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鷲星座の魔鈴

いーぐるのまりん

『聖闘士星矢』関連作品に登場するキャラクター。鷲星座(イーグル)の白銀聖闘士。
目次 [非表示]

「フッ。ケツが青いからさ。」


プロフィール編集

年齢16歳
身長167cm
体重51kg
誕生日3月18日
血液型A型
出身地日本
修行地ギリシャ聖域
CV山本百合子(TV版、天界編)、井上富美子(OVA版『冥王ハーデス冥界編』以降)、喜多村英梨セインティア翔)、井上麻里奈聖闘士星矢ライジングコスモ

概要編集

聖闘士星矢に登場するキャラクター。

鷲星座 魔鈴七夕彦星アルタイル


鷲星座(イーグル)の白銀聖闘士であり、女聖闘士であるため常に仮面をつけている。16歳。

かなり幼いうちに白銀聖闘士となっていた模様。

6年間に及ぶ指導で星矢をペガサスの聖闘士に育て上げた(修行開始時点で魔鈴が10歳、星矢7歳ということになる)。


修行中、「死ぬぅ~」と助けを求める幼い星矢に「死ねば」と言い放つ(このシーンの当時、星矢8歳魔鈴11歳)など、指導方針はスパルタながら一方で座学もきちんと教えており結構しっかりした指導者である。

あまり感情を表に出すタイプではなく、何を考えているかわからない「ミステリアス」という言葉を体現したような女性である。

ただ、「お前が死のうが構わないが、この六年間指導してやったのが無駄になるのは癪」という理由で、試験前の特訓をしてやったり、シャイナが星矢暗殺に来るのを見越して早めに逃がそうとしてやったりと、何のかんの言いながら手助けしたがるあたり、なかなかのツンデレである。修行を始めて一年間も訓練中星矢をビービー泣かせたままでいることからも甘さがうかがえる。


星矢が本当に命の危機にあるときは自分の命を危機にさらしても救っており、サガの陰謀に早くから気づくなど心根は聡明でかつ弟子想いな一面も見せる。

敵に対しては非常に容赦なく、同僚の白銀聖闘士でも敵対すればしっかりと片付け、斗馬(仮面のためこの時点ではお互い姉弟と解っていない)が星矢を殺そうとしたときは「生きては返さない」と激しい言葉を向けた。


同じ女聖闘士のシャイナとはライバルのような関係にあるが、やがて共闘していくこととなる。

シャイナがその仮面の下の素顔を晒す場面が多かったのに対し、魔鈴の素顔は最後まで公開されることは無かった。

荒木伸吾先生が描いた魔鈴の素顔が画集に残されている。

ただ、バンダイの玩具聖闘士聖衣大系では魔鈴の素顔は後述の星華となっていた。(リュムナデスのカーサバージョンであって厳密には星華ではない)

因みに放送当時、同玩具シリーズで唯一商品化された白銀聖闘士でもある。


第一話冒頭の初登場シーンですでに聖衣を着用しており、主人公のペガサスの聖衣を差し置いて、本編で登場した最初の聖衣であったりする(この時点で彼女の衣装が聖衣と設定されていたのかは不明だが)。


星矢の姉と魔鈴の弟編集

魔鈴は幼い頃に生き別れた弟を探しており、これを知った星矢は魔鈴が生き別れの姉・星華なのではないかと思い始める。

実際、単行本13巻で公表されたキャラクターのプロフィールでは、魔鈴と星華は年齢・身長・体重・誕生日全てが同じという、どう見ても同一人物という状態であった。

やがて物語のラストで魔鈴が記憶喪失の星華を見つけ出すことになり、ようやく二人は別人だと判明するのだが、TVアニメでは明かされなかった事実であるため、星矢の姉は魔鈴だと勘違いしている人も多いようである。

星矢がギリシアに送られた日に星華が行方不明になったという沙織のセリフが原作一巻にあるため魔鈴が星矢の姉とするのは時間的に無理な話である。

原作者によると、読者に見抜かれないよう魔鈴を姉にするかは決めずにストーリーをすすめていったとのこと。

結局、魔鈴が探している弟は見つからないまま連載が終了し、続編において登場することとなる。


必殺技編集

  • イーグルトゥフラッシュ

空中高く飛び上がり、猛禽類の爪のごとき蹴りを見舞う。


  • 流星拳

ペガサス流星拳と同様に高速の拳打を連続で放つ。


  • 空拳

アニメ版の魔鈴編集

聖衣の腰(というかパンツ)のパーツが無くなるなど、原作とは聖衣の形状が少し異なっている。

アニメの魔鈴は、原作とはうってかわって、教え子の星矢を暖かく見守り何かと支援するキャラクターとして描かれていた。

また、アニメではアイオリアが魔鈴を気遣う場面がたびたび登場したことから、この二人のイラストが描かれることもあるようだ。アニメ公式書籍(聖闘士星矢アニメスペシャル1)で「魔鈴を愛しているらしい」という記述がある。


