概要
スクウェア(現:スクウェア・エニックス)が発売したプレイステーション参入タイトルの一つ。開発はドリームファクトリー。キャラクターデザインは鳥山明が担当。
あらすじ
舞台は、様々な異星人との交流が日常化した未来の世界。
西暦2048年。惑星トバルにて200日に一度開催される闘技会“トバルナンバーワン”が、その日も開催される。多額の優勝賞金を目当てに、腕に覚えのある宇宙中の格闘家たちが様々な思惑を巡らせ出場する。
登場人物
CV:緑川光
地球人の青年。17歳。身長175cm、体重70Kg。
幼いころに惑星トバルに移住した。現在は学校に通う傍ら炭鉱で働いている。
活発な性格で、口調は何故か江戸っ子風。
惑星トバルの衛星であるキッタイク星出身の少女。18歳。身長167cm、体重50kg。
かつて父がエポンの病気を治療するため不正な手段で大会を優勝したことがあり、その父の汚名をそそぐべく大会の優勝を狙う。
強気だが、何処か影のあるクールな性格。
キエンタック星出身の、2人の子供と1個の卵の父親。19歳。身長198cm、体重110kg。
その風貌から「ニワトリさん」と呼ばれている。
心優しい性格だが、イタズラ好きの子供たちに手を焼いている模様。
エポンの父には一族の誇りを汚された因縁がある。
ロボット。製造年数20年。身長180cm(攻略本では203cm)、体重150kg。
炭鉱で働くロボットとして生まれたが、フェイの弟子となり、格闘術を身につけた。
一人称は「拙者」、語尾に「ゴザル」を付ける変わった口調を用いる。
CV:八奈見乗児
地球出身の老格闘家。年齢不詳。身長161cm、体重50kg。
第66回大会でウダン皇帝に勝利し、史上2人目のナンバーワンになった過去を持つ。
とぼけた性格だが技のキレは本物であり、中国拳法をおもわせる素早い技を繰り出す。
ロシア系フランス人の女子プロレスラー。32歳。身長189cm、体重140kg。
スーパープロレスのチャンピオンで荒々しいプロレス技を得意とする。
一方、実生活ではエレガントな婦人。
惑星トバルの衛星であるワコイバヤイ星出身の男性。年齢不詳。身長201cm、体重180kg。
恋愛を成就させるために大会に参加したが、なかなかうまくいかない様子。
筋骨隆々の肉体と長い尻尾を駆使したパワフルな攻撃が特徴。
CV:神谷明
イギリスの大富豪カッツ家の次男。年齢17歳。身長175cm、体重70kg。
頭脳明晰で格闘技の天才。甘いマスクも相まって彼を支持する女性も多い。
チュージとはライバルという位置付けでデザインされており、年齢・身長・体重が同じに設定されている。
CV:龍田直樹
惑星トバルから遠く離れたジャルング星の出身。身長210cm、体重60kg。
フェイの2度目の優勝を阻止するため、ウダン皇帝にスカウトされて参加した。
長い手足が特徴のファイター。
CV:佐藤正治
イルドアーボ星の出身。身長304cm、体重350kg。
ムーフーと同様にウダン皇帝にスカウトされて参加した。
参加選手中1番の巨体の持ち主で、その豪腕は凄まじい破壊力を持つ。
惑星トバルの支配者であり本大会の主催者。最強の格闘家でもある。身長152cm、体重45kg。
小柄な体格だが、軽やかな跳躍で相手を翻弄し鋭い攻撃を繰り出す。
余談
トバルNo.1の購入者の殆どは初回版に同梱されていたもう一つのディスク(SQUARE INFORMATION DISC)に収録されていた「FF7体験版」が目当てだったと言われている(ディスクそのものがFF7の体験版ではない)。その為当時はFF7体験版のオマケに格闘ゲームが付いてくるといった揶揄までされた程である。
発売日当日に「FF7体験版」だけ抜かれた中古トバルNo.1が売られていたという証言も存在する(都市伝説?)。
こういう事もあってか、2020年3月2日にFF7リメイクの体験版が配信された際にTwitterのトレンドに「トバルNo.1」が出現する珍事も起きた。