概要
ワーカーチーム『フォーサイト』のメンバー、アルシェ・イーブ・リイル・フルトの双子の姉妹の妹達。
人物像
姉妹揃って明るく無邪気で天真爛漫な性格。そして、姉のアルシェを心から慕っている。
家の事情(借金など)は知らないが、姉が何かとても大切な事をしているのは分かっているため、ワガママなどは言わないと2人で決めている。
容姿
外見年齢は5歳程。姉と同じく金髪に碧眼で、作中では「白い頬をほのかに赤らめた様はまるで天使」だと評されている。将来は姉と同様に美人になる可能性が高いとされている。
作中の動向
初登場は7巻。両親を見限り妹達と共に家を出る事を決意したアルシェから、3人で引っ越しするという旨を聞かされる。
終盤ではアルシェが死んだ事を知らないまま、2人揃って姉の帰りを今か今かと待ち続けていた。
WEB版
ズーラーノーンの下部組織である邪神信仰教団の邪神への生贄として(眠らされた状態で)再登場し、信者達に邪神だと認定されたアインズへ差し出されたが、「生贄など捧げられても正直困る」と考えたアインズに殺害を止められて間一髪で助かる。
その後は眠ったままナザリックへと連れて行かれ、シャルティアの奴隷にされていたアルシェは2人と再会。
アインズ及びナザリックに貢献した事への褒美の内容をアインズに訊かれたアルシェが、「私たちが考える幸せを維持したまま……ここで暮らさせて欲しい。魔法などによる幻術などではなく」と答えた事により、現在は姉と共に第六階層のログハウスで暮らしている。
MASS FOR THE DEAD
イベントストーリーの『命永くて恋せぬ花嫁』で登場(立ち絵は無し)。こちらではアルシェがエ・ランテルでの混沌獣との戦闘でワーカー達を駒として利用したジルクニフの策略によって命を落とし、「せめて残った娘達だけでも良い家に嫁がせたい」と考えた父親によって、王国貴族のブルムラシュー侯の花嫁候補として送り出される。
しかし実際の所、父親は大貴族の親戚となる事で得られる利益目当てで2人を売ったに過ぎず、最愛の姉の死や父親に売られた事などが重なり、登場した時には原作で見せていた様な明るさは微塵も見られなかった。
劇中では事情を聞き出そうとするイビルアイに対して何かと毒舌を浴びせ、更には「あの馬鹿(おとうさま)に復讐する」、「鮮血帝を殺す」などとも話している。事件が解決した後の事は不明。
余談
作者は7巻雑感のコメントで双子のその後に関して、「(アルシェ死亡後の)数か月後には死んでるんじゃないでしょうかね」と話している。
アルシェ失踪後の双子はWEB版では両親に奴隷商人辺りに売られた後、上述の邪神信仰教団に買い取られたと推測出来る。対する書籍版は前述の作者の言もあるため、双子の生存は絶望的と言える。