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アルシェ・イーブ・リイル・フルト

あるしぇいーぶりいるふると

アルシェ・イーブ・リイル・フルトとは、丸山くがね著のライトノベル『オーバーロード』のキャラクター。
目次 [非表示]

CV:真堂圭

データ編集

役職フォーサイトメンバー
住居歌う林檎亭(気分的には)
職業レベルウィザード?lv、アカデミック・ウィザード?lv、ハイ・ウィザード?lv
誕生日中風月26日
趣味読書(雑多に読む)
二つ名愛される姉にして妹

概要の前に編集

書籍版の名は“アルシェ・イーブ・リイル・フルト”、WEB版の名は“アルシェ・イーブ・リリッツ・フルト”となっている。


書籍版とWEB版では、それぞれ異なる人生を歩む事となる。なおWEB版の結末は、当時の読者の反響を受けて決定されたもの。


概要編集

ワーカーチーム『フォーサイト』の魔力系魔法詠唱者(マジック・キャスター)。ワーカーになる前は帝国魔法学院に通っていた。


実家は100年以上バハルス帝国を支えていた貴族だったが鮮血帝によって取り潰されてしまい、更には両親が「鮮血帝没後にフルト家が貴族として再興される際の投資」「鮮血帝にこの家が屈していない事を見せつけるため」と称した虚勢のため借金を増やし続けた結果、その利息返還のためにやむなく学院を退学しワーカーとして働く様になった。


前述の事情により両親に対する愛情は既に無いが、妹で双子のクーデリカとウレイリカを救うべく家を見捨てずに借金の返済に奔走しているものの、両親が新たな借金を重ねるので悪循環に陥っており、遂に堪忍の緒が切れ妹達を家から連れ出して一緒に暮らす事を決意する。

仲良し3姉妹


人物像編集

仲間や家族を大切に思う、優しく真面目な性格。仲間に借金の事がバレても理性的な態度を崩さず、多数決から外される事を素直に受け入れ、その結果が自分への同情からなら辞める様に発言している。

人格者揃いの他のメンバーからは、妹の様に気にかけられている。


容姿編集

愛雪

10代中盤から後半の女性。金髪の艶やかな髪は肩口辺りでざっくりと切られ、痩せぎすだが気品のある顔立ちをしている。しかし、表情は人形の様な無機質さがある。


自分の身長程ある無数の文字か記号の様なものが彫られた長い鉄の杖を持ち、硬質な皮を使用した厚手の服を着用し、その上からゆったりとしたローブを纏っている。


強さ編集

アルシェの落書き纏め

相手の魔力を使用可能な最大位階も含めて見抜く事が可能『生まれながらの異能(タレント)』を有しており(名付けるなら『看破の魔眼』)、魔法詠唱者としての実力も、若年で第三位階に到達している天才肌

しかしいわゆる『早期早熟型の天才』だったため、成長の限界に差し掛かっていた。


かつて通っていた魔法学院では、帝国最強の大魔法使いフールーダ・パラダインから直々に指南を受けるほど将来を嘱望されていて、フールーダの弟子にして帝国最強の魔法詠唱者部隊・『選ばれし三十人』の候補に挙がっていた。


主な使用魔法編集

  • 透明化(インヴィジビリティ)

第一位階。一定時間、対象を透明化させる。


  • 闇視(ダークヴィジョン)

位階不明。補助魔法。闇の中でも真昼の如く、見通す事が出来る様になる。


  • 飛行(フライ)

第三位階。体の周りを魔法の膜が包み効果時間の間、空に舞い上がり飛行する事が出来る。転移後の世界基準では、第三位階魔法の中でも使用可能者が限られるレア魔法で、使えるだけでも天才扱いされる代物。

ただし多くの場合アルシェの様に実用性は微妙なもので、燃費が悪いので長距離の移動手段には向かず、飛行中は他の魔法を使う事が出来なくなるため、高空からの物見や緊急時の回避・逃亡手段として以外には効果的な使い道がない(攻撃手段として使えるのは、せいぜいナーベラルイビルアイ、フールーダといった規格外クラスの魔法詠唱者達ぐらいである)。


  • 閃光(フラッシュ)

位階不明。相手の前で閃光を弾けさせて、抵抗の成否関係無しに、一時的だが視野を奪う。


  • 魔法の矢(マジック・アロー)

第一位階。無属性攻撃魔法。術者の技量に拘わらず、必中の不可避の光弾を飛ばして相手にダメージを与える。なお、使える位階が上がる事で光球の数と威力が増す事が書籍版14巻で判明した。

WEB版によると、術者のレベルに応じて光弾の数が増える(例として、アインズなら10個といった具合)。


  • 雷撃(ライトニング)

第三位階。雷撃を放つ魔法。直線上にいる対象(構造物含む)を貫通する。


  • 鎧強化(リーンフォース・アーマー)

位階不明。対象の防御力を上げる魔法と思われる。


作中の動向編集

帝国の貴族・フェメール伯爵からの非合法な依頼を受け越境、王国内のナザリックに侵入するものの、トラップや配置したモンスターに闘技場へ追い込まれ、アインズと対峙した。

