基礎データ
全国図鑑 | No.0080 |
---|---|
ローマ字表記 | Yadoran |
ぶんるい | やどかりポケモン |
タイプ | みず/エスパー |
たかさ | 1.6m |
おもさ | 78.5kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | どんかん/マイペース/さいせいりょく(隠れ特性) |
おとしもの | ヤドンのツメ |
タマゴグループ | かいじゅう/すいちゅう1 |
地方図鑑
カントー図鑑 | No.080 |
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ジョウト図鑑 | No.081 |
コーストカロス図鑑 | No.134 |
アローラ図鑑(SM / USUM)
| No.038/No.045
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ヨロイ島図鑑 | No.002 |
パルデア図鑑
| No.325
|
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ヤドラン | ヤドカリ+ヤドランカ(ユーゴスラビア出身のシンガーソングライター) |
英語・スペイン語・イタリア語 | Slowbro | slow(鈍い)+bro(口語、(呼びかけ)兄弟) |
ドイツ語 | Lahmus | lahm(鈍い)+Muschel(貝) |
フランス語 | Flagadoss | flagada(疲れた)+molosse(モロッサス、古代ギリシャのイヌの品種) |
韓国語 | 야도란 | 日本語名の音写 |
中国語(簡体字) | 呆壳兽 | 呆(鈍い)+壳(殻)+怪兽(モンスター) |
中国語(繁体字) | 呆殼獸 | 呆(鈍い)+殼+怪獸(モンスター) |
中国語(大陸・台湾) | 呆河馬 | 呆(鈍い)+河馬 |
中国語(香港) | 大呆獸 | 大+呆(鈍い)+殼+怪獸(モンスター) |
ヒンズー語 | स्लोब्रो | 英語名の音写 |
ロシア語 | Слоубро | 英語名の音写 |
タイ語 | ยาโดรัน | 日本語名の音写 |
進化
ヤドン→ヤドラン(レベル37) → メガヤドラン(メガシンカ、ヤドランナイト)
リージョンフォーム
『ポケモン剣盾』のダウンロードコンテンツ『鎧の孤島』から登場する、ガラル地方の環境で変質したヤドランのガラルのすがた。
概要
シェルダーが二枚貝から巻貝に変化しているが、これはヤドンの尻尾から出るエキスを貪欲に求めるシェルダーの意思が、尻尾から離れる事が無い様に尻尾全体を覆う形に変化したとされている。形状変化したシェルダーに以前の面影は無く、両目は殻の内側では無く外側に備わり、目つきもやや悪くなっている。
ちなみに初期の作品の設定では「シェルダーは最近巻き貝型の個体が発見された」とされている他、金銀には没ポケモンとしてまんまこの「巻き貝シェルダー」の姿をした「ターバン」というやつもいた。
なお手持ちに両者を入れた所でヤドランになるわけではないので注意が必要。あくまでもヤドンがレベルアップする事で進化するのだが、進化するレベルに至った事で何処かからシェルダーがやってくるという事なのかもしれない。
しかしこれについては第四世代のタマンタとテッポウオ(手持ちにテッポウオがいる状態でレベルアップ)として実装された。
アニメでは、ヤドンとシェルダーが互いに共生の関係にある事がポケモン学者のニシノモリ博士によって語られている。
尻尾を噛まれたヤドンは、重さのバランス関係によって二足歩行が可能となり、両手両足もよりがっしりとしたものに成長して、メガトンパンチの様な格闘技が出来る様に。
また、時折シェルダーが強く噛み付く事で何かをひらめくが、すぐに忘れてしまうらしい。尻尾に噛みついているシェルダーは、陸に上がった生活が可能になっており、ヤドンの食べ残したものをエサにして生きている。
