概要
一人の人物に対して二人がかりでラリアットを両サイドからかけるツープラトン(タッグ技)。
「サンドイッチ・ラリアット」とも言う。
漫画『キン肉マン』の登場人物・ネプチューンマン&ビッグ・ザ・武道のタッグ「ヘル・ミッショネルズ」が繰り出したタッグ技として有名。
現実のプロレスでは長与千種とライオネス飛鳥の「クラッシュギャルズ」が最初に使用したが、天龍源一郎と阿修羅・原の「龍原砲」が使用してさらに有名になる。のちホーク・ウォリアーとパワー・ウォリアーの「ヘルレイザーズ」、高山善廣と大森隆男の「ノーフィアー」、中西学と小島聡 の「ブルパワーズ」らも使用したが現在では危険技とされ使用禁止になっている。
以下のノーフィアー版はラリアット(高山)とアックスボンバー(大森)の組み合わせとなっている。
(3:25のシーン)
ネプチューンマンの必殺技のひとつ「喧嘩(クォーラル)ボンバー」を、相手の首を挟むように二人がかりでかけるタッグ技で、彼はこの技で多くの覆面超人たちのマスクを剥ぎ取りコレクションしてきた。
それぞれの腕にマグネット・パワー「+」と「-」を宿し、その引き合う磁力によって高い威力を発揮する。
逆に力をセーブしないとマスクだけでなく首ごと切断してしまう威力になるらしい。
(その際の技名は「荒技フェイスボンバー」と呼ぶらしい)
後にネプチューンマンは、『運命の5王子編』ではキン肉マンと、続編『キン肉マンⅡ世』ではセイウチンやマンモスマンとこの技を使用している。
ちなみに、上記のキン肉マンとの「巌流島コンビ」の際は、クロスボンバーの応用技として、二人同時に延髄斬りを浴びせる「クロス延髄」を編み出した。
また、『Ⅱ世』においては失ったマグネットパワーに変わる新たな力として「光(オプティカル)ファイバー」を使用しており、その威力はマスクだけでなく相手の顔の皮を剥がす程で、覆面超人でない新世代超人達の「顔の皮」をも剥ぎ取りコレクションしていった。
後に時間超人により、この技の弱点を看破される。
余談
クロスボンバーはネプチューンマンおよびヘル・ミッショネルズの代名詞だが、実はネプチューンマン以外のキャラクターが使用する事も多い。
『王位争奪戦』では、キン肉マンとロビンマスクがキン肉マンゼブラに対して「日英クロスボンバー」の名前でこの技を使用しており、後に、その息子たちであるキン肉万太郎とケビンマスクのタッグ「ザ・坊ちゃんズ」も、それに肖り同名の技を使用している。
また、ヘル・ミッショネルズ戦のすぐ後に催された『究極の超人タッグトーナメント』では、「ザ・マシンガンズ」が即興のマグネットパワーを用いて「マッスル・ブラザーズ・ヌーボー」戦でカオスに対してクロスボンバーを使用した。
またゲーム『キン肉マンⅡ世 新世代超人VS伝説超人(GC)』では、ミッショネルズ本人が登場しない代わりに、専用技を持たないタッグチームがランダムでクロスボンバーや磁気嵐クラッシュなどの技を使用する。
なおキン肉マンに登場する必殺技の中で、現実で再現することが容易なものの一つであるが、たとえ子供の力であっても、まともにのど元に決まれば死亡する可能性の高い技である。良い子は決してマネしないように。