ゲーム版編集

PS3ゲーム「聖闘士星矢戦記」および「ブレイブ・ソルジャーズ」では、「十二宮編」のスターヒル・ステージで“双子座の幻影”と戦うオリジナル・エピソードが追加されている。


派生作品での魔鈴編集

天界編編集

原作の後日談を描いた映画聖闘士星矢 天界編 序奏~overture~』(通称天界編)で、魔鈴は生き別れの弟・イカロス斗馬と再会するが、仮面の下の素顔は明らかにならないまま斗馬は戦いで死亡する。斗馬との別離の原因は幼少時災害に巻き込まれた事であった。以後続編が制作されなかったため不明。


セインティア翔編集

銀河戦争の合間にアフロディーテとの戦闘で傷つき入院していた翔子シャオリンの元に現れ、聖アカデミーの壊滅を伝達する。聖闘少女とは面識はそれまでなかったようだが存在と居場所は把握しており、を使役している。

孔雀座のマユラとはある程度交流があったようで彼女を「姐さん」と呼んでおり、彼女の頼みもあり翔子・シャオリン・美衣の3人に特訓を課す事になる。


ND編集

原作者本人による原作の続編漫画聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』(通称ND)で、魔鈴は生き別れの弟・斗馬と再会する。

天界編とNDでは斗馬の設定が異なるため、二人が再会する状況も違ったものとなっており、今の所双方はお互いを姉弟と気づかず敵のままである。


Ω編集

メインキャラクターのユナが鷲座の聖衣をもっているが、聖衣は青銅聖衣となっており星座の読みも「アクィラ」となっているが2人に師弟や血縁の設定は無い。また魔鈴の現況も全く不明であり、カミュムウでさえあった名前の言及や一枚絵イメージカットすら無かった。

但し、2期のブルーレイ付録の若林豪プロデューサーのインタビューによると、スタッフ的にはユナと光牙の関係で「星矢と魔鈴の関係から続くペガサスと鷲座の縁」的な設定を盛り込みたかった構想があったとのことで、メインスタッフ内で魔鈴の出番について一応は検討されていたことが明かされている。但し断念した理由については現在に至るまで公式発言が一切無いため不明であり、1期の色彩設定担当辻田邦夫も1期当時twitterで質問された際に設定が降りてきていないことをほのめかす発言をしており、制作スタッフのごく上層部で彼女を出すことを断念する決定が早い段階でなされていた可能性がある。


リメイク版編集

原作をリメイクした3D CGアニメ『聖闘士星矢 Knight of the Zodiac』では、原作における女聖闘士の仮面の掟が存在していない関係でシャイナ達が終始素顔になっている中、唯一原作通り仮面を付けている。


この仮面は人馬宮においてアイオロスの残留思念から地上の一匹のネズミも逃さない鷲のように、聖域を覆う闇を見通すのだと諭され、その際に出現したもの。仮面に触れた魔鈴の脳内には未来の出来事が走馬灯のように映し出された。一度は自身がそのような大役を果たせるのか不安に思ったもののアイオリアが選んだ聖闘士ならばとアイオロスに再度鼓舞され、仮面を付けた彼女は過去を捨てたのだった。


原作では聖闘士の修行によって生き別れた星矢と星華だが、本作では星矢と星華が生き別れた時期と星矢が聖闘士の修行を始めた時期が異なっている。つまり、魔鈴の正体が星華であっても違和感がないように設定が変更されたと言える。


十二宮編では原作同様スターヒルに向かうが、この時ケフェウス星座のダイダロスから言付けを受けたジュネや、星矢たちに感化されたムウアルデバランそしてついでについてきた貴鬼も同行している。


スターヒルへの道で己の暗黒面を映し出す防衛機能を前にした時にも、星矢の名を呼び続ける星華の姿が映しだされており、星華=魔鈴の設定が本作においてはほぼ確定的になったといえる。


関連イラスト編集

鷲星座の魔鈴3.18


関連タグ編集

聖闘士星矢 天界編 ネクストディメンション 白銀聖闘士 白銀聖衣

天馬星座の星矢星矢

蛇遣い星座のシャイナシャイナ

獅子座のアイオリアアイオリア

イカロス斗馬斗馬

わしぐみ

鷲星座の魔鈴(魔鈴

鷲座のユナユナ

(pixivでは星座を抜いた名前のみのタグが使われることが多いようだ。)


ワシピンク宇宙戦隊キュウレンジャー

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