FF3版
光と闇、二つの世界を保っている力のバランスが崩れたときに次元の狭間より現れ、全てを無に還そうとする「意思を持つ現象」であり、神にも等しい存在。
緑色の肌の妖艶な女性の姿で、周囲に蛇か人魂のように見える黄色い触手が漂っている(FC版の負けイベントのみ黄色い肌)。
初登場時は暴走した闇の力による無敵のバリアをまとっており、必ず敗北する負けイベント。
その後条件を満たしていれば、闇の4戦士の助力によってようやく倒せるようになる。
攻撃手段は全体攻撃「はどうほう」しかないが代わりに威力は非常に高く、それを毎ターン放つため被害は甚大。
手っ取り早いのはプロテスでの防御アップによるごり押し。FC版FF3のプロテスは魔法防御に対しても効果があるため、一人頭二回ほど重ねがけすれば「はどうほう」のダメージは二桁程に落ち着くはず。
ただし、アイテム欄を開くと強化がリセットされる「ウインドウイレース」と呼ばれるバグが存在している為回復は白魔法で。
DSリメイク版、及びそれを移植したスマートフォン・PSP版では2体の触手も攻撃してくるようになった。
公式動画「スクエニの創りかた」の渋谷員子へのインタビューによると原画と戦闘グラフィックが違う理由は人型のラスボスは全身を入れると画面映えしない、直立してると怖くないのと肌色の女の人では生々しいので緑の肌にしたとのこと。
[https://www.youtube.com/watch?v=PnIeOkd1DaA]
DFF版
CV:池田昌子
ディシディアにもカオス勢力として参戦。FF3の設定資料にある天野デザインの元イラストを忠実に再現した結果、グラフィックの進化や声優の熱演も相まって、とてつもなく大人の女性の色香を振りまくキャラとなる。
なおEXモードに入るとマントが消え、体が緑色に変色し、上記のFF3版ゲーム内のデザインと同じ姿になる。
なお、ファイナルファンタジー9のラスボス「永遠の闇」のネタ元でもあり、そのためか、今作での彼女の最強武器の名前は『永遠の闇』である。
元々世界の均衡が崩れるのを嫌う性質の為か、敵でありながらコスモスの戦士達と積極的に争う事もなく、さらに続編のDDFFに収録されている過去の物語である「12回目の戦い」では、ラグナにイミテーションに関する情報を提供するなど、常に窮地に立たされるコスモス陣営が希望を捨てずに戦い抜く様を見守る姿勢を取っていた。
良くも悪くもマイペースといった所か。
無の力を操るエクスデスに「貴様の無は偽物だな」と否定されてはいるが、本人も無の力を我が物にするエクスデスに「無を欲するなんて愚かだ」と一蹴している。
人型ではあるが、本質は自然現象が魔物やモンスターという形で実体化したのと大差ないので、ケフカに「化石」「過去の遺産」呼ばわりされたり、ガーランドに「破壊を楽しむ化け物」、皇帝に「異形の者」呼ばわりされている。
また、ほぼ全裸に近い格好をしているため、ヴァンに「着るもの、貸そうか?」、ジタンに「貫禄あるな、色んな意味で」と言われる。
カオスサイドのアルティミシアとは犬猿の仲で、互いに嫌味を言い合っている。
戦闘では敵のHPを削る事に特化した性能の持ち主で、豊富なHP攻撃を扱える。
さらにEXモード効果の「キャンセル波動砲」では、全ての攻撃後に生じる隙をHP攻撃でキャンセルできるようになる。
EXバーストは超威力の極太波動砲で敵を滅する「超波動砲」。
FF14
アライアンスレイド「クリスタルタワー」の最終編、パッチ2.5にて実装された「闇の世界」のラスボスとして登場。
容姿はFF3のそれを踏襲しており、上半身だけの巨大な姿で現れる。
「シルクスの塔」にてザンデを倒し、皇族の血を引くドーガとウネが血の契約を破棄する事によって異界・ヴォイドへと通じるゲートを閉じようとしたが、暗闇の雲はそれを許さず、ドーガとウネ、更には彼らを助けようとしたネロをも引きずり込んだ。
異界からの侵略を退け、三人を救出する為に光の戦士たちは「闇の世界」へと旅立ち、その最奥にて暗闇の雲との対決を果たす。
原作を再現する複数の「波動砲」や「闇の氾濫」などの多彩かつ強力な攻撃を放ち、実装当時はエンドコンテンツの一つとして多くの光の戦士を苦しめた。
撃破には成功するもののとどめを刺すことは叶わず、ドーガとウネは物質界へと通じるヴォイドゲートを内側から閉じる。闇に浸食されていたネロもギリギリの所でシドに助けられ、かくしてヴォイドゲートは封印された。
クリア報酬として「薄闇の雲」なるミニオン(ペット)が入手可能(得られるかどうかはロット勝負)。DFFの容姿をデフォルメした仕様となっており、存外に可愛らしい。
関連イラスト
DFFの発売以来、我々が「もう…抑えられん…!」と言いたくなる様な、色っぽいイラストが多数投稿されている。