CV:立木文彦(DFFOO)
概要
「よくここまで来たな。しかしもう闇はそこまで来ている。
手遅れだったようだな! ファファファ……死ねい!」
クリスタルタワーを根城としている魔王。
かつてはドーガやウネと同じ大魔導師ノアの高弟の一人であったが、ノアの死後に受け継いだ「人間としての生命」に不満を抱き、兄弟弟子と決別する。
古代の民の装置と土のクリスタルを利用して風・火・水のクリスタルを地中深く沈めることで光の力を弱め、闇の氾濫を引き起こした(それと同時に暗闇の雲も1000年の時を超えて復活した)。
命の束縛から逃れようと自ら魔王となり、闇の力で世界を滅ぼそうとするが、最終的には光の戦士達(DS版ではルーネス達)に倒されてしまった。
FC版ではメテオやクエイクといった強力な全体攻撃を使ってくるものの、奇数ターンに必ずライブラという完全に無駄な行動を挟んでくる為、全体回復の効果が低いFC版のバランスでもそうそう苦戦する事なく倒す事が出来る。HPも低いし。
DS版ではライブラを使わなくなった上に1ターン2回行動をするようになったが、一方で攻撃がファイガ・ブリザガ・サンダガに時折プロテスやヘイストと弱体化。しかも攻撃のうち1回は通常の物理攻撃という大変地味な有様に。
メテオも使う事は使うが、HPが減った時に低確率でなので滅多に拝めない。
その辺を受けてかピクセルリマスター版では、FC版のメテオとクエイクとDS版のガ系魔法の両方を引っ提げ、ひたすらに魔法をぶっ放して来る苛烈な戦闘スタイルへと変貌した。
ここに来てようやく大物としての強さを魅せ付ける事ができたと言えよう。
FF14:新生エオルゼアでは
CV:松田健一郎
「いずれ無となる命に、富や名声など不要。
世界のすべてを無に還す……
それこそが、唯一絶対の覇道といえよう。」
24人レイド「クリスタルタワー」第二弾「シルクスの塔」にてラスボスとして登場。
今から5000年前の第三星暦、エオルゼアにてに繁栄を極めていたアラグ帝国の「始皇帝」。
死後は霊廟に祀られていたが、退廃と爛熟を極めた帝国に再び栄光をもたらすべく、第三星暦末期に魔科学者アモンの手で蘇った。
復活後は不老不死となり、南方大陸メラシディアを征服するなど、帝国の繁栄は最盛期を超えて頂点に達する。
しかし一度死を体験したこと、未知を踏破した先の虚無感から、次第に「一切は無意味にして無価値」と考えるようになっていった。
その虚無感はザンデの精神を狂わせ、異界「ヴォイド」の大妖異・暗闇の雲と血の契約を交わし、その力で世界を無に帰そうと決意するに至る。
狂える皇帝に反発したアラグの民が戦争を起こし、その足元まで迫った時、ザンデはヴォイドへの門を開く為のエネルギーを衛星ダラガブからクリスタルタワーへと収束させる。
しかし塔は膨大なエネルギーを受け止めきれず、巨大地震が発生。タワーを支える地殻が崩壊したことで「第四霊災」が起きてしまう。
何もかもが崩壊していく中、ザンデはアモンが発動させた「時魔法」により、時間を停止したクリスタルタワーに封印された。
それから時は流れ、「第七霊災」の影響でクリスタルタワーが地上に出現。
強力に*封印された塔の最上階、玉座の間にて再びヴォイドへの門を開こうとするが、アモンを倒した光の戦士率いる冒険者達と戦闘になる。
当たれば即死確定の「エンシェントクエイガ」や、メテオを招来する「星片の魔紋」「流星の魔紋」を初めとした強力な術を使うが、最後は光の戦士達によって敗北。今度こそ消滅した。
しかしザンデの「無」に対する考えは、彼を敬愛していたアモンに影響を与え、アモンが暴走するきっかけとなってしまう……
関連タグ
ファイナルファンタジー14:新生エオルゼア 暁月のフィナーレ
ガーネフ:兄弟弟子との差が原因で悪の道へと堕ちた人物。