一般的なものはこちら:挑発
データ
初登場 | ポケットモンスター ルビー・サファイア |
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PP | 20 |
めいちゅう | 100 |
タイプ | あく |
わざ分類 | 変化 |
攻撃範囲 | 相手1匹 |
直接攻撃 | × |
備考 | 1 - 2ターン(ルビー・サファイア)→3 - 5ターン(ダイヤモンド・パール)→3ターン(ブラック・ホワイト以降)相手の変化技を封じ、ダメージを与える技しか出せなくする。みがわりも貫通 |
概要
『ポケットモンスター ルビー・サファイア』から登場した変化技。
文字通り挑発して相手を怒らせ、ダメージ技しか出せなくする。つまり「かげぶんしん」とか「まもる」といった相手の変化技の使用を封じてしまう。しかし怒らせる割には攻撃力が上がったりはしない。
だが「いばる」という技は相手の攻撃力が2段階アップ(=2倍)という効果を有し、どうもポケモン達は挑発されるより偉そうな態度を取られる方がカチンと来るようだ(なお攻撃力アップと同時に混乱を与えるので運が良ければ自爆してくれる)。
変化技といっても自身の能力強化から相手の妨害、フィールド干渉まで様々あるが、それを軒並み封じてしまえば相手の作戦はガッタガタ。1ターン稼げるだけでも流れは大きく変わる。
反面、相手が変化技を使って来るかというある程度の読みは必須であり、「サポーターだと思ったら初手から殴って来た」なんてこととなる可能性もある。
また、変化技なので仕方ないがちょうはつもちょうはつされると撃てなくなるので、この点も用心したいところ。
なお、変化技しか持っていないポケモンがちょうはつを受けると「わるあがき」しかできなくなる。
初登場の『ポケットモンスター ルビー・サファイア』では、先手後手に関わらず使用したターンとその次のターンにしか効果がなかったため、お世辞にもメジャーな技とは言い難かった。
しかし『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』では3 - 5ターンまで継続し大幅に使用率が増した。が、余りにも効果が強力過ぎた故か『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』からは効果が3ターンに固定され弱体化し、『ポケットモンスター X・Y』からは特性「どんかん」に無効化されるようになった。
また、マジックコート状態の相手に撃つと反射されて自分がちょうはつ状態とされるので注意が必要。
それでも十分強いので使用率の高さは変わらないが。
…と、変化技がメインの耐久型にはめっぽう刺さるが反対にフルアタ型であると腐る。そのため撃つ相手に対しての情報が重要となって来る技でもある。
対人戦に対してストーリー攻略においてはフルアタ構成になりがちなため、ちょうはつを受けてもダメージは少なく、相手側も攻撃技をすることが多いため余り重要な技ではない(ただし、近年は積み技を重ねるなどCPU強化もあり、こちらからちょうはつを仕掛けるのも戦法となりつつある)。
因みにインターネット普及前はちょうはつがみがわりを貫通するなどの詳細な仕様について周知されておらず、この技を過小評価する者も多かった。特に当時の低年齢層環境ではフルアタック型が主流であったため、この技の評価は非常に低かった。
『ポケットモンスター サン・ムーン』ではZワザによる補助(ちょうはつされていても発動可能)により、何も考えずにちょうはつを打つと返り討ちに遭う場面も出始めているため注意。
『ポケットモンスター ソード・シールド』ではZワザこそ廃止されたが、ダイマックスの影響で攻撃技を半ば積み技や天気変更技のように使用する例が増えており、やはり見極めが肝心。一応、「ダイウォール」の使用を封じることはできるのであるが。
変わったところでは、マックスレイドバトルでも大いに役立つ。敵のダイマックスポケモンは通常技とダイマックス技を使い分けることが可能。その際に変化技を使用することもあるのであるが、ちょうはつ状態にして封じることも可能。ただし、ふしぎなバリアが張られていると防がれるので要注意。
勿論これは味方にも有効で、変化技を多用するNPCポケモンに対して使用されることもある。
NPCポケモンにはふしぎなバリアを壊してもらうことが重要なので、1ターン割いてでもちょうはつを撃つ価値はある。
……が、ソーナンスだけは自発的な攻撃技が1つもないので、ほぼ効果がないどころか上述した通り事実上「わるあがき」しかできなくなる。
同様の理由で、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』のテラレイドバトルでも重要な技となっている。
特に、「はらだいこ」などの所謂積み技やデバフ技を多用してくる相手に対しては搭載はほぼ必須といえる。
ただ、何かしらの理由でこれらの変化技の影響を受け付ないポケモン(特性がてんねんのポケモンやサーフゴー等)を使用していた場合は、寧ろ変化技を連発してくれた方が自由に行動出来るチャンスが増えることもあるため、こういった場合は使用を控えるのが良い。
なおタタッコにこの技を覚えさせてレベルアップするとオトスパスに進化する。
アニメでは、『ポケットモンスター(アニメ第8シーズン)』通称:リコとロイの旅シリーズでようやく登場した。
コルサのウソッキーが使用し、ロイのホゲータを怒らせた。注目するところは、バカにしたかの様な表情。その表情はTwitterで放送前にGIFが公開された。
Pixivでは
技の仕様上ネタ寄りなイラストも多い。
余談
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2』以降の作品に同名の特性が登場。
ターン開始時)『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D』以降は戦闘開始時)に時々発動し、相手を怒らせてテンションを上げるため、受ダメージ増加の危険がある。
しかしこれを逆手に取った作戦もあった。
なお、『ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議な鍵SP』ではSP特性化すると相手だけでなく自分達のテンションも上がる。
また、『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』では同名の特技が登場。
こちらは3ラウンドの間、使用者はAIで行動する敵に優先的に狙われるようになる。みがわりと似ているが確実に自分が狙われるわけではない。
関連タグ
ポケモン ポケットモンスター わざ(ポケモン) ポケモン技一覧
メロメロ(ポケモン) アンコール いちゃもん(ポケモン) かなしばり かいふくふうじ
いばる・いちゃもん:相手を怒らせる技繋がり。「いばる」は先述通り相手の攻撃力が上がるが混乱させ、「いちゃもん」は文句をつけて同じ技を連続では使えなくする(つまりこだわり系アイテムを持っていたり、「アンコール」などがある状況だと……)