「シュホーーッシュホーッ『完璧・無量大数軍』"完遂"ことターボメン!」
「そろそろこの戦いも“完遂”させるとするか!」
概要
「ボシュー」という笑い声が特徴的。
名前が「マン」ではなく複数形の「メン(MEN)」となっているのは学研の図鑑キン肉マン「超人」の231ページの肉ちしきによると後述のザ・ターボマンの量産型だからであるとされている。一部ファンからは「元になった『ターボマン』の面をしているから『ターボ面』」という説がある。
最大の特徴は、相手の攻撃を受けることによってそのパワーを体内に蓄え、体内に内蔵されたターボチャージャー機能でパワーを増幅、再び相手の体内に送り出すことによって、相手の肉体は増幅されたパワーに耐え切れず自壊してしまうというものである。
7人の悪魔超人の1人・ステカセキングを迎え撃ち、ステカセの攻撃を受け続けてパワーを蓄え、増幅したパワーを送り出してステカセの肉体を崩壊させ、葬り去っている。
鳥取砂丘のピラミッドリングではバッファローマンと対戦することになるが、ピラミッドの崩壊によりスプリングマン・グリムリパーの闘う下層のリングに転落。両陣営の合意のもと、急遽タッグ戦に変更され、グリムリパーとタッグチーム「ジョン・ドウズ」を結成する。
即興タッグでありながら、往年の名コンビであるディアボロスに引けをとらないコンビネーションを見せる。
アースクラッシュでスプリングマンのバネの身体の弾性を失わせてデビル・トムボーイ~螺旋解体絞りを破るも、スプリングマンが勝利への執念で繰り出したロングホーン・トレインの連打を受けて最終的にロングホーンで身体を貫かれる。それでもなお戦おうと立ち上がろうとするも、立ち膝の状態で事切れる。
その後死体をグリムリパーに身体のアースユニットを奪い盗られた上に「ゴローン」とグリムに蹴飛ばされてしまう。
必殺技
- アースクラッシュ
相手の攻撃を受けて蓄積しターボチャージャーで増幅させたパワーを、アースユニットで相手に送り出す技。相手の肉体は一時パワーアップするも増幅されたパワーに耐え切れず自壊、あるいは硬化することで弾性を失うことになる。
正に『後手必勝』とも言うべき恐ろしい能力であり作中でもスプリングマンが相打ち覚悟でようやく倒せた事からその脅威性が分かるだろう。
アニメ版では攻撃を食らう際目が赤く点滅して分かりやすくなった(テリーマンもこの点滅に気付いた描写があった)。
- 完遂刺し(コンプリート・スティング)
相手を空中に吹っ飛ばして上空で相手の足と肩を固め、そのまま相手を顔面からキャンバスに叩きつける技。
- タービンチョップ
両腕のリボルバーを伸ばして、相手の左右のこめかみを狙う技。
- <完遂>リボルバーフィン
両腕のリボルバーから針を出して相手の身体を貫く技。
スプリングマン戦で判明したことだが、『完遂』の名を冠する必殺技はどうもこの技らしい。『完遂』の意味は「完全にやりとげること。最後まで遂行すること」なので単純にトドメを刺して試合を完遂、という意味なのかもしれない。
それか『アースクラッシュを打ち込んだ相手はほぼ瀕死でありそれを確殺するのなら強い技でなくても良いので1番使いやすいこの技がトドメ技』という意味かもしれない。
余談
web公開版第1話のラストで登場した際は、間違いなく旧「キン肉マン」に登場したネプチューンキングの1000人の弟子の一人である「ザ・ターボマン」だったが、第2話では何事もなかったかのように登場している(単行本では修正されており、第1話のラストのザ・ターボマンもターボメンになっている)
名前や容姿はそのザ・ターボマンをリファインした超人となっている。ちなみに自己紹介にも超人募集の公募者の名前があったのでターボマンの顔は引き継ぎ、体格などをウォーズマンのコスチューム案と合成されたと思われる。
実は37巻で故郷に帰るキン肉マンを見送る群衆の中に1コマだけだが顔が出ている(しかもキン肉マンに激励を送るバッファローマンの後方に)。前述の学研の図鑑の肉ちしきではターボメンの一体とされている。
「完璧超人始祖編」でターボメンを担当した野島氏は『キン肉マンⅡ世』でジェイド役を担当していた。