しかし、この共生関係は「互いの合意による物」ではなく「噛みついているシェルダーからの一方的な物」になっていると言える。噛みつかれたヤドンからしてみれば、釣りに利用していた尻尾が塞がってしまった影響で渋々と直接海の中に潜って餌を取らなければならない上、メガシンカにおいてもエネルギーの全てを奪われてしまう(ただし、メガシンカ時における変化したシェルダーの中は、意外に快適らしい)等、不便で迷惑な思いをさせられているのだが、噛みついているシェルダーの方は尻尾から滲み出るエキスの旨味への貪欲さから千切れでもしない限り決して離れようとしない。
更に、全身に回った毒素の影響で、ヤドン時代にも増して呆然とする機会が増えた他、痛みを感じなくなっているのだが、痛みとは自分の体に危険を知らせる大事な機能である。つまり、痛みを感じないと言うのは一見、耐久が強そうなイメージを連想しがちでも、これを感じないと言うのは重大な危機なのである。これらから見ても、ヤドンとシェルダーの関係は「共生」と言うよりも「寄生」に近いと言わざるを得ない。
ただし、激しい戦いでシェルダーが取れたり、噛みついている尻尾が千切れたりすると、あっさりヤドンに戻ってしまうらしい。ヤドン本人からすれば、幸運かもしれないが…。
分類はやどかりポケモンだが、ヤドカリを連想させるものは噛み付いているシェルダー以外には見当たらないし、後輩のイシズマイらの様に節足動物でもない。よく似たデザインの怪獣に『帰ってきたウルトラマン』のヤドカリンがいたりするが、元ネタなのだろうか?
ゲームでの特徴
初代ではテレポートをわざマシンで習得でき、以降の作品でもあなをほる、なみのり、かいりき、フラッシュ、いわくだきを覚えられるため、秘伝要員としても重宝する。
『赤』『緑』では、18ばんどうろにある建物の2階でNPCにわたすことで、ベロリンガを入手できる。
ハナダシティにはNPCの女の子がヤドランに指示して言うこと聞かないという場面を見る事ができる。しかし、LPLEではなぜかヤドランではなくマルマインに変更されていた。
ORASではメガヤドランへのメガシンカを習得。数多のポケモントレーナーたちを驚かせる大躍進を果たした。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1世代 | 95 | 75 | 110 | ※ | 80 | 30 | 390 |
第2世代から | 95 | 75 | 110 | 100 | 80 | 30 | 490 |
ガラル | 95 | 100 | 95 | 100 | 70 | 30 | 490 |
※第2世代以前の「とくこう」・「とくぼう」は「とくしゅ」に纏められていた。
防御が大幅に伸び、次いで特攻も上昇。素早さも若干伸びるが、壊滅的にノロいのは今まで通りでコータス辺りを抜けるようになった程度である。
前述の上昇した防御や元々高めだったHPに加え、格闘技を半減できることや、地面タイプに水技を喰らわせられる事から、物理受けとしてはかなり優秀。
特に特性「マイペース」により混乱に陥らないため、カイリキーの「ばくれつパンチ」を安定して受けきることが出来、カイリキーキラーとしてもよくその名がよく挙げられている。
第1世代では急所率が素早さの種族値依存であったため通常環境では見向きもされなかったが、97カップ、98カップのいずれかで本戦出場歴のあるポケモンが出場できない99カップでは12人中11人が使用し、名実共にトップメタと言うべきポケモンとなった。この世代の仕様上1発で後年で言う「めいそう」2発分となる「ドわすれ」、当時の努力値仕様上多くの対面で安定して使える回復技「ねむる」を利用した耐久型が99カップ環境ではメインであった。
第2世代では強すぎたエスパーの力関係の見直し、弱すぎたむしの救済、対エスパー兵器となるあく、はがねの追加、積みの要である「ドわすれ」に加えてメインの「サイコキネシス」とサブの「ふぶき」の弱体化などこれでもかというほどの逆風が吹いたが、技の豊富さは相変わらずな上に仕様変更による「じわれ」の実用性の向上など追い風もあったため、00カップでは決勝大会に1体残っている。
