大自然で! 大都会で! さらにひろがるナワバリバトル!
概要
2022年9月9日に発売されたスプラトゥーンシリーズの最新作。2021年2月18日に放送されたニンテンドーダイレクト内で初めて発表された。
新たなブキやフィールドはもちろん、アクションやフェスなど多くの部分に追加や変更が行われた。
今作では試射会がなかったが、前作から『3』倍の期間実施の前夜祭が行われた。
また『3』からの新たな要素として
- ギアや二つ名など様々なアイテムを獲得できる「カタログ」
- 小物やブキ、ギアをディスプレイできる「ロッカー」
- 陣取り合戦形式の新たなミニゲーム「陣取大戦ナワバトラー」
などが追加された。
バンカラ地方
本作の舞台。これまでの舞台だった「ハイカラ地方」とは遠く離れており、元海洋生物のインクリングらには似つかわしくない乾燥した荒野や岩山が広がる荒涼とした地。
焼けつくような日差しと厳しい自然環境の影響で、「バンカラ文化」と呼ばれる独自の文化が形成されており、近年その価値観が流行に敏感なイカたちの注目を集めているらしい。
タコやシャケとの関係性も今までとはやや違うようで、人間に変身できるタコ・オクトリングがインクリングと共存共栄しており、プレイヤーキャラクターとして最初から選択できる。また、PVではプレイヤーのお供としてコジャケが同行している。
同地方は市街地が少ない為、バトルステージは大自然を使ったものも存在する。
最近になり、ハイカラ地方と繋がるマサバ海峡大橋が完成した事によって、行き来がし易くなったとの事。
バンカラ街
バンカラ地方での活動拠点となる街。現実世界で香港に存在した「九龍城砦」の様に新旧の建物がひしめき合っており、その様から「混沌の街」の異名を取る。
前作のファイナルフェス以降の1年半で急速に発展したらしい。
ゲームモード
今作ではこれまでとは違い、バトルスタート時はスタート地点から歩き出すのではなく空中に浮かぶ金属製の箱「スポナー」から狙った場所へ射出される形に変更されている。やられた時も同様にスポナーに復帰する。
スポナーは各人に与えられており、ある程度自由な位置・タイミングでフィールドへ乗り込むことができるようになっている。発射位置によっては思ったよりも前に出てしまうこともあるので、特にナワバリバトルで自陣塗りを行う際は注意が必要。また、位置を誤って即水没ということもあり得るので、さんぽであらかじめ確認しておくとよい。
なおスプラトゥーン3では、デスしてからスポナー上に復活までのデフォルトの時間が、従来より1秒短い7秒となっている。スポナーから射出されて操作できるようになるまで1秒かかるため、やられてから実際にインクを撃てるまでの時間は変わらないが、スポナー上から直接スーパージャンプをすることができるため、復活→即スーパージャンプの場合の復活時間は実質短くなっている。
バトル前の顔見せ時、普通はスポナーの上にブキを構えて立つのだが、チャージャー使用時はスポナーを片手でつかんでぶら下がるモーションになる。
なお地味な点だが、これにより他人の大きなブキ(ローラーなど)で自分のキャラが隠されてしまう確率が下がった。
射出直後はアーマーがついており、リスキルもある程度対策されている。逆にそのアーマーの影響で位置がバレバレという欠点もあるにはあるのだが。
レギュラーマッチ
スプラトゥーンシリーズを象徴するモードで、フィールドの塗った面積を競うナワバリバトル。
今作もここから始まる事だろう。
今作では新たに過去のリーグマッチやフェスマッチのように最初からチームを組んでプレイ可能。
チームに割り当てられるインクカラーはイカの組み合わせ。
色名 | 細かい色名 | 備考 |
---|---|---|
黄色vs紫 | 山吹色vs紫 | |
黄色vs青 | 黄色vs青 | 今作のテーマカラー |
黄色vs紫 | レモン色vsヴァイオレット | |
緑vs紫 | 黄緑vsパープル | |
緑vsピンク | 緑vsマゼンタ | スプラトゥーン2のテーマカラー |
水色vsピンク | ターコイズvsマゼンタ | |
水色vs赤 | ターコイズvs朱色 | |
青vsオレンジ | 青vsオレンジ | 初代スプラトゥーンのテーマカラー |
青vsオレンジ | 紺色vsライトオレンジ | |
紫vsオレンジ | 紫vsオレンジ |
バンカラマッチ
これまでの「ガチマッチ」に相当するモード。
ルールはガチエリア、ガチヤグラ、ガチホコバトル、ガチアサリの4つが定期的に入れ替わりながら開催される。
一部はルールが変更されている。特にガチホコに関門が新設された点、ガチアサリ製作に必要なアサリの数が8個に減っている点は注意されたし。
今作では「オープン」と「チャレンジ」に部門が分かれている。
オープンでは1戦ごとにウデマエが変動し、フレンドともプレイできるが、貰えるウデマエポイントが少なく簡単にウデマエを上げることが出来ない。
一方チャレンジではフレンドと遊ぶことが出来ず、1人でのプレイとなる。ウデマエポイントを支払い、5勝するか3敗するまで戦って結果に応じたウデマエポイントがもらえる。貰えるポイントはオープンよりかなり多い為、ウデマエを上げたいプレイヤーはチャレンジにプレイヤーが集中する傾向にある。
今作はウデマエの階級周りも大きく変更されている。変更点はイカの通り。
- ウデマエがルール別で計測されていた『2』から、全ルール共通で計測される『1』の形式に戻った。
- 最高ランクは「S+50」まで。『2』にあった「ウデマエX」は後述の「Xマッチ」へ移行する形で廃止。
- ウデマエメーターも廃止された。階級を上げるには勝利を重ねた後に、チャレンジ形式限定の「昇格戦」に挑む必要がある。
- 上昇したランクがバトルの勝敗で下降することは無くなったが、3か月ごと(=シーズンの切り替わりのタイミング)にその時点での到達ランクに応じてリセットされる。
アップデートにより、オープンには『2』のリーグマッチの機能が継承されることとなった。グループでプレイすると、リーグパワーに代わる「バンカラパワー」が計測されるようになった他、このタイミングでようやく「カスタマイズして続ける」が実装された。システムはリーグマッチと同様で、時間帯ごとに自分たちのチーム順位が計測される。…つまるところ、グループプレイの場合、ほぼリグマ化である。
Xマッチ
2022年冬 Chill Seasonより実装。『2』での「ウデマエX同士のガチマッチ」に相当するモードで、簡単に言えば「レート計算方法が特殊なバンカラマッチ」。