最初は連携して善戦していたかに思われたが、アインズが魔力を封じていた指輪を外し偽装を解き、その規格外とも言える莫大な魔力を見せた事で耐えられず嘔吐した

そいつは化け――おえぇええ!センシティブな作品


仲間達が自分を逃がすべく足止めを役を引き受け、断腸の思いで《飛行(フライ)》の魔法を使って逃げるが、シャルティアに捕らえられる。

lamprey


アルシェが逃走した後、フォーサイトの仲間がアインズに交渉を持ち掛けた事で彼女には慈悲が与えられる事になるが、上述通り書籍版とWEB版では結末が異なる。



書籍版編集

イミーナロバーデイクがアインズに、「仲間を思う」気持ちを重点的にアピールした事でアインズの琴線に触れ、その結果「事実と直面した時の絶望を与えた後の苦痛なき死」が与えられた。

冥き安らぎを あなたに


残念ながら書籍版ではWEB版の状況と違い、彼女から貴族の常識を学ぶメリットは無く、更にアインズとの戦闘で彼の戦闘能力をある程度知られている為、わざわざ生かしておく意味は無いのである。


声帯はエントマが、頭は“頭飾りの悪魔(シルクハット)”の一体が、両腕は“亡者のもがき(デッドマン・ストラグル)”が分け合い、皮膚はデミウルゴスが持ち去り、残りはグラントの子供達の餌となった。

HUNTER×HUNTER』のキメラアント並に容赦が無く、無駄の無い行動であった。



WEB版編集

その後、頭の生えた肉団子と化した元仲間を見せられる事で完全に反抗心をへし折られたアルシェは、「死よりも酷い惨状」から逃れるべく、面白い・飽きない玩具として自らシャルティアに媚びを売るという日々を生きる事に。

アインズがバハルス帝国の貴族入りを果たした後は“アインズ・ウール・ゴウン辺境侯”を名乗る事になり、帝国と王国との戦争で帝国の勝利を貢献したアインズが貴族のパーティーに呼ばれた為、アルシェから「舞踏会のダンス」や「転移後の世界の貴族の常識」を学べるというナザリックにおいてのメリットがある事にアインズが気付いた後は、彼女がナザリックに貢献する度に悲惨な待遇が徐々に改善されていく。


詳細は本ページ下部の、『ソース』欄を参照の事。


余談編集

アルシェを演じる真堂圭氏は、エントマの声を担当している声優でもある。恐らくこれは、アルシェの声が後にエントマの物になるという展開を踏まえてのキャスティングでもあったと思われる。


関連イラスト編集

アルシェ・イーブ・リイル・フルト幸薄少女アルシェちゃんアルシェ・イーブ・リイル・フルトアルシェの朝 "オーバーロード"


関連タグ編集

オーバーロード(アニメ)


ゲロイン


所属しているワーカーチーム。


頼れるリーダーにして、兄貴分。


同性の仲間。面倒見の良い姉貴分。


文字通り命の恩人。書籍版では他の2人共々生きたまま悲惨な末路(彼の場合は洗脳されて廃人になる)を迎えたが、WEB版ではヘッケランとイミーナは一思いに死ねるのに対し、彼だけは生きたまま肉団子になり永久食料にされるという死ぬよりも悲惨な結末となっている。


かつての師匠で、同じタレント持ち。


  • 父親

文字通りアルシェの父親(名前は不明)。上述の通り過去の栄光にすがり、もう貴族ではないという現実を受け入れられないまま妻と共に借金を繰り返しての浪費生活を送っていた。

アプリゲームの『MASS FOR THE DEAD』では、イベントストーリーの『命永くて恋せぬ花嫁』で登場。アルシェの訃報により支払われた補償金で借金は返済出来たものの没落貴族なのは変わらないため、せめてもの贖罪として残された娘達だけでも良い家に嫁がせたいとして、王国貴族のブルムラシュー侯の花嫁候補として送り出した。しかし実際は大貴族の親戚となる事で得られる利益が目当てであり、こちらでも結局は双子を売り渡した事には変わらなかった。


双子の姉妹の妹達。ワーカーとして働く理由。彼女達についてもアルシェ本人と連動して結末が異なっており、WEB版では救出されているが書籍版ではフェードアウトして以降音沙汰が無い(詳細は彼女達の該当記事を参照)。


オーラを見て吐いた


変態吸血鬼。WEB版ではアルシェの上司。


センシティブな作品

ありえたかもしれない未来。


WEB版では同じく、シャルティアの下僕になった者同士。


シャルティアの創造主で、設定や性癖の元凶


同じく魔法に関する極めて優れたタレントを持つ、同作品のキャラ。

アルシェが上述の通り、早期早熟型の天才故に既に成長の限界に差し掛かっていたのに対し、ニニャはこのまま行けばゆくゆくはフールーダにも匹敵する程の大魔法使いに成長していたという、言わば大器晩成型の天才であった。


アニメ媒体での虹色のゲロ繋がり。


ソース編集




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