第3世代では「あくび」「めいそう」を獲得。ただ、「あくび」に関しては当時まだインターネット普及前で一般層レベルには強さが伝わり切っていなかったため、本領発揮前の段階であった。
第4世代では「なまける」の獲得、トリパの概念の発祥など、強化が目立った。
第5世代で「さいせいりょく」「ねっとう」「ゴツゴツメット」を獲得したことで、ほぼ全盛期の受けループ型が完成。ヤドラン、ラッキー、グライオン、エアームド、バンギラスの5体はこの世代の受けループの必須パーツとして認知されている。
当時ローブシンやバシャーモを始めとしたかくとうが活躍するかくとう全盛環境であったのも追い風であった。ただし、ウルガモス、ハッサムを始めとしたむしも全盛期の環境であったため、交代の技術で抜群技の無視ウエポンに晒さない必要があった。
第6世代ではもう一方の特性「どんかん」に「ちょうはつ」無効の効果が追加されたため、「あくび」や「なまける」といった補助技を封じられる事がなくなり、こちらも見直されるようになってきた。
第7世代ではカプ・コケコやミミッキュといった明確な苦手対面、ドヒドイデのように枠を奪う新顔の耐久型が登場しており、苦境に立たされた。それまでの型では火力が低く起点にされやすくなったため、「こだわりメガネ」を持たせて火力に寄せた型が次第に流行。「トリックルーム」型や「こだわりメガネ」+「トリック」型なども目立つようになり、耐久を過信しない構成が主流化。
第8世代ではダイマックスが登場したが、交代が前提となる「さいせいりょく」は交代すると解除され、そのバトルでは二度と使えなくなるダイマックスと決定的にアンチシナジー。弱点タイプが無視を除いてことごとくメジャーであったのも痛かった。この世代で敢えてカントーヤドランを使うなら、当時一世を風靡していたエースバーンのダイアークを受けてダイマックスを枯らせる「ナモのみ」型ぐらいであったか。
隠れ特性は「さいせいりょく」で、交換の多い試合で力を発揮する。現在ではこちらの方が主流となっている。攻撃技も豊富で、タイプ一致の「なみのり」や「サイコキネシス」に加え、「れいとうビーム」や「きあいだま」、さらに水タイプでありながら「かえんほうしゃ」や「だいもんじ」も扱える。また「めいそう」との相性もよく、ある程度積めれば火力や特防面も補える。
素早さが遅いので「トリックルーム」との相性もいいが、どちらかといえば発動後にそのまま居座って戦う方に向いており、「おきみやげ」や「だいばくはつ」などの後続にそのまま繋げられる技がないので発動要員としては向いていない。
SVでは初期環境となる準伝説やパラドックスポケモンのいないレギュレーションのシリーズ1環境では不遇。グッドスタッフのゴーストタイプやキノガッサ対策のくさテラスタルが蔓延しているためである。
パラドックスポケモンが解禁されたシリーズ2ではハバタクカミとトドロクツキが厄介で、シリーズ3では四災全体に手を焼くこととなった。結局苦手なゴーストやあくが生き生きとしたシリーズなのが運の尽きであった。
何よりこの世代ではキョジオーンやヘイラッシャなどのインフレしすぎた物理受けが登場しており、それらに枠を取られた面もある。特に同じみずタイプのヘイラッシャは厄介。
それでも、シーズン20最終4位構築の受けループに王道の1つであるはがねテラスタル「おんみつマント」耐久型が投入されるなど、決して弱いポケモンではない。この世代の途中に「サイコノイズ」を獲得しており、それが活きていた面もある。
テラレイドバトル
SVのテラレイドバトルでは★7レイドとして行われるピックアップレイドに登場するエースバーンへの対策として重用された。「なまける」と「てっぺき」でエースバーンの猛攻を捌ける上に、「いのちのたま」を持たせた上で「わるだくみ」を積めば、相手はテラスタルかくとうということで「アシストパワー」で打点を持てる。ぼうぎょととくこうに極振りしたタイプが多く見られた。
