データ
初出 | 第2世代 |
---|---|
タイプ | ノーマル |
分類 | 変化 |
威力 | - |
命中率 | - |
PP | 10 |
範囲 | 自分 |
直接攻撃 | - |
効果 | 自身のHPを最大値の半分削り、攻撃を12段階上げる |
概要
第2世代から存在する技。
主にあついしぼうを持った物理型のポケモンが習得するがニョロモ系やコロコロでのイメージなのかピッピ系等も習得する。
いわゆる積み技は数あれど、この技はなんと1回使うだけで攻撃を最大段階まで上げる(正確には12段階。攻撃が最低段階まで下がっていても最大まで上げる)。つまり攻撃力は通常の4倍になる。
※1段階につき1.5倍。そこから0.5倍ずつ増えていく
そんな超ブーストをかけられる代わりにデメリットも強烈で、使う際に自身の体力が最大値の半分消し飛ぶ(足りなかったら失敗)。これはマジックガードでも防げない。
このデメリットはかなり痛く、単品で狙うのは非常に難しい。
狙うならさいみんじゅつなどで相手の行動を封じたり、耐久の高いポケモンで狙うと効率的で、先制技との相性も良い。
使用するポケモンの最大HPが偶数になるよう調整しておけば、減少したHPをオボンのみで即座に回復できるようになる。
そして第6世代ではタマゴの遺伝仕様が変更され、マリルリが「アクアジェット」と併用可能になり、マリルリの前で隙を見せたら最後「はらだいこ」からの無双ゲームが始まることになる。
第7世代ではフィラのみなど一部のきのみが体力1/4時に半分回復する効果に変更されたことで、特性「くいしんぼう」を持つカビゴンやマッスグマであれば減少したHPを完全に回復できるようになった。だが第8世代以降は回復量が落ちたため最大まで回復できなくなった。
ちなみにZワザの追加効果は発動前にHP全回復。要は確定発動かつ、発動後のHPが確定で最大HPの半分に補正される。
第9世代ではテラレイドバトルで、マリルリやテツノカイナが手軽に火力を強化できる手段として人気……だった。初期は。
「火力を出して一撃で仕留める」という方針であれば間違ってはいないが、低ランクならともかく高ランクでは自分のHPを削るリスクはかなり大きく、そのまま倒されようものなら制限時間をごっそり持っていかれる。
このため、コアなプレイヤーからは評価があまり高くない(むしろ「アシッドボム」の方が評価が高い)。
「でも一撃で倒してしまえば問題ないでしょう?」とお思いのそこのあなた。高ランクテラレイドの相手のHPは4桁である。ステータス4倍程度では一撃で仕留めるにも限界がある。
テツノカイナやハリテヤマなど回復技を持つのでなければ、「かいがらのすず」を持たせて回復手段を確保したほうが安全。「いのちのたま」を持たせるなど以ての外である。
とはいえ、HPが元々高い彼らなら半分削れた程度で次の一撃を耐えるなんてことは割りと珍しくなく、特にテツノカイナとハリテヤマには「ドレインパンチ」があるので次のターンには全回復するのも珍しくない。
特に最強のテラレイドバトルにてテツノカイナの出番があった際はこの技がほぼ確実にこの技が必須なので、何だかんだ出番が多いのである。
なお、特性「あまのじゃく」のポケモンが使うと『攻撃ががくーんとさがった!』と表示された後で『体力をけずってパワーぜんかい』と表示されるが、攻撃は最低限になっているのでパワー全開どころかこの上ない非力である。
やらせるならヤドンとかに「はらだいこ」と「スキルスワップ」を覚えさせ、「あまのじゃく」のポケモンとダブルバトルでやらせればよい。
ちなみにアニメではマサトがニョロモに2ターン続けてはらだいこを指示するというとんでもない采配を視聴者に披露したエピソードがある。
関連タグ
つるぎのまい:デメリット無しでこうげきを2倍にする技
からをやぶる:能力を上昇させるが、デメリットとして別の能力が下がる技