パッチ5.3「クリスタルの残光」のネタバレ注意!!
「殿下と組むのは、この私……「ファダニエル」なのですから。」
プロフィール
概要
エメトセルクが第一世界で消滅した後にゼノス・イェー・ガルヴァスに接触していた「白いローブの男」の正体にして「転生組」と呼ばれる上位のアシエンの一体。
かつて命を落としたアサヒ・サス・ブルトゥスの遺体に憑依している。
今までのアシエン達のように霊災を引き起こそうとしている様子は見られず、何らかの計画を企てているようだが……
彼の紋章は闇の異形者「統制者ハシュマリム」の獣印が元になっているが、これまでのアシエン達の紋章とは異なりネガポジ反転したものになっている。
『漆黒のヴィランズ』ではアサヒの声で喋っていたが、『暁月のフィナーレ』からは本来の声で話すようになった。
容姿
理由は不明だが、仮面を着けたアシエンとしての姿ではなくアサヒの姿をしている。
5.3まではミーン・ヒーラーアタイアを着ていたが、5.4からはクリプトラーカー・ヒーラーアタイアを着用している。
性格
「いいですよねぇ、お・か・ね!
人を動かすのに、これ以上なく手っ取り早い手段でしょう?
実際、計画の進行に大いに役立ってますよ。」
一見何事にも縛られず楽しく生きることが好きな性格に思えるが、実際はそのように振舞っているに過ぎない。
「いや、結構!
カビの生えた使命やら記憶やらを、もう押し付けられない!
それよりも楽しく「今」を生きるといたしましょう。」
一方でアシエンの神である筈のゾディアークを「獲物」と呼ぶなど他の転生組達とは違ってアシエンとしての使命を放棄している。
それ故にエリディブス達「オリジナル」の存在を鬱陶しがっており、彼らが全滅したことを知った時は笑い声をあげて歓喜していた。
活躍
初登場したのは5.1のラスト。ヴァリス帝を失ったガレマール帝国の内乱に呆れるゼノスの前に姿を現し、獲物としてゾディアークの存在を仄めかす。
5.2では終末の夢を見るゼノスにかつてエメトセルクから聞かされた終末の災厄について語った。
5.3でついに素顔を明かし、オリジナルが全滅したことで本格的に活動を開始。
同時期に皇太子ネルウァを支持している第Ⅲ軍団とヴァリス帝直属の第Ⅰ軍団の戦闘を激化させるため、アサヒとして両軍団に多額の資金を提供していた。
オリジナル
……から…………しく……。
十四人委員会のメンバーだったファダニエルは「物質界、既に存在する物事の理を解明する」役割を担っていた。
第一世界のアーモロートで光の戦士が彼のソウルクリスタルを発見するが、記録が殆ど読み取れなかったためオリジナルの彼がどのような人間だったかはその時点では不明だった。
関連タグ
ファイナルファンタジー14:新生エオルゼア 漆黒のヴィランズ 暁月のフィナーレ
アシエン アサヒ・サス・ブルトゥス ゼノス・イェー・ガルヴァス ガレマール帝国 古代人(FF14) 十四人委員会 終末の災厄 ゾディアーク(FF14)
????:オリジナルのファダニエル。
???:アシエンになる前の姿。
ハシュマリム:光の異形者「守護者ファダニエル」と対になる闇の異形者。
パッチ5.4「もうひとつの未来」のネタバレ注意!!
「私は、かつてこの世界に訪れた「終末」を再現したいんです。
各地にニョキッと生やした塔は、その計画の一環……
過激なスペクタクルを生み出してくれる予定の装置です!」
「私はねぇ、死にたいんです!