続く★7ゲッコウガレイドでも相手がどくテラスタル固定かつ物理主体のみずタイプという事で、上述の「アシストパワー」耐久型が活躍していた。ただし「つじぎり」がタイプ一致弱点になるので連発されると急所被弾のリスクがあるのと、「かげぶんしん」のせいで命中不安になるのが欠点。とはいえ前回の★7をやっている人なら育成の手間が省けるので、そのまま流用するケースが多く見られた。
だが、これ以降全くと言ってよいほど最強レイドでの出番はない。エスパーが弱点を突けるタイプが2つしかなく、更にタイプや種族値の関係で相手の特殊技には大して強くないからである。
加えてアシストパワー型については一般のレイド適性も高くない。ワンパン偏重はテラレイドにおいて戦術的に限界があり、そもそも殆どのレイドボスは時間やHPの減り具合に応じてバフを打ち消してくるため、本来「アシストパワー」はテラレイドとの相性が最悪なのだ。それを知らないライトユーザーは賽の河原が如くバフをかけ続けては無に帰しレイドに負け続けている。
結果現在では、コアユーザーから避けられ、ライトユーザーから上手く扱えずにヘイトを向けられるという、なんとも悲惨なことになっている。
件のレイドから既に1年が経過している現在でも運用して負けているのであれば、少なくとも技を「サイコキネシス」にすべきである。一撃で倒そうなどと思わないこと。
使用トレーナー
ゲーム版
- カンナ:四天王(カントー)
- シバ:四天王(カントー)※1
- グリーン:ライバル※1
- イツキ:四天王(ジョウト)
- タケシ:ジムリーダー(カントー)※2
- ナツメ:ジムリーダー(カントー)※2※4
- ミカン:ジムリーダー(ジョウト)※2
- カリン:四天王(ジョウト)※2
- カスミ:ジムリーダー(カントー)※3
- ザオボー:エーテル財団
- シン:LPLEライバル
- ハルカ:ヤドランマスター
- ゴヨウ:四天王(シンオウ)※5
- ヒョウタ:ジムリーダー(シンオウ)※6
- ジニア先生:パルデア教員
※1:ポケモンスタジアム2
※2:ポケモンスタジアム金銀
※3:BW2・ポケモンワールドトーナメント
※4:LPLE
※5:BDSP3戦目以降
※6:BDSPバトルタワー
アニメ版
- ニシノモリ教授5世(無印66話)
- カンナ(無印99話)
- サオリ(AG180~)
漫画版
- カンナ(ポケスペ)
- ジンガ(ポケスペ)
番外作品
ポケモンスタジアム2
ニンテンドウカップ99ではドわすれを活かした高耐久高火力のポケモンとして活躍。相手としても準決勝ではドわすれヤドランが出て来てトレーナーを苦戦させて来る。
ポケモンGO
第1世代のポケモンのため、リリース当初から実装されている…が、性能は微妙の一点張り。みず/エスパー共に統一が可能なのはまだいいが、種族値がHP寄りのバランス型のため火力が出ない。
2021年6月にメガシンカができるようになったが、やはり耐久型のためジム・レイドには不向き。みず・エスパーという幅広さを利用してアメ要員にするのが手。
しかし、トレーナーバトルは低いCPが幸いしスーパーリーグでの活躍が可能。特にピンク色のポケモンが出場可能なラブラブカップでは苦手な相手が少ないことで注目を集め、当界隈の厨ポケとして見事不遇の地から返り咲いた。
そして、2023年3月にコミュニティ・デイとして選出され、PvPでは初の分割ゲージ技となる「なみのり」を習得した。但し同種族値のヤドキングも覚えるため差別点が「れいとうビーム」のみとなってしまったが、小回りが利くメリットは健在している。
ポケとる
ポケとる最強候補の一角とも呼ばれるポケモン(厳密にはメガシンカ後が)。メガストーンはステージ45で入手できるが、ヤドラン本体が出てくるステージは20ステージ以上先まで進まないと入手できない。
肝心のステージについては、前述の通り最強候補の一角のせいかとにかく捕まえ辛い。
