「喜ぶ、分からない。泣いてみたい。怒ってみたい。」
「バランス…流石だ」
プロフィール
概要
ヘビツカイシルバーの変身者。銀色の髪と瞳、色白な肌に灰色の爪が特徴。
ナーガの種族は争いを避けるため「感情」を捨てており、男女共に同じ顔をしている特徴がある。
ナーガもその一人だが、感情に興味を持っていたところを後にテンビンゴールドに変身する機械生命体のバランスと出会い、彼の表現力豊かな感情に興味を抱き「怪盗BN団」として行動を共にするようになる。
バランスと一緒に(義賊とはいえ)怪盗コンビを結成したり、種族全体から危険視されたタブーである感情に手を出そうと考えるあたり、生来のアウトロー気質が窺える。
感情を学ぶ目的もあって、場の空気や周囲の状況は注意深く観察している方であり、故に何かを隠しているらしいショウ・ロンポーには時々ツッコミを入れている。
蛇の目になることで、人数や相手の力量を問わず他人の体のコントロールを奪う超能力の使い手。余程集中力を使うのか、発動中は自分も動きが止まってしまうのが弱点。
止めた隙にバランスが電線攻撃でまとめて蹴散らす等、二人のコンビネーションでその真価を発揮する。
感情を通じた成長
「感情」が欲しいとは言っているが、自分の目標を応援してくれたラッキーが敵に捕まった時や、バランスが誕生日を奪われた時は命懸けで奮起する等、無表情の下には仲間のピンチを見過ごせない篤実な「人情」が流れている。
特に序盤は感情表現の拙さが顕著で、普通は怒るところで大爆笑してしまったり驚くべきところで怒る……等、(使い方を間違っているとはいえ)最早顔芸並にリアクションのインパクトが強烈なことに加え、クールな見た目からは予想もつかないノリの良さも相まってキャラ立ちぶりが凄まじい(この時点で「個性の獲得」には成功していると言える。
そのため、正確には「感情が無い」と言うよりは感情を表現できるだけの情緒や経験が足りていないと言った方が近い。敵に襲われて驚いたり、予想外の事態には困惑したり、咄嗟の反応は出るタイプ。
物語が進むにつれちぐはぐな表現は減少し、徐々に自然な表情は作れるようになっていったが、肝心の当人が変化を自覚できていない節もあった。
また純粋かつ素直なので、感情の希薄さも相まって扇動・誘惑・洗脳といった精神攻撃への耐性が皆無で騙されやすいという点がある。この弱点が最初に発動したSpace.15では、幸いなのか奇行として視聴者やキュウレンジャーのメンバー達を呆れさせただけで済んでいる(なおシアターGロッソのイベントでは洗脳されてジャークマター側についてしまい、バランスを大いに苦しませた)。
加えて、ヘビツカイ座系宇宙人は感情を無くす事で平和を実現しているが、鳳ツルギによると本来は激しい感情を持つ種族で、ツルギが生まれるより遥か以前には常に争いが絶えない事で知られていたらしい(ナーガも一族の過去は承知の上で、「感情があっても平和は実現できる筈」とSpace.28の回想において発言している)。
これらの面は後に敵に目をつけられたことで顕現し、焦りを利用された事も相まってSpace.26~31では闇に与する事となる。
この一件と仲間達による奪還を経てキュウレンジャーに復帰してからは精神面・感情面において明確な成長を見せており、根の天然さや常識の疎さは変わらずながら、仲間達とコミュニケーションを取り、相手を慮る情の深さが一層現れるようになった他、対象を言葉で誘導し戦局を変えるという、これまでの彼では考えにくかった面も見せている。相手の機微を明確に理解できるようになったことで、元々の観察力の高さが長所に転じたとも言える。
無機質気味だった喋り方も徐々に流暢かつ抑揚と情感がついたものになっている他、表情も自然になり回を追うごとに繊細な感情が身についている。
各話ネタ
- Space.1
惑星ジガマの酒場でキュウレンジャーの手配書を眺めたのみ。
- Space.2
バランスと共にインダベー軍団から逃走して来た時にラッキーと出会い、『仲間』が何かということを知る。
その後惑星ジガマのダイカーン・ガメッツイのモライマーズに乗り込んだ際、ラッキーを利用しガメッツイのお宝を頂こうとしたバランスの計画に異を唱え、自分に『仲間』の概念を教えてくれたラッキーを庇った。
更にこの時初めて「怒り」の感情を出しており、バランスは初めて感情を出したナーガに驚いていた。
