概要
新葛飾署の交通課に勤務する女性警察官。原作では纏より早く登場しているが、アニメ版では登場を果たせなかった。しかしコミック140巻の付録のセル画には早矢の姿が描かれている。
京都にある武道の名家に生まれ、幼い頃からあらゆる武道の鍛錬を積んできた。特に弓道は百発百中の腕前を誇り、学生時代は全国大会で何度も優勝している(名前の「早矢」も弓道用語である)。家族構成は、父「剣之介」、母「穂之華」、長男「蘆嵐」次男「蘿虎」三男「飛竜」。
基本的に標準語で喋るが、大阪出身の御堂春と関西弁で会話したことがある。
プロフィール
人物
大和撫子という言葉がピッタリの清楚な和風美人であり、男性警官からの人気は高く、大原部長の妄想に登場することもしばしば。
「声が父親に似ているから」という若干ファザコンめいた理由で両津勘吉に交際を申し込むが、後に本気で好意を寄せるようになり(最近ではそのような描写は見られない)、同じく両津を恋い慕う麻里愛と勝負したこともある。その父親とは磯鷲家の家風で今でも一緒に風呂に入る。
同じ交通課の擬宝珠纏とは気が合うようで、一緒に行動することが多い。
武道以外の和風の物事にも造詣が深いが、最新の流行や洋物、携帯電話などの最新機器には疎い。また酒にも弱く、酒を飲むとすぐに酔い潰れてしまう上に体が火照ってその場で服を脱ぎ出す癖がある。おかげで大原部長と飲んだ際は一緒にいるところを両津に目撃され「酒の弱い早矢に無理やり飲ませて……」と酷い誤解をされた(しかも週刊誌にスクープされた。これは誤解が解けた両津が中川を動かして何とかしてくれた)。
作中では京料理を両津達に振る舞う場面があり、ほとんどを自分の手で作り上げた。(それを見た大原大次郎曰く『これはすごい、料亭の気分だ!』と驚きの声をあげていた
母方の実家が陰陽師の家系のためか強い霊能力も持ち、両津を狙う悪霊の大群を撃退した事もある。
余談
- 活躍が目立つようになると、女性警察官が増員し茶髪だった者が黒髪になるという現象を引き起こし、弓道部の部員が男女共に多くなった(左近寺も入部しているが柔道部も続けているようだ)
- 最初の葛飾署の男子・女子弓道対決では、的の軌道を読むという動体視力を披露
- 海水浴では、いち早く鮫の接近に感づき 両津らと共に格闘術で鮫を退治している。(その光景を見た本田速人曰く『最強メンバーのツアーだから怖いものなし』とのこと
- バイクが操作できるため、ビッグスクーターチームエンジェル7のメンバーに入っている。
- 基本的に水着姿は白のワンピース水着をお披露目するが、112巻の表紙ではタンクトップビキニをお披露目した
- 当時はラブコメが流行しており、その流れに乗った形で誕生したキャラであるが読者からの人気は今一つ。既に麗子やマリアと言った人気ヒロインがいたことも大きい
- 前述の通りアニメには登場していないが、アニメ版293話「両さん熱愛宣言!?」ではオマージュ要素を持つオリジナルキャラクター「真琴」が登場している。両津とお見合いをしたところ嫉妬に駆られたマリアと対決する。軍配は真琴に上がり、積極的に迫る真琴に両津もかなり参っていた。しかし何か事情があるのだろうと見抜いた両津に聞かれ、「父親から結婚を強要された結果、やけになって両津とのお見合いに踏み切った」ということを語る。最初は恋愛感情はなかったが両津と過ごす内に好意を抱き始めたという。いずれも原作の早矢に通じるものがある(父親だけ少し違うが、父親の存在が両津に好意を抱くきっかけになったという点では同じである)。