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CV:北川米彦太田真一郎(一部ゲーム作品)/川島明(麒麟)(完璧超人始祖編)


概要編集

出身地は日本超人強度は5000万パワー。

夢の超人タッグ編』から登場した完璧超人の一人で、首領・ネプチューンマンとともにタッグチーム「ヘル・ミッショネルズ」としてタッグトーナメントに参加。剣道柔道空手道など、あらゆる武道を習得していることを自負し、ネプチューンマン同様「マグネットパワー」を操ることが出来る。


かつては、イギリスロンドンテムズ川の底で10万年もの長い時間を過ごし、自身の持つ「ネプチューンマスク」を着けるに値する逸材の出現を待ち続けていた。そこへ、自身のあまりの強さに見合う相手を見出だせず絶望し、川へ身投げした正義超人喧嘩男(ケンカマン)と遭遇し、彼の実力を見込んでマスクを授け、完璧超人・ネプチューンマンとしてパートナーに抜擢した。


初登場時はネプチューンマン同様、十字架模様のマスクと黒いマントで身を包んだ「ミステリアスパートナー」としてその正体を隠していたが、2000万パワーズに敗北したケンダマンスクリュー・キッド処刑する際に現在の姿となる。試合では首領であるネプチューンマンに付き従い、マグネットパワーを駆使した抜群のコンビネーションで超人師弟コンビ、2000万パワーズといった猛者チーム(いずれも過去にキン肉マンが苦戦したライバルたち)を、目立ったケガをすることもなく軽々と打ち破り、参加選手たちのマスクを次々と奪っていく(師弟コンビに関してはロビンマスクのやらかしという大きなプラスがあるのだが)。


正体編集

【キン肉マンの日2012応援企画】ネプチューンキング

その後、マッスルブラザーズ(→ザ・マシンガンズ)との決勝戦において、今度は逆に自身がマスクを剝がされてしまい、その正体が“完璧超人の真の首領”・ネプチューンキングであることが後に明らかになり、ネプチューンマンとの主従関係も実際は真逆の立場にあることが判明する。ちなみに服装は武道のままであり、前垂部分も「武道」のままとなっている。


正体を現してからは、これまで主従関係を装っていたネプチューンマンに代わりチームの主導権を握るが、終盤で完璧超人の掟を破るダーティーなプレイに、笑い飛ばしながら「完璧超人も凶器を使うことはあるわい」と吐き、この時ネプチューンマンは「醜い」「裏切られた」と彼に不信を抱き始める。

ただし、正体発覚前からモンゴルマンの金網恐怖症を利用して痛めつけたり、ネプチューンマンもはぐれ悪魔超人コンビから奪った呪いの人形でザ・マシンガンズを仲間割れさせるなど無量大数軍完璧超人始祖のように正々堂々戦ってはいないことが度々見受けられた(その後の顛末については「ネプチューンキング」の記事を参照)。


なお“完璧超人の真の首領”を自負しているが、新シリーズ『完璧・無量大数軍編』にて、全く同じ容姿のストロング・ザ・武道が登場し、ネプチューンキングが首領というのは彼自身が吹聴していただけのデタラメで、元はネプチューンマン共々無量大数軍に所属していた一介の完璧超人だったことが発覚。また、彼らの専売特許とおもわれたマグネットパワーに関しても、サイコマンから伝授されたものらしく、この力を修得したことを機に組織内で増長しはじめ、最終的にその称号も剝奪され追放されたという。

更には超神編にて、超神の一人であるリヴァイアサンから、彼がストロング・ザ武道を真似た此のコスチュームは「天地創造の時代から天界に伝わる古式ゆかしき発心の鎧」「神が何事かに一心に取り組む際に身に纏う正装」という神にとって非常に重要な意味を持っていたことが判明する。その由緒正しき衣装を自らの私利私欲で身に纏い数々の狼藉を働いたあげく格下の超人に負けたとあっては、様々な神の逆鱗に触れるのも無理もなかったかもしれない。実際パクリ元のストロング・ザ・武道からは様々なホラを吹き卑劣な行動を繰り返したことを非難されているし、”些か異端ではあるが彼らなりに地上のことに憂慮している”邪悪五神運命の五王子編のプロローグにてわざわざ遺体を鎖で縛り上げていたのも、様々な冒涜的な行為や卑劣な行為を繰り返してきたネプキンに対する制裁として復活をさせない為の阻害とも解釈できる。