ウデマエS+0以上の強者のみが参加でき、ウデマエポイントではなく「Xパワー」をかけて競い合う。
初期計測は5戦、その後は3勝or3敗が区切りとなってXパワーが変動する。
バンカラオープンのようなフレンド合流機能はなく、実力と味方運が求められる。
本作は良くも悪くも上がりやすく下がりやすい仕様になっており、3連勝すれば最大で100程度上がるが、3連敗しようものなら最大100程度下がる、非常にピーキーな仕様となっている。
ちなみに前作のようなXPの下限はなく、負け続けてしまうと3桁にもなり得る。そのため、XP5000という猛者もいればXP500も存在する。
本作のXマッチではギアブランド「ヤコ」と「アロメ」がスポンサーについており、この2つのグループに分かれる。グループ・ヤコは日本・香港・韓国・オーストラリア・ニュージーランド設定でゲームを行っているアカウントに、グループ・アロメはアメリカ大陸・ヨーロッパ設定でゲームを行っているアカウントに対し適用される。
2024年10月1日より、シーズン開始後1か月が経過した段階で「Xランキング推定2000位を区切りとしそれ以上とそれ未満のプレイヤー同士はマッチングしなくなる」変更がなされている。
イベントマッチ
2023年夏 Sizzle Seasonで追加された新バトルルール。
期間限定・不定期で開催される。普段のバトルではできない特殊なゲームルールが適用され、場合によってはスプラ3のテーマ通りのカオスバトルとなる。
ソロ・チームどちらでも参加可能で、参加したチームのパワーを競う。
詳細は当該記事参照。
プライベートマッチ
仲間と集まって自由に遊ぶモード。レギュラーマッチやバンカラマッチのルールを自由に設定してプレイできる。
新たにさんぽモードが実装され、フレンドと共に最大60分間ステージにいられるようになった。作戦を練るも良し、写真を撮っても良し。
さらに2023年11月16日からは、プライベートマッチを利用した大会を開催・運営支援する大会支援サービス「タイカイサポート」が先行リリースという形で実装。同年12月13日に正式リリースされた。このサービスは「イカリング3」とシステム間連携することで、対戦表の作成と大会中の進行管理支援、大会で使用するプライベートマッチの部屋の自動生成、対戦結果の自動報告などの機能を提供予定とのこと。対応する大会の形式は次の通りとなる。
- トーナメント形式
- トーナメント形式(予選リーグ対応)
- リーグ戦形式
- スイスドロー形式など(未実装・実装予定)
フェス
特定期間のみ参加できる特殊なモード。勝敗が付かない事柄に決着を付けるべく開催される一種のお祭り。投票所で自分の陣営を決めてチームに分かれ、ナワバリバトルを繰り広げる。
今作からは3つのチームに分かれて競い合うことになり、「ヨビ祭」と呼ばれる準備期間に加えてフェス期間の後半ではルールが追加される。
システムは基本的にバンカラマッチと同じで、オープンとチャレンジに分かれている。ただしウデマエポイントと違い、フェスの貢献度はそれぞれで分かれている。
前2作と同様に期間中はバンカラ街が夜になるが、今作では2日前から夕方になる演出が新たに追加されている。
区切りとなるまで毎月開催していた過去作と異なり、今作ではビッグランとのバッティングを避ける意図からか開催されない月が存在した。なお、後々になってからビッグランと同月開催に事例も出ている。
過去作同様、発売から2年目にあたる2024年9月開催の「グランドフェスティバル」を最後に一区切りとなっているが、以降も季節ごとに1回ずつを目安に開催される。
ヨビ祭
フェス本番までの準備期間で、投票を済ませた状態でカタログレベルが上昇すると「ホラガイ」が獲得でき、フェス本番開催時にはどの陣営が最もホラガイを獲得したかが発表され、この結果はフェスの最終結果にも影響する。
また、ホラガイ1個でガチャを1回プレイできるがフェス結果発表と同時に回収されるので、貯め込み過ぎや使い忘れに注意しよう。
本祭
この期間中にプレイできるバトルはフェスマッチのみとなり、バンカラマッチは開催されないが、フェス本番期間中もカタログレベルが上昇すればホラガイを獲得できる。
前半戦は各陣営から4人ずつのナワバリバトルで、投票率に偏りがある場合には同じ陣営同士で当たる事もある。
前述の通り、こうけん度はオープン・チャレンジで分かれており、オープンは勝敗に拘わらず試合後に得られるようになっているが、チャレンジは勝利した場合しかこうけん度を得られなくなっている。
また、チャレンジの場合、Xマッチと同様に「フェスパワー」が計測されるようになっている。各陣営とも、フェスパワー上位100名は「フェス100ケツ」として、フェス終了後にランキング表示が行われるようになっている。
また、こうけん度倍増チャンスの10倍マッチ、100倍マッチは本作にも続投された他、新たに333倍マッチも実装された。発動条件は10倍マッチがランダムで、10倍マッチに勝利することで集められる「オマツリガイ」を多く持っていれば100倍マッチが出現しやすくなる。また、相手チームも100倍マッチの条件を達成した場合のみ333倍マッチが出現する。
100倍か333倍に勝利すると特別なエモートが見られる他、バンカラ街で歌っているすりみ連合のオミコシに乗れる。中々映えるので、フェスのメイン要素の1つとなっている。
勝利以降はそれに応じた王冠が名前の上につくので、勝利したかどうかは他のプレイヤーからも視認できるようになっている。
その他、オープン限定要素としてこうけん度を増やす要素となる「おそろいボーナス」も実装。ブキやギア、イカ/タコや髪型をチームで揃えることでこうけん度が一定の数値倍化される。全て揃えると2.0倍となるが、これはなんと先述の倍マッチとの重ねがけが可能。つまり、333倍マッチを更に2倍、実質666倍マッチとすることすら可能である。
後半戦からは「トリカラバトル」という特殊なルールが追加される。守備側チーム4人と攻撃側チームから2名ずつの4人、計8人での三つ巴のバトルとなる。
基本ルールはナワバリバトルと同様だが、攻撃側はフィールドに設置された「スーパーシグナル」を確保することで、すりみ連合から「マトイ」によるサポートを受ける事ができる。「マトイ」は自動で自陣塗りを行ってくれ、確保したマトイの数に比例してスペシャルゲージが増加する、サブウェポンの「スプリンクラー」のような効果を持っている。スーパーシグナルに触れると「トライ」状態になり(トライ中はメッセージが表示される)、一定時間トライし続ければスーパーシグナルを確保できるが、トライ中に倒されるともう一度やり直しとなる。スーパーシグナルは1試合に2つまで出現する。
