概要
歌い手グループ「めろんぱーかー。」のYoutubeチャンネルで公開されているオリジナルアニメ『めろんぱん学園』の登場人物について解説する。
登場人物が膨大すぎる故に親記事から分割した。
ざっくりではあるが各話ネタバレを含むため閲覧には注意。
レギュラー
めろぱかメンバーは全員、「アイドル部」に所属している(後に「歌い手部」に改名した)。
ギャグアニメ寄りという世界観もあって、中二病が更に顕著になっている(一番後ろの席を 悠久の果て、またの名をエデンの園 と言う、ルンバをダークマター1号、2号と呼ぶなど)。「闇の業火に抱かれて眠れ」も健在。
76話ではオンラインライブの情報がリークされたことにメンバー一度が戸惑う中、一人リーカーらしき人物と通話しながら情報を流したこと、その見返りに取引で何かを求めているかのような会話が示唆された。
「センターは俺のものだ」
なお、リアルでも実際にリークアカウント「メコノプシス」が出現している。
この先の動向は「学園追放編」のメロンプロ社員の項目を参照。
クールにツッコむこともあれば唐突にボケをかます。
大体ボケ担当と苦労人ポジを行き来している。
86話ではVRホラーゲームの怪異(敵キャラ)として出現。幾度もそらねこを学園の屋上から突き落とすが、口元は何かを示すように動いており···?
「見つけた」
87話ではサクラ/イチョウと関わっていた過去が明かされる(学園追放編/シリウス編参照)。
めろぱかリーダーで、自称名探偵。比較的真面目寄り···だが大体肝心なところでボケる。苦労人ポジその2。
6話では某少年探偵が持つ(腕)時計型○酔銃そっくりのアイテムを取り出し校長に向けて撃ったが、放たれたのはガチの銃弾(らしきもの)であった。 そんな物騒なもん持つなや 。
しかも構える際は全員目の作画が某少年探偵風になる徹底っぷり(弾は威嚇であり、外した)。
77話では休憩を口実に一人部屋でイヤホンでKAITOストーリーと社員の話を盗聴。
メンバーの前に姿を表すと、「みんな、ここまでご苦労さま」と告げるのだった······
この先の動向は「学園追放編」のメロンプロ社員の項目を参照。
おっとりとしたボケ担当。橋○環奈や広○すずと言った、ここにいるはずもない女性を探したりモテるために動こうとしたりとかなりの女好き。
9話から諸事情で出演しなくなってしまった。
元きみゆめメンバー
15話から転校生として登場。遊園地スタッフであることは明かされており、きみゆめアニメの世界線と同一の存在かは不明···と思われていたが、あちらの最終話の締め方からするに並行同位体=並行世界の同一人物と考えて良いだろう。
天然とカワボはそのままに、初登場から教室でスプラトゥーン3をしたりガチでインクを塗ったりとんでもないところから出てきたりと、きみゆめアニメとは別ベクトルの暴走を視聴者に見せつけた(ただし、リアルと比べるとむしろこっちのほうが落ち着いている)。
かつては「バカなの?」と一言ぴしゃりと言うのがお約束化してきていた。七不思議編からは色んな意味でアブない面がちらほら見受けられるように。
学園追放編からは暴れっぷりはいくらか鳴りを潜め、成長した一面が垣間見えるようになったが子供っぽい一面と天然は変わらずである。
79話では何者かにスマホをハッキングされ、なろ屋が休んでいる間に送ったメンバーの談話の中から新曲についての会話を流出させられてしまった。
82話終盤では何者かに拐われ拘束されていると思われる映像がアイドル部へ送られてきたが···?(皇ボブの項を参照)
85話では毎日決まった時間に何処かへ行っていることが判明。
ふとついて行ったkamomeが目にしたのは手をばたつかせて尻もちをつくという端から目にすればかわいい奇行。
当初はライブの練習の振り付けと思われたが当然そんな振り付けはなく、kamomeが側に落ちていた自分のVRゴーグルを装着したところ夜の学園の屋上に立ち落下する(それも誰かに突き落とされている)という悪夢のような映像が繰り返し再生されていた。
しかもkamomeの呼び掛けにも応じず恐怖に歪んだ表情をしていることから永遠に終わらないこの映像を見続けたことで周囲が認識できなくなった事の想像は難くないが、何故か「やめて···翔さん······翔さんやめて!!」と口走っており···? (詳しくは新校長を参照)
86話で判明したところによると、経緯や説明、本人の発言からするに翔の姿をした怪異に襲われては屋上から落とされるというループに陥っていたようだ。
