『聖闘士星矢 天界編 序奏~overture~』にて、同名のほぼ容姿も共通した人物が登場する。
設定は両作品で詳細が異なるものの、
基本的に
・「鷲星座の魔鈴」の実弟
・仮面を着用した天闘士
・逆立った赤茶色系の髪の毛
は共通している。
NDでの斗馬
「天界から落とされた片翼の天使」とされる、全身に傷のある天闘士。「片翼」と呼ばれる通り、背の左側には翼をむしり取ったような跡(痣?)がある。身に纏う天衣も破損だらけで、本来は背に2枚の翼を持つが、左の翼を欠いている。
もとは太陽神アポロンの4人の側近の1人であったが、乱暴が過ぎて、アポロンのもとを追放された。アポロンの妹である月の女神アルテミスがそれを哀れんで救ったものの、その行いが改まることはなく、アルテミスの侍女カリストの捕虜となっていた。
仮面をつけさせられ、カリストの意志ひとつで彼の頭部に強い苦痛を与えることが可能。
そのため「仮面を外して解放する」との餌により、ペガサス星矢の暗殺指令に乗り彼を殺しにくるが、魔鈴とキグナス氷河に阻まれ一旦撤退する。
しかしお互い仮面を付けていたため、魔鈴とはすぐにお互い探し求めている相手である姉弟同士と確信が持てずじまいであった。
その後星矢討伐の指令をほったらかして氷河を追撃して五老峰からオリンポスへと走りついでに紫龍をどついたり、挙げ句オリンポスで氷河にカリツォーで足止めされ去って行く紫龍に「風邪ひくなよ」とからかわれる羽目になる。
この紫龍や氷河との闘いを通じて、彼らに感化されたことから、カリストの命令に反して聖闘士たちに助力する立場となり、魔鈴やシャイナと力を合わせて、星矢を冥王ハーデスの呪いから解き放つために尽力する。
カリストから、命令に逆らったことで粛清されそうになるが、その寸前に星矢がアルテミス神殿に乗り込んでくる。物語はそのまま最終回を迎えたため、斗馬のその後は描かれることはなかった。
斗馬の目的は最初から、生き別れになった姉を捜すことのみであった。映画のイカロス斗馬のように、魔鈴の実弟だったかは不明である。