ナナシノゲエム
ななしのげえむ
二画面でプレイする携帯ゲーム『TS』に配信されてくる『呪いのゲーム』をとりまく恐怖を描いた作品。
主人公はクリアしないと7日後に死ぬというゲームを自らのTSに配信されてしまい、呪いを解く方法を探すために奔走することとなる。
物語は主人公を操作し様々な場所を探索する形式で進むが、要所要所で呪いのゲームからのアクセスがTSに届き、そのゲームをプレイする形でも謎解きが行われる。
3DパートではDSを縦にしてプレイし、呪いのゲームをプレイする時(2Dパート)は横に戻すという独特な操作感で、また縦にする時はタッチペンと十字キーを使って移動や視点移動などを行う。
独特すぎて操作性は当然よろしくないが、ホラーゲームである本作ではそれがプレイヤーの恐怖を助長するのに一役買っており、主人公の足が遅いのも相まってチェイスシーンでは焦燥感を煽ってくる。
続編に『ナナシノゲエム目』が存在する。
主人公
携帯ゲーム機に呪いのゲームを配信されてしまった大学生。
性別および名前を選択でき、性別によって一部キャラの台詞が微妙に変化する。
ゲームを受け取ってしまったことと、同じく呪いのゲームをプレイした先輩への訪問をきっかけに恐怖の出来事に巻き込まれ、大学教授『大山』と共に真相解明に赴く。
尾高文人(おだか ふみひと)
主人公の先輩。
主人公と同じく呪いのゲームを受け取り、大学に姿を見せなくなった。
本編では主人公が彼の住む高級マンションを訪ねることが物語の始まりとなる。
長沢理子(ながさわ りこ)
主人公の友人。尾高と交際している。
大学に行かなくなった尾高と喧嘩をしてしまったらしく、彼を訪ねる役目を主人公に託す。
主人公が尾高の自宅を訪問した翌日、真夜中の電車内にて自分を呼ぶ、尾高のものと思われる声を聞くが…。
大山法基(おおやま ほうき)
主人公の通う大学の教授。
過去に呪いのゲームによって起こった変死事件に興味を持っており、呪いを受けた主人公に協力する。
本編では主人公のTSに自らの知識をメールで送り、呪いに関する情報を提供してくれる存在。
あさひ
呪いによる恐怖体験に苛まれる主人公の前にたびたび現れる、謎の少女。
最初は呪いのゲーム内のキャラクターとして姿を見せていたが、徐々に現実世界にも干渉し影響を及ぼしていく。
呪いのゲームを『制作』したというゲーム会社社員の家族に同名の少女がおり、現在では行方不明になっているらしいが…。
ルグレ
現実世界の要所要所で出現する存在。
特定のエリアを巡回し、主人公を見つけると接近して来る。
触れると即ゲームオーバーとなってしまう為、遭遇時はその場から退散する必要があるが、主人公の足の速さはかなり遅く設定されているので、まごついていると「死」へ直行することとなる。
由来はフランス語で「後悔」を意味する言葉から。
・呪いのゲーム
ドラゴンクエストを思わせるFC風RPGの雰囲気(ちなみに製作社は同じ)だが、ストーリーが進むにつれ画面にバグやノイズが走ったり、ゲーム内の出来事が現実世界に反映される等の怪現象が巻き起こるようになる。
巷では単なる都市伝説として扱われていたが、このゲームの出自には血塗られた過去がある。
・TS(ツインスクリーン)
ニンテンドーDSによく似た、大人気の携帯ゲーム機。ただゲームを遊ぶだけではなく、メールを送受信したりダウンロードしたゲームを相手に配信したりできる。メニュー画面や画面上部の色もDSの「好きな色」と同じだが、理子のTSの好きな色はオレンジで固定されている。また、アドバンスのボタンは中断になっている。
2008年の7月〜11月には、富士急ハイランドのお化け屋敷「戦慄迷宮4.0」とのコラボで「戦慄迷宮4.0 ナナシ ノ シタイ」が開催された。
アトラクション内で入手できるある言葉が書かれたアイテムを持ち帰りゲーム内の特定の場面で入力すると、隠しモードが遊べた。
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