しかしkamomeの強く優しい励ましにより、意識はゲームに囚われながらも届いた彼の声を聞き、軽口を叩くなどいつもの余裕を取り戻し無事「ゲーム」をクリアした。その後は降り出した雪に相変わらず子供のようにはしゃいでいた。
今回の彼らの絆の物語は必見。
87話ではゲームはクリアしたことによりもう一つの仮想世界へアクセス可能になった(元のゴーグルでは危険性がある為安全な別のゴーグルにkamomeがデータを移した)。
鴎からのあだ名は変わらず「にょきお」。
こちらの世界ではハロウィンキングダムの王様であるかは不明。
こちらではルー語は抑え気味。「魔法」の(ような)画力が使える。
案の定(?)出だしからなろ屋との距離が近い。
20話ではなろ屋の衣装を裸にしようと言い出し、ハッパ1枚のデザイン画まで考えていた。
30話では以前習得していた「別世界の自分にファンレターを送れる(正確には手紙を紙飛行機にし並行世界に飛ばせる)」能力が役立つこととなる。
諸事情で64話で出番が最後となった。その後は65話で彼を思わせるセリフが節々に出てきている。
中二病は押さえ気味になっており、代わりに王様気質が強く出ている。
案の定こちらでも清楚担当・下ネタNGなはずなのに(オリジナル曲2弾で明言してるにも拘らず)20話で選んだライブ会場はまさかの○○○であり、作中でもわざわざMVを引っ張り出されてまでネタにされてツッコまれていた。
全員に共通してコミカル担当なのは変わらないが、パソコンを用いての情報収集など(きみゆめアニメを思わせる「ホワイトハッカー」の肩書きも健在)そういった担当が多い。
86話ではゲーム空間に囚われたそらねこを優しくそして強く励まし、新校長から聞き出した情報を元に脱出の手助けをした。
- 校長
やたら声が小さい、初老の男性。名前は不明。
当初はモブ的な立ち位置かと思われたが、「健康にeスポーツ」や(作中での)Zeppツアー開催に自費でめろぱかメンバーを支援するなどあしながおじさん的な役回りであった。事実上のアイドル部顧問とも言える。
若い頃の写真は翔のサブチャンネル「サムライ翔の部屋」のアイコンとそっくりである。
かつては声楽の専門家であり、将来を期待されるほどの才能を持っていた。
だがある日、とある女性と出会いその歌声に惹かれたことで自分は歌うのをやめ、彼女の為に作詞に勤しむようになる。
いつしか2人は将来を誓い合う仲になっていた。
「いつか自分の作った歌で彼女が有名になり 輝かしいスポットライトの下で 割れんばかりの大歓声を浴びる日が来るだろう」
そんな日を夢見ていた校長であったが、
ある日彼女は事故で急逝。
愛する人を失った校長は、彼女を模したアンドロイドを作った。
彼の持つパソコンには、膨大な曲のデータが収められている。
73話では「めろんぱん学園リザレクションプロジェクト」に反対したことにより辞めさせられたことがKAITOストーリーの口から推測されている。
というのも廃校寸前であった学園を理事会は放り出し校長に丸投げしていたとのこと(その後の詳細は新校長を参照)。
- AI(名称不明)
kamomeのパソコンに内蔵されている。37話にてkamomeが学校のシステムに侵入した際に発見した物を改良したもの。
トンチキな答えを出すことが多いが、ラブハライブ誕生のきっかけになるなどちゃんと役に立つことも。
その他
- いれいすの皆さん
10、11話でコラボ出演。
22話で再度登場。アニメ以外でもたまにコラボする。
- すたぽらの皆さん
33話で登場。
- その他部員達
1期7、8話でひっそりとアイドル部の妨害に動いていた。
理由は「他の部活だけ強制解散の中、アイドル部だけは活動できるのが羨ましかったから」。
七不思議編
以下は、「七不思議編」でめろぱかが解いた七不思議についても併せて解説する(随時追記されたし)。
- アンドロイド(名前不明)
57話、58話に登場。七不思議の一つである、「夜の校舎から聞こえる謎の歌声」の正体。儚げな雰囲気を纏う。
上述の事故で彼女を失った校長が作り上げた。
開発したのは米村ぜんじどうなるどっかで聞いた名前の科学者らしい。
内部には本人から取った多大な歌声のデータが入っている。
普段は音楽準備室の中の隠し部屋に居るが、同話でKAITOがダークマター2号(ルンバ)で偶然部屋を見つけたことにより、めろぱかメンバーと邂逅することとなった。
校長の悪口を言うと検知して、それを発言した相手に襲いかかるという機能がある。同時期のロボアニメの少女かな?
