『今日もハイカラスクエアのかたスミから テンタクルズが おとどけします』
『ぬりたく〜る・・・テンタクル‼︎』
CV:AlicePeralta
概要
『スプラトゥーン2』に登場する二人組のアーティスト『テンタクルズ』の一人で、クレイジーな毒舌ラッパーのヒメと共に活動しているDJの女性。
年齢は『2』時点で18歳(5年後の『スプラトゥーン3』では23歳)、身長178cm。
種族はオクタリアン(※『3』以降の設定ではオクトリングとして扱われる)。本名は「イイダ=マリネ」。
独学でイカ語を習得しているバイリンガルで、ヒメのことは「センパイ」と呼んで強く慕っている。
オクタリアンであることをまったく隠していないが、イカたちはイイダの事を「新しい感じのお姉さん来たな」くらいにしか思っておらず、本編時点ではイイダがオクタリアンであることに気付いていないらしい。オクタリアンの存在が一般のイカから忘れられているというのは公式設定だが、それにしたって気にしなすぎではなイカ?
キャラクター像
容姿
青緑色のグラデーションが入った黒いロングヘアのセクシーな褐色肌のタコ。
目の上下でアイラインのカラーが違い、上側はメイク、下側はタコ特有のものと思われる。左の口元に艶ぼくろがある。眉毛は茶色と誤解されやすいが、よく見ると濃い青緑色となっている。
虹彩は、シオカラーズの2人やパートナーのヒメとは異なり「∞」状のハイライトが入っている(「∞」は横にするとタコ足の本数である「8」になる)。
青緑色の部分は自身の体内インクの色であり、フェス開催中は応援している勢力のインクの色に変化する。
ヘッドホンの下は他のタコと同じく丸耳。
公式で「セクシー」と称されてる通り、胸元が開いたレザー製の服を素肌で羽織り、へその辺りまでファスナーを下げ、そしてローライズのボトムス着用とCERO的に大丈夫なのかと思うほど露出度が高く、イカがわしい……もとい過激な容姿をしている。
ファスナーの穴はヒメが十字型だったのに対し、彼女は8になっている。
また、衣装はオーディオスペクトラムのように光る仕様となっている。スプラトゥーンのフェスやハイカライブ、テンタライブのパフォーマンスでボトムスの腰周りの部分が光るようになっている。
人物
上述した容姿とは対照に、性格は意外としっかり者かつ少々天然……というかおっとり系のイジられキャラなのでギャップが激しい。尚、容姿と性格のどちらについても、タコゾネスやオクタリアンの特性に合致している。
大人びた声色と歌唱力を持ち、曲によっては彼女がメインボーカルを務めることもある。
ハイカライブではDJによるソロとショルダーキーボードの演奏を披露しており、おそらくマルチプレイヤーと思われている。
最近では、他のアーティストたちでDJを担当している合食禁のWARABIやSashiMoriのタコDJとは気の合うDJ仲間として集まる仲にもなりつつある。
タコであるためか手を下に向ける決めポーズの際、シオカラーズやヒメと違って親指を折る(=タコ脚に合わせて8本だけ指を下げる)。
シオカラーズの大ファンで、人生が変わる程の影響を受けたらしい(理由は後述)。
少女漫画が好きで、海外版のセリフでは5000冊の漫画を持っているとか……。
また、かけあみの練習もしている。
字は達筆である(設定画集『イカすアートブック2』に掲載された自筆の署名は「飯田」。ただしイカ世界では漢字を含む人類の言語は消滅しているため、「飯田」の署名はあくまでもイメージである)
シオカラーズ同様、他人に紛れてナワバリバトルにも参加していることがハイカラニュースから確認できる。
持ち武器は、鉄壁の防御性能を持つシェルターである模様。
ナワバリバトルの終了間際にマルチミサイルを放つ行為を『だきしめて☆トゥインクルスター』と呼び、ホタルとは違う独特なセンスの持ち主である事が覗える。
大型機械のモーター音で曲を作ったり、チョウザメ造船の大型クレーンやガンガゼ野外音楽堂の最新機材に目を輝かせたり、休日にはテレビゲームをしたりと機械類が大好きである。
特に重機に囲まれたチョウザメ造船がお気に入りのようで、ここでバトルをする時テンションが上がっているとヒメにもコメントされているようだ(1200t級のゴライアスクレーンを見て興奮しているらしい)。
これについてはヒメから「機械オタク」と言われ、本人は「マニアです」と否定する一幕がある。一方我慢強く、最近はホットヨガにはまってるらしく、本人曰く女子力を高めるためだとか。
また、機械いじりが得意なことからバイクも持っている模様(ライダースーツを着ているのはそのためか)。
