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スクウェア

すくうぇあ

正方形のこと。またはかつて存在したゲーム制作会社。現在のスクウェア・エニックスの前身。
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現在のスクウェア・エニックスの前身。「ファイナルファンタジー」や「聖剣伝説」といったRPGジャンルにおいてエニックスとともに一時代を築きあげた。
2003年にエニックスと合併。

任天堂とスクウェアの関係

かつてはPCゲームを主に製作していたが、ファミリーコンピュータディスクシステムで家庭用ゲーム機に参入し、ファイナルファンタジーのヒットかつシリーズ化等を経てスーパーマリオRPGでは任天堂と共同開発するなど親密であったが、同時にこれをきっかけに互いにギクシャクしだし、果てにスクウェアのプラットホームをソニーのプレイステーションに移して以降、任天堂と関係が一気に悪化した。
ちなみに悪化した理由はただ移行したからと言う事ではなく、山内溥任天堂社長(当時)は「サードパーティはハードを選ぶ自由があるから仕方ない」とスクウェアとの間での話で了承はしていた。
ここまでは穏便に済む話で良かったのである、ここまでは。

ところが裏では当時のスクウェアが当時のエニックスをPS陣営に誘う際(注1)に任天堂に対して後ろ足で泥をブッかけるような事を吹聴したという情報が任天堂の耳に入った事で山内社長は激怒。これが任天堂とスクウェアの関係が長く断絶した最大の理由であったとされる。後に合併するエニックスはPSにドラクエ7をリリースする際にきちんとした理由(発売時期等にも気を使ったとされる)と今後も任天堂のゲーム機にはソフトはリリースする事を表明していた為、特に任天堂との関係はこじれるような事はなくその後ドラゴンクエストモンスターズを発表しゲームボーイのリバイバルブームに乗れていた。

一方この時のスクウェアは牽引力のあるファイナルファンタジーシリーズを武器に怖いもの知らずだったのだろう。

スクウェア「ニンテンドウ64より、ずっとすごい!!

まるで自社のバハムートラグーン某キャラの様な有様である。
・・・・この時のスクウェアはこの先自社に待ち受けている危機と、失言のしっぺ返しが後々自社に響くのがあるとは思わなかったであろう。バハムートラグーンがまるでスクウェアの行く先を予言めいていたかのように。
ちなみに当時の任天堂のスクウェアへの拒絶っぷりは社長や広報室長、果てはニンテンドウ・オブ・アメリカ(NOA)のトップ(当時)からも世界レベルで拒絶されていたほどである。

プレイステーションに活躍の場を移して以降は鳴り物入りのCD-ROMを活用したFF7を筆頭に破竹の勢いでブイブイ言わせ、世間にはハード普及の成功はスクウェアが鍵を握っているというジンクスまで飛び出すほど華やかな次世代機での道を順風満帆に歩んでいた……と、世間の目には映っていた。

しかし、裏では暗雲が漂っておりFF10の頃には開発に纏わる研究開発費等がかさみ、経営悪化が徐々にスクウェアを蝕んでいっていたのである。

そして、スクウェアに致命的な出来事が襲いかかる。


映画事業の失敗による経営の危機

かつてヒット作もなかった頃のスクウェアの窮地から救った「ファイナルファンタジー」 が今度はスクウェアを窮地に陥れた。
それが「映画版ファイナルファンタジー」の興行収益の赤字による経営難である。
と、いうのも先行でアメリカで上映されたのはいいが、内容がかなりの不評であった事まで日本国内にもネットによって先行で伝わってしまい、上映前の段階でマイナスイメージがついた上に、いざ上映されると前評判を挽回するどころかさらに拍車がかかってしまい、興行収益が振るわなかった(当時日本語吹き替えがなく字幕のみで、せっかくの凝った画像に観客が集中できなかった点も不評の一因であった)。
冗談抜きに(1位ではないものの)ギネスブックに採り上げられるほどの大損害で、それが当時のスクウェアの経営に大打撃を与えてしまったのである。
その不評ぶりは、当時の地上波の指折り数えるロードショー番組ですら扱わなかった事からも伺える(実際は日本テレビが協賛していたのだが同時期に公開されたジブリのアレの方をプッシュしてしまっていた)。
さらにファイナルファンタジーシリーズ一本化の方向転換で一部スタッフが去っていった事(モノリスソフトやブラウニーブラウンのスタッフがそれ)や新規作品があまり育たなかった事例も重なっていた。
他にも関連会社のデジキューブの取り扱う商品に任天堂の製品が扱いたくても扱えなかった、コンビニを中心とした流通システムだったが後年は商売としてはあまり上手くいかなくなっていきデジキューブ倒産の憂き目に遭う。