ガメッツイにラッキー共々処刑されかけるも心を動かされたバランスに救われ、直後にバランスが奪った宝石から現れたヘビツカイキュータマに選ばれ、ヘビツカイシルバーへの変身を果たす。
- Space.6
ショウ司令がペガさんとの(胡散臭い)武勇伝を語ったりシラを切ったりする度「絶対嘘だ…!」と顔芸を決めながらカメラ目線でツッコミを入れまくっていた。
司令発案のダンス特訓の前半ではスティンガー以外のメンバーとキュータマダンシング!のダンスを練習していたが、途中で突然振付と異なるキレッキレな動きを披露し隣で踊っていたハミィとスパーダを驚かせた。
ダンス特訓の後半ではラッキー・ガル・ハミィ(及び不参加のスティンガー)以外のメンバーが寝巻スタイルを披露したが、ナーガの場合はメンバー入り前の服を思わせるシルバーのパジャマと前髪に跡がつかないピンク色のヘアピンを付けていた。
- Space.7
「誕生日」の概念と意義も今まで知らなかった事が判明(バランスも「祝われていても怒られてる感じになりそう…」と、話題にあげること自体敬遠していた模様。お祝いのイメージでも「おめでとうバランス!!(怒)」とすごい顔で迫っていた)。
その後、囮作戦の概念を知らず作戦を妨害してしまったことでバランスの誕生日が奪われてしまい、「バランスの誕生日を祝いたい」という思いから、トゥーミーから誕生日を奪還するため奮起する。
撃破後無事執り行われたバランスの誕生日パーティーではなんとプレゼントボックスを頭から被り『プレゼントはオ・レ☆(※)』を敢行した(バランスも「お宝の方が良かったけど~」と言いつつまんざらでもなかった)。
※正式には「自分の笑顔」であり、必死に笑顔を作っていた。
- Space.8~9
バランス・チャンプと共にラシンバンキュータマの探索に出たが、落盤に巻き込まれるわインディ・ジョーンズみたく転がる岩に追われるわと散々な目に遭う。
キュータマをやっとの思いで手に入れた際には「…キュータマ、獲ったど…!」とガッツポーズしていた(テレビ局繋がり?)。
- Space.10
コントロールが利かなくなったオリオン号船内で気絶した状態で発見される。
他メンバーはナーガを襲った人物が船を乗っ取ったと推測したが、暫くして目覚めたナーガの口から「手鏡を持って笑顔の練習をしていたところ、丸椅子から足を滑らせて転落し頭を打った」ことが明かされ、結局気絶したのは単なる事故だと判明した(これに関しては丸椅子の上に変なポーズで立っていたナーガが悪い)。
↑の8p参照。良い子は真似しないでね。
- Space.14
冒頭のガルがキューレットで何度も大ハズレするシーンの1つで、当たった際にきちんと笑顔で喜んでおり、徐々にだが感情表現に成長が見られていることがわかる。
ユーテルジャンを接待する作戦で牢屋のロックを解除するスイッチを押す隙を作ろうとするが、魚の活きが良すぎたりハトキュータマでなぜかハトではなくゴムでできたハト人形が出てきたりと、司令がテキトーに思いついた作戦も空振り大苦戦。
紆余曲折あったものの最終的に作戦は成功し、その混乱に乗じてかっさらってきた玉手箱を開けて100歳年を取った(?)バランスを心からの笑顔で祝った(バランスが玉手箱を開ける際、バランス同様玉手箱を知らなかったナーガはラプターに腕を引かれる形で退避させられた)。
- Space.15
「こう見えて私、小さい頃は引っ込み思案だったの」というハミィに顔芸しながら「信じられない…!」とさりげなく驚く。
その後ホキュータマがあると思しき惑星ベラへの出撃メンバーに選ばれ、ラッキー・ハミィと共にベラの民が救世主様(実際はゴネーシの自作自演)に貢物をしている現場に遭遇。
するといつの間にか村人と同じ民族衣装に着替えて共にお祈りを捧げ始め、ゴネーシが「あの二人(ラッキーとハミィ)こそが海を汚した悪者だ」と言い放つと彼らと一緒に来たにもかかわらずそれを真に受ける等の奇行を連発(ラッキーからも「ナーガ!?何やってんだアイツ…」と呆れられた)。
誤解を解こうとホキュータマの話をするも逆に村人の不信感を誘発させてしまい、やむなく二人は生贄に選ばれた少女・マアサを連れて撤退する羽目に。
