「完璧超人って名は伊達じゃない、水中戦も完璧なら陸上戦も完璧だーーーーっ!」
「よく見るんだーっ!!その昔、この大英帝国の誇りであったロビンマスクをこの上ない姑息な手で破ったアトランティスを、この完璧超人マーリンマンが見事退治してやったぞーーー!!!」
プロフィール
概要
完璧・無量大数軍(パーフェクト・ラージナンバーズ)の一人。「完刺」の異名を持つ完璧超人。
ちなみにマーリンはカジキの事。名前通りカジキのように長い舵木通しを持つ半魚人のような風貌をした、過去登場したアトランティスやゲッパーランド同様の水棲超人である。
メイン武器は上顎の長く鋭い舵木通し「フライングソード」。更に回転しノコギリのように切り裂ける襟元の鰭を持つ。また陸揚げされた魚が地上を跳ねるようにバウンドする動きで衝撃をやわらげることで、投げ技をものともしない匠な受け身技の使い手。水棲超人らしく水中戦も得意とする。
他の完璧超人同様高慢な性格をしていて、他の超人や人間を見下す一方、自らが勝利した(と、思っていた)際に人間から歓声が無ければ不満を露にする等の一面も。
正義超人との全面対抗戦ではイギリス・テムズ川にて、突如乱入した7人の悪魔超人の一人で同じ水棲超人のアトランティスと戦った。
アトランティスとの戦闘では互角の戦いを演じ、当初こそ喉にフライングソードを突き刺すなど圧倒したものの、その過程でロビンマスクを侮辱したために激怒したアトランティスの猛反撃を受ける。
それでも得意の受け身でいなし続け、フェイバリットホールドの「”完刺”スピア・フィッシング」を連続で放ってアトランティスを串刺しにする。
……が、アトランティスは悪魔の意地を見せ、地獄への道づれへと『最初で最後に見せる大嫌いな超人の得意技』である「タワーブリッジ」を繰り出す。これには流石のマーリンマンも耐えられず、相討ちに持ち込まれる形で死亡した(アトランティスも死亡)。
直前まで優勢に戦いを進め、勝利も目の前だったにも拘わらず逆転引き分けであったためストロング・ザ・武道からは「完璧・無量大数軍を名乗っていたことを恥じろ」と罵倒され、試合中に死んでしまい”完璧超人始祖の掟に従う姿勢すら見せることができなかった”事はネメシスも「試合中に無様に命を落としたマーリンマンのようなやつは死んで当然」と軽蔑している。
その後、プラネットマンの人面プラネットにされてしまうが、サイコマンに叩き潰されて超人墓場に送り返された。合掌……
必殺技
- ”完刺”スピア・フィッシング
上顎のフライングソードで相手の体を突き刺す。突き刺した際には岩や水中カメラが壊れるほどの衝撃が周囲に伝播する。
- 鰭ノコギリ
襟元の鰭を鋭い刃のようにして動かして切り裂く攻撃。相手に組み付かれた際にも脱出として役に立っている。
スニゲーターがかつて似た技を使っている。
- フライングソードフィッシュ
マーリンマンの象徴的な基本技。上顎のフライングソードを突き立てて、 勢いよく突進しながら攻撃。
- ソードフィッシュカッター
フライングソードを突き刺しに行くのではなく横なぎに切り払う。
- マーリン・エアバッグ
体内の浮袋を口から吐き出して敵からの攻撃の衝撃を吸収する。
- フライングソードスパイラル
フライングソードを螺旋状にねじり、着地点に突き刺すことで敵からの落下激突技を防ぐ。
- ピラニアンシュート
相手の両肩に足をかけ、両腕はロックアップのように首を固定。そのまま逆さに相手の脳天を地に叩きつける技。
関連項目
アーロン、カポーティ:ジャンプ作品における「鼻が長い魚人」の先輩。アーロンはノコギリザメの魚人、カポーティはカジキの魚人。アーロンとは人間を見下している点で、カポーティとはカジキの魚人という点で共通する。