蛇遣い星座のシャイナ
おぴゅくすのしゃいな
蛇遣い星座(オピュクス)の白銀聖闘士であり、ペガサスの聖衣を手に入れるべく星矢と戦った聖闘士候補生・カシオスの師。16歳。
女聖闘士であるため仮面を常につけているが、仮面の下の素顔を見られてしまったことから星矢を事あるごとに付けねらうようになる。
仮面の模様は強面だが、素顔は美少女である。
素顔を見られた女聖闘士は相手を殺すのか愛するしかないという掟があるため、星矢を殺そうとするものの、シャイナは星矢を出会った当初から愛してしまっていた。
生存競争が大変激しい男社会の聖闘士業界に身を置いてきたせいなのか、気が非常に強く口調も大変きつく、同じ白銀女聖闘士である魔鈴をライバル視しているふしがあるが、二人は星矢を通じてやがて共闘していくようになる。魔鈴の出身国が故か登場当初は日本人に対して差別意識があり、カシオスが負けることよりも日本人の星矢が聖衣を持っていくことを嫌がっていた。
尚、シャイナの仮面はことあるごとに割れてしまい、星矢以外にもアイオリア、青銅二軍、貴鬼、ポセイドン、カノン、タナトス、女性も含めるなら魔鈴や星華、テティスと、多くの人に素顔を見られてしまっている。
顔見せしない魔鈴とは仮面の硬度が違うのではと思えるほどであり、シャイナの仮面割りは、紫龍の脱ぎ芸のようなお約束ともいえる。
派生作品の展開などからしても、のちに女聖闘士の中で最もキャリアが長く実働している人物となっており、Ωでは(魔鈴の消息に言及がないことや、近い世代の後輩と思しき南十字星座の一摩らの死亡もあり)出戻りのイオニアを除いては最長のキャリアである。
故にこの作品時点では黄金聖闘士を超えるベテランとなっており二期の聖闘士召集の会合の際も仕切り役を務めている。
恋敵でもある城戸沙織とも上司部下として穏当な関係であるようで、彼女が長年隠遁していた際にも付き従っていた。
お局様とか言ってはいけない。
女聖闘士には素顔を見られた男を殺すのか愛するしかないという掟があるはずなのだが、シャイナが殺すのか愛するのか悩む素振りをみせていたのは星矢だけである、他の者に対しては様々な切迫している状況だったというのもあるが、素顔を見られても気にする素振りも全く見せていない。しかも聖闘士星矢Ωに至っては物語後半から、ユナと同じように仮面を外してしまっている。但し、パラスとの戦いが始まった後はアテナから授かったのか新しい仮面を付けている。
- サンダークロウ
【白銀聖闘士『蛇遣い星座のシャイナ』vs 女海闘士『人魚姫のテティス』】
※1980年代東映動画版テレビ漫画シリーズより抜粋
- ライトニングランペイジ
連続でサンダークロウを浴びせ、トドメに一撃を浴びせる技。
「アルティメットコスモ」で使用。
聖衣の腰(というかパンツ)のパーツが無くなるなど、原作とは聖衣の形状が少し異なっている。
アニメ版のシャイナにはガイストという妹分が居たり、沙織に嫉妬する場面があるなどさまざまな脚色が行われていた。
原作では黒髪だったが、アニメでの髪色は黄緑色となっており、pixivのイラストもアニメカラーで塗られているものがほとんどである。
天界編
原作の後日談を描いた映画『聖闘士星矢 天界編 序奏~overture~』(通称『天界編』)でのシャイナは、アルテミスが治めることになった聖域を警備しており、星矢と対峙することになる。
ND
原作者本人による原作の続編漫画『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』(通称『ND』)でのシャイナは、ぬけがらとなって無力な星矢を守るために姿を現す。
NDのシャイナは原作の黒髪から一転して、何故か髪の色がアニメカラーの黄緑色になっている。
沙織と瞬が前聖戦の時代へタイムスリップした後、シャイナが一時的に何者かに人格を乗っ取られるシーンがある。同じ星座の黄金聖闘士が現れる直前の出来事だが、因果関係は現在のところ不明。
Ω
原作の十数年後を描くアニメ『聖闘士星矢Ω』(通称『Ω』)でのシャイナは、沙織を守りながら主人公・光牙を指導する師匠として登場する。
また、声優には初代の小山茉美が起用されている。本編から最低でも14年は経っている為に既に三十路に突入しているのは確実だが戦闘力や美貌は全く衰えておらず、厳しくも優しい師匠として描かれている。
リメイク版
原作をリメイクした3D CGアニメ『聖闘士星矢 Knight of the Zodiac』でのシャイナは、原作における女聖闘士の仮面の掟が存在しないため素顔の状態だが、何故か原作での仮面の模様をモチーフにしたメイクをしている。
エピソードGA
ネタバレ注意
なんとアルデバランの妻(?)になっており、火野吉乃の養母になっている。
口調と振舞いは落ち着いた女性らしいものになっていたが、吉乃いわく、綺麗だけど怒ると怖いとのことで実際教育はやや厳しめ。だが、聖衣をまとうとかつての口調に戻る。