周りを盛大に巻き込んで、傷つけて、苦しませて!」
その目的は分断前の世界で古代人達を襲った「終末の災厄」の再現と自らの消滅。
「世界を巻き込んで死ぬ」という危険な思想の持ち主であり、世界の統合を願うエリディブスからは警戒されていたが、彼を含むオリジナルが全滅したことで自由に活動できるようになった。
ゼノスと合流してからは新たな勢力「テロフォロイ」を結成。
計画を進めるためエオルゼアの各地に「終末の塔」と呼ばれる塔を設置し、かつて第七霊災で猛威を振るった蛮神バハムートに似た異形の蛮神「ルナバハムート」を従えアラミゴに出現。
光の戦士たちをルナバハムートの力で圧倒した後、ゼノスの元に帰還した。
その後はアマルジャ族を始めとした蛮族を誘拐しては終末の塔に組み込んでいき、「ルナイフリート」等のルナ蛮神を生み出している。
テロフォロイ
「それでは皆々様、これよりは我ら「テロフォロイ」が、
この星を蹂躙させていただきます!」
ファダニエルが結成した集団。
殆どが終末の塔の力でテンパード化したガレマール帝国軍の兵や蛮族などで構成されており、中には浸食が進んで異形と化す者もいる。
ポークシーの力で元に戻すことは可能だが、浸食の度合いによっては死亡してしまう。
この先彼の正体に関するネタバレがあるので、「暁月のフィナーレ」未プレイの方は閲覧注意!!
サベネア島に設置された「ゾットの塔」で彼は光の戦士に自らの正体を語る……
「だから、そうですね……さらに素性を明かすとしたら、
アシエンになる前の我が名をお伝えするべきかと。
あれももう捨てた過去ではありますがね。」
「聞いた話によると、あなた、
「なら、ご存知かもしれません。
私の旧い名は……」
「アモン、と申します。」
その正体はアラグ帝国の魔科学者「異才のアモン」であり、正確には分断されたファダニエルの魂が原初世界で幾度の生と死を経て転生した存在。
アラグ帝国が滅亡する直前にエメトセルクによって空いていたファダニエルの座に引き上げられてアシエンになった。
しかし、あることが原因で破滅願望を抱くようになってしまい、それ故にアシエンとしての使命やオリジナルのファダニエルの記憶を受け入れることができなかった(本人曰く「それが自分自身だとは感じられなかった」)。
そしてオリジナルが全滅したことで終末の再現に向けて動き出し、その計画の一環として帝都ガレマルドの魔導城を「バブイルの塔」に改造した。
更にはヴァリス帝の遺体を蛮神「皇神アニマ」へと変え、各地の「終末の塔」から集積したエーテルをアニマのいる「バブイルの塔」に集中させ、「バブイルの塔」からエーテルを月に放出してゾディアークの封印を破るのが目的だった。
ガレマルドで隙をついて光の戦士を誘拐し、アウルス・マル・アシナが遺したブレインジャックを用いて光の戦士とゼノスの体を入れ替えることで時間稼ぎを行った。
しかし、アニマが討滅されたことでエーテルが足りず、更にハイデリンが作動させた防衛機構に阻まれ途中でエーテル切れを起こす。
封印を完全に破ることはできなかったものの最後の封印を直接破るためにゼノスと共に月に向かう。
「……言ったでしょう?
すべてを殺して、死にたいんだって。」
嘆きの海で最後の封印を破壊したことでゾディアークの封印を解除、ファダニエルは自らを新たな核として同化した。
不完全な状態ながらもゾディアークと同化したファダニエルは邪魔な光の戦士を消し去るために戦いを挑む。
結局不完全なゾディアークでは光の戦士にかなわず、月の監視者による再封印の準備が完了するが……
「ふふ……くくく……。
不完全とはいえ、ゾディアークの力でも倒せないなんて。」
「本当に、本当に厄介な人たちですね……。」
「ですが……残念、私の勝ちです!」
突如ファダニエルはゾディアークと化した自らに止めを刺した。
元々ゾディアークの消滅が目的であり、ゾディアークを喰らったゼノスを光の戦士に倒させるよりもゾディアークを乗っ取り自分ごと消す方が好都合と判断したのだった。
そして、ゾディアークはファダニエルと共に消滅。
終末の災厄が再び迫ろうとしていた……
ご覧ください、ザンデ陛下。
これより、あらゆるものが無に還ります。
私も、星も、すべての命が……あなたと同じに。
終末の災厄を防ぐ手がかりを得るため第一世界のクリスタルタワーに向かった光の戦士はエリディブスからオリジナルのファダニエルの事実を知る。
終末当時、ファダニエルは「天脈の薄い地域から星が腐り落ちていく」という法則に気がづき、そこから天脈と終末発現の関係が判明することになった。
そして十四人委員会に入る前のファダニエルは「エルピス」という創造生物の実験場の所長を務めており、明かされた彼の真名は「ヘルメス」。