概要
黄道十二星座の11番目で、英名はAquarius。
黄道十二宮では宝瓶宮にあたり、その意味でも用いられる。
だいたい1月20日~2月18日生まれがこれ生まれとなる(年によって異なる)。
流星群が3つあり、3つとも毎時約20個の流星が観測される。
ひっくり返った水を流し続ける水瓶、あるいはそれを持つ男性(ガニュメデス、ガニメデ)の姿として描かれるが、創作作品で水瓶座のイメージは水瓶を持った女神として登場する事も。
それもそのはず、古代バビロニアでは水瓶座は水と医療の神グラがモデルだったのである。
水瓶から流れた水は、そのままエリダヌス川(エリダヌス座)の流れになっている…というのは誤解である。
水瓶座から流れた水はみなみのうお座が飲み込んでいるのである。
星座神話
若くして命を失った英雄ヘラクレスは神々の住むオリュンポス山へと登り、神の元で暮らすことを許されました。大神ゼウスと正妻のヘラの間に生まれた青春の女神ヘーベーは異母弟であるヘラクレスをたいそう気に入り、二人は結婚することになりました。そこ、突っ込んではいけませんよ。ヘラだってゼウスの実姉ですからね。
しかし、ヘーベーは天界で神々のお酌をするという役割を担っておりましたから、これを機に寿退職されてもらっては困ります。
そこでゼウスは人間界に目をやり、以前から気にかかっていたトロイアのある農村へと向かいました。
その村で暮らしていた少年・ガニュメデスは、そりゃもう信じがたいほどの絶世の美少年でした。脳内メーカーをすれば9割が「女」で占められそうなゼウスですら息をのむほどの美男子です。恐らく人類史上初の「こんなに可愛い子が女の子なわけがない」と言われた少年でしょう。
改めてガニュメデスを見てこりゃちょうどいいと思ったゼウスは大鷲に化けてガニュメデスを掻っ攫ってオリュンポス山に連れて行きました。こうしてヘーベーに変わり永遠の若さと健康を(半ば強制的に)与えられたガニュメデスは神々のウエイターを務めることになりました。当然神々は大喝采で応じるわけですが、残されたガニュメデスの家族は悲嘆にくれました。
それを見たゼウスはせめて哀しみがまぎれるようにとガニュメデスを模した星座を作って掲げ、更に彼の家族には駿馬と黄金のブドウの樹を与えたといいます。
なお、「天界で神々に酒のお酌をしている筈なのに、何故、水瓶座なのか?」と云う事に関しては古代ギリシャ人の中にもツッコミを入れている人が居たそうです。
ちなみにガニュメデスは後世になるとトロイアの王子という位置づけがなされました。
水瓶座をモチーフとしたキャラクター
聖闘士星矢
特撮
アニメ
漫画
ゲーム
- 天羽翼(Starry☆Sky)
- ガンダムアクエリアス(SDガンダム GGENERATION)
- ユーサー・インサラウム/尽きぬ水瓶/聖王機ジ・インサー(第2次スーパーロボット大戦Z)
- 暗黒の雲ファムフリート(『ファイナルファンタジーシリーズ』宝瓶宮の闇の異形者)
その他
- Eridan Ampora、Cronus Ampora、Orphaner Dualscar(『Homestuck』のTroll。水瓶座がモチーフ。)
関連イラスト
関連タグ
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