンダーではあるのだが、どちらかと言えば味方の支援に重きが置かれた中衛・後衛向けビルドであるため、攻撃役として見ると攻め手や手数こそ豊富であるものの決定打に欠け、直接戦闘能力は姉妹の中でもかなり低め。
それでも、転移後の世界では十分に伝説クラスの力を有している。
主な使用魔法・スキル
- 鋭斬符(えいざんふ)
ターゲットの体を切り刻む効果を持つ。
- 斬撃の蜘蛛の巣(仮称)
蜘蛛の糸で相手を切り裂く。
- 式蜘蛛符(しきぐもふ)
地面に落下した瞬間、巨大な蜘蛛へと姿を変える符。強さは然程ではないが、敵の強さを見極める時や時間稼ぎを行う時などに重宝する。
- 自己強化の符
全身に符を貼り付ける事で、自己強化の能力が発動する符術。
- 自由に幻を作る(仮称)
何も無い空間に虚像を作り出す事が出来る幻術。
- 衝風符(しょうふうふ)
爆風を巻き起こせる符術。
- 粘着の蜘蛛の糸(仮称)
粘着性と剛性を兼ね備えた糸を吐き出す。
- 蠅吐き
肉食蠅を吐き出す吐息。1日3回まで使用出来る。肉を抉って中に入り込み蛆虫を産み付けるウシバエに似た蠅を大量に吐き出し、蛆虫が体内に入り込む事で、標的に刺突系の継続ダメージを与える。
更に羽化した蠅が雲霞の如き大軍を成し、効果範囲に入った特別な物を除いて、無作為に襲いかかる。
- 爆散符(ばくさんふ)
ターゲットを吹き飛ばす程の爆風を起こす。
- 雷鳥符(らいちょうふ)
青白い放電を行う鳥へと変化する符。ターゲットに電撃によるダメージを与える。
- 雷鳥乱舞符(らいちょうらんぶふ)
小型の雷鳥符を使った範囲攻撃。
蟲武器
- 剣刀蟲(けんとうちゅう)
ブロードソードにも似た長い蟲。手の甲に貼り付かせて装備する。
- 硬甲蟲(こうこうちゅう)
盾に似た8本足の蟲。腕に貼り付かせて装備する。
- 鋼弾蟲(こうだんちゅう)
体長3cm程の、ライフル弾に酷似した蟲。150匹を片腕に貼り付かせ、指先から射出する。
- 千鞭蟲(せんべんちゅう)
エントマが呼べる最強の蟲。10mを超える巨大なムカデにして、腕に貼り付かせて装備する自由意志を持った鞭。雷の様に動く。
- 空を飛べる蟲
正式名称は不明。背中に貼り付かせ、飛行させる。
- 名称不明
麻痺毒の入った注射器の様な蟲。
作中の動向
書籍版6巻では王都を舞台にした一大作戦『ゲヘナ』において、マーレと共にヒルマの屋敷を襲撃後に単独でいた所をガガーランと遭遇し、性格上見過ごせなかった彼女と交戦する羽目になる。
レベルと種族としての地力や装備の差、そして上述の能力によって、ティアの加勢後も彼女達を終始翻弄した。
人間を侮り食料として捉えながらも、油断する事なく相手の出方を窺い止めの間際まで追い詰めるも、自身と互角の強者であるイビルアイの乱入を受ける。
彼女の発言に激昂し切り札を晒して襲い掛かるが、自分自身と使役する蟲武器の両方にとって特効となる殺虫魔法によって、顔と声の両方を構成する蟲を殺されてしまう。
ここに至りなりふり構わず、蜘蛛の足や多種多様の糸など種族に由来する能力も加えて、3人の蒼の薔薇チームと激闘を繰り広げるが、手数と絆の差によって敗北。
しかし、絶体絶命の所を魔皇ヤルダバオトに扮したデミウルゴスに助けられたため、瀕死の状態で辛くも逃れる事が出来た。
以上の経緯からイビルアイには強い恨みを抱いており、ゲヘナ後はアインズに「あの小娘(イビルアイ)を殺す機会があったら、声を自分に与えて欲しい」と頼み込んでいる。
WEB版
ほっそりとした体つきで艶やかな黒髪をサイドアップでまとめた、端正な顔立ちをした大人しげな女性。
口調はナーベラルとソリュシャンを足して2で割った様な、やや強めのものとなっている。
職業は魔法戦士。また、書籍版の真の姿が蜘蛛系の異形種だったのに対し、こちらはビートル系の姿と記述されている。
関連イラスト
関連タグ
ユリ・アルファ ルプスレギナ・ベータ ナーベラル・ガンマ ソリュシャン・イプシロン シズ・デルタ セバス・チャン