この一件でかつてのパートナーである任天堂に関係修復を求めたものの、任天堂はビュウとは違い優しくも甘くも全くなかった。むしろ拒絶選択オンリーの状態である。

任天堂: ニア「そう、かんけいないね
「自分が目の黒いうちはウチの敷居は跨がせん」(注2)
このままながめているのもいいか
興味ないね



この頃はポケモンの大ヒットと社会現象による過去の遺物と思われかけていたゲームボーイのリバイバルで携帯ゲーム機の活気の中心にあり、強みとなった任天堂のゲームボーイカラーへのソフトリリースをしたくてもやはり叶わず、バンダイのワンダースワンでの過去作移植リリースにとどまった。

ちなみに経営難に関してはSCEからの援助を受けて立ち直っているが、任天堂との関係修復に関しては模索していたとみられる。先述の山内氏の「サードパーティはハードを選ぶ自由」をスクウェア自ら選択の自由の一つを蔑ろにした果てがこの有様だったのである。

そして和解へ

しかし、山内溥社長の引退・彼のその後の任天堂の経営にノータッチの姿勢の意思とエニックスによる合併を経てようやく任天堂とスクウェアの和解への道が開かれた。(注3)
いわば、エニックスが仲裁に入って和解にこぎつけた事となる。
また、スクウェア・エニックスの和田社長(当時)はスクウェア・エニックス発足時に自ら役員を引き連れて京都に出向き、過去のスクウェアの失言と態度の件を山内氏に丁重に詫びたとのことである。(注4)
これを機にゲームボーイアドバンスでファイナルファンタジータクティクスアドバンスで本格的に任天堂のゲーム機に復帰する事となる。

これらの一件は日本のビデオゲーム業界史上、有名なファーストとサードパーティとの間に起きた確執劇として知られるようになった。

その後の顛末はスクウェア・エニックスを参照。



注1 実はエニックスだけではなく、複数のサードパーティーに吹聴していた事が後に明らかになっている。実際どういった形で任天堂に泥をかける発言が伝わったのかは不明だが、少なくともサードパーティー関係者経由でしかも複数という事は・・・伝わらないワケがない。
この当時のスクウェアは他社からのヘッドハンティングが非常に多く、しかも他社で開発中のスタッフまで引き抜いていたくらいである。

注2 任天堂前社長・山内溥氏が実際に発言したらしい。スクウェアの営業は本当に門前払いを食らっていた時期が続いていたという。
先述のスクウェア子会社のデジキューブは経営難に陥った頃に株主総会で「任天堂に土下座してても売上の良い任天堂ソフトを扱わせてもらうべきだ」という趣旨の突き上げを食らった際、「土下座したくらいで扱わせてもらえるならいくらでもやってますよ!」という趣旨の内容を答えていたことから山内氏がどれだけ怒っていたかは想像に難くない。この発言の時点では裏で交渉はあったようだが、やはり門前払いされていた様子。
ここまでファーストから拒絶されたサードパーティーは日本でも旧スクウェアぐらいと思われる。
また、スクウェアが救済を求めた際は一応は任天堂との話し合いに漕ぎ着けたが、任天堂側が提示した条件をその時はのむ事ができず結局は破談に終わっている。