第2回フェスまでは、中間発表でトップのチームは守備側、それ以外のチームは攻撃側となり、攻撃側は「トリカラアタック」を選ぶことでトリカラバトルに参加できるようになっていた。一方、守備側はトリカラアタックを選択できず、フェスマッチのオープンに参加している場合に一定確率でトリカラバトルに突入する形となっていた。
第3回フェス以降は「トリカラマッチ」となり、中間発表の順位に拘わらず任意でトリカラバトルが行えるようになった。この変更に伴い、トリカラマッチにおいてもこうけん度が得られるようになり、攻撃側・守備側のどちらに付くかは順位に拘わらずランダムで決まるようになった。フェスマッチのオープンと同様に勝敗に拘わらずこうけん度は得られるが、上記と同じく投票率に偏りが生じれば攻撃側・守備側も同じ陣営同士の勝負が発生し、その場合勝っても負けてもこうけん度が手に入らない仕様となる。また中間発表でトップのチームは「守備側で勝利した時」、それ以外のチームは「攻撃側で勝利した時」に通常よりも多くこうけん度が得られるようになっている。
歴代フェス要覧
勝利したチームには★マークを付けている。
回 | 開催期間 | お題 | フウカチーム | ウツホチーム | マンタローチーム | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
0 | 2022/8/28 9:00〜21:00 | ジャンケンで一番強い手は? | ★グー | パー | チョキ | 発売記念の「前夜祭」として開催 |
1 | 2022/9/24 9:00〜9/26 9:00 | 無人島に持っていくなら? | ★道具 | 食料 | ヒマつぶし | |
2 | 2022/11/12 9:00~11/14 9:00 | パートナーに選ぶなら? | くさタイプ | ほのおタイプ | ★みずタイプ | ポケットモンスタースカーレット・バイオレット発売記念 |
3 | 2023/1/7 9:00〜1/9 9:00 | 好みの味は? | 辛い | ★甘い | すっぱい | |
4 | 2023/2/11 9:00〜2/13 9:00 | チョコレートはやっぱりコレ! | ビター | ミルク | ★ホワイト | バレンタインデーにちなんだものと思われる |
5 | 2023/4/1 9:00〜4/3 9:00 | 実在するのは? | ★ネッシー | 宇宙人 | 雪男 | エイプリルフールのジョークフェス? |
6 | 2023/5/6 9:00~5/8 9:00 | 汝、何を求める? | ★力 | 知恵 | 勇気 | ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム発売記念 |
7 | 2023/7/15 9:00~7/17 9:00 | アイスといえば? | ★バニラ | ストロベリー | チョコミント | 同時期にサーティワンアイスクリームからコラボアイスが発売されている。 |
8 | 2023/8/12 9:00~8/14 9:00 | 人生で大事なのは? | ★富 | 名声 | 愛 | 初代スプラトゥーンの「愛VSおカネ」の続編的側面がある |
9 | 2023/9/9 9:00~9/11 9:00 | リーダーにふさわしいのは? | ★フウカ | ウツホ | マンタロー | 1周年記念フェス |
10 | 2023/10/28 9:00~10/30 9:00 | 友達にするなら? | ゾンビ | ガイコツ | ★ゴースト | 2に続くハロウィンフェス「Splatoween」。 |
11 | 2023/11/18 9:00~11/20 9:00 | コレなんて呼ぶ? | 回転焼き | ★大判焼き | 今川焼き | 3で初めての世界共通でない地域別フェス。 |
12 | 2024/1/13 9:00~1/15 9:00 | 休みの日は? | 仲間とわいわい | 家族でほっこり | ★ひとりでのんびり | 副題「FrostyFest」。 |
13 | 2024/2/17 9:00~2/19 9:00 | どれが好き? | あんこ | カスタード | ★ホイップ | 地域別フェス。 |
14 | 2024/3/23 9:00~3/25 9:00 | ポテチといえば? | ★うすしお | コンソメ | のりしお | |
15 | 2024/4/20 9:00~4/22 9:00 | 春だ!ふわもこ! | ひよこ | こうさぎ | こぐま | 副題「Spring Fest」。 |
16 | 2024/5/18 9:00~5/20 9:00 | 明日世界が終わるとしたら? | いつもどおり過ごす | ★やりたいこと全部やる | 助かる方法を探す | |
17 | 2024/7/13 9:00~7/15 9:00 | 1日貸し切るなら? | 宮殿 | 遊園地 | ★ビーチ | |
18 | 2024/8/10 9:00~8/12 9:00 | おなかいっぱい食べるなら? | パン | ★ごはん | パスタ | 初代スプラトゥーンの「ごはんVSパン」の復刻版? |
19 | 2024/9/13 9:00~9/16 9:00 | 大切なのは? | ★過去 | 現在 | 未来 | グランドフェスティバル。過去チームはシオカラーズ、現在チームはテンタクルズ、未来チームはすりみ連合がそれぞれ後援に就く。 |
20 | 2024/10/26 9:00~10/28 9:00 | ファンタジーの世界に飛び込むなら? | 魔法使い | ナイト | 忍者 | ハロウィンフェス「Splatoween」第2回。 |
ヒーローモード
「オルタナ」と呼ばれる場所が舞台となっており、雪に覆われた大地とそこに聳え立つスペースロケットの様な建造物群が特徴。
副題は直訳すると『哺乳類の帰還』という意味になり、スプラトゥーンの世界観から考えると、到底無視できない言葉が添えられている。
詳しくは当該記事を参照。
サーモンラン NEXT WAVE
『2』で登場した4人1組での協力チームプレイによるPvEモード。
愉快で楽しい(?)シャケ退治バイトが『3』でも継続される。なんと今作では24時間営業となり、いつでも好きなだけシャケをシバけるようになったことで狂喜乱舞したバイターも多いとか。
これまで通りクマサン商会専用のヘリに乗ってバイトの現場へ移動し、海から襲い来るシャケたちから金イクラを回収していく。
今作からの変更点・追加点はイカの通り。
