概要
こちら葛飾区亀有公園前派出所の登場人物。
両津勘吉の弟だが、両さんとは正反対の堅物で幼い頃から秀才。外見は殆ど兄と変わらないが眼鏡をかけて普段はスーツを着ているため簡単に見分けがつく。
小学生の頃にいじめにあった時に弁護士から正義を教えられたことから弁護士を目指すようになった。
弁護士に就職し弁護士事務所を開設している。
両さんに無理難題を持ち込まれることもあるが、兄弟仲は良好で、兄のことは反面教師としながらも、
- 幼い頃に紙芝居屋さんに着いて行って知らない街で迷子になった時に迎えに来てた
- 両親は「頭のいい金次郎だが中学受験に受かるハズは無いが、せめて受けさせてやるか」と諦めていたが唯一、兄の勘吉だけは金次郎の中学受験合格を信じて疑わなかった(金次郎の邪魔にならぬよう、あえて突き放すような言動を取ってしまったこともあったが、下記の件の際に自身の事を誰よりも応援してくれていた事を知った)。
- 受験票を手放して川に落とした際は迷いなく川に飛び込んでまで受験票を拾ってくれた上に、合格祈願のお守りと共に激励の言葉をかけてくれた
等といった感じに助けてもらうこともあったため尊敬もしている。
中川の遠い親戚である霧ヶ谷景子と結婚し、愛娘の京子を授かっている。
BCLラジオをやる程に無線マニアであり、第一級陸上無線技術士の資格があることから両さんによって自宅にラジオ局を開設された。
ちなみに携帯電話が主流の時代に自宅にアンテナから無線機材を多数所有する程のマニアっぷりが目立つが、少年時代は自宅にアンテナを立てたり鳩の飼育(昭和30年代には鳩の飼育がブームだった事がある)に凝る等、堅物ではあるもののやはり趣味人(道楽者)が多いラテン系な両津家の血を色濃く受け継いでいる。
余談
兄の両さんは圭一と親戚であることをダシに、さまざまな場面で中川グループから融資を受けたり建設の現場監督を言いくるめ地下鉄工事などを進めたりしている。
ちなみに、アニメ版の特番TVスペシャル「湯けむりポロリ 2001京都の旅」では金次郎の遠い子孫である両津実直が登場しており、リョーツGPXを求めて時空を超えて両さんに会いに行った。
景子は戸籍上で両津家に嫁いでいるようだが、京子を出産した病院の病室には何故か霧ヶ谷景子と書かれていた。
もしこれが事実なら金次郎は霧ヶ谷家の婿であり霧ヶ谷金次郎となるはずである。
しかしながら両津景子と霧ヶ谷金次郎だったらどっちがいいかといえば、霧ヶ谷金次郎のが読んだとき語感が良い。
弟というだけあって、両津の親類の中では出番の多い方だが、意外なことに擬宝珠家との共演は201巻現在全くない(弁護士業が多忙で被る機会がないからと思われる)。