まず、ゲーム開始からいきなり大量のヤドンとヤドランでパズルが埋まりきっている。そのためまずはこいつらをある程度撤去していく事になるのだが、エスパーにエスパーは半減(ヤドラン系統はエスパータイプにカテゴライズされている)なため、雀の涙ほどのダメージを覚悟して1ターン犠牲にする必要がある。
だが、このステージは手かずの上限が7しかない。つまり、前述のヤドンヤドラン撤去も含めてヤドランの体力ゲージを0にしなければならないのである。
ネタバレになってしまうが、このステージをクリアするコツはまず最初にヤドンから揃えて消していく事。ヤドンの特殊能力はときどきオジャマポケモンをランダムで1個消す「オジャマけし」であるが、これは敵側のオジャマポケモンであっても発動する。
オジャマけしがうまく発動してくれればヤドランの「バリアけし」も発動し1ターンでオジャマポケモンが一気になくなり、そのまま味方ポケモンの連鎖が続き1ターンでヤドランを倒せる。
ただし運が良ければの話である。上述したようにオジャマけしの効果は「『ときどき』オジャマをランダムで1個消す」効果であるため、発動しなかった場合は泣く泣く相手のゲージが0になるまで実力で消していかなければならない。
基本的に何度ゲームを始めてもヤドンヤドランの配置は同じであるが、それ以降の進歩についてはランダムで決まる味方ポケモンの配置に大きく左右されるため、要は完全に運ゲーである。パーティがうまく育ってないと手かずの少なさもありそのままゲームオーバーになってしまう事も。
そして、このヤドラン、デフォルトの被捕獲率がわずか8%しかない。運よく1ターンで倒せたとしてもその確率は44%と50にも満たない。パズルの鬼畜さも相俟ってとにかく捕まらないため、その捕獲難度は序盤エキストラの方がマシだと思えるレベル。8%でも運よくゲット出来たプレイヤーもいるようだが…
ポケモンカードゲーム
「BW」以降のシリーズにおいて、「特殊決着」を導く可能性があるヤドランのカードが2枚追加され話題になった。状況次第ではゲームを大きく左右しかねないカードになっている。
収録元 | 該当するワザ(必要エネルギー) | 効果 |
---|---|---|
拡張パック「破天の怒り」 | ミラクルホームラン(無無無) | 自分のサイドがあと1枚の時にこの技を使うと、その瞬間自分の特殊勝利で試合終了 |
強化拡張パック「フルメタルウォール」 | かれいなるかけ(水無無) | コインを3回投げ、オモテの数×100ダメージ。ただし、オモテが1回も出なかった場合、このワザを使ったプレイヤーが特殊敗北で試合終了 |
拡張パック「ポケモンGO」 | たそがれのひらめき(無無) | 相手のサイドがあと1枚の時にこの技を使うと、自分のサイドを2枚取る |
特に「特殊敗北」の効果を持つカードはポケモンカードゲームの長い歴史の中で未だに「フルメタルウォール」のヤドランのみである。一見すると1/8で強制的に負けてしまうためリスクが高いように見えるが、もしすべて表ならばほぼ確実に相手を一体葬れること(このカードが登場した時点で最もHPが高かったカードは「タッグボルト」収録の「コイキング&ホエルオーGX」の300(すなわち、3回すべてオモテなら即死)であり、しかもこのカードは倒されると相手に3枚サイドを取られる「TAG TEAMカード」のため、迂闊にこのカードをけしかけるのはむしろ危険)や、「キミを待つ島々」収録のビクティニの特性「しょうりのほし」(1ターンに1回だけコイントスの結果をなかった事にしてコイントスをやり直せる)と組ませることで特殊敗北の確率を一気に減らせることから普通に強カードの一角としてみなされており、実際に店舗開催のいくつかの大会ではこのカードが無双して優勝者が決まったものも多かった。
ポケモンマスターズ
イツキ&ヤドラン
2024年8月28日の5周年記念に合わせて実装された、エスパータイプのテクニカル。バトルポイントを貯める事で貰えるバディーズ呼出券で仲間になる。
技
ねんりき |
---|