(作中では彼のことを3度も「アホ面」とぼやいたサムライ翔の胸ぐらを掴んだ)
なお先述の校長の声を聴き取るために聴覚センサーの感度がすこぶる高く、かなり遠くからでも聴き取れる(なおオリジナルの女性の性格を再現した模様)。
しかし校長自身が613回も被害にあっており、いつしか学園の七不思議の一つ「廊下で子供をあやす謎の影」として取り上げられていた。なお翔に反応したのは上述の通り、若き日の姿が酷似していたから(校長自身が悪口を言っていたというのは彼女を作ったこと、自分の都合のいい言葉を歌わせてきたことなど自分のエゴを責め立てていた)。
彼は今まで何度も彼女のデータを削除しようと葛藤していたが、一方で誰かに自身の心の声のSOSを聞いてほしかった模様。
校長の自費で今まで活動を維持してきていたが、Zeppツアーへの出費で遂に維持費が底をついてしまった。
それをきっかけに、上述のこともあり遂に校長は機能停止を決断するが···
先のダークマター2号が見つけた(?)際にぶつかった衝撃がきっかけか、校長の思いがテクノロジーを超えたのか、彼女はシンギュラリティを起こし校長のパソコンや自身のデータにもない曲を歌い始める(この際、彼女に校長とオリジナルの女性の記憶が現れるような描写があるため、ひょっとしたら······)。
最期は校長の腕の中で眠るように停止した。
彼のパソコンに“アンサー”を残して。
「私なら___だったよ」
- ダークマ太
KAITOストーリーが見つけた犬。アイドル部がつけた覚えはない首輪(緑のベルトに名前を書いただけ)をしている。
当然名付け親は彼で、フルネームは「ネオギャラクティカ・零式・トライデント・オリハルコン・煉獄 ・ガンスリンガー・サンダーボルト・ダークマ太」。どんな名前だ
元々は先代アイドル部でリーダーに見つけられて飼われていた。
「学園追放編」82話の次回予告で久々に登場。83話ではそらねこを拐った相手の居場所を突き止めるという大手柄を上げた。ちなみにボブを知っている模様。
先代アイドル部
七不思議を解いていく中で存在が発覚した。
全員CVはkamomeが担当している。
- 先代アイドル部リーダー
銀髪と黄色い目が特徴的な美男子。ボーカロイドにも詳しいようだ。
また校長に前述のアンドロイド開発に繋がるような描写もある他、「クラウン」のベースになった劇は実は先代アイドル部発案のものをリメイクしたものであった。
先代アイドル部は元々は「歌い手部」という名義で活躍していたが、当時はまだ物珍しかった“歌い手”という新ジャンルに挑んだことで周りからの奇異の目と「不幸の手紙」など理由無き悪意に晒され続け、「アイドル部」へと一旦名称変更。
彼らは校舎裏の桜の木の下で共に誓いを立て、花壇にあったポピーの花をひっそりと活動する自分らに重ねていた。
しかしポピーの花は花弁がよく占いに使われていたこともあって、自身達への嫌がらせと勘違いしてしまう最悪な連鎖が発生。
リーダーは遂に心が折れて先代アイドル部は事実上の空中分解に陥ってしまった。
思い詰めた挙げ句、ポピーの花粉を使った黒魔術(実態は殆ど催眠に近い。後に七不思議の一つ「忘却の流れ星」となった)を用いてアイドル部設立の記憶の消去という手段に出、校長に万が一自身達の秘密が暴かれた場合には保持の為に暴いた者の記憶をも消すように進言している。
つまり秘密が暴かれた今、標的は···
······と思われていたが、
全ての真実が解き明かされ、全てがある意味覆される (ネタバレ注意の為動画を参照されたし。1時間20分50秒から)
ちなみに現在では学園の清掃員をやっている他、学園追放編では「めろん探偵事務所」を立ち上げていることが判明している。
新章(65話~)
- 皇ボブ(スメラギ・ボブ)
66話に登場した留学生の黒人の青年。いつの間にか生えるようにそこにいた。
サムライ翔いわく「こいつはボ部。」
長らく再登場する気配がないと思われていたが、83話で衝撃の再登場を果たす。
「めろん探偵事務所」へ踏み込み先代リーダーには逃げられたものの、資料の奪取には成功。実は82話で拘束されたと思われたそらねこの映像は、マネキンにそらねこの衣装を着せ「ネクタイ型変声機」というどこかで聞いたようなアイテムでそらねこの声を模して撮影したものだった。
