「どうした?悪魔のショータイムの開始じゃなかったのか?」
概要
完璧・無量大数軍(パーフェクト・ラージナンバーズ)の一員で「完流」の異名を持つ完璧超人。
笑い声は「ジャジャジャ」。一人称は「我輩」。
無量大数軍の第二陣として参戦。階段ピラミッドリングの第3段でブラックホールと戦う事となる。
熱湯や湯気を使った戦法でブラックホールの4次元殺法を封じ終始完璧な戦いを見せていたが、ブラックホールが「四次元エレメント交差」によって変身し突如現れたペンタゴンには技を次々に返され、文字通り秒殺されてしまった。
これは観戦者には変身に見えたが、実際にはシングルマッチなのに初見の技の数々を受け重傷を負っていた者から、試合を観戦して対策を練っていた気力充実な者への四次元を利用した交代であり、完全な反則であった。
「下品な手品」とそれを察していながらも周囲に語ることなく、死闘の果てに敗れた後は不思議と穏やかな気分と述べながら完璧超人の掟に従い、自身が掘っていた間欠泉の中に身を投じバラバラになって散った。
2vs1の戦いでありながら敗北理由を自身の実力不足と認識していたり上記のペンタゴンに敗北した際の発言からファンから『正しい意味でストイックで高潔』と評されている。
彼が温泉を掘り出したせいでピラミッドが崩れ、バッファローマンとターボメンが戦っていたリングが崩壊しスプリングマンとグリムリパーが対戦するリングに振り落とされたため、彼らの試合は急遽タッグマッチに変更された。
またウォーズマンのリングインが遅れたのも、彼のせいでピラミッド内部が崩壊したためである。ただしジャック・チーが温泉を掘る前にウォーズマン以外の6人は全員リングインしていたので、ウォーズマンのリングインが遅かったことは揺るがないであろう。
必殺技
- ボイリング・ショット
腕の蛇口から勢いよく熱湯を発射する、ジャック・チーの代表的な技。
相手に直接当ててダメージを与えたり、壁や地面に向かって発射し自身が激突するのを防いだりと様々な使い方が出来る。
両腕から同時に発射する、「ダブルボイリング・ショット」も使用可能。
ペンタゴンには「エンジェルウイングクローズ」で吹き返され自身が喰らうことになってしまった。
- ファイヤーボールキック
ダブルボイリング・ショットの推進力で勢いをつけ、相手を蹴り飛ばす技。
- ダウジングアイ
変形させた蛇口状の頭部に発光する目を出現させ、ダウジング能力を発揮する技。
分身したブラックホールの本体や、鳥取砂丘の温泉のありかを見つけ出す際に使用した。
- ダウジングドリル
左腕を棘付きのドリルに変形させ、ダウジングアイで発見した対象に向かって掘削する技。
キャンバスを突き破り、地下の温泉を掘り出した。
- クーラント・ショット
腕の蛇口から冷却水を発射する技。
リングを遮る水蒸気の膜を切る際に使用。意図的に影を作り出し、ブラックホールを誘い出すことに成功した。
- <完流>フォーセットクラッシャー
『完流』の名を冠する必殺技。
ボイリング・ショットを利用し猛スピードで相手を追従・捕縛し、垂直落下式デスバレーボムの形で脳天から叩きつける。
ペンタゴンに対して使用した際にはクロノスチェンジで体勢を逆転させられ、自らその威力を味わうことになった。