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One brings shadow, one brings light

(ある英雄は影を、別の英雄は光をもたらす)


To this riddle all souls are tied

(この不可思議な摂理に、すべての魂は捕らわれる)


Brief our moments, brazen and bright

(我らの刹那は、厚かましく輝かしく描かれて)


Forged in fury, tempered in ice

(怒りの炎に形造られ、氷に鍛えられていく)


概要編集

2019年7月2日に発売された『ファイナルファンタジー14(新生FF14)』の拡張データディスク

英語表記は「SHADOWBRINGERS」。


かつて「光の氾濫」が起こった第一世界が舞台となると同時に、オリジナルアシエン達との決着が描かれる。


イメージイラストでは暗黒騎士(っぽい)鎧の姿の光の戦士が描かれている他、漆黒編オープニングムービーでは敵との戦闘において光の戦士が様々にジョブチェンジを繰り返しながら、最終的に大剣を持つ暗黒騎士で敵を打ち倒すなど、ジョブ「暗黒騎士」が前面に押し出されているかのような印象があるが、ストーリー上では特に暗黒騎士が話に出てくる事は無い。恐らくは「漆黒」「闇の戦士」に対する語感の近さだけで選ばれているのだろう。


【あらすじ】編集

いよいよ本格化したエオルゼア軍事同盟とガレマール帝国の戦争。

その最中、「暁の血盟」のメンバーは「激しい頭痛と共に謎の声が聞こえる」と言う現象に見舞われ、サンクレッドが昏倒し意識を失ったのを皮切りに、次々と意識を失い倒れていってしまう。


光の戦士も例外ではなく、最後まで意識を失わなかったものの、ゼノス・イェー・ガルヴァスの体を乗っ取ったアシエン・エリディブスとの戦闘中にそれが起こり膝を付いてしまう。とどめを刺される寸前に助け出され、頭に響く謎の人物の言葉を頼りにクリスタルタワーに向かう。

声の主は「水晶公」と名乗る人物で、この先起こる「第八霊災」を防ぐため、光の戦士を鏡像世界の一つ「第一世界」へといざなったのだと言う。


光の戦士が降り立った第一世界……

そこは「闇」が完全に祓われてしまった結果、終わらぬ昼、無限の光に覆われ、「罪喰い」が闊歩し、新たな災厄の根源となる土地だった。

そして光の戦士は、世界に夜の闇を取り戻す戦いに挑む為、闇の戦士となる。


特徴編集

今まで断片的にしか語られていなかったハイデリンゾディアーク、原初世界/鏡像世界にまつわる真実、そしてアシエンの正体と真の目的など、世界の根幹にまつわる重大な謎が多く明かされた。

そのシナリオの密度の濃さや、敵味方問わずより魅力的に描かれたキャラクター達、そして最高潮の盛り上がりを見せたクライマックスなどから、14史上最高のシナリオとの呼び声も高い。


その熱狂ぶりは外にも伝搬しており、漆黒発売以降新規ユーザーが爆発的に増加し、登録ユーザー数が2000万人を突破。更に最大アクティブユーザー数が約125万人と14運営史上最高記録をマークした

これはオンラインゲーム全体で見ても異例と言える伸び率であり、それだけ本作が多くのユーザーに評価された証でもある。


新要素として「フェイス」システムが実装。

従来であれば他のプレイヤーとパーティを組まなければ攻略できなかったインスタンスダンジョンを、暁の血盟のメンバーをはじめとしたNPC達と共に攻略できる

NPCの火力や行動パターンの関係上、プレイヤー同士で攻略するよりも時間はかかってしまうが、選んだNPCによってメッセージが変化したりと、ストーリーへの没入感をより高めてくれる。

ただし適用されるのはあくまで漆黒以降に実装されたインスタンスダンジョンだけであり、それ以前のダンジョンや後述の討滅戦では従来通りパーティを組んで攻略する必要がある。

(その後のパッチで紅蓮編までのダンジョンも順次このシステムに対応していき、2023年5月のアップデートで紅蓮編のダンジョンが対応した事により、既存のメインクエスト関連のインスタンスダンジョンは全てNPCとの攻略ができるようになった。)


メインクエストクリア後は、新たなサブクエストとして

が解放。


「希望の園エデン」はFF8の最強召喚獣「エデン」、「ウェルリト戦役」にはFF7で大きな存在感を放ったボス「ウェポンシリーズ」が登場。

そして「YoRHa:DarkApocalypse」はNieR:Automataとのコラボであり、ゲストクリエイターにNieRシリーズのスタッフを招いた豪華コンテンツであり、発表当時大きな話題となった。

更に「紅蓮のリベレーター」における「禁断の地エウレカ」同様、専用のフィールドや独自のシステムを用いた武器製作コンテンツ「セイブ・ザ・クイーン」も登場。こちらは紅蓮のアライアンスレイド「リターン・トゥ・イヴァリース」の続編となっており、シナリオを引き続き松野泰己が担当している。

いずれのサブクエストもメインクエストに負けず劣らず気合の入ったストーリー・演出となっており、必見。

「YoRHa:DarkApocalypse」はストーリーもさることながら、ドロップで手に入る防具「ヨルハシリーズ」が見た目的に大人気であり、未だに使用ジョブの全部位分を揃えるために延々と周回を繰り返しているプレイヤーが大勢いる。


今作では蛮神ではなく大罪喰いと呼ばれるボスが登場。

討滅ボスとしてはティターニアイノセンスが登場する。

そしてパッチ5.0と5.3のストーリーをそれぞれ締めくくる2体の強大な大ボスが待ち受けている(どちらも漆黒の特大級のネタバレであるため、リンク先の閲覧は要注意)。


新たな蛮族(獣人族)として、いたずら好きの妖精「ピクシー族」、人と取引して対価を得ることを至上の喜びとする「ン・モゥ族」が登場。

原初世界にいた蛮族の中には第一世界でも繁栄している種族がいるが、扱いが異なっているものもある。原初世界では蛮族扱いだったアマルジャ族は第一世界では「ズン族」と呼ばれており、他のヒト族と共に都市で共同生活している他、原初世界でのコボルド族=第一世界の「モルド族」はヒトの主要な都市には居住していないものの各地の集落レベルでは他のヒト族と共に暮らしている。逆に原初世界では都市国家にも居住するヒト族であるララフェルは「ドワーフ族」と呼ばれており、ヒトとの交流が無い訳ではないが独自の集落でのみ暮らし、蛮族クエストもある等、第一世界では蛮族として扱われている。


【追加ジョブ】編集


【追加種族】編集


【追加NPC】編集


【追加蛮神編集


関連タグ編集

FF14 ファイナルファンタジー14:新生エオルゼア

蒼天のイシュガルド 紅蓮のリベレーター 暁月のフィナーレ FF14拡張ディスク一覧









──I am shadow, I am the light

(──私は闇であり、光である)

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