喧嘩ボンバー
くぉーらるぼんばー
漫画『キン肉マン』の登場人物ネプチューンマン(喧嘩男)の必殺技。
見た目はやや腕を曲げ気味にして、炸裂時は相手の首か顔面を包みこむかのような形に見えることもあるだけで、特に変哲の無い普通のラリアットである。
しかし、超人強度2800万パワーを誇るネプチューンマンの鍛え上げた左腕から繰り出されるだけあって、強烈過ぎる破壊力を持ち、その勢いは自分よりもはるかに巨体な超人すらをも吹き飛ばすほど。『完璧・無量大数軍編』においては、一撃で立ち木を十数m先までマッチ棒の如く叩き折っていた。
元ネタは、ネプチューンマンのモデルでもあるハルク・ホーガンの得意技「アックスボンバー」から。
「喧嘩スペシャル」と同じく、彼が喧嘩男を名乗っていた頃から使用する得意技である。
完璧超人ネプチューンマンとなってからはマグネットパワーの恩恵を受け、ネプチューンマスクから念じて左腕(サポーター部分)を硬度10・黄金のダイヤモンドアームにまで進化させただけでなく、マグネットパワーで剣山を腕に付着させた「クォーラル・ソード・ボンバー」や、タッグパートナーと連携し相手の頭部を挟むように打撃を浴びせる「クロスボンバー」などの派生技も登場している。
一説によればネプチューンマンの持つ2800万パワーは、正義超人・喧嘩男としては異常な数値ゆえに、完璧超人への洗礼を受けて増大された超人強度である事が示唆されている。
これに伴い喧嘩ボンバーも、現在の破壊力までレベルアップした可能性が考えられる。
また、『王位争奪編』にてザ・サムライを名乗り正体を隠していた際には「居合斬りボンバー」という呼称を使用していた。
PS2ゲーム「ジェネレーションズ」では喧嘩ボンバーからダブル・レッグ・スープレックスに繋げるというパターンが登場している。これは後に原作にも逆輸入された。
ソードボンバーは見た目的には凶器攻撃なので、完璧超人としてどうなのか……と思うかもしれないが、この時の舞台は「剣山デスマッチ」。ロープ・ワーク・タワーブリッジなどの「リングを活用した技」と同じ扱いとなるため問題はない。
「クォーラル」とは本来“口喧嘩”という意味。
バトル用の技名としては誤用だが、語感は小気味よいので勢いを重視するキン肉マン旧シリーズらしいネーミングである。
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