そのため冬場にふ頭や造船所へ行く時は、さっと着られるアウターを重宝している。
ナゲットが好きで、ヒメがスロッシャー一杯にポテトを詰めてという無茶なお願いをした後にこっそり「ナゲットならいけますか~?」と店員に聞いたことがあるらしい。
他にも甘いものが好きで、ヒメ曰く楽屋にあるお菓子は楽屋に届く花束よりも先に差し入れのお菓子にキャーキャー言ってるらしい。本人は機械の調整に頭を使うらしく、そのための糖分摂取と主張してるとか。
第二次きのこたけのこ戦争フェスはたけのこの里派……なのだが、フェス告知時の彼女の台詞からして、前はきのこの山を食べていた模様。たけのこの里派となった理由として、きのこの山を食べてたら、シルエットがだんだんヒメに見えてきたらしく、食べれなくなったからだという。
また、今作よりフェスの時に限って「ミステリーゾーン」という新ステージが追加される仕様になっているが、ステージアナウンスによるとどうやらこのステージはイイダ製である模様。
ステージの意匠は、宇宙のような空間にアスファルトの地面、点字ブロック、カーブミラーやデブリのような瓦礫群とヒーローモードのステージで見たことのある物で構成されており、彼女とオクタリアンの関係を出す。
第二回フェス「マックポテトVSマックナゲット」開催時、日本公式X(Twitter)に掲載された画像において、オフではメガネをかけていることが確認できる。→該当ツイート
余談
海外ではヒメをセンパイとは呼ばず名前で呼ぶ(これはルイージが日本語では兄さんと呼ぶのに対し英語ではマリオと呼び捨てにしてるのと同様)。
そのため海外と日本ではテンタクルズの二人の関係の解釈が180度違っている様で、向こうでは二人は同じ目線で接してるのに対し、日本ではセンパイと呼んでいて上下関係がハッキリしていると聞いて驚いた海外ユーザーも少なくない。
日本と違って敬語という概念が無いのと海外では「senpai」という単語は誤った解釈が広まっている(恋愛に超鈍い人的な意味、日本漫画において後輩系ヒロインが多いためか)事情があるので仕方が無いが。
そのため海外の二次創作ではヒメの尻に敷かれるよりも、日本より露骨にヒメを子供扱いする傾向にある(ヒメも可愛いものが好きなど女の子らしい設定がついており満更でもなかったりする)。
「Pearly」と愛称で呼んでおり、明らかに「センパイ」と方向性が逆。
尤も、ヒメの年齢が判明がするまでは専らヒメが年下に見られていた。判明した後は多少弁える様になったが依然として日本の様に「先輩後輩」ではなく「相棒」の間柄でイイダが年下として扱われることはほぼ無い。そもそも、ヒメの年齢についてソースが日本のガイドブックである為に海外ではX(Twitter)等を通さない限りは知る手段が無く浸透しにくいのが現状。尤も、数年経って知ったとしてもそもそも日本特有の上下関係に厳しい文化がないため依然としてタメの扱いのままであるが。
名前はタコの一種の「イイダコ」と料理の「タコマリネ」からと見られる。
ちなみにイイダコの「イイ」は「飯」のことであり(卵塊が握った米粒のように見えるからとされる)、彼女の漢字表記の「飯田」はそれを踏襲したものだろう。
ちなみに英語版でのフルネームは『Marina Ida』
つまり、英語圏でもイイダなのである。
また、中国語圏内は『饭田=吗利涅』『飯田=嗎利涅』と漢字でそのまま表記される(発音は異なる)。
韓国・朝鮮語ではそのまま『이이다 마리나』
関連タグ
イイダ(スプラトゥーン):表記ゆれ。
イイダコ:元ネタと思われる生物。
タコリーナ:英名かつタコ繋がり。
ルリナ:褐色の肌、露出度高めの衣装を着ている点が共通。
綾小路やいと:8歳ながら小学5年生のクラスに飛び級した名家のお嬢様と言うテンタクルズの設定を混ぜたようなキャラクターである。
オクト・エキスパンションでは
追加コンテンツ「オクト・エキスパンション」では、彼女の詳細な来歴が判明する。
イカ、オクト・エキスパンションのネタバレ含む為、閲覧注意。
ステージクリアで書きこまれていく「イイダのCHAT☆ROOM♪」で、彼女の来歴が判明する。出所はアタリメ司令が持つオクタリアンの資料とのこと。やはりこのじいさんタダ者ではない。
それによれば彼女の出自は第83期タコゾネス工兵。
詳細な来歴はイカの通り。
- 6才:ツケネ訓練所初等科課程に入学。
- 9才:飛び級の成績を繰り返し高等科を卒業。
- 10才:全自動おそうじ兵器「タコドーザー」の開発に関わる。
- 13才:ツケネ研究所に所属、戦略タコツボ兵器の改造に着手。