- 新機能「イクラ投げ」。インクを大量に消費する代わりに、金イクラをある程度の距離投げ飛ばせるようになり、遠距離からの納品がやりやすくなった。
- クマサン商会に試し撃ち場が追加された。使うブキをバイト前に一度触って確認しておけるようになったほか、運が絡むがクマサン印のブキを試し撃ちすることもできるようになった。
- フレンドとブキやステージ、キケン度を自由に設定してプレイできる「プライベートバイト」、自分がプレイした設定を他人と共有できる「バイトシナリオ」が追加。
- 称号に「たつじん」の更に上「でんせつ」が追加。
- スコープ系のチャージャー(スプラスコープ、4Kスコープ)が支給されなくなった。
- 社内イベント「バイトチームコンテスト」の開催
またオオモノシャケにも新種が確認されたほか、オオモノよりも巨大かつ危険な「オカシラシャケ」、さらにイカ世界のフィールドがシャケの海に呑まれる「ビッグラン」と呼ばれる現象も確認されている。
こちらも詳しくは当該記事を参照。
ステージ
前述の通りスポナーが採用されたため、過去作からのステージは一部仕様や地形が異なっている。初代から2に続投したステージの変化と比べ、今作は空中スタートの為変化が大きい。中には別ステージレベルで変化しているものもあるが、しっかり設定付けがされているものもある。詳しくは個別記事を参照。
3から登場 | 2から登場 | 初代から登場 |
---|---|---|
3からの新要素
ネームプレート
プレイヤー1人1人にネームプレートが与えられ、試合開始・終了時や試合中に倒された時、バイトの開始・終了時などに表示されるようになった。
後述のカタログやくじ引きなどで手に入る「プレート」(背景)、「二つ名」、様々な実績をクリアすることで入手できる「バッジ」を組み合わせて、自分だけのネームプレートを作ってアピールできる。
メモリープレイヤー
直近50試合分のバトルの内容が「バトルメモリー」として記録され、ロビー端末でリプレイ再生できるようになっている。
自分自身の視点だけでなく、他のプレイヤーの視点や俯瞰視点でも見返すことが可能。
また自身のバトルメモリーをアップロードし、発行されたコードを教えることで、他の人にも見てもらうことができる。
ブンシン
ロビーにいるフレンドのイカやタコのホログラム。フレンドの最新のスプラ3プレイ履歴が表示され、ここからバトルに乱入することも可能。
カタログ
街の雑貨屋「竜宮城」で入手できる。バトルを繰り返す事でカタログポイントが貯まり、ギアなどが貰える。カタログは3か月ごとの更新となっており、いわゆるシーズンパス的な要素。
カタログレベル100まで到達するとコンプリートとなり、2冊目(2周目)に入る。2冊目以降は報酬がミステリーボックスのみとなる。
ロッカー
その名の通りロッカー。飾り立て、自分好みにカスタマイズできる。
ステッカーや小物のほか、所持しているブキやギアも置くことができる。バトルには一切関係ないが、イカ達は自分の拘りやセンスを披露したがるものである。
小物の入手手段も、ショップで購入したり、ミッションの報酬で貰えるなど様々。ロッカー自体も売っているので色も様々。
陣取大戦ナワバトラー
バンカラ地方のイカタコ達の間で流行中のカードゲーム。いわばカードを使ったナワバリバトルである。カードにはそれぞれ図形が描かれており、フィールドのマスをイカに多く取れるかを競い合う。
ジュークボックス
2023春 Fresh Seasonより追加。2までの「イカラジオ」に相当する機能。
ロビー内にジュークボックスが設置されており、100Gを支払うことでロビー内の音楽を変更できる。バトルのBGMだけでなく、ヒーローモードやサーモンランなどで使用されている曲にも変更可能。
チャンネル
2023春 Fresh Seasonより追加。同じ合言葉を入力したプレイヤー同士で通知を送り合う機能。通知を介してチャンネル内の他プレイヤーのバトルやバイト、ナワバトラーに合流・乱入できるようになっている。
この他にも、細かいところで前作からの変更がなされている。
ブキ
新たなブキとして「弓」の形状をしたストリンガーやインクの刃を飛ばすワイパーが登場。
その他、「2」で登場したメインウェポンの基本形は全て登場する。基本的にデザインが変更されているが、.96ガロンやロングブラスターなど一部のブキはデザインのみならず形状にも変更が加えられている。チャージキープなどの機能も健在。
今作ではブキの購入はお金ではなく、ウデマエのランクアップやブキを使い込むことで獲得できるブキチライセンスが必要となる。
新アクションである「イカロール」「イカノボリ」というものが出来るようになった。
イカロールはインクから回転しながら飛び出し、光っている間は相手のインクをある程度弾く。慣性キャンセルによる切り返しが可能。イカノボリは壁などから飛び出す際に高く上昇し、敵の頭上を取れる。
新サブウェポン
ラインマーカー
投げると通った線を残しつつ一直線に進む。壁や地面に当たると跳ね返る。
残した線に触れた相手をマーキングし、直撃の場合はダメージも与える。
扱いは容易だが、威力が低く塗り範囲も少なく、マーキング能力は範囲攻撃となるポイントセンサーの方が優れているため、弱サブの烙印を押されている。このうち塗り範囲については二度の上方修正を受けてクイックボム並みの性能となった。
サブウェポンについてはラインマーカーのみ新登場で、他は全て2からの続投となっている。
新スペシャルウェポン
カニ型の多脚戦車に乗り込み、連射力抜群のショットと範囲の広いカノン砲を駆使して戦う。
歩くだけでなく、球体に変形して壁登りも可能。
上に乗り込むので、そこを狙えば撃破は可能。
名前の通りカニなので横歩きが速く、縦歩きが遅い。また、タンクを撃ちまくれば破壊は可能だが、耐久値は高く難しい。
シーズン1と2ではその射程と連射力、威力を活かして大暴れしたために一部スペシャルウェポンにカニタンクのみへのダメージ量を増加するアップデートがなされた上、これへのカウンターとなるテイオウイカも追加されシーズン3でカニ環境は終わりを告げた。その後カニタンクそのものへの弱体化もされ、前線で使用するには扱いにくいものとなった。しかし、後衛としては依然強力なスペシャルである。
影の戦士「ショクワンダー」に変身し、腕を伸ばして縦横無尽に移動できる。移動してメインウェポンで攻撃を加える。
変身した姿はイカとタコでそれぞれ違い、インクが切れたり水や穴に落ちる寸前に自動的に変身した場所に戻る。
発動地点はジェットパック同様表示されるため、着地狩りには注意が必要。
