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ああ、私は“急成長超人”だからな!

「つ…強く…なりたい…」

「まだまだ強くなれるのなら…オレはもっと…もっと強くなりたい!!」

「無量大数軍は全滅したわけじゃない!お前以外にオレだってまだ残っている!!」

概要

出身ニュージーランド
身長178cm
体重105kg
超人強度4200万パワー
CV石毛翔弥

完璧・無量大数軍の一人で、「完恐」の二つ名を持つ完璧超人

名前の由来は英語で「いないいないばあ」を意味する「Peek-a-boo」から。なお日本ではこの単語は連音化させて「ピーカブーピーカーブー)」という事が殆どであるため、pixivのタグとしても自然とタグ分けが為されている。

本来、7人の悪魔超人の一人スプリングマンと対戦する予定だったが、現役復帰したキン肉マンと闘うことになる。

身体つきこそ、他の超人たちと変わらない成人の姿だが、精神は赤ん坊そのもので戦い方の基礎も知らずリングに上がっても泣いてばかりであった。しかし、試合が進むにつれてキン肉マンの言葉や動きから戦い方を学び、それに合わせるように精神や顔つきも大人にまで急成長する。

さらには、見せていないはずのキン肉マンの得意技の数々とその返し技まで学習し、キン肉バスターなどの大技をことごとく返してみせるほどの強豪レスラーにまで急成長する。

この「試合中に相手を超える急成長をする」特性こそが彼の最大の武器であり、相手が強ければ強いほど彼自身も比例して強くなる「急成長超人」であることが判明する。

この特性から、相手を恐怖に陥れ「完恐」の異名が付けられたという。

ただし、「完恐」としてその特性を生かすには常に精神が何も知らない赤ん坊の状態でなければならないため、試合が終わる度にストロング・ザ・武道に精神状態を強制的に赤ん坊に戻させられている。

大の男が、体格はそのままに精神だけを幼児化されて人々の前の晒されるという、本人にとっては恥でしかないこの扱いにピーク自身は不服であり、武道に対して反抗的。キン肉マンの技を吸収することで二度と赤ん坊に戻されないように実力を示すつもりだったようだ(もっとも武道には目を掛けられており、反抗的な態度も可愛いものだと思われている)。

成長した後はキン肉マンを圧倒するが、その「急成長」の特性ゆえにレスリングの基礎を蔑ろにし高度な技ばかり吸収していたため、基本的な技に対応できなくなってしまう。

超人レスラーにありがちな「強くなって強い技を覚えていくほど、基礎になる大事な技を忘れてしまう」という点が顕著に出るのが、ピークア・ブーの弱点だった。

キン肉マンにその点を見抜かれ、最後は基本技の集合である「風林火山」の前に敗れる。

(ちなみにキン肉マンがこの技を出したのはジェシー・メイビア戦以来)

試合後は、一時は「試合に負けたら自決」という完璧超人の掟に従おうとするが、キン肉マンにその超人レスラーとしての才能を惜しまれ、再戦の約束を取り付けられる。ピーク自身も、負けた悔しさからくる向上意識とキン肉マンの説く闘いのあり方や正義超人たちの持つ「心」の強さに感化され、完璧超人のあり方に疑問を持つようになり武道に反発する。

しかし、無量大数軍第二陣として飛来したネメシスに、掟に従わなかったとしてマッスルスパークを掛けられてしまい、キン肉マンがクッションとなったもののマッスルスパークの威力を受け重傷を負ってしまう。

服装は、フリルやハート模様のあしらわれたフード・ヨダレ掛けなど、赤ん坊を意識した衣装を身にまとっている。また顔と腹部が名前の「いないいないばあ」になぞられ巨大な掌で覆われており、腹部には鬼のような恐ろしい形相の巨大な顔面が隠されている。

急成長後は、頭部のフリル部分がトゲトゲしいデザインに変更され、顔を覆っていた掌も完全に無くなった(アニメ版では首に収納している)。また、各所のハート柄はダイヤの形に変わっている。

また戦闘時以外では赤ちゃんをあやすためのガラガラを持ち歩いていたが、これも上記のように本人にとっては屈辱以外の何物でもなく、急成長後は自ら破壊している。ちなみにこのガラガラは何度か武道自らがわざわざ購入しているらしい。

キン肉マンとネメシスの対戦前夜には、ネメシスを恐れるキン肉マンの背中を押すためネプチューンマンと共に彼のもとに現れる。2人の試合ではあくまで完璧超人としてネメシスのセコンドにつき、キン肉マンの技を知り尽くした強力な参謀として彼の前に立ちはだかった。自身が倒された技である「風林火山」の弱点も既に見抜いてネメシスが同技を破る手助けをしており、「敗戦による成長」という考え方の正しさを示す形になった。

笑い声は「ホギャホギャ」(これは成長後も変わらず)

必殺技

ピークア・ブーは相手の必殺技を学習して戦う超人なので、自分の必殺技を殆ど持っていない。

キン肉マン戦では48の必殺技を学習し使用していた。

他の完璧・無量大数軍の超人は自分の異名(ピークア・ブーなら『完恐』)を冠する必殺技を持っているが、急成長そのものが『完恐』の必殺技と言える為かピークア・ブーは使用していない(なお、第1陣は異名が付いていないながらもどう考えても異名付きの技より強力な技を使っているため設定がまだ定まっていなかったのかもしれない)。

・ビッグベイビー・ボム

キン肉マン戦で唯一見せたオリジナルの必殺技。

相手を逆さまにし、お腹の巨大な手で相手のボディを、両手で相手の両腕を掴み脳天をキャンバスに叩きつける技。

唯一のオリジナル技の為、この技の正式名称は「"完恐" ビッグベイビー・ボム」と思われる。

余談

アニメ版でのキン肉マンとの試合におけるフィニッシュシーンでは、キン肉マンを演じる宮野真守が歌う『キン肉マンGO FIGHT』をバックに、旧アニメでキン肉マンを演じた神谷明演じるプリンス・カメハメの回想と共に風林火山を決めてフィニッシュするという、旧アニメファン必見の演出が成された。

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