- 16才:DJタコワサ将軍のワサビ補給部隊に配属転換。同年、「伝説の地下ライブ」においてシオカラ節を聴き、「ワタシの魂にイカのグルーヴが宿りました」という言葉を残し、以後消息不明。
要するに前作や今作のヒーローモードで敵として襲ってくるオクタリアンの兵器製造・設計に参加していたということ。前述の機械オタクぶりは伏線だったわけである。
アタリメ司令曰く、タコドーザーにより3号は幾度もやられたらしい(予告動画でも唯一3号を倒したのがタコドーザーだったりする)。
さらに言えば、彼女のような漆黒の髪(触手)を持つ個体はデラタコゾネスという上位種として登場している(本来ならゴーグルにワカメが付いているはずだが、外したのかヘッドホンで隠しているのかは不明)。
要するに彼女はオクタリアンの中でもエリート戦士であるタコゾネスのさらに上位種という物凄い実力者で、エリート中のエリート出身だったのである。
消息を絶つ直前にはDJタコワサ将軍のワサビ補給部隊に配属。オクタリアンのトップの側近として配備されたことからも、そのエリートっぷりが垣間見える。2018年10月号のニンドリでは、イカ研究員が「タコワサ将軍のDJプレイを間近で見ながら支援する直属部隊ということで、エリートしかなれないポジションです」と語るほど。
事実タコゾネスの中では有名であったらしく、部隊を抜け出した結果8号のような後追いが出てくるなど、タコたちの動向に大きな影響を与えている。8号に至ってはネリメモリーで「声だけですぐ気付いたよ」と言うほど有名な存在だったようだ(逆にイイダはチャットを見る限り8号をそれまで知らなかった様子)。
オクタリアンを出奔した後も兵器開発は続けていたらしく、最終決戦に持ち込んだ特製の「イイダボム」は試作品ながら非常に大きな爆発範囲を持つ。
また彼女製作という確証はないが、ヒメが使用したメガホンレーザー「センパイキャノン」は、建造物を根元から破壊すると同時に大量のインクで内部を水没させるという破壊的な性能を持つ(尤もその威力は、殺人的なパワーの声帯を持ったヒメの力による所が大きい)。
イイダはシオカラーズのファンであることは周知の事実だが、ミステリーファイルにはその時の出来事を取り上げた記事が残っており、「伝説の地下ライブ DJ Octavioのオドロキのプレイとシオカラーズによる奇跡のコラボレーション」と記載されている。
……御存知の通り、これは前作のラスボス戦、シオカラーズがシオカラ節を歌う中での3号 vs DJタコワサ将軍の戦闘である。
その中のオーディエンス最前列に、首にタコゾネススコープをさげたイイダらしきオクタリアンが写っている。シオカラーズから「人生が変わる程の影響を受けた」という上記は、文字通りの意味なのである。
ヒメとの出会い
オクタリアンを抜け出し、まだカタコトでしか話せないイイダはシオカラーズのようにユニットを組む相手を探す為に2週間ナンタイ山に通い詰めていた。その時偶然山に喉のウォームアップに来ていたヒメと遭遇したのが運命の出会いだった。
そしてヒメに対していきなり「アナタ探シテタ ユニット組ミタイ」とスカウト。ちなみにその時イイダは自分で作った「フルスロットル・テンタクルズ」のデモ版を持ってきていた。当時ヒメはストーカーだと勘違いしたらしい。
ヒメもCHATでアタリメに指摘されるまではずっとイイダのことをイカだと思い込んでおり、オクタリアンという事に気づいていなかったらしい。
正体が判明したにもかかわらず、「今さらタコだとわかってもなー」と、特に気にしてない平然な態度を取り、アタリメも「しおからぶしが すきなものに わるいものはおらん」と8号の時と同じく因縁の敵であるオクタリアンだったイイダの事をあっさりと受け入れてくれた。
そのことにイイダも感激して号泣した様子がCHATのやり取りで明かされている。
スプラトゥーン3では
ファイナルフェスでヒメが宣言した通りワールドツアーに出ており、スカウトしたバンドとのジョイントユニット「ビジー・バケーション feat. テンタクルズ」として活動している。新曲のジャケットではピアノを弾いている。
新衣装を引っ提げており、橙色の幾何学的な模様のスーツ、異なる型のヘッドホン、青と黒を基調としたピンヒールを履いており、ゲソ先が銀河のようなカラーリングになっている。
さらに、追加コンテンツ第2弾サイド・オーダーに登場することがわかっている。トレーラーでは体に青いノイズがかかった状態で、真剣な表情で何かを訴えているイラストが一瞬映る。
また、サイド・オーダーに登場するミズタなるタコは、イイダの「ムカシの知り合い」を自称しているが、果たしてこれが意味することとは……。