また発動中のエフェクトにも別にアーマーがついたりはしないので、移動先で集中砲火を喰らう可能性もあるので扱いの難易度は高い。
壁や地面に移動すると到着時に爆風が発生するので、そこでキルを取ることも可能。
仕様上メインウェポンとの相性に依存する上、飛び移った後にエイムを合わせるのもそれなりに高難度であり、扱いこなすにはかなりの熟練度が必要だが、ステージによっては通常立ち入れない裏側から奇襲をかけることも可能。
相手の攻撃を吸い込み、その量に応じた反撃弾という炸裂弾を撃ちだす。攻撃のみならず吸収範囲に入った敵にインクを減らしつつ移動速度を低下させるポイズンミストと同じ効力もある。
地面などのインクは吸い込めず、メインやサブ、スペシャルのインクを吸うので、ナイスダマ等のダメージも吸い込むことができる。
また爆発は小さいものの、インクを吸わずに炸裂弾を撃つことも可能。
後ろからの攻撃やローラーの轢きなどの物理攻撃は無力化できないので、発動場所には注意。
発売直後は弱スペシャルの烙印を押されていたが、S3でテイオウイカのカウンターになることが発見され、密かに注目されている。
発動すると、中に一定時間いろんなパワーを発揮するドリンクが入った冷蔵庫が出現する。
移動速度強化とアクション強化、スーパージャンプ短縮、スペシャル減少ダウン、復活時間短縮の効果が存在。特に復活時間はまさかの1秒。
4本入りなので、チームで分け合うことが可能。
1つの冷蔵庫から2本取りはできないが、別のエナジースタンドが新たに設置された場合はそちらから取って効力時間を伸ばすことはできる。
冷蔵庫は敵チームのエナジースタンドやガチヤグラなどが重なると消せる。
効力は強力だが、効果時間中はエフェクトがついておりセンプクしていても位置がバレる弱点もある。
ゴムボートのようなサメ型の乗り物に乗って一直線に突進する。
止まると爆発して、周囲にダメージを与える。爆発範囲は広めで強力で、ステージによる上スペシャル性能アップのギアが必要だが1発でエリアの確保ができる場合も。ただし段差があると爆発は届かない。とはいえ位置とタイミングを合わせればナイスダマのアーマーを破ってキルできる。
一応サメの上に乗るので、かなり難しいが発動した瞬間にそこを狙って封じることは可能。
インクタンクのような機械を投げ、どこかの世界の破壊者が使っているカーテンみたいなシートを展開する。
当たれば敵の視界を白黒にする効果がある他、当たる度40ダメージを加える。シートはゆっくり移動する。
設置型なので回避はできるが、かなり大型なのでステージによっては非常に厄介。
リニューアルされ復活
初代スプラトゥーンのバリアの改造品。
設置型のバリア装置で、発動したその場に球状のバリアを発生させ敵の攻撃を遮断する。
ビーコン機能も搭載されており、バリア内にスーパージャンプできる。
上にある発動装置を破壊すればバリアを破れるが、攻撃をバリアが弾く為近距離ブキでは少し難易度が高い。
また、バリアは攻撃は弾くがプレイヤーは弾けないので、普通に入り込まれる。
天井の下で展開するとかなり小さいバリアとなるので場所にも注意が必要。
初代スプラトゥーンで猛威を振るったスーパーショットの改造品。
螺旋軌道を描くクラゲの様な炸裂弾を発射する。装填数は3発。
1発でも3つの球が螺旋状に回り飛んでいくので、全弾直撃したら即死。1弾でもかなりダメージが入る。
低い障害物などは貫通する様で、しっかり物陰に隠れる必要がある。
初代スプラトゥーンのメガホンレーザーの改造品。
浮遊する6基の自立小型メガホンが、相手を追尾するレーザーで攻撃する。
1基ごとののダメージは低いが、自動追尾な上居場所も暴かれるので厄介。全てにロックオンされた場合は非常に厄介。
初代スプラトゥーンのトルネードの改造品。
3発のトルネードミサイルを上空に発射し、ガイドを投げた地点にインクの竜巻を起こす。範囲も大きく中々強力な部類だが、使用中はイカ/タコ状態になれないのが弱点。
初代スプラトゥーンのスーパーセンサーに似たスペシャル。
地面に突き刺すと、周囲にウェーブが発生する。
相手の位置をマーキングしたり、ダメージも発生する。ジャンプすれば回避可能。
装置は一定ダメージで破壊可能。
スーパーセンサーはすべての相手をマーキングできるが直接攻撃はできないのに対し、ホップソナーは相手にダメージを与えるが、ウェーブを避ければマーキングされない。
2023春 Fresh seasonから登場。
初代スプラトゥーンのダイオウイカの改造品。
超巨大なイカ(タコ)に変身し、相手を蹴散らす。
ジャンプによる回転攻撃の威力が低くなっている代わりに、3の新機能であるイカロールやイカノボリが使える。
ZRで力をためて突撃することで、相手を轢いて倒すことができる。
発動の隙は大きいため注意が必要だが、改造元のダイオウイカと比べサイズが大きい。また、3では初の発動中無敵スペシャルである。
…のだが、前作には無敵スペシャルがなく(初期のイカスフィアはそれに近かったが)、3でもこれが出るまで無敵スペシャルがなかったために現環境ではあまりに強力であり、一瞬でこれを搭載する.96ガロンデコとスプラローラーコラボが環境入りする事態となった。例として、ヤグラに乗って発動してカウントを稼いだり、発動した上でガチアサリを持って相手ゴールに突進するなどカニタンク以上の大暴れを見せた。このため、登場からわずか1ヶ月でヤグラとアサリに関して上記の問題点を修正するための下方修正を受けた(ヤグラ上で押し出されやすくなる、発動の瞬間にすべてのアサリを手放すことになる等)。これ以降テイオウイカは急速に鳴りを潜めているが、混戦においては依然強力。
2023春 Fresh seasonから登場。
初代スプラトゥーンのボムラッシュや、2のボムピッチャーに似たスペシャル。
狙った地点の周囲にデコイを発射して散らす。デコイは一定時間で爆発してインクをまき散らす。
相手はデコイを攻撃して破壊できる。デコイが着地する地点にスーパージャンプのマーカーが出る。
着地狩り問題と、ボムラッシュやボムピッチャーの処理落ち問題を同時に解決すると思われる。
スプラトゥーン2のイイダボムの小型完成形とも考えられる。
威力が低い上破壊が容易であり、特にローラー種やホップソナーであればまとめて破壊できるため、ステージ地形によっては刺さりもすればまるで役に立たない場合もありまちまち。
2に登場したスーパーチャクチの強化型。
発動と同時に周囲にインクの拳が2つ出現、自身の着地と共に多重爆発を起こす。
また、自身が発動中に倒されても拳は残って攻撃する。