(なお使い方はネクタイで首を締め付けることにより物理的に声帯を調整するという危険なもの。ただのネタアイテムとは思われるが、ひょっとすると何かしらのテクノロジーが使われているのかもしれない······)
しかしkamomeにダークマ太の協力で事務所にいることを突き止められて踏み込まれ(なろ屋も事務所の蛍光灯交換で来ていた)、メコノプシスによる流出音声の謎についても言及されている(詳細はメコノプシスへ)。
66話でいたのはどうやら盗聴器を仕掛けるためだったらしい(仕掛けたのはKAITOストーリーのダークマター2号だが、73話のくだりで壊れた模様)。
ちなみにとある組織の「ボイスクリエイト部門」所属らしく同話でサムライ翔に「ボ部」と言われたのも嘘ではないと主張するが、kamomeに「いや無理があるだろ」と流石にツッコまれている。
おそらく彼もどこかの差し金であり、留学生というのは嘘である可能性が高い。
また、ボブ自身もメロンプロと繋がっているかのような発言を示唆している。
- ツタンカモメン
69話に登場。サムネにもちゃっかりおり、凄まじい存在感を放っている。
修学旅行で何故かエジプトにめろぱか一同が来てしまった中、KAITOストーリーがミイラから逃げながら拾った謎の物体がkamomeの脳内に直接「遠い国よりきたりし王の器を持つ者よ 汝の身体…我が貰い受けるぞ!」と話しかけ、kamomeの体へ憑依。他の4人に「悠久の眠りより目覚めし太陽の王…我が名は…ツタンカモメン」と名乗る(物体より話しかけた後kamomeに憑依したため、本来の姿は不明)。見た目はkamomeがそのままツタンカーメンの装飾を被っているものであり、前述の通りサムネの時点で浮いている。
メンバーから引かれたことも気にせず、「一つ問おう」と前置きし、唐突に威厳さはどこへやら軽いノリで「貴様ら好きな人いんの?」と聞く。どうやら恋バナが好きな王様らしく、サムネから考えるになんやかんやで打ち解けて修学旅行恒例の恋バナへ発展したと思われる。
なお意識が封じられていた物体は完全にコレそのもの。
続く70話では「闇のゲーム」と称し「プエルパ・パポロット・ピロピラピレン」 こと枕投げの開催を進言(なおその前にちゃっかりミイラ姿で女子風呂を覗こうとしている)。この際、kamomeを除くメンバーに1人ずつ異能を授けた。
まとめると、
KAITOストーリー→時間の改竄者(クロノ・クラッキング)
時間を止めることができる異能。発動時には動いていた時計が徐々に止まる演出と時計の音が歪みながら止まっていくSEが入る(これに似て非なる)。止めていられる時間に制限時間があるかは不明。
しかしKAITOストーリーがルールが勝利判定がよく分からないことに気づいて狼狽えている間に勝手に時が動き出し···
サムライ翔→時間の改竄者への反逆者(アンチ・クロノ・クラッキング)
文字通り「クロノ・クラッキング」を無効化する能力。「クロノ・クラッキング」を強制的に解除させ、時間を動かした(そらねこ同様、時が止まった中で発動させられる模様)。しかし裏を返せば「クロノ・クラッキング」を無効化するだけの能力であり、やはりルールが分からない間に···
なろ屋→時間の改竄者への反逆者への対抗者(メタ・アンチ・クロノ・クラッキング)
「アンチ・クロノ・クラッキング」を無効化し、再び時を止めた。しかしセリフを言い終える前にまたしても時は動き出しており···
そらねこ→時間の改竄者への反逆者への対抗者への邪魔者(メタ・アンチ・クロノ・クラッキング・カウンター)
なろ屋がセリフを言い終える前に発動し、「メタ・アンチ・クロノ・クラッキング」を無効化した。この際のレアなゲス顔は必見(?)。
······とまぁ、はっきり言ってどれも時間停止とそれを互いに強制的に無効化する程度の能力であり、ネーミングセンスはメンバーが付けたのかツタンカモメンが授けたのかは不明だがこれに近しい。
もはやそれぞれの異能が意味を成さなくなったところで枕が飛び交う乱戦が始まり、ツタンカモメンは何かを改めて伝えようと再度出現したが興奮したそらねこのパンチを食らって憑依が解除されてしまった。