その後村もマアサも犠牲にしたくないと思ったのか自ら生贄になろうとするが、ハミィの激励を受けたマアサの告白に合わせてラプターとスパーダがインチキのカラクリをあぶり出した事で「よくも村人を騙したな!」と毅然と立ち向かった(いつの間にかジャケット姿に戻っていた)。
海中でヒカエオロー化したゴネーシがキュウレンオーを海中に誘いだそうとした時に「こっちの方が救世主ぽいッシー!」と今更な発言をした際は「今気がついてくれてありがとう!!(怒)」とノリノリで水上キックをお見舞いした。
事件解決後もまだ村人気分が抜けていなかったのか、キュウレンジャーに感謝を捧げる村人の側で「ありがとう、キュウレンジャー」とお礼を言い、スパーダに「君はこっち!」と連れ戻された。
- Space.17
冒頭でノリが合わずギクシャクしていたバランスとガルが、任務達成後意気投合していたのを若干寂しそうに見つめながら「楽しそうだ…」と呟き、ぎこちなくも笑顔を浮かべた。
読み取った場の空気に初めて自力で適切に対応した瞬間である。
- Space.18
ラシンバンキュータマを盗んだマーダッコをチームで追跡中に、ブラックホール内にあった次元の裂け目からジャークマターの圧政が無い平和な別次元宇宙の地球に不時着。
ラッキーと共に追跡を続行していると、マーダッコに騙された十文字撃/宇宙刑事ギャバンにマーダッコのストーカーと間違われ逮捕されかける。
自分と同じ銀色で、しかしはるかに目映いギャバンのメタリックぶりに戦慄しつつも、その義に篤い心根を見抜き、ラッキーとの戦闘の仲裁に入って顔面に両者の全力パンチを被弾し気絶。
捨身の甲斐あって誤解が解けたギャバンから、救世主とはまた違う平和の守護者『おまわりさん』の存在を教わる。
その後ギャバンの宇宙船・ドルギランを盗んで逃げようとするマーダッコを発見・追撃中にデカレッド/赤座伴番とも邂逅し、ダブルレッド&ダブルシルバーな宇宙ヒーローの夢のタッグが実現。
戦闘ではマーダッコが召喚したデスワームに向けてギャバンと共に必殺技を披露し、共に撃破した。
尚ラッキーと撃は最後まで言い争いが絶えなかったが、ナーガが良いコンビと評した通り、戦闘中の2人のコンビネーションは抜群であった。
- Space.19
リュウコツキュータマ探索に訪れた森の惑星キールで、キュータマを守る精霊エリスにバランス共々捕縛されてしまった。
すったもんだの末誤解が解けた話し合いの中、エリスに近づくも冷たくあしらわれいじけたバランスを慰めていた(ただし「ドンマイ」ではなく「さげぽよ」と言ってしまいむしろ追い打ちをかけてしまっている…)。
その後スコルピオ・オメーガと交戦した際、容赦なくオメーガに毒を撃ち込んで住民を皆殺しにするよう差し向けたスコルピオに対し「お前…心がない!俺でも分かる!」と怒りを露わにした。
ヒカエオロー化したオメーガを止めるためにキュウレンオーで出撃すると、タイヨウシシレッドの光を浴びてバイオリズムが上昇したのか、バランス共々あげぽよ化し空中キックをお見舞いした(その後流石に疲れたらしくぐったりしていた)。
- Space.20
スコルピオに残りのアルゴ船キュータマを奪われそうになるが、間一髪のところでスコルピオの動きを能力で封じる。
直後にスコルピオにやられてしまったものの、トモキュータマを守り切る見事なファインプレーを見せてくれた。
- Space.21
鳳ツルギがキュウレンジャーたちに質問攻めにされたとき、的外れな返答をしたことに対し、「どの質問にも応えてないぞ…」と冷静に突っ込んでいた。
そしてツルギが自身の過去を説明した際、大袈裟な語り口だったためか、「信じられなぁい!!(怒)」と久々に顔芸むき出しで感情を顕にしていた(直後、スティンガーに宥められている)。
- Space.25
キュウレンジャーのメンバー達の前に過去の記憶を基にした幻影が現れる中、ナーガの前には誰も現れなかった事で、改めて自分に感情が無い事を思い知る。
これまで多用されてきたナーガの感情が無い事を利用したネタではあるが、この時からのナーガの様子は明らかにいつもとは違うもので…
- Space.26-31
この間の出来事についてはダークナーガを参照
- Space.33
新たな拠点バトルオリオンシップでコールドスリープしていたショウ司令と再会。
目覚めて早々にショウ司令が以前どこかで聞いたような武勇伝を語るのに対し「これは絶対嘘だ…!」と久々にカメラ目線で呆れ気味にツッコミを入れていた。
