概要
筋骨隆々の屈強な大男である以外は人間と全く変わらない外見(モデルのハルク・ホーガンそのまま)で、リングコスチュームも地味な人間のレスラーと同じもので、後のネプチューンマン時に着用している棘付きチョッキなどではない。
回想シーンで見る限りリング上の戦い方も、この当時は創意工夫こそしているが人間同様に肉体を駆使しただけのシンプルなもの(ただし鍛え上げた肉体のパワーは強大で、一撃一撃の威力は凄かったようであることが示唆されている)。
全541戦全勝の記録と高い実力を持ちながら「闘いに派手さに欠ける」という理由で日の目を見ない無名の超人であった。
第20回超人オリンピック・イギリス予選を余裕で勝ち進んで決勝戦において当時の花形選手であるロビンマスクと対戦するが、試合開始直後に組み合った事(審判のロックアップ)で、ロビンマスクの実力が想定していたより低いと察知し失望感を抱いて闘いを放棄した。納得のいかないロビンマスクに五分に渡り合える相手が現れるまで雌伏すると告げて去った。
その後、超人委員会が選手の見た目や派手さを受け入れる堕落した組織と見限り、それをもてはやす人間たちにも絶望し、失意の中テムズ川に飛び込み自殺を図るが、川底に潜んでいたビッグ・ザ・武道(ネプチューンキング)にその実力が買われ、彼からネプチューンマスクを授かり完璧超人ネプチューンマンへと転身した(この際にコスチュームも、その後のネプチューンマンとして着用する棘付きチョッキ等へ瞬時に変化しており、完璧超人洗礼の儀式としてネプチューンマスク着用による効果と思われる)。
「キン肉マンⅡ世」では、平和な時代となってから再びマスクを外して安らぎを求め、正義超人・喧嘩男として鍛錬と新たな格闘戦略を練りながら、故国イギリスの田舎町で隠遁生活を送っていた。
余談
なにゆえ「クォーラルマン」ではなく漢字表記で「ケンカマン」という名なのかは不明だが(技名には「クォーラル」と呼んでいる)、キン肉星王位争奪編で日本の侍装束を身に纏って「ザ・サムライ」と名乗り、日本文化にも詳しい面も見せたことなどから、イギリス生まれながら日系人である可能性も示唆されるが、ネプチューンマンが出自を本編で語らないため、ザ・サムライとして変装した根拠なども未だに不詳なままである。
同じゆでたまご作品の『グルマンくん』に喧嘩男っぽい使用人が出ている。