注3 実はエニックスとの合併前に任天堂とスクウェアの間にペーパーカンパニーを挟んだ関係修復の計画(これは当時、山内氏のポケットマネーから出資されていたゲーム開発の出資制度「ファンドキュー」の認可目的だったとされる)があったらしいが、エニックスとの合併によってその意味が無くなりその計画が白紙に戻ったとされる。その名残はファイナルファンタジークリスタルクロニクルの発売元が任天堂であった事にのみ残っている。

注4 失言や態度に関してはスクウェア側も経営が危ぶまれた時には既に後悔しており(当初は、まだまだ任天堂には強みのあった携帯ゲーム機に参入したくてもできなかった事もある)、合併前は時既に遅し・覆水盆に返らず状態であった事をスクウェア時代の社長が発言している。先述の和田氏と幹部が京都に直接出向くほどこの一件は深い溝で隔たれたものだったと言える。

確執の時から20年以上過ぎ、いよいよ本当の競演の日へ・・・

2015年11月、スマブラ3DS/WiiUクラウドFF7からの参戦の情報を経て、ついに任天堂の顔であるマリオと対面する日が同年12月に来た。
ちなみに2006年に放送された「HIDECHAN!'s Cafe」というラジオでの小島秀夫との対談で野村哲也は「(スマブラに)オファーが来れば喜んで差し出す。」と言っていた。
スーパーマリオRPGやマリオバスケでスクウェアとタッグを組んだり、「マリオバスケ 3on3」などでサボテンダーなどファイナルファンタジーシリーズのキャラは出ていたものの、意外な事に任天堂の作品にファイナルファンタジーシリーズの主人公が直接出演するのは実は初めての事である。

クラウド「こんな日が来るとは思わなかったな。」

ネコピーチ興味ないね(※)」

クラウド「Σ(゚д゚lll)えっ?」

ニャニャニャ!ネコマリオタイムでのDLCファイターのクラウドの紹介回で実際にネコピーチが発言したあくまでもネタ発言である。いくら現在和解しているとはいえ任天堂キャラクターにそれを言わせるとは・・・。

泥を塗る発言をした人物についての流言飛語について

これに関しては、当時在籍していたFFシリーズのプロデューサーであった坂口博信氏がやらかしたと噂された事もあるが、そもそも彼が発言したという確証はどこにもない。おそらく当時のスクウェアにおけるプロデューサーとしての発言力が強かった事からくるネット上での推測による噂にすぎないと思われる。過去には「ドラクエを“けちょんけちょん”にする」という思わせぶりな発言も伝えられたが、これは初代『FF』開発時、スクウェア社内での発言で、件の騒動とは全く時期が合わない。
後に当時のスクウェア社長が「我々は後ろ足で泥を掛ける真似をしてしまった」と発言しており、スクウェア側の失言である事だけは確かであるが、個人名は挙げておらず、誰が問題となる発言をしたのかは依然として不明である。
なお、この限りなく断絶の真相に近いとされる理由を明かしたのはスクウェア側のみで任天堂側は両社間のだけの問題としているのか一切言及せずに現在に至る。
そもそも企業倫理にまつわるモラルなき失言である為、任天堂が激怒するのは無理もないのだが。このような経緯もあってか注訳1のペーパーカンパニー計画は当時のプラットフォームであり、再建の援助をしてくれたSCEまでも敵に回す事を回避する為の苦肉の策だったとの見方もされている。

関連タグ

スクエニ スクウェアソフト(正式名称はこちら) 
任天堂
FF7 - 任天堂との確執を引き起こした要因のイメージがいまだに強く残ってしまっている作品。実際の確執の原因は先に述べている通り。
ヨヨ - よりにもよって当時のスクウェアはこのポジションだったといえる。細部は異なるがかなり似たところがあった。

興味ないね - まさに当時のスクウェアに対する任天堂の反応だったと言える。
エスーシャ(新次元ゲイムネプテューヌVⅡ) - 劇場版FF製作のエピードを皮肉って作られたパロディキャラ。流石に任天堂との関係悪化までは設定に採用されていない。

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