戦闘ではオヒツジ座カロー・マゲラーの攻撃で根性を曲げられて面倒くさいキャラと化したバランス・ハミィ・スパーダに対して調子が狂うラッキーを後目に上手く手綱を取っており、相手の感情に適切に対処し場を回す精神的な成長が見られた。
- Space.35
ホシ★ミナトのライブ動画を見て、彼の言葉がアキャンバーが自分を操る際に言っていた言葉と同じである事に気づく。
ミナトが審査員を務める歌手オーディションがあると知るや、ラッキー達と共にハミィのバックダンサーに変装し、ジャークマター放送局内のオーディション会場に潜入。
楽屋でのやり取りからハミィがミナトにかける想いを知ったナーガは、ミナトを利用して宇宙を混乱させ、人々の感情を踏みにじったアキャンバーに怒りを爆発させて久々にヘビツカイメタルに変身。仲間との連携でアキャンバーにとどめを刺した。
そして散り際、アキャンバーが「私のお陰で感情を解放できて嬉しいでしょ?」と問いかけたのに対し「これは”悲しい”という感情だ」と返すことで、因縁に完全な決着をつける。
戦闘後は少しずつ感情が芽生えていることをハミィに本心から肯定され、心が空虚だと思い込んでいた自身の成長を自覚した。
- Space.38
第4房の試練ではショウ司令の動きを止めた後にインダベーにタッチして免許皆伝、第7房の試練ではガルに代わってインダベーとのにらめっこに挑み顔芸で圧倒して(加えて白目まで剥いて)免許皆伝(しかも本人は変顔をした自覚がなく若干複雑そうですらあった)。
デスゴンの策略でディスクに封印された際は「信じられない…」と嘆き、ショウ司令の機転で偽物が撃破され無事ディスクから救出された後も、偽物と看破された理由が(他の面々が呼び方や態度が根拠となったのに対し)一人だけ「フィーリング」だったのでカメラ目線で「やっぱり信じられない」。ここまでくるとある意味信頼である。
- Space.41
惑星サザンクロスにてサザンキングにラッキー・スティンガー・ハミィ・ツルギ同様同士討ちの幻覚を見せられ、バランスの名を叫び取り乱していた。
精神攻撃への弱さを見せたが、この時の動揺ぶりや、幻影そのものさえ現れなかったSpace.25の一件を踏まえると、彼の成長ぶりが手に取れる。
- Space.42
プラネジューム爆弾による宇宙消滅の危機に対し、ブラックホールキュータマを使いプラネジューム爆弾の爆発エネルギーを吸い込ませる事を提案。
- Space.44
カラス座系惑星爆破の真相と実験の内容を言おうとしないアントン博士を(博士に掴みかかろうとするハミィを制して)「宇宙一の頭脳を持つ最高の天才」とあえて煽てて口を割らせ、ダークプラネジュームの情報を聞き出すことに成功。
戦闘で他のメンバーが強化形態に変身した際はヘビツカイメタルに変身、キューシックルで攻撃を仕掛けている。
- Space.45
『平和になった宇宙で何がしたいか』というラッキーの問いに対し、バランスに続く形でバランスと行動を共にし、自分の故郷の星で感情を広めたい旨を明かした。
- Space.46
超弩級ビッグモライマーズを守るインダベー達の足止めをスティンガーと共に引き受け、シルバーの姿にもかかわらず超能力を使いながら攻撃に入り、能力の弱点を克服していた姿を見せる。
ラッキーがカラスキュータマによる絶望の世界から脱出した後の戦闘ではシシレッドオリオンが時空間召喚したキュースラッシャー・リュウツエーダーを使いこなすスティンガーに驚いていたが、何気に自分は(テンビンゴールドが使っている)キュークロスボウを選んでいた。
- Space.47
ドン・アルマゲがプラネジュームを吸収し完全な肉体に戻る前に乗り込もうと意気込んでいたが、ラッキーの提案した策に参加する気はあったものの初めて「恐れ」の感情を覚える。落ち着かない様子を見せるもバランスに恐れを払拭され、バランスや他のメンバーと共に最終決戦に臨んだ。
バランスと共に大勢のインダベーやツヨインダベーに立ち向かったが、限界を迎えたバランスが機能停止し、糸が切れたかのようにナーガもその場に座り込む。そして満身創痍の体で、動かなくなったバランスに自身の思いの丈を吐露した。
「『怒り』も…『喜び』も……、『悲しみ』も…『恐れ』も……沢山手に入れた!