人物像

ビッグ・ザ・武道 (原作)ビッグ・ザ・武道 アニメカラー

(左:原作版、右:アニメ版)

身長290cm、体重320kgを誇る作中でもトップクラスの巨漢サンシャインシングマンといった肉体が無機物で構成されている巨大超人を除いた生身の肉体を持つ超人で文字通り彼と肩を並べるものは数名しかいない。剣道の道着と防具を意識したコスチュームを身にまとっており、前垂れには「武道」の文字が書かれている。武器として竹刀を用いることもあるが、リング上では凶器扱いとなる為、場外でしか使用していない。


なお、のちに登場するストロング・ザ・武道と全く同じ格好である理由については、作者曰く「ストロング・ザ・武道に憧れていたから」とのこと

(ただし、作中ではビッグ・ザ・武道のほうが初出であり、いわゆる後付け設定ではある。)


その巨漢に違わず強力な打撃技を得意とすると共に、マグネットパワーをはじめ、喧嘩ボンバーやサンダーサーベルといったネプチューンマンと共通の技を使いこなし、タッグにおいてもこれらの技を駆使した「クロスボンバー」「磁気嵐クラッシュ」「マスク・ジ・エンド」といった強力な連携技が数多く存在する。


ちなみにキャラクターソングでの台詞によると大好物は「お寿司」で、キャラソンの中では「お寿司百人前を頂こう!」と宣言していた。


余談編集

前述の通り、作中ではミステリアスパートナー→マイルドマン→ビッグ・ザ・武道→ネプチューンキング→素顔と次々にその顔を変えており、その正体を隠すためにマスク(およびコスチューム)を4枚も重ね着していたことから厚着超人と呼ばれることもある。


また、このビッグ・ザ・武道も例に漏れず読者公募から生まれた超人であるが、採用された読者によるデザインとは大分異なっており、読者公募時のデザインの方のビッグ・ザ・武道は当時のバンダイにより正式にキン消し化されている(もっともレギュラーサイズではなく俗にいうデカ消しのサイズであったが)。

恐らく元ネタは実在のプロレスラーケンドー・ナガサキ桜田一男)と思われる。


『キン肉マン77の謎(ゆでたまご監修)』では、「必殺技(ロビンマスクをして完璧と言わせる)のメガトンキング落としの破壊力の原動力」「10万年もテムズ川にいたから身体が冷え切っていた」「コスプレが趣味」など様々な説が出ている。


相方のネプチューンマン共々「マスクマンのマスク(覆面)は強者の象徴」という信念を掲げていたが、彼と同格とされていた無量大数軍、格上である完璧超人始祖のメンバーには実はマスクマンは数える程しかいない

上述の増長具合を鑑みると、単に自分の力を誇示する為の方便であった可能性も有り得る。

彼に影響されたネプチューンマンは本気で「マスク=強者の証」と考えていたようだが、マシンガンズ戦での醜態からその考えを改めている。

(しかし、やはり影響自体は根付いてのか、Ⅱ世ではマスク剥ぎを遥かに苛烈にした顔の皮を剥ぐという凶行に走っている)


アニメ版で声を担当した北川米彦は、超人委員会委員長のハラボテ・マッスル悪魔超人首領の悪魔将軍と、作中における各超人派閥の重役を連続して担当している。


関連タグ編集

キン肉マン

完璧超人

ヘル・ミッショネルズ クロスボンバー

ネプチューンマン ネプチューンキング

武道 剣道 竹刀

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