残された手紙には古代語でなろ屋の回復(※本人の個別記事を参照)を祈るための祠への地図が記されていた。
学園追放編(シリウス編)
当項目では「めろんぱん学園リザレクションプロジェクト」についても併せて解説する。
- 新校長
73話より登場。この時点では学園の野球部が出場していた甲子園で、何故か校長を名乗っていた謎の厳つい男性として登場していた。
野球部に混じってグラウンドの砂を取りに来ていたKAITOストーリーに接触したと同時に歌い手部にダークマ太を通じ手紙を送り···
「この学園は、生まれ変わる。 そこに君たちの居場所はない」
74話で明かされたことによると、やはり新しく就任した校長であった(就任するまでの経緯は校長を参照)。
78話では意外な形で登場する。
85話では登場するなり何か知っている素振りを見せ、様子のおかしいそらねこ(レギュラーのそらねこの項を参照)に対し彼の状態についてkamomeに説明した。
というのもそらねこが着けていたであろうVRゴーグルは仮想世界を体験するものではなく、着用者に催眠を掛けるもの。しかも使用を続けているとゴーグル無しでも仮想世界が見えてくるという恐ろしい代物であり、そらねこは新校長曰く一種の催眠状態にあり、現実にいながら仮想世界を体験しているとのこと。
すなわちゴーグルを複数回使用してしまったことでゴーグルを着けていない状態にありながら延々と突き落とされる瞬間を見続け···否、体験し続けているということになる。
86話ではそらねこのいる仮想世界は学園から逃げるVRホラーゲームの一場面を切り取って改造したものと説明(ちなみにゴーグルはボブのカバンに入っていたもので、kamomeが手掛かりになる可能性を見て借り持ってきた)。過去にもこの「ゲーム」をクリアし戻ってきた者がいるらしい。
ゲームの攻略に必要なアイテムのある場所をkamomeに伝えた。その際「俺はなんの役にも立たないお飾りの校長だが、生徒の命を守る道具の場所くらい知っている」と発言しており、根っからの悪人ではないのだろう。
87話では彼もまたボブの部下であること、そして理事長の家に仕えていた事が明かされた。
その中でも唯一イチョウではなくサクラ側についていた人間である。これはサクラの教育係だったからであり、彼女(達)の事は「サクラ様」「イチョウ様」と様付けして呼んでいる。
めろんぱん学園リザレクションプロジェクト
当初は廃校まで秒読みだった学園を理事会は校長に丸投げしていたものの、禁止が解けた学部が一斉に競合校を倒しつつ全国レベルで好成績を叩き出した結果、再び学園が思わぬ形で世間から脚光を浴びたことで理事長は当プロジェクトを計画。すぐに成果が出そうなものには手厚く支援をし、成果が出るまで時間がかかる、学園が無駄だと感じたものは徹底的に排除すると言う方向に踏み切った結果、痛い所を突いた理由(動画を参照)もあって歌い手部及びめろぱかメンバーは無駄なものと判断されてしまった。
- メコノプシス
正体不明のリークアカウント。
76話ではオンラインライブの情報、78話では新曲について話している音声を流出させた。
なお、リアルでも実際に「メコノプシス」が出現している。
82話ではKAITOストーリー曰く新校長一派ではなく、金で雇われたバイトである可能性も睨んでいる。
83話で判明した事実によると、新曲に関する音声の流出はボブが上述のネクタイ型変声機で盗聴した会話を再現したもの。なお作中でも言及されているが、何故そんな回りくどい方法を取ったのかというと時期的に蝉の鳴き声がうるさくてろくに録れなかったそうな。
ちなみに音声に関しては、戦友組が互いに本人達の話し方の癖が音声からは感じられないために疑うきっかけになったという。
84話ではイチョウが運営していたことが翔により突き止められている。
- メロンプロ社員(仮称)
77話より登場。
オンラインライブで協力するはずだった映像制作会社の社員。眼鏡をかけた男。
76話でKAITOストーリーと通話していた、オンラインライブの情報を横流しされ受け取った相手と思われる。