ただしスーパーチャクチ同様狩られやすい上、拳も破壊可能である。が、全てを破壊することは至難の業であるため至近距離で発動すればかなりの確率で敵を巻き込める。このため「自爆スイッチだったスーパーチャクチから道連れスイッチに進化した」なんて言われることも。スーパーチャクチ同様スーパージャンプからの発動はかなり強力。
前作から引き続き登場するスペシャル
発動後ロックオンサイトが表示され、発射時に円状の照準サイト内に捉えていた相手の頭上に一人につき最大4発のミサイルを撃ち込む。
ロックオンの最大可能数は5(ランチャーの発射口も5つある)。
ロックオンカーソル内に6つ以上の目標を捉えた場合、より照準の中心に近い敵が優先される。
ミサイルの発射弾数は、ロックオンした敵が1人の時は10発、2人の時は1人につき5発、3,4人の時は1人につき4発。
また、ガチホコのバリアをロックオンすることもできる。捉えた相手が多い程効果が増す。
ミサイルが来ていることが相手にもバレる(発射音・ロックオンマーカーと落ちてくる位置のカーソルが表示される)ために回避は容易だが、回避した先に味方を狙ったミサイルが落ちてきて倒されるということも。
2に引き続き相変わらず強力で、搭載するブキのどれもが塗り効率が比較的良く(特にLACT-450)マルミサマンが大量発生したため、スペシャルポイントの面で2度の下方修正を食らっている。
旧SFの核弾頭のような弾体を放り投げ、着弾地点の上空にインクの雨を降らせながら発動方向に動く雲を発生させる。
直接倒すよりも弱った相手にトドメを刺したり、広い足場を削り取ったりと有利な状況を生み出す。
どういうわけかスプラ3では影が薄い。アメフラシが何をしたっていうんだ。
しばらくの間空中を飛びながら、強力なランチャーで攻撃する。
発動中、Bボタンで少し上昇する事が出来る他、イカになることで下降・潜伏も可能(ゲージは消費する)
終了後はジェットパックが爆発し、発動場所に戻される。
発動した場所はうっすらとジェットパックのマークが表示されるため、場所と状況によっては着地狩りを警戒する必要がある。
使用中も攻撃されやすいが、ほとんどのステージで高く飛べる位置があるので短射程ブキからの攻撃はほぼ受けなくなった。
力を溜めてインクの塊を作り、投げつけて大爆発を起こす。
「ナイス」のシグナルを送ったり、仲間に送ってもらうと素早く力が溜まり、シグナルを送った仲間は、少しだけスペシャルゲージが溜まる。
溜め中は使用者にも強力なアーマーがつくが、一応破ることは可能。
2のものに比べ少し塗りと範囲が強化されている他、爆発時のインクの粗さがなくなり完全に球状となった。
ハンコを地面に打ち付けながら前進するスペシャル。遠くに投げることもできるが、投げるとその時点でスペシャルが終了する。なお、背中はがら空きになるので注意が必要。
その場で飛び上がり着地と同時に周囲にインクの爆発を巻き起こす。
オンラインのバトルでは前述のウルトラチャクチが登場したが、こちらはヒーローモード限定で使用可能。こちらは2の仕様と特に変更はない。
デフォルトのスペシャルがこれになり、マップの缶詰を拾わなくても塗りを稼ぐことで使えるようになった。
ただし敵の多い状況に切り込む事が少ないorあっても実は他のスペシャルの缶詰が設置されている事が多いため特別攻略が楽になるというほどではない。しかし出現ステージは少ないもののタコゾネス相手にはかなり有用。
ちなみに他のスペシャルの缶詰を取って使用するとチャクチのゲージはリセットされる。
イカスフィア、バブルランチャー、ハイパープレッサー、ボムピッチャーはシーズン3まででは登場していない。
イカスフィアはサメライドとテイオウイカ、ハイパープレッサーはメガホンレーザー5.1ch、ボムピッチャーはデコイチラシ、バブルランチャーはスミナガシートへの置き換えと見られる。
イカしたキャラクターたち
バンカラ街のニュース番組『バンカラジオ』のパーソナリティーを務めるイカのウツホ、タコのフウカ、マンタのマンタローで結成された人気沸騰中の3人組。
その一方、人気パーソナリティーとは別の顔があり…。
シリーズお馴染みブキを扱う『カンブリアームズ』店長のブキマニア。ブキの説明時は話が長くなる。
- オームラ&タニシ店長
バンカラ街のアタマ屋『golden ratio』を経営する、内気でイカしているオウムガイの店員とイケイケ敏腕なタニシの店長。
バンカラ街のフク屋『ワンス・ア・ボン』を経営する、カタコトだが服のセンスはピカ一のクラゲの店長。
バンカラ街のクツ屋『ココナッツクラブ』を経営する、強面だが多分やさしいと評判のヤシガニの店長。
その外見に反してやたらと声が高い。
バンカラ街のザッカ屋『竜宮城』に務める脱力系店長代理にして、初代で登場したバンドグループ「ABXY」のボーカルのイソギンチャク。
ちょくちょく店長がいなくなるので、常連だった彼女が(共生しているクマノミともども)勝手に代理をしている。ここでカタログを貰う事ができる。
ハイカラシティには店舗がないので端末を通じた取引になり、パル子のナマコフォンとバンカラ街では見られないリアクションを返してくれる。
バトルが終わると現れるおなじみ猫の審判。ジャッジくんは普段はロビーで昼寝をしている。
ロビー横にいるトックリガンガゼモドキの青年。ギアパワーの付け替えならお手の物。
『2』の5年後の世界線なので、かなり身長が伸びている。
今作ではなんと任意でギアパワーの付け替えができるようになっただけでなく、メインギアパワーも変更できるようになった。
バンカラ街のいたるところで目撃される、金魚の店員たち。
混沌としたバトルを盛り上げるバンカラなミュージシャンたち
- C-Side(シーサイド)
バンカラ地方を代表するスリーピースバンド。
音楽教育とは無縁で恵まれた境遇ではなかったが、生まれ持った感性と野心でここまでノシ上がってきた三人組だ。
名前は「Sea Side」(海辺)と「C面」(レコードのA面・B面からの連想)のシャレ。
- Front Roe(フロントロー)
突如ヒットチャートの最前列に躍り出たロックバンド。
ライブ活動を主軸とし、メディアへの露出はほとんどないが、メロディアスでパンキッシュなサウンドで多くのロックキッズたちを骨抜きにしている。
名前は「Front Row」(最前列)と「Roe」(魚の卵)のシャレ。
- ビジー・バケーション feat.テンタクルズ
ワールドツアー中のテンタクルズがプロデュースしたバンド。
無名だが活きのいいプレイヤーたちを引き連れ、テンタクルズの歌声がバンカラ地方のナワバリバトルに響き渡る!