10%の確率で相手をこんらん状態にする |
クリティカット+ |
自分の急所率を2段階あげる |
サイコキネシス |
10%の確率で相手の特防を1段階さげる |
負けるわけには! |
自分の防御を2段階+特攻を4段階あげる |
バディーズ技
頂点に立つためのサイキックレイ |
---|
相手の特防がさがっているほど威力があがる |
パッシブスキル
妨害確率上昇9 |
---|
技の追加効果でひるみ状態やこんらん状態やバインド状態にするときの成功率をあげる |
ダウン確率上昇9 |
技の追加効果で能力値をさげるときの成功率をあげる |
相手混乱時威力上昇5 |
相手がこんらん状態のときは自分の技の威力をあげる |
主人公&ヤドラン
報酬で入手できるタマゴから孵化するヤドンをバディにする事が可能で、ヤドランへ進化させる事が可能。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
おでん屋のヤドラン
無印17話で登場。ギャラドスの攻撃でサトシ達と離れ離れになったピカチュウ・ニャース一行が立ち寄ったおでん屋の主人という役割。そのためか鉢巻を着用し、団扇を持っている。
ピカチュウ達が人間に対する愚痴を言い合う様を黙って見守っていたが、夢オチという説も。
ちなみに、ポケモンがおでん屋で食事をするという構図は『ポケットモンスターピカチュウ』のCMでも描かれており、ピカチュウの優遇っぷりを愚痴るニャースに対しておでん屋の大将が好物であるがんもどきを振る舞うという内容であった。
ニシノモリ5世のヤドラン
無印66話で登場。ポケモン学で権威のニシノモリ家の5代目である教授はヤドンの進化の謎について研究していたが、ロケット団の襲撃時に教授のヤドンがロケット団のシェルダーにしっぽを噛みつかれた事でヤドランに進化し、これでヤドンがヤドランになる謎が解ける。
カンナのヤドラン
無印99話でカンナのポケモンとして登場。サトシのリザードンが言うことを聞かず、更にはボールに戻せない状態だった所をヤドランがサイコキネシスでリザードンを止めた。
サオリのヤドラン
AG180話から登場したコーディネーター・サオリのポケモンとして登場。グランドフェスティバル二次審査・セミファイナルでピジョットとコンビでハルカのワカシャモとゴンベと対決。ゴンベのきあいパンチをサイコキネシスで跳ね返す・ワカシャモをあくびで寝かせる・ゴンベのソーラービームをかわす・最後はピジョットのつばめがえしと共にはかいこうせんで攻撃して勝つ等、実力の高さがわかる。
その他
無印 | 78話・244話 |
---|---|
BW | 141話 |
SM | 6話・31話・126話・129話・133話・146話 |
新無印 | 26話(図鑑)・31話・84話(イメージでメガシンカ)・97話 |
特別編 | 最強メガシンカAct2(イメージでメガシンカ) |
劇場版 | 水の都の護神・波導の勇者・みんなの物語 |
『アニポケ・リコとロイの旅シリーズ』
1話
セキエイ学園にて、モブで登場
18話
過去回想にて、フリード博士に釣り上げられていたが直後に自力で海へ戻っていった。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
第2章でカンナのポケモンとして登場。スオウ島でナツメのフーディンとバトルでは、あらかじめ『ドわすれ』をする事でサイコキネシスを無効にした。カンナ曰く「鈍いのもたまには役に立つ」との事。
13章では流星の民のジンガが所有するポケモンとして登場し、こちらはメガシンカが可能。
関連イラスト
関連タグ
0079.ヤドン(ガラルヤドン)→0080.ヤドラン(メガヤドラン/ガラルヤドラン)→0081.コイル
同複合タイプ
関連ポケモン等
ヒスイヌメルゴン:尻尾に貝がある仲間
シャワーズ……「アシストパワー」型として多く起用されたテラレイドポケモン。上述のように人気があったのは過去の話となってしまっている。しかもこちらはタイプ不一致である。