KAITOストーリーに接触し歌い手事務所「メロンプロ」の構想の計画を「MEROPRO」と企業名や活動内容がダダ被りしていることを伝え、「メロンプロ」の新グループのメンバーにKAITOストーリーをヘッドハンティングする。
同時に「他にもメンバーに目星がついているのか」と聞かれ、その相手の写真を渡す。
そこに写っていたのはなろ屋だった。
同時刻、なろ屋は休むことを口実に一人部屋でイヤホンでKAITOストーリーと社員の話を盗聴。
メンバーの前に姿を表すと、「みんな、ここまでご苦労さま」と告げるのだった······
続く78話では、サムライ翔を除く全ての現めろぱかメンバーを引き抜き移籍させようとしていたと判明。説得するようKAITOストーリーに進言し、アカウント「メコノプシス」の正体はそちらではないかと問われた際には「全ての関わりを疑うべき」と受け流した。
実はなろ屋は事務所に情報を盗もうとするなど悪い勢力が近づいて来る場合のことを始めとしたアクシデントが起きた場合を視野に入れており、予めメンバー内で分かるようそれぞれに一見しただけでは分からない、微妙に違う情報を作ってメンバーにそれぞれ送っておき(どんな情報かは本編2分からを参照)、それぞれオンラインライブに協力する為に担当した会社が少しでも怪しい動きをした場合は逐一連絡を取り合うようにしていたのだ。
メンバーと繋がっていたKAITOストーリーに条件を一蹴されると同時に予め電話をかけた状態で会議をしていたことで、全て会話が筒抜けだったという種を明かされ「このまま終わると思わない方が良いですよ」とテンプレタイプの捨て台詞を残した。
···が更には付けていたイヤホンで新校長と通じていたことを指摘され、新校長とまとめてKAITOストーリーに威嚇されるのだった。
83話でのボブの発言によると引き抜き計画は未だ諦めていないらしく、次なる標的はサムライ翔にした模様。
- サクラ/イチョウ
謎の女子生徒。
サクラは84話にて翔に“再接触”。以前振られた上で翔にもう一度学園に戻ってきて欲しいと頼み込むが、そもそも告白自体無かったことを指摘され(どうも七不思議編における71話でサムライ翔に告白していた女子生徒の件をなにかの形で知ったらしい。そもそもその告白も実際は応援であったわけだが)ボコボコに煽り散らかされると豹変···否、それまでの大人しかった性格を一変。本性を露呈させ「まったく。歌い手風情が、調子に乗ってんじゃないわよ」と吐き捨て翔と子供染みたレスバトルを展開した(内容は本編参照)。
実は「メコノプシス」を劇中において動かしていたのも彼女であり、翔曰く新校長は「ただのお飾り」。
その後は翔に「自分が勝ったら2度とめろぱかにちょっかいをかけない代わりに、そっちが勝ったらなんでも言うことを聞く」ことを条件に勝負を持ち掛けられるが、突如勝負を投げ出し「あなたなんかよりずっと欲しかったものが手に入っちゃったから」と言い捨て去っていった(その前も「絶対浮気するタイプ」「そらねこの家のドアに落書きをした犯人であり、字の書き方からして男が変装している」など散々な言われようであり、前者のことでは結構かわいい反応を見せていた)。
翔は彼女がこの一連の件(学園追放編)における黒幕だと踏んでいたが、一方kamome、なろ屋側で意外な事実が判明する。
彼女は理事長の娘。そしてサクラとイチョウという二つの人格を宿している···、すなわち二重人格であった。
詳細はボブが探偵事務所から持ち出そうとした資料に記されており、名前が判明したのもそこから。
どうやら描写を見るに翔と上記の通り接触していたのはイチョウであるようだ。
サクラは実は71話で翔に応援のメッセージを送っていた女子生徒であったほか、イチョウが翔と再接触する前日に82話にてそらねこの家の前で落書きが落ちるスプレー「ネコソギオチールZ」を渡した後KAITOストーリーに追われる黒フードの人物として登場し、追跡劇を繰り広げた後にKAITOストーリーそらねこ及びkamomeと接触している(サクラとして顔が判明したのは83話ラスト※。劇中ではミスリードされており、あたかも翔がイチョウと会っている裏でサクラがアニ教組と会っているかのような演出がなされていた)。
また、イチョウは翔に以前「告白した」と言っていたが、接触した事実だけ見ればあながちまったくの嘘でもないことになる。