- YOKO HORNS & FRIENDS
2023年夏 Sizzle Seasonから新たに登場したアーティスト。
前作でBGMを担当していた音大出身ガールズバンド「カレントリップ」のトランペッターのヨーコが、腕試しに飛び込んだバンカラ街のセッションでウマが合ったプレイヤーたちと急遽結成した7人編成のグループ。
PVで流れたBGMは彼女らの楽曲で、カッコいいブラスの音楽が印象に残った人も多いことだろう。
- H2Whoa
2023年秋 Drizzle Seasonから新たに登場したアーティスト。
結成して間もないのに既に注目を集めている二人組。
ラウドロック好きなバンカラの若者たちも『スカした歌詞とビジュアルがなんか鼻につくが、正直そこがイカす』と、とまどいつつも興味を隠せない様子である。
シーズン
本作では「シーズン制」を採用しており、3ヶ月ごとにシーズンが変わるようになっている。各シーズンには開催時期にちなんだ副題が付けられている。シーズンの変わり目で大規模なアップデートが実施され、新規のステージやブキ、ギアなどは新シーズンの開始とともに追加される形となっている。併せて、ウデマエ、Xパワー、カタログの内容も新シーズンの開始とともにリセットされる。
また、シーズンの中間にもアップデートが実施される。こちらは不具合修正やバトルのバランス調整が主なアップデート内容となることが多い。
シーズン制によって長期的なゲームとする想定と思われるが、新ブキ追加のアップデートのサイクルがかなり長くなっているため環境が3か月間ほぼ変わらずマンネリ化するというデメリットも抱えており、プレイヤーからも不満の声が上がっている。
新シーズン開始用の更新データが配信されると同時に、前シーズンにて開催されていたフェスの参加賞であるスーパーサザエが受け取れなくなる。スプラトゥーンの公式Xでも更新データが配信されるよりも前にスーパーサザエを受け取っておいてほしいアナウンスがなされるため、フェスに参加していた場合は新シーズンが始まる前に忘れずに受け取っておこう。
2022年
2022秋 Drizzle Season
2022年9月~11月までのシーズン。本作発売直後のシーズン。
「Drizzle」は霧雨を意味する言葉。俳句では秋の季語になっている。
2022冬 Chill Season
2022年12月~2023年2月までのシーズン。本作発売後初めての大型アップデートが実施された。
主な変更点はイカの通り。
- 新規ブキ3種、2までに登場した既存ブキのマイナーチェンジ版10種追加
- バトルステージに「クサヤ温泉」「ヒラメが丘団地」を追加
- Xマッチ解禁
- 特殊なサーモンラン「ビッグラン」開始
- サーモンランのステージに「難破船ドン・ブラコ」を追加
- さんぽ中にゲームの撮影モードが使用可能に
「Chill」は若者言葉で「くつろぐ」「まったりする」という使われ方をされているが、本来は「冷たさ、肌寒さ」を意味する言葉。冬の時期にピッタリなチョイスとなっている。
2023年
2023春 Fresh Season
2023年3月~5月までのシーズン。主な変更点はイカの通り。
- 新規スペシャルウェポン2種、2までに登場した既存ブキのマイナーチェンジ版12種追加
- バトルステージに「ナンプラー遺跡」「マンタマリア号」を追加
- サーモンランの各種要素追加(オカシラシャケ「タツ」追加、ウロコの景品にバイトウェーダーやギアを追加、イベント「バイトチームコンテスト」開催)
- ナワバトラーの通信対戦機能追加
- ロビーにジュークボックス設置(ロビー内BGMの変更が可能に)
- チャンネル機能の追加
「Fresh」は「新鮮な」という意味。直近2シーズンの副題で使われた言葉よりも、より馴染みのある言葉が副題に用いられている。新たな花が咲き誇る、人々も新たな生活を始める春の時期にピッタリなチョイスとなっている。
2023夏 Sizzle Season
2023年6月~8月までのシーズン。主な変更点はイカの通り。
- 新規ブキ2種、2までに登場した既存ブキのマイナーチェンジ版6種、3からの新ブキのマイナーチェンジ版3種追加
- バトルステージに「タラポートショッピングパーク」「コンブトラック」追加
- 特殊バトルモード「イベントマッチ」追加
- バンカラマッチ(オープン)に「バンカラパワー」のシステムと「カスタマイズして続ける」が追加
- サーモンランのステージに「すじこジャンクション跡」追加
- ビッグランにおけるウロコ排出量を倍化
- バイトチームコンテストのソロ参加機能追加
- ナワバトラーの機能追加(オンライン対戦での部屋主の退出時も部屋を維持、部屋内での連勝数表示)
「Sizzle」とは食べ物を高温で熱した際に出る「ジュージュー」という音を指す言葉である。少し聞き慣れない言葉だが、灼熱の夏にはぴったりの言葉であろう。
2023秋 Drizzle Season
2023年9月~11月までのシーズン。主な変更点はイカの通り。
- 新規ブキ2種、2までに登場した既存ブキのマイナーチェンジ版7種、3からの新ブキのマイナーチェンジ版1種追加
- バトルステージに「タカアシ経済特区」「オヒョウ海運」追加
- アタマのギア反転機能オプション「着こなし」が追加
- サーモンランのステージに「トキシラズいぶし工房」が追加
- 新しいバイト作業着が追加
- ナワバトラーに新カードが追加
シーズンの副題は以降ループする。
また、新ステージがどちらも新規なのは初の事例である。
2023冬 Chill Season
2023年12月~2024年2月までのシーズン。主な変更点はイカの通り。
- 既存ブキのマイナーチェンジ版9種、新規スペシャル2種追加
- バトルステージに「バイガイ亭」「ネギトロ炭鉱」追加
- 新オカシラシャケ「ジョー」追加
- Xパワーの上げ幅/下げ幅の上限値が設定
- サーモンランで様々な仕様変更(ステージごとの所持バッジに応じて初期評価が変化するなど)
2024年
2024春 Fresh Season
2024年3月~5月までのシーズン。主な変更点はイカの通り。
- 新規ブキ2種、既存ブキのマイナーチェンジ版9種追加
- バトルステージに「カジキ空港」追加
- サーモンランのステージに「どんぴこ闘技場」が追加(最終追加ステージ)
- フェス限定アイテム「ハナビダマ」追加
同時期に追加コンテンツ「サイド・オーダー」(後述)が配信されたため、アップデートでは同時にそちら関連のものも追加された。
2024夏 Sizzle Season
2024年6月~8月までのシーズン。現在確認されている主な変更点はイカの通り。
- 新規ブキ2種、既存ブキのマイナーチェンジ版数種追加
- バトルステージに「リュウグウターミナル」追加
- サーモンラン新イベント「ビッグビッグラン」追加
発売前に告知されていた2年間の無料アップデートは(細かな修正を除いて)今回でラストとなる。
以降もシーズン名は年号を変えつつループするが、変更がないため記載しない。
エキスパンション・パス(ダウンロードコンテンツ)
有料追加コンテンツ。現在はホームタウンの変更が可能となる「ハイカラシティ」が配信されている他、新たなゲームモード「サイド・オーダー」が配信予定となっている。
第一弾「ハイカラシティ」
拠点の変更が可能となる追加コンテンツで、初代の拠点であるハイカラシティへと移動できるようになる。
あれから7年が経ちシティにも変化があったようで、クマサン商会やナワバトラー、イカッチャといった新たな施設の設置をはじめ、ブイヤベースにはエチゼン、アネモに加え、新たなキャラクターとしてクツ屋のアジオ、カンブリアームズのマメブキチ、ツブブキチが登場し、怪しい路地裏には歳を重ねたダウニーの姿も。
そしてハイカラシティと言えばもちろんシオカラーズの二人も登場し、フェスの際にはライブで盛り上げてくれる。
一方(3のシステム上当然だが)バトルドージョーが存在せずイカッチャに置き換えられている。また、ミニゲームはザッカ屋への通話筐体へ変更されている。
第二弾「サイド・オーダー」
前作のDLC『オクト・エキスパンション』と同様の追加ストーリーであり、同作の続編に相当する追加シナリオ。2024年2月22日より配信予定。
舞台は気が付いたときには既に迷い込んでいた、謎の純白のハイカラスクエア。
前作主人公の8号と何故かドローンになってしまったヒメが、脱出のためにてかつてデカ・タワーだった場所「秩序の塔」の最上階へ登ることに。
前作でBGM担当だった消毒済みのタコ「ミズタ」も仲間に加え、立ち塞がる謎の魚骨と戦いながら、様々な色を使いこなし塔の制覇を目指していく。
この世界は何なのか、なぜヒメはドローンになったのか、イイダはどこへ行ったのか……?
