ゴ・ギン
ごぎん
CV:間宮康弘
バハルス帝国闘技場において頂点に君臨し、その名を轟かせる帝国最強の戦士。
10年程前に帝国辺境で武者修行をしていた際、帝国闘技場の興業主(プロモーター)・オスクと出会ったのがきっかけで、帝国に現れた。
人物像
強者に敬意を表する、根っからの武人。また、武者修行時代から武器を捨てた相手は殺さないという、種族的な特徴からしてみれば異常と言えるほど理知的な性格をしている(ただし伴侶に関しては同族を望み、人間の嫁を迎える事は変態性癖と考えているため、性的嗜好は種族としての一般的なもの)。
戦闘者として武具を与えてくれた上に強者とぶつかる機会を与えてもくれるなど、自らを高みに上げてくれたオスクには感謝をしており、互いに口に出す事こそ少ないが信頼し合う仲である。
ただし嫁探しの世話を焼こうとする件には、若干呆れている。
戦士としてのレベルだけで判断するなら、銀(シルバー)級冒険者以上の前衛を務めている者よりも劣るが、種族としての腕力・耐久力・攻撃範囲といった基礎能力が人間を遥かに凌駕している。
鎧の下にある皮膚でさえ分厚く硬く、人間であれば絶命する程の攻撃を耐え、トロールの再生能力がその傷を癒す。その強さ故に敵と言えるものは、数える程しかいなかった。
バジウッドは、「帝国四騎士が全員で挑んでも勝算は無い」と判断している。
自身との勝負を望むアインズ・ウール・ゴウン魔導王との試合に臨む際、七代目武王・腐狼(くさりおおかみ)“クレルヴォ・パランタイネン”との決戦後以来の恐怖から来る震えを感じ、引き合わせてくれたオスクに感謝の言葉を告げた。
魔導王との彼我の力の差を瞬時に理解して敬意と尊敬の念を抱き、戦えば死ぬ事を本能的に悟りながらも、臆する事なく立ち向かった。
必死に喰らい付くも、結局は魔導王の余裕を崩せずに敗死した。しかしその後に蘇生させられ、以降は戦闘前の会話から魔導王の配下になったと思われる。
コミカライズ担当の深山フギン氏の名前が当キャラとなんとなく似ていたため、ファンの間で“深山フ・ギン”というトロール風のあだ名がつけられる一幕があった。本人はトロールでもなんでもないのだが。
コミュニティ内でしか通用せず発声では表記も伝わりにくいため、今一定着はしなかった。