概要
ファイナルファンタジー3で登場した建造物。
ファイナルファンタジー14:新生エオルゼアでも3のオマージュとしてクリスタルタワーが登場し、ストーリーの根幹にかかわる重要な役目を持つ。
FF3
魔王ザンデの本拠地であり、本作のラストダンジョン。正式名称は「シルクスの塔」。
古代の民が遺した装置が存在しており、ザンデはこれを利用して土のクリスタルの力を制御し、「闇の氾濫」を起こそうとしていた。
このクリスタルタワーの最大の特徴は、なんといってもセーブポイントが存在しないことであろう。
前座ダンジョンである古代の民の迷宮を抜けたフィールド上でセーブできるのが最後、以降ラスボスである暗闇の雲を倒すまで一切セーブができない。
しかもテレポやデジョンも使用できないため、中断しようと思ったら徒歩で引き返すしかない。
当然、ファミコンには現在のハードのような中断機能やスリープ機能など存在するはずもなく、一日のゲーム時間が限られている家庭では親が真のラスボスだったなんてことも。
実は開発段階ではセーブポイントが存在していたのだが、デバッグ担当者が「セーブポイントがあると簡単すぎる」というニュアンスの発言をしたため、セーブポイントが削られたのだという。
後に発売されたDSリメイク版もセーブはできないが、本体機能で中断ができるうえテレポでの脱出も可能になったため幾分楽になった。
FF14
「新生エオルゼア」で登場した建造物であり、同建造物を舞台とするアライアンスレイドコンテンツの名称でもある。
ネタ元であるFF3に従い、タワーを取り巻く外部機構「古代の民の迷宮」、タワー本体「シルクスの塔」、タワーの先から進入できる異世界「闇の世界」の3部で構成される。
FF14には「各地に安置されている4属性クリスタル」のようなものは登場しないため、古代の民の迷宮にも土のクリスタルは無く、純粋にシルクスの塔の防衛機構・外壁のような存在になっている。
アラグ帝国の建造物であり、第七霊災によってモードゥナ方面の地下から姿を現した。
アラグ帝国の技術がそのまま残されている貴重な場所であり、シド・ナン・ガーロンドやグ・ラハ・ティアをはじめとした調査チーム「ノア」によって調査されることになる。
ボスとして異才のアモンや始皇帝ザンデ等が登場する。
また、第一世界にもクリスタルタワーが存在しており、タワーの下にはタワー内に残された技術や物資を用いて作られた都市「クリスタリウム」がある。
なぜ原初世界と歴史の異なる第一世界にクリスタルタワーがあるのかに関しては、『漆黒のヴィランズ』のメインクエストを進めていくことで明らかになる。
なお、原初世界でのクリスタルタワー関連のクエストをプレイしていない場合、「クリスタルタワー」という建造物そのものがここで初見になる上、「クリスタルタワー関連クエストをやっていれば既に知り合いになっている人物」がNPCとして登場しこちらを既知の人物として扱ってくるため、漆黒に入る前にクリスタルタワーを踏破することが推奨されている。
(その人物がこちらを既知である理由からすれば、こちらがクエスト未プレイで知らなくても矛盾は生じないが)
そのような経緯から、メインクエストの該当シーンでも「クエスト未クリアでこちらが相手の事を知らない場合」と「クエストクリア済で相手の事を知っている場合」の2パターンの流れが用意されていた。
しかしパッチ5.3にて新生編終盤に「クリスタルタワーのクリア」がメインクエスト必須進行条件に追加されたことにより、漆黒編の当該場面を「クリスタルタワー未クリア」でプレイすることは起こらなくなった。
FFEX
「グランドクリスタル」という名称で登場。地殻変動によって誕生した新島「アモステラ」の中心部「ポージョ空洞」にそびえ立つ巨大なクリスタル。特定のクエストでしか入ることができない。深部にて神獣が出現する。