ところで「オーダー」には「秩序」の意味があるが、これが意味するところとは……?
幻のゲームモード
リーグマッチ
『2』からの続投がスプラトゥーン3ダイレクトで告知されていたゲームモード。
…なのだが、実際には2023年夏シーズンより実装のイベントマッチとバンカラマッチオープンへの機能追加による分割継承となった。このため、スプラトゥーン3におけるリーグマッチはダイレクトにのみ存在した幻のゲームモードとなった。
売上
発売以降やはりと言うべきか、案の定売り上げの勢いは凄まじく、発売からわずか3日後でなんと国内販売本数が345万本を突破した。これは今まで発売されたswitchソフトの販売本数の速さとしては過去最高・最速の記録であった。その後は全世界売上本数1000万本を突破している。…さすがはスプラトゥーンである。
この飛躍的な売上の伸びの要因は、ニンテンドースイッチが発売から5年経過し、希望者に本体が十分に行き渡ったことに加え、過去作品に触れたことがない新規ユーザーが大量に入ってきたことを意味しており、その要因としては『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』への参戦で、ライトユーザーに対してのスプラトゥーンの知名度が劇的に上昇したことが大きいと推測される。
ちなみに、この僅か2ヶ月後には、ポケットモンスター スカーレット・バイオレットが3日で国内販売本数405万本という国内売上で即座にswitchソフトはおろか任天堂ソフトの歴代売上速度を更新、スイッチの普及率の高さを揃って見せつけることになった。
2024年3月末時点では国内売上本数が概算で700万本以上に到達したとみられ、これは国内に限定すれば前作から170万本以上も売れたことになる。ファミ通によるゲームソフト販売本数ランキングでも常に週間売り上げトップ20圏内をキープしており、2024年中にはトップ10圏内にも度々回帰している。
一方、全世界売上本数では前作1360万本に対して今作1196万本であり、国外売上ではまだ160万本以上の開きがある。
コラボ企画
下記の通り、各社より本作との様々なコラボ企画が催されている。
2022年9月5日から2023年8月28日の約1年間に亘り、「ナワバリクイズ」がJR東日本の電車内にて放映されていた。海の生物にまつわる3択クイズ動画となっており、3人のインクリング・オクトリングがナワバリバトルを繰り広げる内容となっている。海の生物に関する内容であるため、正解発表の際は本作・過去作含め、出題内容にちなんだスプラトゥーンシリーズのキャラクターが登場するようになっていた。
毎週月曜日に更新されており、こちらの特設サイトでバックナンバーを視聴できる。車内放送のため、音声が無いのはあしからず。
2023年3月24日よりユニクロのブランド「UT」シリーズから本作をデザインしたTシャツ『スプラトゥーン3 UT』が発売。
さらにこれを記念し、ユニクログローバルブランドアンバサダーの錦織圭選手と国枝慎吾選手が一般参加者とチームとなり、一緒にTシャツを着て対決するイベント「スプラトゥーン3 UT発売記念 チーム錦織 vs チーム国枝 UT SPECIAL MATCH」が同日に開催された。映像はこちらから。
2022年9月1日から同年9月29日まで行われたコラボキャンペーンでは、オリジナルフレーバーのアイスや、限定デザインのカップなど世界観を活かしたコラボ商品が登場した。
2023年6月30日からのコラボキャンペーン「スプラトゥーン3×サーティワン」では、「トリカラな美味しさ、楽しまなイカ?」をキャッチフレーズに本作のフェスをテーマにしたアイスやアイスケーキが登場し、スマホアプリ『My Nintendo』ではオリジナルステッカーのプレゼントも実施された。
2023年7月13日よりコラボイベント「イカしたヤツらの夏祭り」が開催。本作をイメージした射的、縁日などのイベントや、本作に登場するキャラクターやステージのモチーフになっている海の生きものたちの特別展示、スタンプラリー、イベント期間中限定のイルカショー、イベントオリジナルのフードやドリンク、グッズが販売された。
スマホアプリ『My Nintendo』ではオリジナルステッカーのプレゼントも実施されている。
2023年6月21日にコラボイベント「スプラトゥーン3 イカす天神ウォーク」が福岡県福岡市の天神エリアで開催された。天神エリアの各所でスタンプラリーや本作の装飾を施したオリジナルバスの展示・運行など、様々な企画が実施された。
コラボバスは2023年7月18日から8月31日までの期間限定で福岡市内を運行していた。コラボバスは、インク型ステッカーをイベント参加者らの手で車体に貼ったオリジナルのデザインとなっている。
2023年9月、本作世界のネットショップ「ゲソタウン」とのコラボしたアパレルコレクションを販売。同月13日より、ゲーム内に登場するアタマ、フク、クツのギアをモチーフにした衣服や、オリジナルアパレルアイテム、雑貨など全14型がZOZOTOWN限定で受注開始される。
ピエロシャツ、ボンボンニット、シェーディングキャップ、イカ達の履いているボトムスなど、ゲーム内に登場する服装が現実でも身に着けられるようになる。
また、同コレクション購入者にはギアパワーがデザインされた特製ステッカーとキーホルダーがプレゼントされる。
さらにこれに関連し、2023年9月15日から同月24日にはイベントスペース「Hz - SHIBUYA」にてコラボイベント「スプラトゥーン3 ゲソタウン × ゾゾタウン ポップアップイベント in シブヤ」が開催。
販売アイテムの展示をはじめ、ゲーム内に登場するロッカーのディスプレイや、記念撮影ができるフォトスポット、同イベント限定のノベルティをゲットできるガチャなどが用意される。
関連動画
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スプラトゥーン3ダイレクト2022.8.10
ニンテンドーダイレクト2023.2.9