85話では前回でサクラが酷く翔を恨んでいたこと、自分の人格に抗っていた事を語り「歌い手失格ね」と何やら意味深な言葉を告げた。
また71話でのサクラと翔の下りが掘り下げられており、何かの件でサクラはお礼を言いたかったが翔本人には覚えがなく「人違いじゃないか?」と言われてしまったこと、それでも応援していることが明かされた。
87話では新校長の口から語られる形や回想でサクラの過去などが掘り下げられた。
新校長はかつてより彼女の教育係であり、部下を持たないサクラが唯一仕えるのを許した者であった。
また「イチョウ」というのは人格としての名前であり、コードネームは「シリウスβ」。
「2人」は一日おきに人格が切り替わっている。故に、サクラはサクラとして学園に通う日々も、思い出も「半分」であった。
サクラが生まれつき持ったもう一つの人格であるイチョウはクラスの中でも理事長の娘ということもあって格上に周囲から扱われており、サクラ自身は周りから見向きもされていなかった。
またサクラとイチョウは人格が切り替わっている間の記憶は共有できず、ノートを用いた筆談で会話していた。
更にイチョウはサクラへいつも強く当たり、外見を保つことから何から何まできつく口出ししていたことから相当サクラを邪魔に思っていた模様。
そんな毎日に、何よりもう一人の自分に耐えきれなくなったサクラはある夜「忘却の流れ星」もといポピーの黒魔術を使い、自らの人格を消し去るという願いを叶えるある種の自殺にもとれる手段に出ようとした(時系列としては七不思議編の61~64話までの間に当たると思われる。またサクラはこれまでにも自殺などの考えに至ってもイチョウ諸共消し去るような行動はイチョウによって阻止される上、彼女を自由にさせてはいけないという責任感の為に思い留まっていた)。
しかし流れ星が発動条件になる為に屋上に出たところ青組(そらねことサムライ翔)に飛び降りをしようとしていると勘違いされてしまい、ギリギリで屋上に着いた翔に阻止された(飛び降りでこそ無かったものの上述の通りある意味では自殺だった為、どちらにせよ阻止されたのは結果的に正解だったとされる。また上記の改造VRホラゲの翔の姿をした怪異との対峙シーンは飛び降りていたor突き落とされた場合のIFであり、そらねこがクリアしたことで翔との邂逅の記憶を再現した仮想世界が見れるようになった)。
急いでやってきたもののどこか抜けたところのある翔の言動に心はほぐれいくらか落ち着きを取り戻し、寄り添うような言葉を掛けられる。
更に「悩んでいることがあるならアイドル部の初ライブに来たらいい」と誘われ、キャンディを一つもらっている。
その後はライブにも行ったり(「めろんサマーフェスティバル」のビジュアルが回想で登場している)、教室でも彼を度々見つけても話しかけられずにいるなど、あの夜から強く焦がれ記憶に焼き付いた存在となった。
だが、
《――あの青髪の男 だれ?――》
ある種の「自殺」を止めてもらったサクラは「命の恩人」故にサムライ翔の事を強く、強く記憶した。
その記憶は本来越えないはずの、人格の壁を越えるほどに。
そしてイチョウことシリウスβも彼の存在を認識してしまったのである。
しかし、サクラが翔に応援を送ったときに「お礼を言われるようなことをした覚えはないから」と言われてしまったことから、彼にとってのあの夜の記憶は無慈悲にも彼女の存在ごとポピーの黒魔術の「呪い」で消されてしまったことへの想像は難くない。
また翔をヘッドハンティングしようとしていたのはイチョウも無意識にサクラの影響を受けて彼を欲したからであり、傷心したサクラの願いを歪んだ形で叶えようとしてるともとれるが···。
※正確にはサクラの名前は84話の予告で登場しており、某忍者漫画のヒロインを想起しためろりすもいた模様。それを意識したかは不明だが、84話のサムネはその漫画のワンシーンのパロディとも見れる構図になっている。
ちなみにめろりすからは一部では声質からCVが某声優なのでは?という反応が上がった。
後に配信でKAITOストーリーも言及しており、「演者は知らないが、彼女(花澤女史)であったら面白い」といった旨のことを述べている。