概要
1968年(昭和43年)5月2日生まれ。栃木県大田原市出身。
愛称は「グリーンリバーライト」、略して「グリリバ」(グリーン=緑、リバー=川、ライト=光)。
端正な美声の持ち主で、クールな二枚目的な役柄が多いが、けっこう仕事を選ばない事で知られ、あらゆるキャラを演じ切る。それこそ翼竜であったり、呂布を名乗るUMAといった人外も多い。
なお、大人向けの名義「氷河流」は彼の経歴を知る者からしたら全く隠す気が見られない。
1989年2月26日に本放送の『キテレツ大百科』第41話「コロ助若さまのいいなずけ」にて侍C役で出演し、アニメにデビューした(初クレジット)。
主演作のアニメには、坂本役の『坂本ですが?』、田仲俊彦役の『蒼き伝説シュート!』、ヒイロ・ユイ役の『新機動戦記ガンダムW』といいった作品がある。ゲームでは『新・世界樹の迷宮2』などで主演。
実は結構少ない三大特撮ヒーローに全て出演している声優でもある。
「緑川光といえば?」の質問に対し、どのキャラクターを答えるかで年がバレるベテラン声優の一人。活躍期間は長い。島﨑信長や古川慎のように緑川の影響で声優になった人間も複数いる。
人物
漫画家の柴田亜美とは個人的に交流があり、お互い新人の頃には電話で「俺は100作品の声優をするから、柴田さんは100冊単行本を出しなよ」と共に野望を語り合った仲である。
大のガンダム好きで、青二プロを選んだ理由は古谷徹などガンダムに出演していた人が多かったからである。ヒイロ・ユイ役に決まった際には「自分の(演じるキャラが乗る)ガンダムのプラモデル｣が発売される事を何よりも喜んだ」という事を当時担当していた雑誌のコラム記事に書いていた。
当然ながらヒイロの乗機である「ウイングガンダム」「ウイングガンダムゼロ」「ウイングガンダムゼロカスタム」を溺愛しており、『スーパーロボット大戦シリーズ』にそれらの機体が参戦するときは、最優先で改造するという。
関智一によるゴッドガンダムの優遇っぷりといい、平成ガンダムの主人公声優はやたら濃い人が多い…。
実家は薬屋だったが、道路拡張工事による立ち退きにあい、廃業となった。
久川綾とは1968年(昭和43年)遅生まれの同い年であり、青二塾では東京校の8期生で同期。共演した作品が複数ある。『キテレツ大百科』の1989年2月に本放送があったエピソードにて、固有名詞をもたない単発のキャラクターを演じてテレビアニメの声優デビューをしたのも共通している(久川は1989年2月12日が本放送の第39話「北斗星で北の国へUターン」にて女生徒B役で初出演)。
共演する事も多い子安武人と仲がいい。
亡くなった塩沢兼人や鈴置洋孝から持ち役の一部を引き継いでいる。
ゲームとの関わり
重度のゲーマー(事務所のプロフィール内サンプルボイスの中のフリートークで仕事と同等の生きがいにゲームを挙げており、ゲームが無いと死ぬとまで言っている)である。もっとも、体力的また精神的に無理をかけてのプレイができなくなったと47歳の時に「電撃PlayStation」のインタビューで述べている。
が、仕事的にも全盛期だった時代はファンはおろか、同業者にすら「緑川くんは仕事であんなに忙しいのにいつゲームをやっているの？」と七不思議レベルで語られるほどであった。
『ファイアーエムブレム』は1作目からプレイしており、「『スーパーロボット大戦』がまだ世に出なかった時代に、将棋のようなゲーム性にファンタジーを持ち込んだのが斬新だった」と語っている。その後、OVAでマルス役に起用される。
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』で再びマルス役に起用され、以後スマブラでもFE関連作でもマルスの声が緑川に固定されるようになる。ただし、開発者の桜井政博は緑川がかつてマルスを演じた声優だったことを知らないでキャスティングしたとのことで、再びマルス役を担当することになったのは偶然だったようである。
後発の2作品では『DX』の時の声を流用したため、緑川は収録に参加しなかったが、『X』の時には本人は続投することを知らされていなかったため、「削除されたと思って嘆いた」とされる。その後、『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』の開発に際して、新たにボイスを新録している。
他方FEシリーズの方ではあくまで初代作品の主人公に過ぎないため当初は出番が控えめだったが、歴代キャラが多数登場する『幻影異聞録♯FE』(OVAで演じた声優が変更されていくなか、マルス役の緑川とナバール役の子安武人は任天堂の女性スタッフの進言により変更されなかったという逸話がある)や『ヒーローズ』で登板。その後、本編新作でありながら過去作主人公が勢揃いする『エンゲージ』ではマルスとほぼ同一の存在であり主人公の相棒でもある紋章士マルスとして登場を果たした。
そのように廃人クラスのヘヴィゲーマーとしても名を馳せる緑川ではあるが、その最たるものが
『参戦作品に自身が出演している作品が無いのに、スパロボ作品のテストプレイを ノーギャラ で行い、スタッフロールにスペシャルサンクスとして名前が載った』
事かも知れない。
なお、自分の機体が参戦するときは、能力が強めになるようにディレクターに働きかけている、という噂がまことしやかに囁かれているが、これに関しては「一介の声優にそんな権限はない」として本人が否定している。
ただ、α外伝のテストプレイの際、ノルス・レイの戦闘シーンを見て「自分の機体もこれぐらい派手になれば」と感想を漏らしたところ、実際にゼロカスタムのアニメーションが描き直されたという逸話があり、上記の噂はこれに尾ひれがついたものと思われる。
また、『スーパーロボット大戦Z』では音響監督を担当していたりする。
主な出演作
アニメ・OVA
＊1：『大乱闘スマッシュブラザーズ』でもDXから声を担当。
イラスト未確認
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青輝龍＠魔神英雄伝ワタル-虎王伝説-
バルバザード＠魔神英雄伝ワタル-ぼくの虎王-
城島司＠ONE～輝く季節へ～(ムービック版ドラマCD)
ゲーム
＊2：悪魔城ドラキュラ蒼月の十字架、Harmony of Despair、Grimoire of Soulsでも声を担当。
イラスト未確認
| 乱由鷹＠Aランクサンダー誕生編 | 明智光秀＠戦神-いくさがみ- | 明智光秀＠決戦III |
| 池谷雅也＠真かまいたちの夜 | エリファス・ブランカ・アルビオーナ＠神曲奏界ポリフォニカ | ウ・ドゥ＠ゼノサーガ エピソードIII |
| 木戸帝生＠トゥルーフォーチュン | パリス＠TROY無双 | カール・シュタウト＠ライザのアトリエ |
BLゲーム
特撮
＊3：2018年秋放送アニメ版・『SSSS.GRIDMAN』でもグリッドマンを演じる。
その他
＊4：関連曲:リモコン/僕は初音ミクとキスをした/shiningray/カンタレラ/Blackjack
関連イラスト