君に会えたお陰だ……バランス…」
そして涙を溢したのを最後に、彼もまた、バランスに凭れて力尽きる。
他のメンバー共々アルマゲに吸収されてしまうが、それこそがラッキーの作戦であり、アルマゲの体内からの攻撃とラッキーのキューソードの斬撃で仲間と共にアルマゲから脱出した。
宇宙中の人々を吸収し、自らこそが宇宙そのものだと言うアルマゲに「何が宇宙そのものだ」と怒りを見せ、仲間達と共にアルマゲに立ち向かう。
- Space.Final
アルマゲとの最終決戦に突入し、精神攻撃で宇宙中の嘆きと苦しみの声を聞かされる。しかしキュウレンジャー全員でアルマゲに向かって反論し、「欲しいものがあれば自分で手に入れる」と主張したバランスに続け、仲間達によって正気を取り戻した自分を思い返しながら「一人じゃなければ…仲間がいればそれができる」と主張する。
キュウレンジャー全員で今度こそ本当にアルマゲを撃破し、それから2年後の時点では、バランスと共に怪盗活動を再開し、ジャークマターが略奪した財宝を取り戻していた。
以前と比べ随分と表情が柔らかくなっており、ショウ司令の冗談にツッコミは入れつつバランスを褒めて喜ばせたりと、以前と似た状況でありながら、各人の心の機敏を意識せずとも読み取っている。
物語当初と比べると、ナーガは成長し多くの感情を手にしていた。
彼の種族に感情が戻る日も、そう遠い未来ではないのかもしれない。
- Vシネマ
『VSスペース・スクワッド』ではツルギ達スペース・スクワッドに協力する側についている。
しかし立場上なだけで実際はバランス共々仲間同士の戦いには消極的なため、バランスと共に中立の立場についている。かつて会った撃の仲裁でその場を収めた後、撃の仲間である烏丸舟からの頼みでツルギの補佐官である鳴瀬キミコの身辺調査を行いツルギの補佐官の鳴瀬の正体が宇宙忍デモストである事を見抜いた。(舟が鳴瀬をナンパした際に感じた匂いがナーガからもしたことに気づき鳴瀬の自宅に向かったところ既にデモストに口封じとして殺害されていた。)その後ハミィの師匠である鶴菊を救う事に成功した。
余談
名前全体の由来は「流れ星」からと思われるが、他にも「ナーガ」はインド神話にある蛇の精霊または蛇神を指し、「レイ」は光線を表すRay・感情が薄いことから「冷淡」に由来している説もある。
Space.2ではバランスと共にジェットデッキを行っていたが、角田英之による吹替だったため顔はぼかされている。
また同話EDではあの黄色の腰に負けないほどキレッキレなダンスを披露した。その後もダンスシーンがある度にキレッキレな動きを披露している。
ちなみに話数がSpace.40を越えても、キュウレンジャーのメンバー内で唯一(ハイスクールウォーズ分も含め)次回予告のナレーションを一度も担当していなかった。演じる山崎大輝氏も「1回ぐらいはやりたい」と複数インタビューで語っていた程であったが終盤でようやくSpace.47分の予告を担当。(参考までに言うと、彼を除く最遅担当者は初登場回直後にSpace.23を担当したツルギ、次点がSpace.21を担当したスティンガー。彼らの倍以上の話数を要したことからもその特殊ぶりが窺える)
これにはナーガのキャラクターの性質上予告をさせづらかった点が関与しており、当初はSpace.47分もラッキーが担当する(=ナーガが予告を担当しないまま終了する)予定だったらしい。しかし同話本編の撮影にて山崎氏が見せた演技により、(本人が気にしていたことも相まって)予告担当をナーガに変更した経緯がプロデューサーの望月卓から明かされている。
関連タグ
日影(閃乱カグラ):自ら「感情がない」と公言している&蛇属性繋がり。
機甲界ガリアン:ナーガの一族と同様に、とある惑星にて争いを避けるべく感情を失った住人達が登場する。奇しくも、彼らが最初に取り戻した感情もまた「怒り」であった。
スポック(バルカン人):同じく感情がない宇宙人。ただし、こちらは『非論理的』という理由から。他者と関わる事で変わっていく様も似ている。
五十鈴れん(マギアレコード):同じく感情表現が拙く、鎌を主武装としているキャラクター繋がり。
チェイス(仮面ライダードライブ):同じく感情表現が拙いキャラクター繋がり(一応人間ではない)。彼も「感情が得られる」のを餌に敵の罠にかかってしまったことがある。
プリンス・デマンド(美少女戦士セーラームーン):カップやきそば現象
レニ・ミルヒシュトラーセ:感情がないキャラつながり